「万引き家族」ネタバレ解説|一家が集まった経緯、遺影の人の正体など考察13


軽犯罪に手を染めながら生活する、ある家族の物語。

映画「そして父になる」(2013)、映画「海街ダイアリー」(2015)などで知られる是枝裕和監督作品。
日本アカデミー賞 最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀監督賞受賞。
その他にもカンヌ国際映画祭、TAMA映画賞などでも賞を受賞した。

制作年:2018年
本編時間:120分
制作国:日本
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
原案:是枝裕和

キャスト&キャラクター紹介

(引用:https://www.fnn.jp

柴田治リリー・フランキー
東京下町に住み、工事現場の日雇い派遣で働く中年男。
母親 初枝の自宅に家族全員で転がり込む形で生活している。
家族5人を養うにはお金が足りず、息子の祥太と万引きをして生活用品や食品、金目のものなどを手に入れている。
怠け者なのか、万引きした物を売ってお金が手に入ると働くのを嫌がる。
家族はそれなりに大事にしているがモラルが低く、祥太に万引きを教えたり学校にも行かせていない。

 

(引用:https://ameblo.jp

柴田信代安藤サクラ
治の妻。クリーニング工場でアルバイトをしている。
勤務中にクリーニングの服のポケットから金目のものが出てきたらこっそり盗む。
治が近所のアパートから拾ってきたユリを家族に加えることを決める。

 

(引用:https://ameblo.jp

柴田祥太城桧吏
小学校高学年位の男の子。
学校には通っておらず、治と協力して万引きさせられている。
家では押入れの中が祥太の部屋。
「学校は家で勉強できない奴が行くところ」と治に教わったため信じているが、本当は学校に行きたいと思っている。
万引きする前に、両手の人差し指をくるくるして手の甲にキスするおまじないをする。

 

「万引き家族 佐々木みゆ」の画像検索結果

(引用:https://twitter.com

ユリ(北条じゅり、りん)…佐々木みゆ
両親から虐待を受けている幼女。
本名は”北条じゅり”だが、柴田一家からは”ゆり”と呼ばれ、その後『りん』に名前を変える。
ゆりと呼ばれていたのは、ゆりが言った『じゅり』を一家が『ゆり』と聞き間違えていたため。
アパートのベランダに締め出されていた所を治が発見し、放っておけずに連れて帰って家族の一員になった。
心優しい性格で、祥太になついている。お麩が好き。

 

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柴田亜紀松岡茉優
信代の妹。
さやかという源氏名で「JK見学店」という風俗店で働いている。
おばあちゃん子で初枝にだけは何でも話す。

 

6度目の是枝作品出演となった樹木希林

(引用:https://eiga.com

柴田初枝樹木希林
老婆。治が自分の年金をあてにしていることを情けなく思っている。
夫とは何年も前に離婚、元夫は既に亡くなっている。
子ども好きで、ゆりが来たときは傷に軟膏を塗ったり服を縫ってあげたりした。
パチンコが趣味。

・その他のキャスト
米山(民生委員)…井上肇
日雇い派遣のリーダー…毎熊克哉
初枝の元夫…大嶋守立
山戸頼次(駄菓子屋店主)…柄本明
根岸三都江(信代のパート友達)…松岡依都美
JK見学店 店長…黒田大輔
ニュースキャスター…笠井信輔(フジテレビアナウンサー)、三上真奈(フジテレビアナウンサー)
信代のパートの雇い主…清水一彰
4番さん(亜紀の客)…池松壮亮
柴田譲(亜紀の父親)…緒形直人
柴田葉子(亜紀の母親)…森口瑤子
柴田さやか(亜紀の実妹)…蒔田彩珠
前園巧(警察官)…高良健吾
宮部希衣(警察官)…池脇千鶴
北条保(ゆりの父親)…山田裕貴
北条希(ゆりの母親)…片山萌美

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ネタバレあらすじ

柴田一家は東京下町にある一軒家に暮らしていた。
一家は、工事現場の日雇いで働く一家の主である(リリー・フランキー)、クリーニング工場でパートをしている治の妻信代(安藤サクラ)の収入に加え、
高齢の初枝(樹木希林)の年金と、治と息子の祥太(城桧吏)が協力して万引きしてくる品々で生計を立てていた。
亜紀は風俗店で働いているが、理由があって一家にお金は一切入れていない。
いつも貧乏暮らしだったが、一家はとても仲良しだった。

