映画「闇金ウシジマくんPart3」あらすじネタバレ・解説|教訓や原作との違いは? | 映画鑑賞中。

映画「闇金ウシジマくんPart3」あらすじネタバレ・解説|教訓や原作との違いは?

闇金ウシジマくんpart3 ヒューマンドラマ
闇金ウシジマくんpart3

(出典:楽天市場

漫画原作の人気シリーズ「闇金ウシジマくん」第3作目。
闇金業者の丑嶋(山田孝之)を中心に債務者たちの生活を描いているが、本作は主人公 丑嶋の出番は少なめである。
貧乏から脱却すべくネットビジネスの世界に足を踏み入れた沢村真司(本郷奏多)は、あの手この手で周囲の人間に商品を売りつけ、成功のために奮闘する。
不倫にハマるサラリーマンの加茂守(藤森慎吾)は、不倫現場を見られてしまった同僚に金を貸すため、丑嶋から借金をする。

制作年:2016年
本編時間:131分
制作国:日本
監督:山口雅俊
脚本:福間正浩、山口雅俊
原作:漫画/真鍋昌平『闇金ウシジマくん』”フリーエージェントくん”、”中年会社員くん”

闇金ウシジマくんPart3|キャスト&キャラクター紹介

(引用:https://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/#cast01

丑嶋馨(うしじまかおる)…山田孝之
闇金融屋カウカウファイナンス社長。
債務者の沢村真司に頼み込まれ、沢村の商品を買いたがる客に金を貸したが、
元々返済能力のない者ばかりで取り立てに苦労する。

(引用:https://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/#cast01

柄崎(えざき)…やべきょうすけ
カウカウファイナンス社員。丑嶋の中学時代の同級生で丑嶋を慕っている。

(引用:https://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/#cast01

高田崎本大海
カウカウファイナンス社員。元ホストのイケメン。女性客の取り立てを主に担当している。

(引用:https://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/#cast01

戌亥(いぬい)…綾野剛
丑嶋の幼馴染みの情報屋。様々な情報を丑嶋に流してくれる。

(引用:https://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/#cast01

犀原茜(さいはらあかね)…高橋メアリージュン
犀原茜ナレーション…玉城ティナ
闇金融ライノー・ローンの女社長。丑嶋を過剰にライバル視している。

(引用:https://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/#cast01

沢村真司本郷奏多
日雇い派遣労働者。
興味本位で行った天生塾の無料勉強会でネットビジネスに興味を持ち、100万円の教材の購入を決めた。
天生に弟子入りして成功しようと奮闘する。

 

(引用:http://new-enjoy-information.com/wp-content/uploads/2018/06/b9632723cc1734a49e016cc770b51982.jpg

清栄真実(きよさかまこと)…山田裕貴
天生塾の塾生。天生の1番弟子と言われている。
沢村に自身の贅沢な私生活を見せつけてネットビジネス界に引きずり込んだ。

 

(引用:https://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/#cast01

天生翔(てんしょうかける)…浜野謙太
天生塾の塾長でネットビジネスのカリスマ。
天生翔という名前が本名かどうかは不明。

 

(引用:https://www.excite.co.jp/news/article/Crankin_4520710/

しんこch.前野朋哉
天生塾の塾生。清栄に気に入られた沢村をライバル視している。
1作目の出会いカフェの客。

(引用:https://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/#cast01

麻生りな白石麻衣(乃木坂46)
新人タレント。沢村真司にとって憧れの女性。
ネットビジネス界で成長していく沢村に接近していく。

 

(引用:https://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/#cast01

加茂守藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
不倫とキャバ嬢にハマる一流企業のサラリーマン。
同僚の曽我部に不倫の現場を見られ、言われるがまま金を渡している。
最近身の回りで起こる数々の嫌がらせも曽我部のせいだと思っている。

