「ディパーテッド」ネタバレ解説|封筒の中身、伏線など徹底考察! | 映画鑑賞中。

「ディパーテッド」ネタバレ解説|封筒の中身、伏線など徹底考察!

サスペンス

この記事は映画「ディパーテッド」の解説・考察を書いています!

香港映画『インファナル・アフェア』シリーズをマーティン・スコセッシがリメイクした話題作。
第79回アカデミー賞の作品賞、脚色賞、編集賞、監督賞に加え、第64回ゴールデングローブ賞の監督賞を受賞した。
犯罪組織のスパイ(ネズミ)として刑事になったコリン(マット・デイモン)と、潜入捜査官として犯罪組織に潜り込んだビリー(レオナルド・ディカプリオ)。
互いの存在が組織内部に知られ、お互いを探り合う。

原題:THE DEPARTED
制作年:2006年
本編時間:150分
制作国:アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ
制作:マーティン・スコセッシ、ブラッド・ピット、ジェニファー・アニストン、ブラッド・グレイ、グレアム・キング
原作:映画『インファナル・アフェア』シリーズ

キャスト&キャラクター紹介

(引用:https://www.excite.co.jp

ビリー・コスティガンレオナルド・ディカプリオ
ボストン南部で育ったアイルランド系アメリカ人の刑事。
金や私利私欲で動くようなことは決してなく、強い意志を持つ人物。
学力試験で満点を取るほどの頭脳を持つ一方で親せきに犯罪者が多いことからクイーナン警部に見込まれ、5年間に及ぶ潜入捜査を命じられた。

 

(引用:http://eiga-kaisetu-hyouron.seesaa.net

コリン・サリバンマット・デイモン
幼少時代…コナー・ドノバン
ビリーと同じくボストン南部で育ったアイルランド系アメリカ人の刑事。
少年時代、コステロに頭の良さを買われ、以後様々な援助を受けて警察学校を経て刑事になったコステロのスパイ。
コステロに完全合理主義を教え込まれて育ったことから、周囲の人間を「道具」としか見られないサイコパスである。

 

(引用:https://tsutaya.tsite.jp

フランク・コステロジャック・ニコルソン
ボストン南部の街の一角を牛耳る犯罪組織のボス。
コリンに合理主義精神を教え込んだ、コリンと同じ完全合理主義者。
主に金銭面でコリンの面倒を見てやる代わりに、警察の動きを教えてもらい長年逮捕から逃れてきた。

 

(引用:https://blog.goo.ne.jp

クイーナン警部マーティン・シーン
コリンが配属されたSIUのトップで、まだ警察学校に在籍していたビリーをスカウトしてコステロの元に送り込んだ。
誰に対しても平等で、部下に優しく頭の切れる人物。

 

(引用:https://blog.goo.ne.jp

ディグナム巡査部長マーク・ウォールバーグ
クイーナン警部の部下。口が非常に悪く短気で好き嫌いがハッキリしている。
誰に対しても口が態度が悪いが、クイーナン警部だけは尊敬していて言うことを聞く。

 

(引用:https://blog.goo.ne.jp

エーラビー警部アレック・ボールドウィン
特別捜査課(SIU)を率いているコリンの上司。
コリンを信用するという致命的なミスを犯している。

 

(引用:https://uinfavorite.jp

マドリンヴェラ・ファーミガ
精神分析医でコリンの恋人。出所して保護観察中だったビリーの担当医師でもある。
コリンと同棲を始めてから少しずつコリンの内面が見え、違和感を抱き始める。

・その他のキャスト
ブラウン(ビリーと同期の警察官)…アンソニー・アンダーソン
ミスター・フレンチ(コステロの右腕)…レイ・ウィンストン
いとこのショーン(ビリーのいとこ、麻薬の売人)…ケヴィン・コリガン
バリガン(コリンの相棒の刑事)…ジェームズ・バッジ・デール
フィツィ(コステロの手下)…デヴィッド・オハラ
デラハント(コステロの手下、潜入捜査官)…マーク・ロルストン
フランク・ラツィオ(FBIから来た助っ人)…ロバート・ウォールバーグ
グウェン(コステロの女)…クリステン・ダルトン
知事…トーマス・B・ダフィー
エドワード(ビリーの叔父)…ディック・ヒューズ
不動産業者…J・C・マッケンジー
ビリーの叔母…メアリー・クラッグ
ミス・ケネフィック…ペグ・ホルズマー
リズ(コステロの女)…サリイ・トウセイント
ジミー・バッグ(潜入捜査官)…ミック・オルーク ほか

