映画「踊る大捜査線 N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!」で起きた事件と犯人、動機などをまとめています。
この記事では、劇中で起きたホテル内連続殺人事件の概要と犯人・動機、
安住元副総監誘拐事件の真相、
事件と七つの大罪とのつながり、
警察内部の対立構造について、
青島俊作なりすまし事件の真相、
ウィルスが盗まれる事件と真下正義の失態について書いています。
鑑賞済みの方向けの記事です。
本編:142分
監督:本広克行
脚本:君塚良一
エンディング曲:「LOVE SOMEBODY」歌/織田裕二
キャスト紹介
青島 俊作…織田裕二
本庁捜査一課の刑事58歳。
誘拐事件や連続殺人事件の捜査で多忙を極める。
美浦 秋…白洲迅
麻布中央警察署の強行犯係。
スマホ依存気味で、事件に関する情報もネットから入手することが多い。
仕事が忙しすぎるため辞めようか悩んでいる。
芝田 ひばり…趣里
台東警察署の強行犯係。
情熱的な刑事で美浦とは対照的な性格。
大事件の捜査に関わりたい願望がある。
真下 正義(官房審議官補佐)…ユースケ・サンタマリア
真下 勇気(捜査一課・管理官)…増田 貴久
緒方 薫(本庁捜査一課)…甲本 雅裕
北丘 雲斗(本庁捜査一課長)…佐々木 蔵之介
桜 章太郎(本庁捜査一課)…松下 洸平
五十嵐 学人(本庁捜査一課)…加藤 満
沖田 仁美(官房審議官)…真矢 みき
仁狩 英明(捜査一課管理官)…西村 直人
栗山 孝治(特殊犯中隊・MOC)…川野 直輝
和久 伸次郎(八重洲警察署・刑事課長)…伊藤 淳史
木島 丈一郎(八重洲警察署・強行犯係)…寺島 進
小昏双葉(厚生課・幸福支援部隊)…野呂 佳代
眉田 克重(爆弾処理班・指導員)…松重 豊
草壁 亘(SAT・シニアアドバイザー)…高杉 亘
篠原 夏美(総務部企画課・庁舎管理係長)…内田 有紀
赤石 幸男(捜査資料管理センター)…赤ペン瀧川
王 明才(元研修生)…滝藤 賢一
・元警察官
安住 武史(元副総監)…大和田 伸也
神田 総一朗(元湾岸署署長)…北村 総一朗
秋山 晴海(元湾岸署副署長)…斉藤 暁
袴田 健吾(元湾岸署刑事部長)…小野 武彦
真下 雪乃(勇気の母)…水野 美紀
小池 茂(元捜査一課刑事)…小泉 孝太郎
・その他
指方 輝(医師)…佐藤 二朗
掛井 れのん(看護師)…玉井 詩織(ももいろクローバーZ)
坂下 始(誘拐犯)…北山 雅康
須永 あかね(元女子高生)…斎藤 なぎさ
村下 希衣子(元女子高生)…藤吉 夏鈴(櫻坂46)
三井 一郎…三上 一朗
森 貴仁(タカ・室井の養子)…齋藤 潤
柳町 凛久(リク・室井の養子)…前山 こうが
田中 文夫(タクシー運転手)…近藤 芳正
スリ一家の長男…神木 隆之介 ほか
・過去映像、写真のみの出演
恩田 すみれ…深津 絵里
和久 平八郎…いかりや長介
新城 賢太郎(秋田県警察本部長)…筧 利夫
解説・考察・感想など