・その他のキャスト
村井(犀原茜の部下)…マキタスポーツ 
モネ(カウカウファイナンス受付)…最上もが 
モエコ(苅部の彼女)…さくらゆら
真司の母…山下容莉枝
真司の父…大杉漣
瑠璃(保険外交員、加茂の不倫相手)…岸井ゆきの
花蓮(加茂が入れあげるキャバクラ嬢)…筧美和子
曽我部(加茂の同僚)…水沢紳吾
獏木(チンピラ集団のリーダー)…矢野聖人
苅部(かりべー、沢村の地元のチンピラ)…月見草しんちゃん
穂刈(キャッチの男)…川野直輝
淀チン(苅部の仲間)…一ノ瀬ワタル 
加茂の妻…東加奈子
坂岸…石橋保
罰ゲームの債務者…児島一哉(アンジャッシュ)
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沢村真司(フリーエージェント君編)のあらすじ(ネタバレあり)

日雇い派遣労働者の青年 沢村真司は彼女もおらず金もなく、将来が不安な毎日を送っていた。
ある日、ネットビジネス界のカリスマと呼ばれる男、天生翔に興味を持った沢村は、興味本位で無料勉強会に足を運んだ。
そこで言われたことは
自身のブログを立ち上げて天生塾のビジネス商材を売れば、売り上げの50%が自分のものになる。
ブログが軌道に乗れば、不労所得で金持ちになれる。
君たちにはそのための情報商材を100万円で売る
というものだった。
勉強会の後、沢村は天生の1番弟子 清栄真実の人柄と、贅沢な暮らしを見て憧れを抱き、商材購入を決意した。

決意はしたものの貯金がなかった沢村は両親に頼みこみ、母親が貯めていた95万円と、
残りの5万円はカウカウファイナンスで借金して商材を購入し、ブログを立ち上げた。
しかし、数週間が経っても売り上げはゼロだった。
一方、沢村のライバル しんこch.は沢村よりも高い商材を購入したおかげでブログはプロ仕様、売り上げも順調に上がっているようだったので、沢村は焦った。

その間に、沢村は天生主催のパーティで、タレントを目指す女 麻生りなと出会った。
沢村は以前、りなを街で見かけた時から可愛いと思っていたのでアプローチしたが、全く相手にされなかった。

後日。天生の勉強会で、清栄が独立して会社を立ち上げることが発表された。
そして清栄から「30万円の商材を一番多く売り上げた者は、今後私の会社で一緒に働いてもらう」と告知があった。
清栄と働きたかった沢村は、自分の周囲の人間に商材を売ることを思いついた。

沢村はネズミ講の要領で商材をさばこうと考え、さっそく近所に住む同級生などに売り込みに行ったが、周りにいたのは皆貧乏人ばかりだった。
悩んだ沢村は、丑嶋に「商材を買いたい人に金を貸してやってほしい。そして、利息発生や取り立ては1ヵ月後からにしてほしい」と頼んだ。
さらに、沢村自身が加入した生命保険の契約書を渡して丑嶋を信用させた。

同級生の底辺ヤンキー 苅部に最初の商材を売ると、苅部が仲間を次々に紹介してくれた。
こうして沢村はライバルのしんこch.の売り上げを追い越して1位の座に輝いた。

この争いでしんこch.は、死んだ父親の生命保険金を全て商材購入にあてた。
周囲に売ろうとせずに、自分で買えるだけ買ってしまったのだ。
もちろん金はすぐに底をつき、丑嶋からも借金していたためすぐにパンクして姿を消した。

その後、沢村とりなは天生のパーティで再会した。
沢村はりなに認められ、その後2人は付き合うようになった。
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”清栄ハイパーカンパニー”に初出社した日。
沢村は清栄から「お前の席の賃料は月50万円だ」と言われて驚いた。
当然、会社に入れば給料がもらえると思っていたからだ。
だが沢村に課されたのは今までと同様、自分の力で情報商材を売り続けることだけだった。

数日後。沢村は母親から、父親が入院したと知らされた。
だが沢村は心配どころか、母親が用意していた父親の入院代を奪って実家から出て行った。

その後、沢村は「自己のブランディング」に磨きをかけることの重要性に気が付いた。
天生や清栄は自分自身をブランド化して儲け続けていたし、
沢村自身が100万円の商材購入を決めたのも、清栄に憧れたからだ。
沢村は『沢村ウルトラメソッド』という名の情報商材DVDを作成し、自分自身の売り込みと共にネズミ講も続け、どんどん売り上げを伸ばしていった。
徐々に軌道に乗り始めると、”金儲けできる方法”ではなく、”金儲けできる雰囲気”を売っていたのだと知った。
やがて『無料勉強会』を開くようになると、客はどんどん集まってきた。