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あらすじ(ネタバレなし)

解説がネタバレになっているので、あらすじはネタバレなしで書いています。

警察学校でトップの成績を収めていたビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)は、ボストン警察SIUのトップのクイーナン警部(マーティン・シーン)に見込まれて、警察が今 最も押さえたい犯罪組織のボスであるフランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)の組織に潜入捜査(警察のネズミになること)を命じられた。

ビリーは注意深いコステロに怪しまれないために、犯罪歴を作って実際に刑務所に数年間入らされた後、保護観察の身でコステロに近づくこととなった。
ビリーの亡き父親とコステロは知り合いだった。
コステロはビリーの父親の人間性を高く評価していて、ビリーが父親に似て賢く度胸があると感じて信用し、組織に入れることを決めた。

ビリーは組織内で上手く立ち回っていたが、あまりにも多くの暴力や殺しを目にした上、常に『いつコステロにネズミだとバレて殺されるかわからない』というストレスにさらされていた。
だが誰かに相談できるはずもなく、次第に心を病み精神科に通って薬に依存するようになる。

一方、少年時代に父親を亡くし、以後目をかけてくれたコステロを2人目の父親のようにして育ったコリン・サリバン(マット・デイモン)は、「何か(誰か)を見たら、まず何に使えるか考えろ」など、人間関係を含めてすべてを合理的に考えることをコステロから教わりながら育った結果、出世に貪欲で『成功者』になるためなら手段をいとわない完全合理主義者、いわゆるサイコパスになった。

コリンはコステロのスパイ(ネズミ)として警察学校に入れられ、卒業後は自身の能力とコステロの裏の支えでどんどん出世し、数年であっという間にエリートが集まる『特別捜査課(SIU)』に配属された。
だが、そこでの任務はコステロ逮捕であり、コリンはどう対処すべきか考えあぐねていた。

コリンが刑事に昇格して間もない頃、コリンは署内を訪れていた精神分析医のマドリン(ヴェラ・ファーミガ)と恋に落ち、結婚を前提に付き合い始めた。
交際開始数か月で2人は同棲を決め、州会議事堂が一望できる高級マンションに引っ越しを決めた。
将来的には議員になることが夢だったコリンは、毎晩議事堂を眺めながら自身の将来に思いをはせた。

ある時、コステログループ内に潜入捜査官(ネズミ)がいることを知ったコリンは、すぐにこの件をコステロに伝えた。
ネズミが誰なのかを知っているのはクイーナン警部とディグナム巡査部長(マーク・ウォールバーグ)だけだった。
コリンは潜入捜査官の情報開示を求めたが、クイーナンは「開示してしまうと、どこから情報が洩れて捜査官が危険にさらされるかわからないから」と情報開示を拒否した。
コリンがこれを報告すると、コステロは組織のメンバー全員の個人情報が書かれた紙を封筒に入れてコリンに渡し、ネズミの特定を迫った。
コリンはとても危ない橋を渡って1人ずつ警察のパソコンで調べたが、警察のネズミが誰なのか知ることはできなかった。
潜入捜査官はもちろん警察官なので、全ての警察官の情報が登録されているデータベースで検索すれば出てくるはずなのだが、誰もヒットしなかったのだ。
この頃から、コリンはコステロに従い続けることを重荷に感じ、嫌気が差してくるようになる。
コステロとの関係が明るみにでもなれば、コリンに警察官としての未来が無くなるからだ。
しかし、コステロと関係を切ろうとすれば、コリンはコステロに殺される。
しかも、コリンは贅沢な暮らしをするためにコステロから金銭的な援助も受けていた。
コリンのストレスは増えていく一方だった。

同じ頃、毎日に疲れ果てたビリーは唯一心を許せそうな人物で、ビリーの保護観察官であるマドリンの所を訪れていた。
マドリンはコリンと生活を始めて徐々にわかってきたコリンのこだわり(自分が成功者だと周囲に印象付ける行動)や、時折見える本当の性格が目に付き始め、不安を感じていた。
そんなとき、マドリンはビリーの何気ない言動に心を動かされ、惹かれ合った2人は一夜だけの関係を持った。

