『TENET テネット』ネタバレあらすじと感想|世界を救う名もなき男 | 映画の解説考察ブログ - Part 2

『TENET テネット』ネタバレあらすじと感想|世界を救う名もなき男

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SF

あらすじ後半

あらすじ⑦:祖父殺しのパラドックス

気が付くと主人公はニールに保護されていて、逆行中のコンテナの中に居ました。
このまま逆行しながらキャサリンの傷の回復を待ち、もう1つの回転ドアがあったオスロの美術品保管庫で回転ドアを通って前に進む世界に戻る作戦です。

ニールが主人公よりも逆行世界に詳しいことを知った主人公は誰に雇われたのか聞きますが、ニールは「知らない方が良い」と教えてくれません。

移動中、主人公はニールから、241は『アルゴリズム』と呼ばれるもので、世界そのものを逆行させる能力を持つマシンを9分割にした内の1つだと知らされました。
9つのアルゴリズムを全て集めて起動させると、世界全てが逆行し(時間軸そのものが逆になる)、理論上は地球上にある物や生物すべてが一瞬で消えてしまうとニールは語ります。

未来人が考えた恐ろしい計画を知った主人公は、自分自身に『祖父殺し』をしたら(過去の自分を殺してしまったら)現在はどうなるのか疑問に思いました。

■祖父殺しのパラドックスとは
もしも過去に戻って自分の祖父(先祖)を殺した場合、自分自身はその後も存在しうるのか?という疑問です。

オスロ空港に着いた主人公はニールとキャサリンよりも先に金庫に入り、中に居た過去の自分と戦います。
その後、主人公は回転ドアを通って順行状態に戻りますが、過去のニールにヘルメットを剥がされて顔を見られました。
過去のニールは驚いてヘルメットを返してくれました。

主人公は建物から出て逆行ニールにOKを出すと、ニールは担架に乗せたキャサリンを金庫内に運び、回転ドアを通過して順行状態に戻りました。

奪った緊急車両で空港から出ながら、主人公はニールに「金庫室にいたのが自分だったとなぜ教えてくれなかった?」と聞くと、ニールは「自殺を止めたかった」と答えました。
主人公はニールに友情を感じて感謝します。
キャサリンの傷口もふさがって状態は安定しました。




あらすじ⑧:結末

主人公は今、プリヤと2回目に会う日の2日前まで戻っています。(あらすじ④の辺りです)

主人公は、過去の自分がプリヤに会うよりも先にプリヤに会い「セイターが241を手に入れてしまった。キャサリンもケガをした。『計画を変更しろ』と2日後の俺に警告しろ」と頼みますが、プリヤはきっぱり「しない」と答えます。
プリヤは主人公が241に関わることでセイターがアルゴリズムを9つ全て集められることを知った上で計画に参加させたと言います。

Tenet
(主人公とプリヤ 引用:https://www.atlasofwonders.com

プリヤの狙いはセイターにアルゴリズムを全て集めさせて、1か所に集まったところで全て奪うことにありました。
主人公もプリヤのアルゴリズム奪還計画に参加することにしました。
この時、主人公はこの計画の黒幕がプリヤではなく他に居ることも勘付きました。

セイターがアルゴリズムを起動させるのは、彼の故郷スタルスク12です。
プリヤの部隊は準備を進めながらトロンヘイム沖(ノルウェーの海)経由でスタルスク12に突撃します。

主人公はニールから、もしもセイターが死ぬとアルゴリズムが自動的に起動してしまうこと(心拍数ウォッチが起爆スイッチになっている)、キャサリンからはセイターが末期のすい臓癌に冒されていて、いつ死んでもおかしくないと知らされました。
セイターは世界を道連れにして死のうとしているのです。

キャサリンは、「もしセイターが自分で死に場所を選ぶとしたら、ベトナム旅行の船上に違いない」と言います。
その日はキエフのオペラハウステロ事件と同じ日でもありました。

主人公とニールはプリヤの部隊と共にスタルスク12でアルゴリズム奪還計画の遂行、キャサリンはベトナム旅行の現場でアルゴリズム奪還に成功するまでセイターを生かしておく(成功したら殺しても良い)任務を任されました。