ある日、沢村は天生に呼び出されて「清栄と『天生翔生誕祭』のチケットの売り上げを競え」と命じられた。
清栄が去った後、天生は沢村を引き留めてこう命じた。
「君はいずれ私の後継者となるだろう。その登竜門として、私の性癖に付き合ってもらいたい。君の女を抱かせてくれ

そうこうしているうちに丑嶋との約束の1か月が経ち、丑嶋は苅部から取り立てを始めたが、
苅部は稼いだ金を全て遊びに使っていたので返済できる状況ではなかった。
焦った苅部は丑嶋から借金した仲間を集めて”かりべ~激アツメソッド”という情報商材(紙切れ)を売ることを思いつき、
以前沢村に紹介した者や、近所に住む未成年を脅して無理やり商材を買わせた。
後日、未成年の親たちが警察に被害届を出し、苅部に警察から連絡が来てしまった。
警察に「示談金を払うか刑務所か選べ」と言われ、苅部たちは強硬手段に出ることにした。

天生の生誕祭当日。苅部たちは武装して沢村の自宅に押し入り、沢村に慰謝料3000万円を要求した。
「りなを痛い目に合わせる」と脅された沢村は、苅部に「天生から金を奪おう」と提案した。
『りなを抱かせろ』と天生から命じられていた沢村は、苅部の彼女のモエコをりなに成りすまさせて天生の所へ行かせた。
(天生はりなの顔までは覚えていなかった)

そして、天生とモエコの行為が始まった頃に寝室に突入し、天生を縛り上げた。
「モエコは16歳だ。金を出さないと警察に連絡する。」と天生を脅したが、
天生は「金はない。生活費と投資で全て消えた」と堂々と答えた。
怒った苅部が天生を殺そうとしたので、殺人はまずいと思った沢村は苅部を説得し、次は清栄に連絡することにした。

天生は生誕祭の場で、ネットビジネス界から引退することを発表した。
パーティの後。天生は「顧客リストを3000万円で売る」と清栄に提案し、同時に沢村が事情を説明した。
清栄は顧客リストを見て「これにそこまでの価値はないし、天生先生のことは俺には関係ない。1000万円なら買う」と冷静に答えた。
天生と沢村は仕方なく1000万円で顧客リストを清栄に売り、
残りの2000万円は生誕祭チケットの売り上げと、沢村の愛車フェラーリを苅部に渡すことで決着がついた。
沢村は「本気を出させてくれたお礼として命を救った」と天生に告げて解放し、ネットビジネスをやめることにした。
苅部はフェラーリと金を手に入れた直後、取り立てに来た柄崎と高田に奪われた。

無一文になった沢村はマンションを引き払い、りなには別れを告げた。
りなは「ついてきて欲しいと言われたらついていくのに」と思いながらも沢村の言葉を受け入れ、2人は別れた。

その頃、天生は隠しておいた2億円を元手にシンガポールへ逃げて新たな生活を始める計画を立てていたが、
計画を知っていた丑嶋と戌亥に2億円は奪われてしまった。
丑嶋は沢村に返済能力がないと知ると、全ての元凶となった天生から取り立てることにしたのだ。

沢村はその後『農業体験ビジネス』を始めた。
始めたばかりでまだ穴が多く、客からは文句を言われっぱなしだったが、沢村の心は満たされていた。
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加茂守(中年会社員君編)のあらすじ(ネタバレあり)

一流企業に勤める中年男 加茂守は妻子ある身だったが、会社に営業に来る”ブスカワ”な保険外交員の瑠璃と不倫しつつ、夜は本命のキャバクラ嬢 花蓮に貢ぐ生活をしていた。

ある時、同僚の曽我部に不倫現場を見られ、そのすぐ後、加茂は曽我部から「金を貸してほしい」と頼まれた。
加茂は、最近始まった自宅への無言電話やゴミのバラ撒きなどの嫌がらせの犯人は曽我部だと考えていた。
証拠はないが、曽我部の金の無心と嫌がらせが始まったのがほぼ同時期だったからだ。
それに何より不倫を妻にバラされることを恐れ、加茂は言われるがまま金を貸した。
妻は嫌がらせがある度に「警察に連絡しよう」と騒ぐが、もし曽我部が犯人だったら、
警察が曽我部を捕まえる→曽我部が不倫のことを話す→妻に知られてしまう。
加茂は「大事にしたくない。防犯カメラを買うから」となだめるのが精いっぱいだった。