・主題歌:オリジナルサウンド

・挿入歌(印象に残ったものだけ)
Dropkick Murphys『I’m Shipping Up To Boston』

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解説、考察や感想など

この作品は伏線や役者陣の発言などに裏の意味も含んでいるという描写が非常に多いです。
私のわかる範囲でその意味などを解説していきます。

コステロの部下(フィッツ・ギボンズ)の事情聴取の際のコリン・サリバンの行動

コステロの部下であるフィッツ・ギボンズが逮捕されたと同時に、警察のガサ入れが進行中でコステロに危険が迫っていることを知ったコリンは、ギボンズ逮捕がまだ上司に知られていないのを良いことに取り調べ室の監視カメラを止めさせ、部下の刑事ブラウンの携帯を使ってギボンズからコステロの右腕フレンチに電話させています。

このときカメラを止めたことと、自分の携帯を使わなかった理由は、後でもしも捜査の倫理性や合法性が問われたときに、自分がやったという証拠を残さないためです。
しかも、この時にかけさせた通話の履歴から部下に住所を割り出させ、警察へもコステロの情報を掴んだと印象付けて手柄を上げようとしています。
このことから、どんな人間でも関係なく利用するというコリンの人間性が描かれています。

さらに、このシーンについて「コリンはなぜギボンズが弁護士と面識がないことがわかったの?」という問い合わせをいただいたので、考察していきます。

ギボンズは取調室に入った時、ブラウン刑事に「弁護士を呼べ」と言ってメモを渡しています。
そしてブラウンはそのメモの番号に2度電話をかけましたが、弁護士は電話に出ませんでした。
ブラウンが『メモを渡しただけ』だったことから、コリンはブラウンが弁護士の名前や所属している事務所を知らないんだろう→ギボンズと弁護士は面識がないんだろう と推測したのでしょう。
こういう時は早く来て欲しいはずなので、ギボンズがもし弁護士の番号以外の情報を知っていればブラウンに伝えているはずです。

ギボンズが持っていた番号のメモは、警察に捕まった時のためにコステロが部下全員に持たせていたのだと推測します。

コステロと中国人との取り引きについて

コステロは、ある会社から高性能のマイクロチップを盗み、中国の政府高官に高値で売り付けようとしていました。
この取引現場をおさえることをクイーナン警部らは部下たちに事前に伝えず、取り引き開始直前に突然部下たちに指示を出しました。
警部が部下たちに事前に伝えていなかったのは、この取引で内部にコステロのネズミがいるかどうかを突き止めること、そしてできればネズミの特定をするという意味合いを持っていました。
突然のことに焦ったコリンは家族への電話を装ってコステロに警告した後、さらにこっそりポケットの中で携帯を操作して携帯のGPS情報が見られていることを伝えました。
コリンの努力の甲斐もあり、コステロの取り引きは成功して今回も逮捕をを逃れましたが、この時コリンは監視カメラの存在までは伝えきれていなかったにも関わらず、コステロはカメラの存在や取引現場の裏口にカメラがないことも知っていました。
これは警察内部にコリンの他にもネズミがいることを示唆しています。

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コリン・サリバンが契約した高級マンション

コリンは刑事になってからも金をコステロに頼っていて、新米刑事の給料では到底払えないような、マサチューセッツ州会議事堂がよく見える景色の良い高級マンションに入居しています。
いずれは議員になってこの議事堂に行くという夢をコリンは持っていました。
部屋の内見に来た時、コリンが独身の新人刑事だと知った不動産業者が途端に貸すのを渋り出したことから、新米刑事の給料が低いことがわかります。
そして同時にコリンが私生活にもステータスを求めていることがわかります。

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コリンがマドリンを選んだ理由

(引用:http://eiga-kaisetu-hyouron.seesaa.net

コリンが刑事になった当初からちらほら署内の女性を見定めている様子が登場し、コリンが女性を求めていることが分かります。
世間体を良くして出世につなげるために早くパートナーを見付けたかったからです。
そんなコリンが偶然出会った美人女医のマドリンに積極的にアプローチをしたのは、彼女が美人だったことに加え、”一流大学出身の医師”だったから。
つまり、コリンはマドリンのステータスに惚れたのです。

