映画「CURE キュア」解説考察|間宮は本当に記憶喪失だったのか? | 映画の解説考察ブログ

映画「CURE キュア」解説考察|間宮は本当に記憶喪失だったのか?

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キュア クライムドラマ

役所広司主演の映画「CURE キュア」の間宮(萩原聖人)が本当に記憶喪失だったのかを解説考察しています!
鑑賞済みの方向けの記事です。まだ見ていない方はネタバレにご注意ください。

CURE キュア

制作年:1997年
本編時間:111分
制作国:日本
監督・脚本・原案:黒沢清
出演:役所広司(高部)、萩原聖人(間宮)、うじきつよし(佐久間)、中川安奈(高部文江(妻)、洞口依子(精神科医)、螢雪次郎、でんでん(巡査部長)、大杉漣、戸田昌宏 ほか

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間宮は本当に記憶喪失だったのか?

キュア
CURE (1997) 松竹富士

間宮の態度や発言は基本的にふわっとしていて、記憶喪失なのも本当なのかフリなのか謎でしたよね。

私個人の感想では、間宮は本当に記憶がなかったのではないかと思います。
理由としては、間宮の「前は俺の中にあったものが全部外にある だから先生の中にあるものが俺には見える その代わり俺自身は空っぽになった」が重要な発言と思われるからです。

それと、間宮が高部に殺される直前に「全部思い出したか?」と聞かれてうなずいたときも、殺される前の恐怖の表情というよりは、記憶が戻って動揺している表情(今までのふわっとした印象が消えている)に見えました。

なのでもしかしたら間宮が催眠術を調べていたのは、医学の研究というよりはなにか消したくなるほど辛い過去があり、記憶を消す方法を知りたかったのではないかと想像しています。

間宮が自分の過去に無頓着なのは伝道師になっているからでもあるのでしょうが、自分の名前が書かれたタグが出てきた時に破って捨ててしまうのは、記憶を「失いたくて失った」ことは覚えていて、ようやく忘れた記憶を思い出すきっかけは出来るだけ排除したいという気持ちからなのかもしれません。

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