別れ際、主人公はキャサリンに「もしも身の危険を感じたら、留守電機能に居場所と時間を吹き込め」と携帯電話を渡しました。

セイターの部隊は9つのアルゴリズムをひとまとめにしてスタルスク12の爆心地の地下深くにしまい込むつもりです。(あとはセイターが死んで自動的に起動するのを待つだけの状態にしようとしている)

プリヤの部隊と合流した主人公とニールは、レッドとブルーのチームに分かれて10分間の挟撃作戦(TENET作戦)に加わります。
ブルーチームが逆行してセイター部隊の攻撃のポイントを押さえ、順行に突撃するレッドチームに情報共有しながら戦う計画です。

TENET作戦の目的はプリヤ部隊がセイター部隊を襲って爆心地を混乱させている間に、主人公とアイブス隊長が爆心地に侵入してアルゴリズムを奪還するというものです。

TENET作戦が始まり、スタルスク12は戦争状態になりました。
主人公とアイブスは爆心地に侵入した直後に出口を塞がれてしまいますが、ひとまず前に進みます。
さらに、爆心地の手前に着けられていた『最新式の鍵』に足止めを食らい、計画が難航します。
そこに謎の逆行男が現れて助けてくれたので、主人公は何とかアルゴリズムを奪還して爆心地からの生還を果たします。

一方、キャサリンはベトナム旅行まで戻ってセイターを見張りますが、『殺して良い合図(作戦成功の合図)』がいつまでも来ないことにしびれを切らし、耐えきれずにセイターを独断で殺してしまいました。
その後、セイターの死体を海に捨てて彼女自身も海に飛び込み、仲間の船に戻ります。
このとき過去のキャサリンがベトナム旅行の日に目撃した『海に飛び込む女』は、セイターから解放された後のキャサリン自身だったことがわかりました。

セイター殺害とアルゴリズム奪還がほぼ同時に成功したため、間一髪でアルゴリズムの起動は阻止されました。

アイブス隊長は主人公とニールに3つずつアルゴリズムを渡し「どこかに隠してその後は好きなように生きろ」と告げて立ち去りました。

別れ際、主人公はニールのリュックのチャームから、オペラハウスの時に自分を助けてくれた逆行男も、爆心地手前の鍵を開けてくれた直後に撃たれて死んだのもニールだったことを悟ります。
ニールは数年前に主人公本人に頼まれてプリヤの部隊に入ったこと、TENET作戦も考案したのは未来の主人公自身だと明かしました。
ニールは「君の未来は過去にある。また出発点(過去)で会おう」と最期の言葉を残して回転ドアに向かいました。(主人公が開けられなかった爆心地手前の鍵を開けてあげるため)
主人公は涙を流しながらニールを見送りました。

その後、主人公はキャサリンから届いた留守電を聞いて、彼女を殺そうとしていたプリヤを殺します。
プリヤを殺す前、主人公はプリヤに「全ての黒幕(主人公)は俺だ」と告げました。




感想☆


(引用:https://i.gzn.jp

映画館で見なかったことを後悔しつつ、映画館でぶっ通しで観てもほぼ理解出来んかったろうなと確信を持ちながら自宅で3回観てようやくあらすじが理解できた気でいます!

1回目でわからなかくて落ち込んだのは、ラストのニールのその後についてでした。
爆心地手前のシーンとか3人に増えてることに2回目に気づいて、それでなるほど!!となったんです。
もう少しわかりやすくしてほしかったと文句を言いたくなった後で自分が悪かったと思いなおし反省しました。笑

逆行の細かい設定は『Don’t think,feel!』に大人しく従ったので理解していないですが、全体の話は何となく『12モンキーズ』に似てるな~と思いました。

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あとはバックサウンド(何の音かはよくわからんですが)のカッコよさに感動してあらすじと関係ないタイミングで泣きました(主人公が消防車に乗ってるとことかで)

以上です!読んでいただきありがとうございました。




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