曽我部と加茂は、かつては同じ部署で出世街道に乗っていた良きライバルだったが、
曽我部は現在、朝礼以外は何も仕事がない『キャリア開拓部』、通称”追い出し部屋”に所属していた。
簡単に社員をクビにできない会社は、使えない社員をキャリア開拓部に異動させて仕事を全く与えず、自ら会社を去るのを待っているのだ。

曽我部のこともあり金に困った加茂は、ある夜カウカウファイナンスに金を借りに来た。
一流企業に勤めている加茂に、丑嶋は喜んで金を貸した。
サラリーマンはいざと言うときは退職金があるからだ。

加茂が曽我部に金を貸すのは不倫以外にも理由があった。
それはまだ2人が同じ部署にいた時、加茂は曽我部を出し抜こうと、こっそり曽我部の人事考課表(出世に響くもの)を書き換えたのだ。
それが人事に影響し、曽我部は追い出し部屋に異動になった。
曽我部は加茂と会うたびに「人事に納得がいかない」と愚痴る。
加茂はこれを聞くたびに、『本当は曽我部は俺がしたことを知っていて、それを暗ににおわせて脅しているんじゃないか』と不安になっていた。
だから加茂は保身のため、曽我部の言うことを聞くしかなかった。

ある夜。加茂がキャバ嬢の花蓮と同伴で店に入ると、花蓮はすぐにガラの悪そうな客に呼ばれて行ってしまった。
気分を害した加茂は、ボーイに「シャンパン入れるから花蓮を連れ戻せ」と伝え、花蓮を自分の席に戻した。
花蓮に感謝されて気分は良くなったが、会計が20万を超えたのを知ると『一杯食わされた』と思った。
「もう来るのやめようかな」と呟く加茂に、花蓮は機嫌をとるように「この後、飲みにいかない?」と誘い、そのままラブホテルに入った。
こうして加茂は『花蓮を抱く』という密かな目標を達成した。

予想外の出費がかさんだが、花蓮を抱くことができたので『もう潮時だ』とも考えたが、加茂は『もう一度抱きたい』という欲望に負けた。
最近疎遠にしていた不倫相手の瑠璃に連絡して金を貸してほしいと頼み込み、15万円を手に入れた。
加茂はすぐ花蓮にアポを取ろうとしたが、ラインの送り先を間違えて瑠璃に送信してしまった。
これが原因で瑠璃とは破綻した。
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その日の夜。加茂が家路についていたとき、突然見知らぬ男が写真を手渡してきた。
それは加茂が花蓮とホテルに入る瞬間の写真だった。
男は「俺は奥さんに雇われた探偵だ。30万円払ってくれたら奥さんには何もなかったと報告する」と告げ、足早に去っていった。

加茂は急いで丑嶋に金を借りに行ったが、融資どころか脅された挙句にヤキを入れられてしまった。
金を借りに来るばかりで返済を一度もしていなかったからだ。
困った加茂は、会社にソフトを売りに来た若い営業を外に連れ出して「買ってやるからキックバック(水増し請求)で200万円寄こせ」と詰め寄った。

営業の男と別れて会社に戻った直後。
また曽我部から呼び出されてキレた加茂は、出会い頭に「嫌がらせはもうやめろ!」と怒鳴った。
曽我部は「なにか勘違いしてないか?」と言った後、加茂が今まで貸してきた金を一括返済してくれた。
曽我部は「独立した元同僚の会社に誘われてそっちに行くことにして、今の会社は辞める」と打ち明け、加茂にお礼を言った。
今までの加茂の予想は、後ろめたさから来る考えすぎだったらしい。

※そもそも、加茂は「曽我部に浮気を見られた」という時点から間違っていた可能性が高い。
確かに曽我部は加茂と瑠璃がいた場所の近くにいたのだろうが、
その時 曽我部に気付いたのは加茂だけで、曽我部は加茂に気付いていなかったのだろう。