一家は初枝の自宅で生活していたが、初枝は世間的には独居老人ということになっており、家族一緒に生活していることは周囲には隠していた。

2月のある夜。治はたまたま通りかかったアパートの一室のベランダに女の子 ユリ(佐々木みゆ)が締め出されて放置されていることに気付き、放っておけずに自宅に連れて帰った。
ユリは体のあちこちに傷があり、治が見つけた状況からしても明らかに虐待を受けている子どもだった。
傷のこと、誰にやられたのかを聞いても、ユリは「転んだ、お母さんは優しい」としか言わなかった。
信代は下手にかくまって大事になるのを恐れ、ユリにご飯を食べさせた後で元の場所に帰そうとした。

治と信代がユリを連れてユリがいたアパートの前に着いたとき、その部屋からは両親らしき男女が、ユリがいなくなった責任を擦り付け合って激しく言い争う声が外まで響いていた。
これを聞いた信代はユリが可哀そうになり、面倒を柴田家で見ることにした。
ユリは無口だが優しい子で、一番年齢が近かった祥太によくなつき、祥太もユリの面倒をよく見ていた。

ユリが来ておよそ2か月。ユリが柴田家に徐々に心を開いてきて、治の骨折も完治した頃。
一家はテレビのニュースでユリが話題になっていることを知った。
一家はこの報道で、ユリの本名が『北条じゅり』で年齢は5歳ということ、ユリの失踪を通報したのは児童相談所で、両親はユリが消えたことを隠そうとしていたことを知った。
ニュースでは、警察は両親がユリを殺して隠したのではないかという推理の元に捜査していることを告げた。

ニュースを見て慌てた治はすぐにユリを両親の元に帰そうとしたが、信代が治を止めて『両親の元に戻る』か、『柴田家で生きていく』かをユリに選ばせた。
ユリは名前を『リン』に変え、髪も切って変身し、柴田家に残ることを選んだ

後日、信代と初枝は子供服店で大量の女児用衣類を万引きし、リンが柴田家に来た日に着ていた衣類を焼いて、リンが北条じゅりである証拠を隠滅した。
この頃になると、リンは腕のケガをアイロンのヤケドだと正直に話したり、新しい名前が気に入ったと亜紀に言う程に打ち解けていた。
一方で治の足は治ったが、その後治が働きに出る様子はなかった。

季節は夏になった。
リンは祥太を当たり前のように「お兄ちゃん」と呼び、以前とは見違えるほどよく喋る子になった。
仲が良くなるにつれ、祥太は徐々にリンに万引きを教えるようになった。
いつもの駄菓子屋で祥太がリンに万引きさせていたとき。
目当てのおもちゃを盗んで駄菓子屋から出ようとしたとき、店主(柄本明)が祥太を引き留めて
これやるから、妹には教えるな」と忠告してお菓子を2つ差し出した。
祥太は黙ってお菓子を受け取ると、足早に店から出ていった。

同じ頃。信代とパート仲間の根岸三都江(松岡依都美)は、パートの雇い主の男(清水一彰)に呼び出された。
雇い主は2人に
「経営難で、一番時給が高い2人のどちらかに退職してほしいが、こちらでは決めれないのでどちらが辞めるか2人で相談してほしい」と告げた。
2人はどちらも譲ろうとせず、しびれを切らした三都江が「じゅりちゃんと歩いているの見たわよ」と信代を脅し、観念した信代が工場から去ることになった。

これも同じ頃。初枝は大昔に別れた元旦那(大嶋守立)の月命日に、※旦那の息子柴田譲(緒形直人)の家へ行って線香をあげ、帰り際にお金を受け取った。
※譲は旦那と旦那の再婚相手の子どもで初枝の息子ではない。この時、亜紀の本当の両親は初枝の別れた旦那の息子である譲と妻葉子(森口瑤子)であること、亜紀が高校はもう卒業していること、亜紀の実の妹は現在高校2年生で名前がさやか(蒔田彩珠)ということ、亜紀は両親にオーストラリアに留学していると嘘をついていることが明らかになる。
※平成24年の卒業写真だったので、亜紀の年齢は公開年の2018年が舞台と想定して作られていたとすると24歳ということになる。

ある夏の日。一家全員で海水浴を楽しんだ翌朝、初枝が眠ったまま静かに息を引き取った。
治は慌てて救急車を呼ぼうとしたが、信代が治の携帯を奪い取った。
信代は「もう死んでいるから病院へ行っても意味がない。このままこの家に埋めてあげよう」と言い、治は「俺たちは最初から5人家族だった、いいな」と祥太とリンに言い聞かせながら、家の床下に穴を掘って初枝の遺体を埋めた
このとき、治は死体の埋めるのが初めてではないとわかる発言をしている。

