『Mr.ノーバディ』ネタバレ解説考察|ハッチの正体、強盗を逃がした理由、ブレスレットの謎 | 映画の解説考察ブログ - Part 2

『Mr.ノーバディ』ネタバレ解説考察|ハッチの正体、強盗を逃がした理由、ブレスレットの謎

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Mr.ノーバディ アクション

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ハッチはなぜ強盗を逃がした?

ハッチの自宅に強盗が入った時、ハッチは捕まえようと思えば出来たはずの彼らを逃がしました。
それは、一般人とハッチのような『特殊な人間』の価値観の違いによる所が大きいと思われます。

若い2人組の強盗は怯えていて、銃に弾も入れておらず、捕まえるのはハッチにとっては簡単な作業だったはずです。
しかし『安泰な生活』や『普通』をモットーにしていたハッチは彼らを捕まえることよりも、数ドルの被害で済むなら彼らを逃がしてしまった方が良いと判断しました。
ハッチはあの強盗2人を「体力を消費する価値もない、取るに足らない強盗」と判断したのです。

息子ブレディが出てこなければ、それはそれで正解だったかもしれませんが、ハッチはブレディが頑張って強盗1人に襲い掛かって捕まえても、彼らを見逃してしまいます。
一般人は強盗に襲い掛かるのは勇気がいりますし、ブレディの行動はとても勇敢だと感じますが、捕まえる方が面倒だったハッチにとってブレディの行動はどちらかというと『余計なこと』になってしまいます。
恐らくハッチ1人で対応していれば警察に通報もしなかったのでしょうが、ブレディが怪我をしたため通報もせざるを得なくなりました。

一般人から見ればハッチの行動は『強盗にやられるのを恐れて何もしなかった』ようにしかみえないので、ハッチはブレディに嫌われ、警察官からも呆れられてしまいました。
恐らくハッチは警察官が「もし私の家族ならやり返す」と言った時に初めて、ハッチなりに平和ボケしていたことや『怒り』忘れていたこと、ブレディの頑張りに気付いてやれなかったことなどを自覚して反省したと思われます。

そして数日後、サニーのブレスレットが強盗に盗まれたことを知ると、眠っていたハッチの『怒り』が遅れてやってきたのです。

 

ネコのブレスレットの行方

ハッチはタトゥーを頼りに強盗夫婦を特定しますが、夫婦は猫のブレスレットを持っておらず、ブレスレットを持っていたのは後に戦ったユリアンの部下でした。
強盗夫婦は盗品をユリアンの部下(マフィア)に売っていたのです。

ハッチの時計を強盗女が着けたままだったところを見ると、時計は買い取ってもらえなかったと思われるので、ネコブレスレットはハッチの時計よりも高価で、マフィアが買い取る程の代物だったのでしょう。
こちらも次作で詳細を教えて欲しいです。

 

なぜオブシャクを燃やした?

Mr.ノーバディ

©2021 Universal Pictures

ハッチがなぜ金庫を燃やしたのか振り返ります。
オブシャクはユリアンが所属していたマフィアの幹部たちが老後のための貯金を保管しておく場所です。
オブシャクの管理は幹部たちが順番に行っていて、今はユリアンの番でした。

オブシャクで問題が起きた場合、責任は全てその時担当している管理者が負うことになります。
ハッチは『理容師』と呼ばれていた元上司のような人物からオブシャクのことを聞き、家をめちゃくちゃにされた仕返しにオブシャクを焼き払いました。

 

以上です。この記事がお役に立てていたらハートマークを押してもらえると嬉しいです(^ ^)




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感想などお気軽に(^^)

  1. たろう より:

    ネコのブレスレットは、ソファの下に落ちていたんではないでしょうか?
    (娘がカゴに入れたと勘違いしてた)

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