加茂は金の使い道ばかりが頭をめぐり、話もろくに聞かずに曽我部に別れを告げた。

加茂はすぐ探偵に30万円を支払い、丑嶋にも返済の旨の電話をした。
返って来ると思っていなかった金が返ってきた上に、これからキックバックの200万が入ることを考えて加茂は浮かれた。
同時に、自宅への嫌がらせの犯人が曽我部じゃないと他に思い当たる人物がいなかったので不思議だったが、後は通報するだけだと思い考えるのをやめた。

加茂は花蓮の所へ行ったもののアフターを断られ、家に帰っている途中、謎の男に拉致された。
加茂を拉致したのは半グレ集団のリーダー獏木だった。
海に連れて来られた加茂は、獏木から話を聞かされて全て理解した。
実は加茂は、以前に丑嶋以外の闇金から金を借りていた
丑嶋は怒らせるとヤバそうだったから返済したが、もう一社の方は放置していたのだ。
獏木は、加茂が返済しなかった金融屋に雇われて嫌がらせを続けていたが、加茂が何もアクションを起こさなかったため、仕方なく拉致するに至ったと説明した。
加茂はバットで脚の骨を折られ、髪を火で燃やされた。
さらに「警察に言ったら殺す」と脅され、延滞金など合計400万円を支払う約束をして解放された。

翌日、無残な姿でカウカウファイナンスに現れた加茂は、丑嶋に今までの分を完済してからさらに高額な融資を頼んだ。
ただ事ではないと思った丑嶋は、加茂に事情を話すよう促した。

400万円の支払い日。金を持って家を出た加茂は、指定された自動販売機の下に金を入れ、命令通りすぐに立ち去った。
その直後、金を回収しようとした獏木の前に丑嶋が現れ、獏木を襲って金を奪った。

後日。加茂が曽我部の人事考課表を改ざんしたことが会社にバレ、加茂は追い出し部屋に異動になった。
さらに、他社の営業にキックバックを要求したこともリークされ、追い出し部屋にすらも居づらい状況になりそうだが、加茂自身は定年まで今の会社に居座り続けると腹をくくっていた。
※結局妻には離婚され、花蓮にはネイルサロンの開業資金200万円を、もう一度やりたい一心で渡したらすぐに逃げられてしまった。
※後に解説有加茂は自分の事だけを考えて行動し続けた結果、全てを失った。

エンドロール後は、丑嶋や柄崎にいじめられる債務者(アンジャッシュ児島)と、
本シリーズお決まりのユーモアを交えた注意文が表示されます。

主題歌:Superfly『心の鎧

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闇金ウシジマくんpart3|解説・考察や感想など

今回は主人公の丑嶋やその他債権者側の登場が少なく、債務者の話も良いけどもっと丑嶋社長が見たい~と思いました。
映画ウシジマくんシリーズの中では”ドラマ版の延長感”が一番強いかもしれません。
気になったことや教訓、原作との違いを解説していきます。

 

・本作の教訓は?

まずは、沢村真司が主人公のフリーエージェント君について。
フリーエージェントというのはいわば自営業で、会社や組織と雇用関係を結ばずに自力でお金を稼いでいる人たちのことです。
特定の会社や組織に所属してお給料をもらいながら働く、というのが一般的な現代で
自営業で生活していくというのはハードルが高い印象があります。
(最近ではお金を稼ぐことができる様々な方法が増えているので、ハードルは下がりつつありますが。。)

主人公の沢村真司から感じた教訓は、
他人から騙し取るようにしてお金を稼いでも、満足感や達成感は得られない。
自分がどうありたいのかを考え、行動に移すことが大事。
ということです。

沢村真司は『雇用されて働き続けること』に色んな意味で限界を感じ、
一念発起して、フリーエージェントとして成り上がろうと、ネットビジネス界に足を踏み入れます。
当初の沢村は『お金さえ手に入れば、自分の行いによって他人がどうなろうと自己責任だ』というスタンスでした。
天生塾には天生や清栄を始め、そのような人物が巨額の富を得ています。
一時は父親の入院費を黙って持っていくほど天生色に染まった沢村でしたが、
次第にその思想を極めていけば、どうなるのかがわかってきました。
それは天生翔や清栄真実の人間性に疑問を持ったことと、天生が落ちていく様子を垣間見たからでしょう。
沢村は天生や清栄を見て学び、自分はこういう人間にはなりたくなりと感じたはずです。
天生塾で自分のありたい姿を再発見した沢村は、あっさりと天生塾から姿を消します。