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祥太は駄菓子屋の店主に「妹には万引きさせるな」と言われてから、”盗む”ことについて違和感・疑問を抱き始めていた。
治からは「商品はお店に並んでいる間は誰のものでもない。(だから自分のものにしていいんだ)」と教えられていた。
祥太は駄菓子屋の店主に言われたことを治に聞いてみたが、治は「リンが(年齢的に)小さすぎるからだろ」と的外れな回答をした。
信代に聞くと、信代は「お店が潰れない程度なら、いいんじゃない」と答えた。
この時の祥太と信代の会話から、祥太は治と信代の本当の子どもではなく、リンのようにどこかで拾った子であることが発覚する。
祥太は万引きについての治と信代の意見に違和感を抱き、初枝が死んだことを隠して年金を不正受給し、初枝のへそくりを発見して喜んでいる治と信代に嫌悪感を抱いた。

数日後。治は祥太を連れてどこかの店の駐車場へ行き、祥太に車上荒らしを教えようとした。
祥太が「これは人の物じゃないの?」と聞くと、治は「だから何?とりあえずやってみろ、面白いぞ」と、祥太に車のサイドミラーを壊す道具を差し出した。
祥太が拒否して離れると、治は素早くサイドミラーを割って車内に置いてあったシャネルのカバンを盗んだ。
駐車場から走って逃げている途中、祥太は「僕を助けてくれたときも、何か盗もうとしてて僕を見付けたの?」と聞いた。
治は「それは違う。あの時はちゃんと、お前を助けようとして助けたんだ!」と、いつものヘラヘラ笑いを見せながら言ったが、祥太にはもう治の言葉が信用できなかった。

数日後。祥太はいつもの駄菓子屋が突然営業停止していたのを見て『僕が万引きし続けたから閉店したんじゃないか』と思い、盗むことが悪いことなのだと身をもって実感した。
本当の休業理由は忌中だったが、祥太とリンは忌中の意味を知らなかった。
次に祥太はリンを連れていつも万引きしているスーパーへ行き、リンを(万引きさせないように)店の外で待たせて店内に入った。
そこで祥太は店員の目も気にせず万引きしようとしたが、リンは言いつけを守らず祥太に付いてきており、祥太より早くチョコレートを手に取っていた。
店員が近づいてきて、リンが捕まると思った祥太はわざと店員の気を引いてから、ネット詰めのミカンを盗んで店を飛び出した。
祥太は逃げているうちに捕まるのが怖くなり、高所から飛んで倒れた。
ことの成り行きを見ていたリンは、チョコをポケットに入れたまま急いで自宅に帰った。

祥太は幸いにも片足の骨折だけで済んだ。
スーパーは万引きの件で警察にも通報し、すぐに治と信代に連絡が行った。
警察は病院で治に身元を聞いた後、信代が病院に駆けつけると「署で話がしたい」と言ってきた。
2人は適当な理由を付けて「また戻って来るから」と答えると、家に戻ってすぐに逃げる準備をした。
治、信代、亜紀、リンが家を出たとき、警察の車が来て4人は身柄を拘束された。

5人の本当の身元はすぐに調べられ、真実が明かされた。
治の本名はエノキショウタ、信代の本名はタナベユウコ。
2人は信代(ユウコ)の元夫を痴情のもつれの末に殺害・遺棄した罪で逮捕された過去があった。
このことはリンと祥太はもちろん、亜紀も知らなかった。
この奇妙な集団生活の末の死体遺棄と、北条じゅりちゃん行方不明事件が関りがあったというニュースにマスコミが飛びつき、事件はすぐに報じられた。

初枝の遺棄とリン、祥太の誘拐の罪は全て信代が背負い、治が罪に問われることはなかった。
リンと亜紀は両親の元へ返され、本名を知らず、本当の家族を探すことができなかった祥太は施設に入れられ、学校に通うことになった。
皆で住んでいた初枝の自宅は、相続で亜紀の物になった。

月日は流れて冬。
治は祥太と一緒に拘置所にいる信代の面会に行った。
「お前に押し付けて悪いな」という治に、信代は「※前はあんたが行ってくれたし、私はとっても楽しかったからこれで良いんだ」と打ち明けた。
※信代の元夫の殺人・遺棄で捕まった際、恐らく治が刑務所に入って信代は正当防衛で不起訴になったのだと思われる。
そして信代は祥太に、祥太を拾った場所、乗っていた車の車種やナンバーを覚えている限り伝え、祥太に本当の両親を探すヒントを与えた。
動揺する治に、信代は「この子はもう私たちじゃだめなんだ」と言い聞かせた。

面会の後、祥太は治のアパートの部屋で一緒にカップラーメンを一緒に食べ、そのまま泊まることにした。
深夜。治は祥太を病院に置いて逃げようとしたことを謝り、『父ちゃん』から『おじさん』に戻ることを伝えた。
翌朝。祥太は治と目を合わすことなく「あの時はわざと捕まったんだ」と告白した後、到着した都営バスに乗り込んだ。
治はうなずきながら、祥太が自分の元から身も心も離れていくのが受け入れられず、バスを追いかけて祥太の名前を呼び続けたが、祥太は振り返らなかった。
治の姿が見えなくなった頃に祥太は振り返り、寂しそうな表情で後ろの景色を眺めた。

両親の元に戻されたリンは、治がリンを見付けた日のように、また母親から玄関の外に締め出されていた。
リンは、信代から教えてもらった数え歌を歌いながらビー玉で遊んだ後、手すりから身を乗り出して外を眺めた。

主題歌:オリジナルサウンド

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解説、考察や感想など

ユリに万引きを手伝わせて祥太が不機嫌になったのは?

