映画『12モンキーズ』ネタバレ解説|ラストの解釈、科学者の目的など考察 | 映画鑑賞中。

映画『12モンキーズ』ネタバレ解説|ラストの解釈、科学者の目的など考察

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SF

映画『12モンキーズ』の解説、考察をしています!

1996年、人類の99パーセントが死亡するウィルスが世界に散布された。
2035年、科学者達からウィルスに関する情報を集めてくるよう命じられた囚人ジェームズは、過去と未来を行き来する。

原題:Twelve Monkeys
制作年:1995年
本編時間:130分
制作国:アメリカ
監督:テリー・ギリアム
脚本:デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ、ジャネット・ピープルズ
関連作品:短編映画『ラ・ジュテ』(’69/フランス)
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主要人物紹介


©1995 UNIVERSAL CITY STUDIOS. INC. All Right Reserved.
ジェームズ・コールブルース・ウィリス
少年のジェームズ…ジョセフ・メリト

2035年の地下刑務所で終身刑に服す囚人。
犯罪組織『12モンキーズ』の調査を命じられ、彼らが事件を起こした過去にタイムスリップさせられる。
いつも『空港で男が撃たれて倒れ、女が慌てて駆け寄る夢』を見る。

 

12モンキーズ
©1995 UNIVERSAL CITY STUDIOS. INC. All Right Reserved. 

キャサリン・ライリーマデリーン・ストゥー
過去に戻ったジェームズを診察した精神科医。
初めて会った時からジェームズに既視感を感じるが、具体的には何も思い出せない。

 


(引用:https://filmschoolrejects.com

ジェフリー・ゴインズブラッド・ピット
ジェームズが精神病院で出会った入院患者で12モンキーズの考案者。
権威ある細菌学者の父親を持ち裕福な家庭で育った。
一見まともなことを言っているが、立ち振る舞いは挙動不審で落ち着きがなく些細なことに興奮しやすい。
ぶっ飛んだアイディアを真面目に語るため、一部の若者は彼にカリスマ性を見出している。

 

ゴインズ博士(ジェフリーの父、細菌学者)…クリストファー・プラマー
ジョーンズ博士(天体物理学者)…キャロル・フローレンス
ホセ(ジェームズの仲間の囚人)…ジョン・セダ
ピーターズ博士(ゴインズ博士の部下)…デヴィッド・モース
声の男…ハリー・オトゥール
ハルプリン刑事…クリストファー・メローニ
植物学者…H・ミシェル・ウォールズ
地質学者…ボブ・アドリアン
動物学者…サイモン・ジョーンズ
微生物学者…ビル・レイモンド
技術者…エルネスト・アブバ
詩人…イルマ・セント・ポール
フランキー刑事…ジョーイ・ペリージョ
ビリングズ(医療従事者)…ロズウィル・ヤング
ワシントン(惑星オゴ)…フレッド・ストローザー
フレッチャー医師…フランク・ゴーシン
医師…リック・ワーナー、アンソニー・ブリエンツァ、スタン・カン
子育てに追われる黒人女性…ジョイレ・ハリス
教授…チャールズ・テックマン
マリールゥ(キャサリンの秘書)…ジャン・エリス
伝道師…トーマス・ロイ
12モンキーズのメンバー…チャック・ジェフリーズ
上流階級…リサ・ゲイ・ハミルトン、フェリックス・ピール、マシュー・ロス
ホテルの受付…リー・ゴールデン
ウォレス(カウボーイ風の男)…ジョセフ・マッケナ
タクシードライバー…アニー・ゴールデン
トイレの男…レイ・ハフマン ほか

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あらすじ前半


(防護服を着て地上に出るジェームズ 引用:https://www.vulture.com

荒廃した近未来と囚人ジェームズの使命

2035年。人間にのみ寄生するウィルスが地球全体に蔓延して人類の90%以上が絶命し、生き残った人類は地下への移住を余儀なくされている近未来が舞台です。
地上はウィルスの脅威とは無縁な動物たちの楽園になっています。

アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモアの地下刑務所で終身刑に服するジェームズ(ブルース・ウィリス)は、『強靭な精神と鋭い観察眼』を持つ者として科学者たちに選ばれ、ウィルスが蔓延する直前の1996年にタイムスリップして、ウィルスをばらまいた犯罪組織『12モンキーズ』を調査し、彼らからウィルスを奪って犯行を阻止するよう指令を受けました。

上手くいけば特赦(減刑)を受けられるまたとないチャンスのため、ジェームズは二つ返事で受けました。

1990年4月:ジェフリーとキャサリンと出会う

ジェームズは1996年10月に送られる予定でしたが、何か間違いが起こって1990年4月に着いてしまいました。
半透明のレインコートに下着1枚という露出狂のような姿だったジェームズは、すぐに通報&逮捕されてしまいます。

ジェームズは今日が何日かも答えられずウィルスについて喚くため、精神病者と判断されて精神科医キャサリン(マデリーン・ストゥー)の診断を受けました。
キャサリンはジェームズと過去にどこかで会ったことがある気がする一方で、ジェームズは彼女を全く知りません。

ジェームズは統合失調症と診断され、ボルティモア大学付属病院の精神病棟に収容されて患者のジェフリー・ゴインズ(ブラッド・ピット)と出会います。

ジェフリーが口走る持論はまともなようにも思えますが、特定のイスへ執着や他の患者への気遣いの無さは、彼が何らかの精神病であることを物語っています。


(精神病院のジェームズとジェフリー 引用:https://ew.com

その後、ジェームズはジェフリーの協力を得て病院から脱走を図るも、捕まって独房に監禁されたところで科学者たちの手により2035年に送還されました。

 

1996年のキャサリンと再会

ジェームズは科学者たちに、1990年に間違って送られたことや、ジェフリー・ゴインズと会ったことを報告すると、科学者はジェフリーが12モンキーズの首謀者だと告げました。

科学者達は「今度は捕まるな。次はちゃんと1996年に送る」と告げて、ジェームズに2度目のタイムスリップをさせました。
しかし再び誤作動に見舞われて、ジェームズは数分間、第一次世界大戦中のフランスに滞在して脚に銃弾を浴びた直後に1996年11月のボルチモアに到着しました。

1996年のキャサリンは、本を執筆して講演会を行うほど著名な医師になっていました。
ジェームズは講演後のキャサリンを捕まえて車に乗ると、12モンキーズの拠点のあるフィラデルフィアに向かうよう命じます。

フィラデルフィアに到着すると、ジェームズはそこかしこの壁に12モンキーズのシンボルが落書きされているのを見つけました。
キャサリンは隙を見て逃げることも可能でしたが、ジェームズの体調が悪そうなのが心配で逃げられませんでした。

ジェームズは未来で科学者たちから見せられた写真に写っていたテナントを見つけて入ると、中にいた動物解放協会の若者数名が12モンキーズを知っていました。

ジェフリー・ゴインズも協会の一員ですが、ジェフリーは彼らの控えめな活動に飽きて、11人仲間を集めて12モンキーズと名乗り、過激な抗議活動をしようとしていることを知りました。

 

あらすじ後半

1996年のゴインズと争う

1996年のジェフリー・ゴインズは退院してゴインズ邸で暮らし、父親の運営する細菌研究所で働いていました。

ジェームズはキャサリンにゴインズ邸まで連れて行ってもらうと、キャサリンをトランクに閉じ込めてからジェフリーに会いに行きます。

ジェームズが「ウィルスの情報が欲しい」と頼むと、ジェフリーは「細菌で人類を滅ぼす作戦を思いついたのは君だ!」と騒ぎました。
怒ったジェームズはジェフリーを殴って逃走を図ります。
その後、キャサリンが助けを呼んでいる間に、ジェームズは再びタイムスリップしてキャサリンの前から消えました。

 

真実を知るキャサリン

無事に保護されて自宅に戻ったキャサリンは、数日前からニュースで話題になっていた『井戸に落ちた少年』が、本当は井戸に落ちておらず納屋に隠れていたことをジェームズが言い当てていたことや、ジェームズの脚から取り出した銃弾が第一次世界大戦時(1914年〜1918年)のものだったことを知って驚きます。