サイコパスというのは、外面は非常に魅力的でコミュニケーション能力に長けている人物が多いそうです。
コリンも例外ではなく、独特のユーモアや賢さに惹かれたマドリンは結婚前提の真剣交際をするに至りました。

マドリンがビリーと浮気した理由&コリンが目指していたもの

マドリンとコリンは交際を始めて2、3カ月で同棲します。
マドリンが私物を同棲先のマンションに運び込み、コリンが額縁に入ったマドリンの子どもの頃の写真を見た時、コリンは「リビングに合わないから飾らない。僕のも飾らないから」と言って勝手に片付けてしまい、マドリンは予想外のコリンの反応に顔をしかめました。
その写真はマドリンのお気に入りの写真で、以前の彼女の部屋ではリビングに飾っていたものでした。
コリンにとって大切なのは『成功者』というイメージなので、それに合わないものは、来客の際に一番人目に触れやすいリビングには置きたくなかったのでしょう。
また、コリンは幼い頃の貧乏だった日々を忘れたいと思っているので、写真を見て幼少時代を思い出したくなかったというのもあるでしょう。

コリンはマドリンを愛していたと思いますが、一番大切なのは『仕事で成功していて理想のパートナーもいる、誰から見ても勝ち組の自分』だったんです。

この写真の件や、マドリンが大切にしている『公共奉仕の精神』の話にコリンが理解(興味)を示さなかったことから、マドリンがコリンの人間性に疑問を抱き始めていたとき、彼女の所にビリーが訪ねてきました。
ビリーはマドリンの子どもの頃の写真を見て(一度コリンの部屋に運び込んでいたのになぜ彼女の部屋に戻っていたのかは不明)、より良く見える場所に写真を飾り直しました。
ビリーのこの行動が、コリンに写真を片付けられたことに不満を感じていたマドリンの心を動かしました。
ビリーに惹かれたマドリンは、そのままビリーと一夜を共にします。

コステロ側にいるネズミ(ビリー)を割り出すために、コリンが危険な思いをしてコステロから個人情報が入った封筒を受け取ったあと、コリンはマドリンに「もう引っ越そうかな」、「僕はダメ男だ」など弱音を吐いていました。
これは援助を続けてもらうためにコステロの命令を聞かなければならないという今の状況、たとえ援助が必要なくなったとしても、コステロとの縁は切ることができないと感じたコリンがうんざりし始めていることを示しています。
めずらしく弱気な発言をしたコリンを、マドリンは優しく慰めました。

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マドリンの子どもはどっちの子?

マドリンが妊娠した子が誰の子どもなのかは作中では明言されていません。
実際にどっちの子でもストーリーに影響はありません。
しかし、コリンが性的不全であることを示す描写と、コリンとマドリンの濡れ場がなかったこと、対してビリーの体は健康で、マドリンとのラブシーンが強調されていたことから、恐らく子どもはビリーの子だったと思われます。

ビリーの父親とコステロの関係

ビリーの父親は身内に犯罪者が多いという環境に生まれながら、自身は犯罪に身を染めたりせず堅実に生きた人物でした。
そんなビリーの父親をよく知っていたコステロは、ビリーの父を『信念を貫いた男』と高く評価していて、ビリーの母親の葬式には花も贈っていました。
ビリーの父の生き方を知っていたからこそ、コステロはビリーが現れた時に警察官なのではないか?と疑いました。
ビリーはその疑いを払拭し、コステロの仲間入りを果たします。
コステロはビリーの言動をその後も注意深く観察し、父親似で信頼できる男だと確信しています。

 

コステロがコリンの証拠を警察に預けなかった理由

コステロは死ぬ前に、コリンがネズミである証拠を弁護士に託してビリーに届けるように伝えていました。
これが警察でなくビリーだった理由は、コステロが警察を信用していなかったからでしょう。

コステロが自分のスパイとしてコリンを警察官にしたように、警察内部にはどんな人間がいるかわかりません。
警察に提出しても消されてしまう可能性を考えたコステロは、信用できると肌で感じたビリーに大事な証拠を託したのでしょう。