治が万引きをユリに手伝わせた事に対して、祥太は「こいつ(ユリ)は妹じゃない」「男だけの方が楽しい」などと言って不機嫌になります。
これは、突然妹ができたお兄ちゃんの心境そのもので、治の愛情をユリに奪われるのがイヤで出てしまった嫉妬心のようなものです。
こういった行動から、祥太は治を本当の父親のように思っているのがわかります。
祥太は既に治と信代が本当の両親ではないことは知らされていますが、治は特に祥太から「お父さん」と呼ばれることを望んでいます。
(治をお父さんと呼ぶように催促するシーンが何度かあります)
祥太自身は治と信代とどのように付き合っていけばいいのか悩みながらも、祥太も気付かないうちに親子と呼べるような信頼関係はすでに出来上がっていたということだと思います。

ちなみに、祥太がちょくちょく円盤状のものを削ったり、その円盤状のものを手すりなどに当てています。
祥太が持っていたあの円盤状のものは『ディスクグラインダー』という名前の、ガラスや石などを削る工具だそうです。
映画の中では祥太はガラスを削っていましたね。
これは恐らく、治が職場の工事現場からくすねて祥太に与えたものなのでしょう。
祥太からすれば、「父ちゃん」がくれた数少ないおもちゃの1つだったのかもしれません。

治と信代が初枝と一緒に住むことになった経緯

関連画像

(一緒に歩く初枝と信代 引用:https://www.youtube.com

女刑事に「死体遺棄は重い罪よ?わかってる?」と聞かれた信代は「捨てたんじゃない、誰かが捨てたのを拾ったんです」と答えています。
これはつまり、元夫と別れて子どもも親元を離れ、いわば捨てられて孤独な老人だった初枝の前に治と信代が現れた、ということが推測できます。
また、初枝が信代にした「私はあんたを選んだ」という発言は、お互いが同意の上で同居していることを表しています。
治の出所後、お金も住む場所にも困っていた2人が初枝と出会い、初枝が2人に一緒に住まないかと提案したのでしょう。

治と信代の本名(正体)を亜紀が知らなかったことから、治と信代(もしかしたら祥太も)は、亜紀が初枝の元に来る前から初枝と同居していて、治と信代を初枝の本当の息子とその嫁だと思っていたのだと思われます。

また、治と信代の出会いは、信代と亜紀が恋バナに花を咲かせていた際、信代の「私も(治との出会いは)お客さんだった」という発言や、治と信代がそうめんを食べていた際の、治の「また一緒に店やるか?」、「お前もちゃんと化粧すればまだまだいけるよ」というような発言から、2人が水商売で出会ったのだと推測できます。

以下は小説版にしか書かれていないことですが、治はパチンコ店で他人のパチンコ玉をくすねている初枝を見て興味を持ち、声をかけたのが治と初枝の出会いとされています。
そしてその流れで初枝の自宅で生活することを初枝が許し、治が信代を連れてきたというわけです。

さらに『治』という名前は初枝の本当の息子の名前で、『信代』という名前も本物の治の妻の名前だそうです。
さらに、その昔は初枝、本物の治、本物の信代は一緒に生活していましたが、初枝と信代の関係が上手くいかずに、治と信代が初枝を置いて(捨てて)家を出て関係が切れてしまったという過去があるようです。

小説版『万引き家族』

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亜紀が初枝と一緒に住み始めた理由

亜紀は「オーストラリアに留学する」と嘘をついて実家を出て、それから一度も実家に帰っていないことから、亜紀と家族は仲があまり良くないことが推測できます。
また、亜紀が実の妹の名前を源氏名として風俗店で使っていることなどから、亜紀はさやかを憎んでいることが伺えます。

映画だけを見ると、恐らく亜紀は両親の愛を妹に奪われて実家に居場所がないと感じ、実家から出て初枝を頼ったのではと思われます。
なぜ頼ったのが初枝だったのかと言えば、初枝は譲の家に来たのが初めてではなく、亜紀と初枝はもともと面識があったからではないかと推測できます。
そうでなければ祖父の元妻(かなり遠縁)を頼りようがないですよね。

