『マトリックス レザレクションズ』ネタバレあらすじと感想|トリニティが主役に変わる瞬間を体験 | 映画の解説考察ブログ

『マトリックス レザレクションズ』ネタバレあらすじと感想|トリニティが主役に変わる瞬間を体験

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SF

映画『マトリックス レザレクションズ』のあらすじと感想を紹介しています!

前作の出来事から数十年後の世界。
ネオとトリニティは生きていたものの、再びマトリックスの世界に囚われていた。
マトリックスの外の世界アイオの女船長バッグス達は、ネオを再びマトリックスから救おうと奮闘する。

マトリックス4

原題:THE MATRIX RESURRECTIONS
制作年:2021年
本編時間:148分
制作国:アメリカ
監督:ラナ・ウォシャウスキー
脚本:アレクサンダー・ヘモン、デイヴィッド・ミッチェル、ラナ・ウォシャウスキー

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メインキャラクター&キャスト紹介

マトリックス・レザレクション
©2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
ネオ(トーマス・A・アンダーソン)…キアヌ・リーヴス
人類の救世主。前作の後、蘇生されてマトリックスの中でゲームプログラマーとして生きる。
過去3作分の記憶を妄想と思い込まされ苦しんでいる。

 

マトリックス・レザレクション
©2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
トリニティ(ティファニー)…キャリー=アン・モス
ネオと同じく蘇生され、ティファニーという名前でマトリックスの中に戻されている。
ネオとは違う男性と結婚して子どももいる。
彼女から過去の記憶は消えているが、ネオと再会した時に親近感と既視感を抱く。

 

マトリックス・レザレクション
©2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
バッグスジェシカ・ヘンウィック
『ネオ信者』の女船長。恩人のネオをマトリックスから救うために活動するが、現実世界の指導者ナイオビからは反対されている。

 

マトリックス・レザレクション
©2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
モーフィアスヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世
ネオが無意識の欲求で生み出したモーフィアスのコピー。
ネオに救世主の力を取り戻すために訓練する。

 

マトリックス・レザレクション
©2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
アナリスト(セラピスト)…ニール・パトリック・ハリス
ネオの心理セラピストのフリをしているが、正体はマトリックスの新しい管理人。
ネオに青い薬を与え続け、過去の記憶は妄想だと言い聞かせ続ける。
『デジャビュ』という名の黒猫を飼っている。

 

マトリックスレザレクション
©2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
エージェント・スミスジョナサン・グロフ
ネオが勤める会社の社長。
人間ではなく特殊な独自プログラムだが、スミス自身も記憶を上書きされてプログラムであることを忘れている。

 

ナイオビ…ジェイダ・ピンケット・スミス
サティー…プリヤンカー・チョープラー
レクシー(船員)…エレンディラ・イバラ
セコイア(船員)…トビー・オンウメール
メロビンジアン(エグザイル)…ランベール・ウィルソン
グウィン(ゲーム会社の女)…クリスティナ・リッチ
エージェント…ダニエル・バーンハード
バーグ(ティファニーの夫)…ブライアン・J・スミス
モーダルのネオの外見…ジョン・トール
戦士の1人…ラナ・ウォシャウスキー
過去のモーフィアス…ローレンス・フィッシュバーン
過去のエージェント・スミス…ヒューゴ・ウィービング ほか

あらすじ紹介

あらすじ①:バッグスとモーフィアス

青い髪の女船長バッグス(ジェシカ・ヘンウィック)は、マトリックスの中のモーダルという場所でネオ(キアヌ・リーヴス)を探していました。
彼女はネオ信者で、目的はネオをマトリックスから救うことです。

バッグスはトリニティがトーマス・A・アンダーソン(=ネオ)を発見した瞬間(映画『マトリックス』の冒頭のシーン)を覗き見して、トリニティについて行ってネオを見つけるつもりでしたが、エージェントに見つかってしまい失敗します。

そんな中、エージェントだった1人の男がモーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世)に姿を変えました。
バッグスはモーフィアスに赤い薬を飲ませてマトリックスから解放し、一時モーダルから撤退しました。

 

あらすじ②:生きていたネオとトリニティ

ネオはトーマス・A・アンダーソンとして、もう何年もモーダルの中に住んでいます。
彼自身はここが仮想世界だと気付いていません。

トーマスは天才ゲームプログラマーで、若かった頃に『MATRIX』というビデオゲームを開発したことが人生最大の功績です。
彼の勤めるゲーム会社の社長はスミス(ジョナサン・グロフ)です。
現在トーマスは新作ゲームの製作を期待されていますが、メンタル面の不調が悪化していて意欲的ではありませんでした。

トーマスはゲーム『MATRIX』の主人公ネオの物語が自分自身の過去の実体験のような気がしますが、周囲の人々やセラピスト(ニール・パトリック・ハリス)は「それは妄想だ ゲームに入れ込み過ぎだ」とネオに注意します。
トーマスは妄想性の精神病と診断されてセラピストの言う通りに青い薬を飲んで治療に励みますが、妄想は良くならず長年苦しんでいました。
一度は空が飛べると思い込み、建物の屋上から飛び降りて死にかけたこともあります。

トーマスは行きつけのカフェ『シミュラテ』で頻繁に見かける同年代の既婚女性ティファニー(キャリー=アン・モス)に、恋焦がれるような感情を密かに抱いていました。
彼女がトーマスの記憶の中のトリニティに瓜二つだからです。
ティファニーは本物のトリニティでしたが、彼女も現実世界にいた頃の記憶は消されていてトリニティだったことを忘れています。