本作で起きた事件を整理します。
安住元副総監(大和田伸也)の孫誘拐と犯人
警察を退職した安住元副総監の孫が誘拐されます。
犯人は身代金を要求し、青島が安住の代わりに金の入ったバッグを持って犯人の指示に従い都内を走り回らされました。
この事件の犯人は、映画1「湾岸署史上最悪の3日間!」で副総監を誘拐した坂下始(北山雅康)です。
SATや爆発物処理班の活躍もあり坂下は無事に逮捕されますが、これは予告無しの「演習」だったことが明かされました。
ホテル内連続殺人事件の結末と犯人
ホテルの室内で男性が射殺される事件が連続して発生します。
被害者の1人目は理科学大学の准教授、2人目はゲーム会社の社長、3人目は年金暮らしの老人で、被害者同士に接点はありませんでした。
また、殺害に使われた銃は闇サイトで売買されていた3Dプリント銃でした。
合同捜査の本部長にはキャリア組の真下勇気(増田貴久)が任命され、青島(織田裕二)は主に勇気を助ける係として捜査本部に入れられます。
※勇気は真下正義(ユースケ・サンタマリア)と雪乃(水野美紀)の息子
この事件は、数か月前に高校中退した17歳の須永あかね(斎藤なぎさ)と村下希衣子(藤吉夏鈴)が協力して行っていた無差別連続強盗殺人でした。
この2人が容疑者として浮上したのは、ネット掲示板で「この2人が犯人では」と話題になっているのを、所轄の美浦秋刑事(白洲迅)が見つけたことがきっかけでした。
当初は多くの捜査員が「ネットの情報を信じるな」「動機がない」という理由で信じず任意同行の許可すら出ませんでしたが、
若い刑事の直感を信じた青島と、所轄の芝田ひばり刑事(趣里)は殺害現場のホテルを調べ、鑑識が見逃していた箇所から須永あかねの指紋を見つけたことで逮捕の許可がおりました。
本庁で試験運用中の最新捜査マシン『Crow Eye(クロウアイ)』に行動予測をさせると、須永と村下はアニメ『セブンベア』の大ファンで、そのイベントに行った可能性が高いと結果が出ます。
※クロウアイは、映画2「レインボーブリッジを封鎖せよ!」に登場した監視システムの進化版で、開発者は小池茂(小泉孝太郎)です。
イベント会場に向かった青島、美浦、ひばりは、会場に潜んでいた須永と村下を無事に逮捕しました。
ホテル内連続殺人事件の犯行動機
須永と村下がパパ活で出会った男を殺した動機は「大人が嫌いだから」という大雑把なものでした。
2人は子供に無関心な親に育てられ、学生時代には教師から理不尽な仕打ちを受けた経験などが原因で、親世代の人間に対して漠然とした憎しみがありました。
また、2人は高校中退後はほぼ家出状態でお金が必要だったため、パパ活サイトでお金を持っていそうな男性をターゲットにして犯行に及んでいました。
また、須永と村下がハマっていたアニメがクマのキャラクターだったことや、須永が青島を襲った凶器が医療用メスだったことは、須永と村下もまた日向真奈美信者だった可能性をほのめかしています。
七つの大罪とのつながりは?