沢村は苅部に有り金のほとんどを奪われ、高級マンションからも引っ越し、残ったお金で父親の入院費を返しに行こうとしますが
そのお金すらも、かつて自分が搾取した人間のところへ戻ることになります。
呆然とする沢村に、丑嶋は「お前は必死でやった、何もしないよりマシだ」と応援(?)の言葉をかけます。
この丑嶋の言葉良かったです!
沢村は天生塾で反面教師的に、経営者としての理想の姿を学びました。
数か月後、沢村は天生塾で身に着けたブログの運営方法をばっちりと活用して、自分が納得できるお金の稼ぎ方で新たな挑戦を始めます。
このブログを活用している所が、沢村は経験を自分のものにしたんだということを表していると感じます。
農業体験ビジネスをはじめて、まだお金が稼げていないのに沢村の顔が晴れやかだったのは、
沢村にとって大事だったのはお金ではなく『やりがい』や『お客さんの笑顔』だったということを示しています。

続いて加茂守が主人公の中年会社員君です。
自分のことしか考えられない人間の末路が描かれています。
そんな加茂が発していた教訓は、
自分のことしか考えられず、保身にばかり走る人間は周りからの信用を失う
これに尽きると思います。
加茂は不倫や曽我部のことなどで常にやましさと共に生きています。
そんなにやましいなら考課表のことはともかく、不倫なんかしなければ良いのにと思いますが、
加茂は妻以外の女性と関係を持つことをやめる気はありません。
恐らく寂しさや、相手の気持ちを考える思慮の浅さがそうさせるのでしょう。
加茂は自分を改めることができず、破滅していきます。
ウシジマくんシリーズにしては優しめのストーリーですが、自分の行いへの対価をきっちり受けています。

 

・加茂はなぜ離婚されたの?

加茂は奥さんから雇われたという探偵に不倫の証拠写真を撮られ
30万円支払えばなかったことにしてやる」と言われます。
そして、加茂は探偵にちゃんと30万円を支払っています。
ということは、不倫の情報は探偵から妻へは報告されていないはずなのに、なぜ離婚されてしまったのでしょうか。

答えは恐らく、不倫どうこう関係なく、加茂は呆れられて(見限られて)離婚されたのだと思います。
自宅に嫌がらせが始まったとき、妻は何度か「警察に知らせよう!」と言っていますが、
その頃、加茂は犯人が曽我部だと考えていたため警察へ行くのを嫌がり、何かと理由を付けて行きませんでした。
日が経つにつれて嫌がらせはエスカレートしていき、加茂は車を焼かれます。
しかしその時には、焼かれた車を見ても妻は無反応でした。
この反応から、妻はもう旦那(加茂)が頼れない存在だと思っていることがわかります。
なので、何かあっても動いてくれない(守ってくれない)加茂に妻は不信感を覚えたでしょう。
そして探偵を雇いますが、探偵は不倫のことは言わないと約束していますが、借金のことは話題に上がっていません。
つまり、探偵は加茂が闇金から金を借りていることは妻に報告していると思われます。
ある日、加茂が獏木と犀原にやられてボロボロになって帰ってきて、妻は一応は心配していますが、
同時に闇金からの借金を確信したのかもしれません。
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・嫌がらせの犯人がずっと不明だった原因

加茂の自宅への嫌がらせの黒幕は、加茂が過去に返済をばっくれた金融屋だったわけですが、
加茂は曽我部が犯人だとずっと思い込んでいました。

金融屋はこの嫌がらせを獏木たちに依頼してやらせていました。
普通に考えると犯人の金融屋は、加茂がなぜ嫌がらせを受けるのかをわからせる必要がありますよね。
お金を返してほしいだけですから、理由を加茂に知ってもらえなければ嫌がらせする意味がありません。
なのに、なぜ長い間犯人が曖昧なままになっていたのでしょうか?