これはまた小説版でしか明かされていないことですが、譲の妻である葉子は亜紀の本当の母親ではありません
亜紀は譲の連れ子で、さやかは譲と葉子の子どもか葉子の連れ子のどちらかです。
恐らく亜紀は葉子に愛してもらえず、もしくは亜紀が葉子を母親として受け入れられず、葉子はさやかだけを可愛がり、譲は何もしてくれなかった(葉子だけを大切にした)のでしょう。
亜紀が初枝に異常なほどになついている様子から、亜紀は親からの愛情に飢えていることが伺えます。
小説版には正解が書かれていましたが、亜紀と初枝は初枝の元夫の葬式で出会ったのが最初だそうです。
その後、亜紀と初枝は偶然別の場所で出会い、その際に亜紀が家族についての本音を漏らし、初枝が一緒に住むことを提案したようです。

初枝は元夫を奪った元夫の再婚相手を恨んでいるし、亜紀は譲の再婚相手である葉子を憎んでいる(愛をくれなかったから)、つまり初枝と亜紀は憎む対象が似ています。
亜紀は初枝に親の愛を求めていたと同時に、初枝に対してシンパシーのようなものも感じていたかもしれません。

初枝が民生委員の男に独居老人を装っていた理由

米山という民生委員の男が現れた際、初枝は家にいた祥太とリンに裏口から出るように合図しています。
しかし普段は6人で暮らしていることを隠している素振りはないし、誰かと一緒に住んでいることがバレても年金の額が減らされたりなどの被害を被ることはないでしょう。
それなのに、なぜ米山にだけは細心の注意を払って隠す必要があったのでしょうか?

民生委員とは、民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員のことで、シングルマザーや独居老人など(所謂『社会的弱者』と言える人々)の自宅を訪ねて、困っていることなど色々と相談に乗り、場合によって必要なアドバイスをするのが仕事です。
理由の1つとしては、初枝は社会的に独居老人でいた方が国や市などから特別な援助を受けられる可能性があるため、それを受けられるように隠していたと考えられます。

また、米山が家に来た際、初枝の反応がまた来たかというような雰囲気だったのと、米山の「息子さんは今、博多に住んでるんだよね?」と発言から、
米山は初枝の本当の息子と交流は無いまでも、初枝に息子がいて今は福岡に住んでいるという情報を知っています。
そのため、初枝は米山だけには隠しておかないと、今の家族を見られるだけでも怪しまれて探りを入れられる可能性もあるため、隠していたのだと思われます。
ちなみにこの発言は治と信代が赤の他人であることを示す伏線になります。

治と信代が祥太とリンを盗んだ理由

(ベランダに締め出されていたじゅり 引用:https://ameblo.jp

祥太が拾われた時期は、祥太が自分の本名や本当の両親を知らないことから、祥太は物心がつく前の0歳~1歳位の頃に治と信代に盗まれたのだと予測できます。

そして、常にお金に困っているはずの治と信代が、祥太とリンを盗んで育てた理由は終盤で明かされる、信代は子どもを作ることが出来ない体だったことが大きなヒントです。
2人は祥太とリンに「お父さん、お母さん」と呼んで欲しがっていたことから、子どもを欲しがっていた(親になりたかった)ことがわかります。

しかし、信代は子どもができない体なので自然に子どもを授かることはできません。
それに、車を壊して赤ん坊だった祥太を盗んだり、わざわざ人の家のベランダに近づいてリンを盗むという行動は、治と信代の”虐待されている子ども”に対する思い入れを感じさせます。
特に信代はリンを帰そうとした治を直前でやめさせて、柴田家で育てることに決めています。

治と信代の過去は、殺人犯だったということ以外ほとんど明かされませんが、2人とも辛い子ども時代を送ったのだと思われます。

信代は家に帰ってこない祥太をけなげに玄関で待つリンを見て、リンの優しさに驚いたあまりに
「『生まなきゃ良かった』って言われて育つと、ああはならないよね。あんなに優しくなんかなれないんだよ…」
と言っています。
信代の口ぶりから、恐らく信代も親にそういうことを言われて育ち、実際に信代は自分以外の人には優しくなれなかったんだと想像できます。
そしてもう少しさかのぼると、信代はリンの本当の母親である希の「産みたくて産んだんじゃない!」という叫び声に反応してリンを保護しようと決意したんだなと納得がいきます。