また、コステロはビリーが潜入捜査官だということにも気づいていました。
それは、コステロがコリンと映画館で会った後、ビリーから自分がいた場所と同じ匂いがして、尾行されていたことに気付いたからです。
しかしコステロはそのことを表沙汰にせずビリーを仲間に残していて、同じ潜入捜査官だったデラハントの死が報道されると、一同がネズミ探しをやめても何も言いませんでした。
これもコステロがいざという時に何かを残す相手にふさわしいと考えていたためです。

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ビリーがコリンを逮捕することに固執した理由

(引用:https://natalie.mu

ビリーがコリンをビルの屋上に呼び出した時、ビリーはコリンを殺さず、コリンが金で交渉しようとした言葉にも一切応じず、ただ逮捕しようとしました。
これはビリーが、コリンの正体が明るみにならないまま死ぬことも、そのまま生きていくことも許せなかったからでしょう。
ビルから降りるために乗ったエスカレーターの中で、コリンは、もし自分の正体が暴かれれば将来がなくなることが頭をよぎり、絶望して「殺してくれ」と頼みます。
ビリーはそれに「殺すよ」と答えますが、それは恐らく『社会的に殺す』という意味です。
ですが、エスカレーターの扉が開いたときビリーは撃たれ、恨みを晴らせないまま死んでしまいました。

 

ビリーがマドリンに渡した封筒の中身は?

コリンの生き方はコステロと同じように必ず誰かから恨みを買い、いずれはやり返されるような生き方です。
ビリーがコリンの自宅に送ったCDでコリンの正体を知ったマドリンは、作中には出てきませんが、閉じこもった自室で恐らくすぐにビリーから受け取っていた封筒を開いたでしょう。
封筒の中身も出てきませんが、恐らくビリーとコリンそれぞれの正体がわかる何かの証拠が入っていたにちがいありません。

コリンはなぜ大人しく殺されたの?

コリンが殺される直前、買い物を終えてマンションに戻ってきたコリンが他の部屋の女性とすれ違ったとき、その女性はあからさまにコリンを避け、すれ違った後には他の住人とひそひそ話をしています。
これは恐らくマドリンが封筒の中身を使って、事件の全貌がメディアなどで報道されたということになります。
警察署内にあった『ウィリアム・コスティガンの身分』はコリンが消したはずなのに、ビリーが死んだ後の捜査でビリーが警察官だったと判明したのも、警察に明かしたのは恐らくマドリンです。

こうして世間的にも”裏切り者の犯罪者”になったコリンは、恐らくメディアを通じて全貌を知ったディグナムに殺されることになります。
コリンが抵抗しなかったのは、マンションの住人に無視されたこと、ディグナムが自分を殺しに来たことから、自分の正体が大勢に知れ渡ったことを悟ったのです。
婦人に無視された後、コリンがドアの前で顔を覆っている仕草がコリンの心境を物語っています。
コリンは、自分が思い描いた通りの人物になれないのなら、生きていても仕方がないと考えていたため、大人しく殺されました。

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マーク・ウォールバーグと役柄について

作品の冒頭にチラッと登場するSIUメンバーのフランク・ラツィオ役のロバート・ウォールバーグは、ディグナム役のマーク・ウォールバーグの実の兄です。
結構似てますよね。
この2人は作品の舞台となっているボストンの出身なので、出演の経緯が伺えます。
特にマークは若い頃、このボストン警察に何度もお世話になったことがあるヤンチャな人物だったそうです。
彼が演じているディグナム役は原作には登場しない人物なので、マークが演じるキャラクターには”ボストン警察には口の悪く乱暴な人が多い”という皮肉が含まれているのかもしれません。

 

タイトル『ディパーテッド』の意味

“depaet”の意味は『去る、いなくなる』、転じて『死ぬ』という意味のある言葉になります。
その過去形である”depaeted”は『去った、死んだ者(たち)』ということで、作品の内容とつながります。
この作品を観る前からこの英語の意味を知っていれば、全員死ぬんだなと予測できるようなタイトルになっています。

解説は以上です。
意味がすべて分かればとても面白い作品ですが、伏線や曖昧な表現が多すぎて少し理解が難解な映画かもしれません。
上に書いたこと以外にもわからないことや指摘などがあれば、コメントなどで教えてください!
ちなみに私が好きなのは、ディカプリオのにおいをかいでいた時のJニコルソンのネズミのモノマネ顔です(^0^)

 

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