役所広司主演の映画「CURE キュア」の高部の妻・文江(中川安奈)が読んでいた本「青髭」と本作との繋がりを解説考察しています!
鑑賞済みの方向けの記事です。まだ見ていない方はネタバレにご注意ください。
本編時間:111分
制作国:日本
監督・脚本・原案:黒沢清
出演:役所広司(高部)、萩原聖人(間宮)、うじきつよし(佐久間)、中川安奈(高部文江(妻)、洞口依子(精神科医)、螢雪次郎、でんでん(巡査部長)、大杉漣、戸田昌宏 ほか
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高部の妻が読んでいた「青髭」について
CURE (1997) 松竹富士
妻が病院を受診した時に「青髭」の本を読んでいました。
「青ひげ」は有名な童話なので知っている方も多いと思いますが、簡単に説明します。
主人公の若い女性が通称「青ひげ」と呼ばれているお金持ちの男に嫁ぎます。
青ひげは過去に6回結婚していますが、今までの6人の妻は全員行方不明になっており、主人公は7人目の妻です。
主人公は青ひげから「屋敷にある小部屋にだけは絶対に入るな」と言われていました。
青ひげが外泊した日の夜、主人公は小部屋が気になりこっそり入ってみると、そこには青ひげの妻だった6人の女性の死体がありました。
主人公は急いで兄に助けを求めます。
外泊から帰った青ひげは主人公が小部屋に入ったことに気付き、主人公を殺そうとした時、兄が駆けつけて青ひげは返り討ちにあい死にました。
青ひげの死後、莫大な財産は主人公が相続しました。
青ひげが妻になった女性を殺していることから、文江(高部の妻)が高部に殺されることを暗示しているのでしょう。
また、青ひげが連続殺人犯であることと、伝道師となった高部が連続殺人犯になることや、
青ひげが秘密の小部屋を暴かれたように、高部の心にあった秘密の小部屋(ストレスや負の感情をしまい込んでいた場所)も開けられてしまったことなどの共通点があります。
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