また、刑事に「(子どもがいる人が)羨ましかった?だから誘拐したの?」と聞かれた信代は「母親が憎かったかもね」と答えています。

信代は特に”母親”への思い入れが強く、同時に子どもにちゃんと愛情を与えられる親になりたいと考えていることが伺えます。
信代は、信代が切望している『子ども』を当たり前のように持っているのに、その子を虐待する母親に対する憎しみがとても強いです。
子どもを盗んだのは、子どもが欲しかった、虐待されていた子を守るためというのももちろんですが、子どもを奪うことで母親に報復してやりたい、こどもの大切さをわからせてやりたいというのが一番大きな理由であり、「母親が憎かったかもね」という答えにも繋がります。
しかし、子どもを奪われた当人であるリンの母親は、リンが戻ってきた後もリンへの虐待をやめないので、信代の思い知らせてやりたいという願望は果たされていません。

治が祥太に自分の本名を名付けた理由

刑事が治に「なぜショウタと名付けたんだ?自分の本名だろう」と聞いたとき、治は口を開けましたが、口ごもったまま答えませんでした。

治が祥太に自分の本名でもある「しょうた」という名前を付けた理由は、親が子どもに自分が成りたかった職業や大学に行ってほしいと願うことと通じる理由でしょう。

治は仕事で行った建築中の一戸建ての中で「ただいま~」と呟いてみたり、外でサッカーをしている親子を眺めた後に「祥太~、父ちゃんカッコイイ!」と呟いたりしていたことから、普通の家庭や「父親」への憧れがあったのだとわかります。
しかし、治には殺人の前科があるため、その夢を叶えることは難しいでしょう。
治は普通の人生を送りたかったという願いを、祥太に自分と同じ名前を付けることで託したのでしょう。

普通の家庭を築いてほしいなら万引きなんて教えるなよ、と思いますが、治が教えてあげられることが万引きしかなかった、でも少しでも親らしく何かを子どもに教えたかったのだと治自身が語っています。
治は信代と違ってあまり後先を考えずに行動するタイプなので、この答えにはまぁ納得できます。

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海に行った時の初枝について

(引用:https://ameblo.jp

初枝が死ぬ前日に家族みんなで海に行ったとき、初枝は信代に「お姉さん、よく見ると綺麗だね」と言い、突然褒められた信代が動揺して照れるシーンがあります。
これも初枝と信代が本当の家族ではないことを示すシーンです。
普通、一緒に住んでいる家族に”お姉さん”なんて言わないですよね。
恐らく初枝は信代の本当の名前を知らないか、忘れていたんだと思われます。
初枝はあくまでも”信代”ではなく”ユウコ(信代の本名)”と話したかったので、あえて「お姉さん」と呼んだのでしょう。

そして1人ビーチに残った初枝が波打ち際で遊ぶ5人を眺めながら「ありがとう」と口パクで言うのは、自分の死期を悟ってひっそりと感謝を述べていると共に、自分が選んだ選択(赤の他人を自宅に迎え入れたこと)は間違っていなかった、楽しかったと初枝が思っていることを鑑賞者に伝えているシーンです。

初枝が治と信代と亜紀を迎え入れていなければ、初枝は独居老人として孤独に残された日々を過ごし、孤独死することになっていたでしょう。

初枝のへそくりについて

(何かを見つめる初枝 引用:https://gaga.ne.jp

初枝は、元夫と再婚相手の子である譲の元を訪ね、お金を受け取っていました。
しかし、このお金はすぐには使われることなく、元夫の遺影の隣に封筒ごと置かれていました
これは『最終的に亜紀に渡すために取っていた』という意見もありますが、私は違うと思います。

初枝は元夫の再婚相手を憎んでいるはずですし、譲がお金を渡す時に「こんな事になってすまない」と言いながら(慰謝料のように)お金を渡します。
ということは、元夫と再婚相手は初枝が納得する形で結ばれたのではないということでしょう。
初枝は、元夫と再婚相手の子である譲の家族、つまり亜紀にも憎しみを抱いていたと思われます。
初枝の亜紀に対する態度は優しいおばあちゃんそのもので、ちょっとした変化で亜紀の心境がわかるほどに亜紀のことを知り、愛していたんだとは思います。
ですが恐らく、初枝が亜紀と一緒に住もうと思ったのは「私から夫を奪った憎い家族に何か仕返しできないか」という理由や、「私を捨てた元夫の孫が私を心から必要としている」という優越感に浸りたいがためだったんじゃないかと思われます。
初枝は自分の復讐心を満たすことに利用しようと思って亜紀を引き取りますが、亜紀は初枝が愛した男の子どもでもあります。
一緒に暮らすことで最終的に愛情も芽生えたはずで、初枝の言動がそれを物語っています。
結果、初枝は亜紀に対して愛情も憎しみも抱いていた、というのが初枝の心境だと思います。

初枝は恐らく元夫への恨みを忘れられず、亜紀をかくまっているという優越感に浸っていたいがため(元夫へのあてつけのため)に両親には亜紀と暮らしていることを明かさなかったのでしょう。
ちなみに、元夫の再婚相手がもう亡くなっていることは、初枝が譲宅を訪れた際に元夫の隣にもう1つ女性の遺影があったことからわかります。
あれが元夫の再婚相手、譲の母親の女性だと思われます。