トーマスとティファニーは喋ったことはなく、シミュラテでたまに会う顔見知り程度の関係でしたが、ある日、トーマスの同僚がふざけたことがきっかけでトーマスとティファニーは初めて喋りました。
トーマスはティファニーに夫と子どもが居ることを知って傷つき、ティファニーはトーマスに強烈な懐かしさや親しみを感じますが、理由がわかりませんでした。

マトリックス・レザレクション

赤い薬を差し出すモーフィアス ©2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

ある日、トーマスの会社で爆発事件が起きました。
トーマスが避難しようとしていると、スマホに『真実を知りたいなら黒いドアに入れ』とメッセージが入ります。

トーマスが言われた通り男子トイレに繋がる黒いドアに入ると、トイレの個室からモーフィアスが出てきました。
モーフィアスは「お前を助けに来た。真実を知りたいなら赤い薬を飲め」と言います。
幻覚だと思ったトーマスはトイレから逃げてオフィスに戻ると、武装した男達に襲われました。
一方スミスは銃を見た瞬間に異変が生じ、プログラムとしての記憶を取り戻しました。
スミスに銃を向けられた瞬間、トーマスは気付くとセラピストの部屋にいました。




あらすじ③:マトリックスからの脱出

セラピストは「君は泥酔して会社の屋上から飛び降りかけていて、同僚がここまで連れてきた」と語りますが、トーマスにはそんな記憶はありません。
トーマスは会社で爆破事件が起きたと言いますが、セラピストは「妄想だ」と言います。
翌朝出勤してみると、会社は何事もなくみんな働いていました。
トーマスは昨日見たモーフィアスが幻覚だとはどうしても思えませんが、「幻覚だとわからないなら症状が悪化してる」とセラピストは言います。
絶望したトーマスは、ヤケクソになって飛べるかどうか確かめるためにビルから飛び降りようとしました。

その時、バッグスが現れてトーマスを引き止めました。
トーマスはバッグスが肩に『うさぎのタトゥー』をしているのを見て、直感に従って彼女について行くことにします。

※うさぎのタトゥーは1作目『マトリックス』に登場した、ネオをマトリックスからの脱出に誘う目印です。

トーマスはバッグスについてドアを通ると、見覚えのある廃アパートの1室に出ました。
ここは昔、ネオが赤い薬を飲んだ部屋です。
モーフィアスや他の船員も居て、皆トーマスがマトリックスから出てネオに戻ることを望んでいます。

「幻覚かもしれない」と疑うトーマスに、バッグスは「あなたはマトリックスに外見も操作されている」と言い、トーマスが他人の目からどう見えているかを鏡で見せてくれました。
鏡には、トーマスが記憶している自分自身の容姿とは程遠い小柄な老人が立っていました。

マトリックス・レザレクション

マトリックスでのネオの姿 ©2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

モーフィアスは「真実を知りたければ付いて来い」と言い、赤い薬を差し出します。
トーマスが赤い薬を飲むと、鏡の中にセラピストが現れました。
セラピストは「だめだ。戻って来い」と言い、トーマスを鏡の向こうにある診察室に引っ張り込もうとします。
トーマスはセラピストを振り払って別の鏡の中に入ると、東京の電車の中に移動しました。
呆然としている暇もなく、トーマスを捕まえようとたくさんのエージェントが現れます。

トーマスはバッグスに従って再び別の鏡に入ると、次の瞬間にネオは現実世界のポッドで目覚めました。
やがてネオは現れたマシンにどこかに運ばれます。
この時、ネオは向かいのポッドの中にトリニティが入っているのを見ました。




あらすじ④:現実世界の街アイオ

船の中で、ネオは人間の味方になるAIマシンがいることに驚きました。
船が人類の街アイオに着くまで時間があったので、ネオとモーフィアスは仮想空間に稽古場を出して元の力を取り戻すべく訓練しますが、力は完全には戻りません。

この時、ネオの目の前にいるモーフィアスは本物(人間)ではなくネオの願望から生まれたプログラムであり、人間のモーフィアスが持つ信念とスミスのプログラムが合体したようなものだとわかりました。

船がアイオに到着しました。
ネオはアイオの指導者でモーフィアスの元恋人ナイオビと再会し、ネオが死んだ後の話を聞きました。

※情報量が多いので箇条書きにします。
・ネオとトリニティが死んだ後(レボリューションズの後)、2人の死体はマシンが回収し、蘇生されてポッドの中(マトリックスの中)に戻された。
・電力が不足してマシン同士の戦争が始まった。(人類は戦争に参加していない)
・『新しい力が生まれる』と予言が出た。
・予言を信じなかった人間のモーフィアスはザイオンを破壊して失踪した。
・アーキテクトとオラクルはマトリックスの再起動に伴って削除された。
・現在はアナリストがマトリックスの新しい管理者

アイオでは、ザイオンの頃とは違って農作物を育てる研究も進んでいるのを見てネオは感心しました。

その後、ネオはトリニティを助けるために協力して欲しいとナイオビに頼みますが、ナイオビは「あなたとトリニティは特別な場所に保管されていた。彼女まで連れてきたら戦争に巻き込まれるかもしれない」と拒否します。

ネオが困っていると、バッグスと彼女の船員たちとモーフィアスが協力してくれることになり、ネオ達は再びマトリックスに入りました。

 

あらすじ後半と感想は次のページです!




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