須永と村下がハマっていたアニメ「セブンベア」のクマたちには、七つの大罪をモチーフにした裏設定があるという話から、
犯人も七つの大罪に沿って犯行しているのではないかという推理が出ていました。
しかし実際にはそういった思想的な側面はなかったため、七つの大罪を絡めた推理はミスリードだったようです。
警察内部の対立構造
『踊る』シリーズで一貫して描かれてきた警察内部の対立構造は、今回は世代間の価値観の違いを軸に描かれていました。
北丘や仁狩、五十嵐などが若手の美浦や芝田の推理を信じなかったのは、「犯人は被害者に対して相当な恨みがあって殺したに違いない」という先入観に囚われていたからです。
しかし、須永と村下の犯行動機は「大人が憎い」という感情と「お金が必要」という状況が組み合わさった、わりと単純なものでした。
ベテラン側が若手の直観を信じないことが逮捕の遅れにつながるという展開が、シリーズ特有の「上と下の対立構造」です。
ベテラン側は、誤認逮捕などの重大なミスを恐れるあまり、若手の推理を信じきれなかったのではないかと思われます。
青島俊作なりすまし事件
青島は、行った覚えのない場所で目撃されたり、担当ではない事件の捜査をしていたなど、身に覚えのない行動をしていたと周囲から何度も言われ、ホテル内連続殺人事件の捜査を外されそうになりました。
青島は自分自身の病気を疑いましたが、真相は「青島のニセモノが激増していた」ことが原因でした。
青島は安住元副総監の孫誘拐事件で都内を走りまわったことがきっかけでSNSで有名人になっており、青島に憧れた一般人たち(山本高広など)が青島になりすまして色んな場所で事件の事情聴取をしていました。
警察官ではない人間が警察官に成りすますことは犯罪のため、青島に成りすましていた人物は全員逮捕されて解決しました。
ウィルスが盗まれた事件と真下正義の失態

©2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー
官房審議官補佐にまで出世した真下が様々な事情で翻弄されてしまう様子も独立した物語として描かれます。
真下は、ホテル内殺人事件の一人目の被害者である科学者が持っていた「ウィルス入りのカプセル」を鑑識の1人が盗んだことを突き止めます。
盗んだ犯人がウィルスでパンデミックを引き起こそうとしている可能性を危惧した真下は、青島にカプセルを取り戻す極秘捜査を命じます。
特務科学捜査研究所に忍び込んだ青島ですが、そこにいたのはスタートレックオタクとして多くの過去作にちょい役で登場した三井一郎(三上市朗)でした。
三井はここの所長であるらしくカプセルを解析していましたが、なぜかカプセルからウィルスは検出されず、すべて三井の誇大妄想だったことになります。
真下は陰謀論者の妄想に振り回されたとして、真下の上司である沖田仁美(真矢みき)が警察上層部から叱責されました。
この話で不思議なのは、カプセルからウィルスが検出されなかったことです。
殺された科学者は本物だったので、最初からカプセルが空だったとは考えにくいですが、真相は描かれませんでした。
もしかしたら本物のカプセルは別の誰かがすり替えて持ち去っていて、次作以降に起きる事件の伏線になっていたりするのでしょうか。
まとめ
この記事では、映画「踊る大捜査線N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」で起きた事件の概要と犯人、犯行動機を中心にまとめました。
安住元副総監の孫が誘拐された事件の犯人は、過去に当時の副総監を誘拐した坂下始でしたが、この事件は本物の事件ではなく抜き打ちの演習でした。
ホテル内連続殺人事件の犯人は、高校を中退した17歳の須永あかね(斎藤なぎさ)と村下希衣子(藤吉夏鈴)です。
2人の犯行動機は「大人が嫌い」で「お金が必要だったから」という漠然としたものでした。
「七つの大罪」が2人の犯行に関係しているという推理が出ましたが、これはミスリードでした。
一方で、須永が凶器として医療用メスを所持していたことは、日向真奈美の信者だった可能性が考えられますが、実際にそうだったかは作中で明らかにされません。
『踊る』シリーズで一貫して描かれてきた警察内部の対立構造は、今回は世代間の価値観の違いを軸に描かれていました。
青島刑事が都内のあちこちに出現したり、担当外の事件を捜査しているが、青島は一切身に覚えがないという事件の真相は、青島のファンによるなりすましでした。
官房審議官補佐となった真下正義は、犯行現場からウィルス入りカプセルが盗まれた事件の極秘捜査を行いますが、カプセルを持っていた研究員の三井一郎は妄想癖のある陰謀論者であり、カプセルからウィルスは検出されませんでした。
本物のウィルス入りカプセルは見つからないため、次作以降の事件につながる可能性があります。
②に続きます。
以上です。読んでいただきありがとうございました。
この記事が役に立ったらシェア&いいねしてもらえると嬉しいです♪
・こちらの記事も読まれています


その他の『踊る』シリーズの記事一覧はこちら
・参考サイト様一覧
映画『踊る大捜査線N.E.W メトロポリスを駆け抜けろ!』公式サイト
感想などお気軽に(^^)