そして、初枝がお金をすぐに使っていなかった理由は『譲(元夫の家族)からお金をもらうこと』それ自体が目的だったからではないでしょうか。
初枝が譲の元を訪ねたのがいつからなのか正確にはわかりませんが、初枝のへそくりの金額から(確か15万円)、少なくとも5回は譲の家へ行っていて、初枝と譲の会話から「元夫の葬式以来会っていなかった」とわかるので、初枝は元夫が生きていた頃も譲から慰謝料をもらっていたんだと思われます。

そして、ここからがお金を亜紀のために残したのではないと思う理由ですが、それは亜紀が「(年金を)いくらもらってるの?」と聞いたとき、
初枝は、初枝が譲から金銭を受け取っていることを亜紀が知っているのだと勘違いして「私のは慰謝料だ」と答えています。
”慰謝料”として譲から受け取ったお金を、譲の家族である亜紀に返そうとは思わないはずです。
まして、初枝が死ねば亜紀は実家に帰ることになる可能性があるなら尚更です。

亜紀が警察に自白した理由

柴田一家は警察に捕まり、それぞれが事情聴取を受け、リンと祥太は言いつけ通りに初枝の居所を明かさず、亜紀の供述で初枝の場所が明らかになりました。

亜紀も最初は保身のために(警察沙汰になって両親に居場所がバレのを防ぐため、家族を守るため)口を割らないつもりでいましたが、
刑事から初枝が亜紀の両親からお金を受け取っていたこと、治と信代に殺人の前科があることを知り、裏切られたと思った亜紀が自白したような流れで描かれています。
亜紀が警察に自供した理由は治と信代のこともありますが、一番は「初枝が亜紀をお金のために利用していたのだ」(亜紀が思っていたような『家族』とは違っていた)と亜紀が思うように刑事が話をしたからです。

実際は、初枝は亜紀をお金のためにかくまっていたのではなく、ある種の優越感を得るためだったのがきっかけでした。(恐らくですが)
これだけでも亜紀にとっては裏切りかもしれませんが、実際、初枝は亜紀を本当の孫のように愛してもいました。
なので初枝が受け取っていたお金と亜紀は関係ありません。
しかし、刑事にとっては亜紀の気持ちはこの際関係なく、ただ遺体の居場所を聞き出すために、亜紀に「もう喋っちゃおう(家族を壊してしまおう)」と思わせるように話を進めたのです。

実際、警察が知れるのは彼らが取った行動だけで心の内までは知ることが出来ないので、刑事自身も「亜紀は治、信代、初枝に利用されていた」と解釈していたのでしょう。

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事件の後、亜紀が初枝の家に戻っていた理由

事件が解決して落ち着いた後、亜紀が初枝の家を訪れているシーンがあります。
あのシーンは謎でしたが、小説版を見ると理由が明らかになります。

あの家は初枝の家でしたが、家の名義は初枝の元夫のままになっていたようです。
亜紀の両親は、亜紀が初枝の元にいた理由を知ることになるでしょう。
家の名義が元夫のままになっていた、元夫の再婚相手も亡くなっていたということは、初枝の家は必然的に元夫の子である譲のものになります。
譲はあの家には何の思い入れもないでしょうし、亜紀が家を出た理由を知った譲は、初枝の家を亜紀に相続させたと考えるのが自然だと思います。
そうすることで再び亜紀を葉子とさやかから解放することが出来ますし、亜紀もまた初枝や家族との思い出の場所で生活することが出来ます。
亜紀の持っていた荷物が少なかったので引っ越し感は無いですが、亜紀は元々実家から出ていたので実家から持っていくものも無かったのだと思われます。

他に引っかかるのは、亜紀が家のカギを持っていなかったことです。(窓が開いているかを確認していたため)
相続したのならカギも手に入れているはずですが、元々夜逃げ寸前で捕まったので、カギは家の中のどこかに放置してあるのかもしれません。

亜紀は家族に裏切られたと感じて警察に自白していましたが、亜紀の表情からは悲し気な表情は見受けられません。
それどころか明るい表情で初枝の家に戻っています。
そもそも裏切られたと思っていたらあの場所に戻りたいと思わないでしょう。
恐らく亜紀は実家で両親と話したり、過去を振り返って冷静に考えて、あの家族の愛や絆が本物だったことがわかったのでしょう。

一番最後にリンが見つめていたのは?