さらに、キャサリンは大戦当時に撮影された写真にジェームズが写っているのも発見し、ジェームズは妄想患者ではなく本当にタイムトラベラーだと信じました。

その頃ジェームズはゴインズ邸から消えた後は2035年に戻されて、ウィルスのルーツを探り当てたことで科学者達から賞賛を浴び、特赦を言い渡されました。

一方、ジェームズは「タイムトラベルも科学者たちも全て妄想で、キャサリンの言う通り自分は精神病だ」と思い始めていました。
科学者たちは「もうタイムスリップする必要は無い」と言いますが、キャサリンに会いたかったジェームズは科学者たちを言いくるめて再び1996年12月のフィラデルフィアにタイムスリップしました。

一方キャサリンは単身ボルチモアからフィラデルフィアに行ってジェームズを探していて、2人は無事に再会しました。

「俺は病気なんだ。治療してくれ」と懇願するジェームズに、キャサリンは「あなたは病気なんかじゃなかった」と答えます。

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結末

ジェームズの知る限り、ウィルスは1996年12月にフィラデルフィアを始め、世界各地の主要都市9か所で拡散されていました。
それにジェームズは96年のフィラデルフィアで『女医誘拐の犯人』で指名手配されているので、このままフィラデルフィアに居続けるのは危険です。

ジェームズとキャサリンは逮捕とウィルスの脅威から逃れるため、変装してから空港に向かいました。

空港に行く途中、ジェフリー率いる12モンキーズが動物園を襲って動物たちを解放する事件を起こしていました。
ジェームズとキャサリンはこのニュースを知って、ジェフリーはウィルスとは無関係だったのではと思いました。

空港に着いた後、キャサリンは、ゴインズの細菌研究所職員のピーターズ博士が空港にいるのを見て、彼がウィルスをばらまいた真犯人だと確信します。

キャサリンは急いでジェームズに真相を伝えてピーターズを追いますが、既にウィルスは空港内に散布されていました。
ジェームズはホセから受けとった銃を取り出してピーターズを追いますが、警察官に撃たれて倒れてしまいます。
ピーターズは撃たれたジェームズに目もくれず、そそくさと飛行機に乗り込みました。


(撃たれたジェームズに駆け寄るキャサリン 引用:https://cinema1544.wordpress.com

キャサリンはジェームズに駆け寄って手当てしようとしますが、心臓を撃たれていたジェームズは死んでしまいました。
ジェームズが撃たれてから死ぬまでの一部始終を、1996年当時まだ9歳の少年だったジェームズ・コールが目撃していました。
キャサリンはジェームズ少年の存在に気付くと、涙を流しながら少年にほほ笑みかけました。

無事に飛行機の席について安心していた時、囚人達にタイムスリップさせていた科学者の1人ジョーンズ博士が「救済保険業者」と名乗り、ピーターズ博士の隣に座っていました。

・挿入曲:
『プンタ・デル・エステ組曲』ポール・バックマスター/アストル・ピアソラ作曲
『ブルーベリー・ヒル』
『What A Wonderful World』ルイス・アームストロング

 

解説・考察は次のページです!

コメントお待ちしてます

  1. 匿名 より:

    クライマックス辺りの解釈が難しくて、こちらの考察を拝見して、なるほど、と思いました。ありがとうございました。ひとつ、実行犯がジェフリーではなくなったのは、パパ博士を拉致したときに、パパがジェフリーに、細菌室に入る暗証番号を私も知らない暗証番号に変ったんだよ。と言って、ジェフリーが、手遅れなんだよパパ。こっちは先を読んでいる。と言っていたので、この時点で実行犯はピーターズ博士に予定変更されていた。余談ですがパパをゴリラ檻に監禁の新聞一面の写真がおかしくておかしくて、なんど見ても笑ってしまいます。個人的にブラピに出演作で一番好きな作品です。

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