この答えは獏木でしょう。
獏木は金融屋から金を受け取って、代理で加茂に嫌がらせをしていました。
つまり、加茂に嫌がらせを続けることで得をするのは獏木です。
獏木はこの金融屋から最大限儲けるために、犯人が誰かを加茂に告げずに嫌がらせだけを続けて
金融屋から金を引っ張り続けていたのです。
引っ張りすぎると金融屋は獏木の仕事に対して不信感を抱くので、
ちょうど良い頃合いで獏木は加茂に黒幕を告げました。それが加茂を拉致したときです。
獏木は映画にはあまり登場しませんが、名前に動物が入っていますし、漫画ではかなり登場しています。
この獏木の行動が、今回の加茂の勘違いの連続を引き起こす原因になりました。
そして加茂は、自分への嫌がらせ代金も含めた延滞金を払わさせられる羽目になります。
このくだりは映画ではほとんど説明がないですが、漫画では暗に示されています。

 

・原作とは違いがあるの?

まずはフリーエージェント君編ですが、主人公の名前が違います。
本作では”沢村真司”ですが、原作では”村上仁”という名前です。
名前を変えた理由はわかりませんが、単に本郷奏多のイメージの問題かもしれません。
また、原作では村上仁は、映画版では前作に登場した加賀マサルの友人という設定です。

ストーリーの大まかな流れは原作通りで、細かいところで修正されている部分がある程度です。

・村上は天生の情報商材ではない、一般的な商品をアフィリエイトブログで利益を出そうとしたりもしている。
・清栄が会社に連れて行くのは本作では1位のみだったが、原作では上位3人を連れて行っている。
・沢村が丑嶋に提案した1か月の猶予も、原作では2か月になっている。
・天生が「君の女を抱かせろ」と命じたとき、原作では「天生とりなの行為を村上は部屋に隠れて見ていろ」という条件もあった。
・天生の隠し財産2億円は、本作では戌井が奪っているが、原作では樺田という別の男が奪っている。
・しんこch.は映画では破産して終わりだったが、原作では何とか立ち直って清栄の下で頑張り続けている。
・沢村は最後、田舎で「農業体験ビジネス」をしているが、村上は田舎に移住して何でも屋をしている。

ちなみに、映画に登場する沢村のフェラーリは、村上仁が天生から購入した(させられた)ものです。
また、天生翔のキャラクターのモデルは実在する実業家、投資家の与沢翼。
情報商材をを扱うアフィリエイト会社「フリーエージェントスタイルホールディングス」の創設者です。

(引用:http://livedoor.blogimg.jp/fx2channel/imgs/5/0/505fdc8f.jpg

この会社は成功していましたが、2014年に豪遊しすぎたのか税金が払えず、会社は倒産、車なども差し押さえられました。
それでも倒産後の貧乏になった姿を隠さずにメディアに発信し続けて話題を集め続けました。なんだかすごいですね。
youtuberやアフィリエイターとして活動を続け、資金を貯めてシンガポールに移住、現在(2019年6月時点)はタイ在住です。
今でもyoutuberやブログは更新されていますが、投資をメインに活動されているようです。

画像は与沢氏がメディアに露出した当初のもので、現在はダイエットされてスマートになっています。
ダイエットの動機は、『健康だと保険の掛け金が下がるから』だったとか。お金が絡むとやる気が出るタイプのようです。

秒速で1億円稼ぐ条件』(2013)、最近では『ブチ抜く力』(2019)などの本も出されています。

次に中年会社員君編ですが、こちらもストーリーの流れは原作と同じで、漫画と比べたらかなり簡略化されています。
原作では加茂、曽我部、瑠璃、花蓮、獏木など、それぞれの生活や心情がより細かく描かれています。
こちらも細かい設定が違うだけですが、原作と違っていた部分を挙げていきます。

・加茂への嫌がらせは映画では突然始まったようだが、原作では最初に「30万円払え」と脅迫される。
この脅迫は獏木だが、加茂は勘違いして曽我部に30万円払うところから話が始まる。
・加茂が拉致された際、途中で犀原が来て獏木の仕事を奪うが、原作では誰も獏木を止めていない。

獏木の仕事に犀原が入ってきたのは、犀原を登場させるためにねじ込んだ感が否めませんでした。

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・参考記事
・ドリンク片手にちょっとひといき:与沢翼の現在は?破産したくらいで人は死なない!何度でも蘇るさ
・すっぴんマスター:闇金ウシジマくん‐中年会社員くんの記事フリーエージェント君の記事

 

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