祥太とリンの誘拐、初枝の死体遺棄が明るみになり、祥太は施設、リンは本当の両親に戻ることになりました。
祥太は施設で恐らく友人もでき、綺麗な服も着せてもらえて、祥太が密かに望んでいた学校にも通うことができ、祥太は治と信代と離れることで明るい未来が訪れる様子が描かれています。

一方でリンは祥太とは逆で、虐待親の元に戻されてまた虐待を受ける様子が描かれます。
しかし、リンは柴田家と関わって、実の両親からは受けられなかった本当の愛情を知り、本当の母親である希の甘い言葉にも従わなくなります。
今までリンは従えば殴られるとわかっていながらも、従わなければならないと思い込んでいたのでしょうが、
家に戻るか柴田家にいるかを信代がリンに選ばせてから、少しずつ、自分にも選ぶ権利があるということ、真の愛情がどういうものなのかをリンは学んだのでしょう。

ラストシーン、リンは家に入れてもらえないのか、玄関の外で柴田家で手に入れたビー玉を拾いながら信代に教えてもらった数え歌を歌い終わった後、身を乗り出してアパートの外を見つめます。
これは見る人それぞれが自分なりの答えを出せるような演出だと思いますが、無表情で何とも言えない顔をしています。
私個人が感じたことは、リンは恐らく治と祥太がまた通りかかることを期待して外を見たのだと思います。
リンは半年以上も両親と離れて暮らすことができたのですから、今さら両親と離れることに不安はないはずです。
むしろ柴田家に戻りたいと思っているはずです。

最後、誰かを見付けたかのように口を開けてさらに身を乗り出します。
ただリンが乗っていた台が揺れただけという可能性もありますが、もしリンが期待した誰かが現れたために身を乗り出したのだとしたら、可能性が一番高いのは亜紀です。
亜紀は初枝の家(リンの実家の近く)に戻っていますし、リンにちゃんと(合法的に)両親から離れられるようなヒントを与えてくれるでしょう。

治が祥太に「おじさんに戻る」と告げた理由

事件が発覚して、法的な罪は全て信代が被ることになりました。
治は久しぶりに祥太と再会し、拘置所にいる信代と面会した後、治が1人暮らししているアパートに祥太を泊まらせます。
その際、治は祥太に「父ちゃんからおじさんに戻る」と涙ながらに告げ、祥太はただ「うん」と答えました。

治は久しぶりに再会した祥太と一緒に釣りにして、祥太が本を読んで釣りの知識を得て驚きます。
そして祥太が実は賢い信だったことも知り、信代も、祥太に本当の親に繋がるヒントを祥太に伝えていることから、治は「祥太と親子の縁を続けるのは無理なのか」と悟り始めます。
寝る前に祥太のことを考えた治は「もう自分が教えてあげられることは何もない」のだとわかったのだと思われます。
自分は本を与える事も、学校に行くことも、何かを教えてあげることもしてあげられない情けない男だと知ったのです。
治と信代は本当は病院にいた祥太を迎えに行くつもりでいましたが、祥太に「僕を置いて逃げようとしたって本当?」と聞かれたときは「うん、ごめん」と答えました。
これは恐らく、祥太に嫌われようとしてあえてこのように答えたのです。
しかし、治は別れ際のバス停で祥太が自分と目も合わせてくれず、態度も冷たいのを見て心が痛み、祥太が自分にとってどれほど大切だったか改めて気が付きます。

祥太は、映画ではバスに乗って治が見えなくなった後に無言で後ろを見つめるだけでしたが、小説版では、バスに乗って治が見えなくなった後で「お父さん」とつぶやいています。
祥太は治と信代の愛情を知っていましたが、一方で、賢さゆえに治と信代のある種のモラルの低さに気付いて、新しい人生を歩むため、治に決別の意思を示すために、わざと治に冷たくしたのでしょう。
治と信代と別れるのはつらいですが、祥太は施設や学校での生活の方がずっと心地よかったに違いありません。

初枝の元夫の遺影写真は山崎努?

(煙草を持って笑う山崎努 引用:https://www.zakzak.co.jp

遺影でしか登場しない初枝の元夫を演じた俳優について、「あれは山崎努だ」と言う意見と「全く違う人だ」という意見がありました。
確かに雰囲気が山崎努によく似ている気がします。
気になったので調べた結果、あの遺影の人物は山崎努ではないということがわかりました。
理由はまず、山崎努の名前がエンドロールに登場しません
たとえ写真の出演だけでも、さすがにエンドロールにすら載らないというのはおかしいです。
キャストを調べた結果、遺影の人物は大嶋守立(オオシマモリタツ)さんという俳優だったことが判明しました。
以下の大嶋氏の笑顔の画像を見てもらったら納得してもらえると思います。

大嶋 守立

(笑顔の大嶋守立 引用:https://narrow.jp

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・参考記事
ぴあ映画生活:万引き家族
政府広報オンライン:ご存じですか?地域の身近な相談相手「民生委員・児童委員」