「ターミネーター:新起動/ジェニシス」ネタバレ解説|ストーリー総変え編 | 映画の解説考察ブログ - Part 2

「ターミネーター:新起動/ジェニシス」ネタバレ解説|ストーリー総変え編

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SF

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あらすじ結:

サラ、カイル、T-800はヘリコプターでサイバーダイン社にたどり着きました。
ジェニシスの起動までは残り約13時間のはずでしたが、サラとカイルが現れたことに気付いたスカイネットは起動までの時間を短縮しはじめます。

T-800は様々な工夫でジョンを足止めしながら、2人を爆弾設置に最適な場所に案内しました。

この頃には、起動までの残り時間は11分に迫り、爆弾を設置している間にジョンが邪魔しに現れます。
3人はジョンを、後にタイムスリップマシンとなる電磁場発生装置に追い詰めてスイッチを入れました。
カイルがサラを連れてT-800に言われていた地下の防護室に入ると同時に爆発が起こり、ジョンは超強力な電磁場により消滅し、T-800は装置の中からはじけ飛んで液体金属の中に沈みました。

爆発から数分後、サラとカイルがいた防護室の扉を開けたのはアップグレードしたT-800でした。

恐らくT-800はターミネーター(液体金属なのでT-1000の素?)の製造ラインに落ちて自動的に修復されました。
このアップグレードでT-800はT-850になり、T3と繋がってきます。

こうしてスカイネットは爆破され、審判の日はまぬがれました。
カイルは2017年の時間軸にいるもう一人の自分カイル少年に会いに行き「ジェニシスがスカイネットだ」、「2017年のサンフランシスコへ行き、起動する前に殺せ」と伝えました。

この時、カイルがタイムスリップしてから48時間が経過しましたが、カイルは死にませんでした。
カイルとサラがキスを交わすと、隣で見ていたT-800はぎこちない笑顔を見せました。

 

エンドロール後

爆破されてガレキの山と化したサイバーダイン社の地下に、爆破をまぬがれて生き残ったスカイネットの一部が赤い光を放っています。
スカイネットと人類の戦いは終わっていません。

 

解説や考察、感想など

本作についての解説や、前作へのオマージュやセリフについて説明していきます。

ジョンとカイルが初めて出会う場面

ジョンとカイルは、少年のカイルが人間型のターミネーターに襲われかけていたのをジョンが助けるという形で出会っています。

前作のT4と本作とは違う形でジョンとカイルが出会っていることから、本作はT4の続きではないことが示唆されています。
その後のストーリーでも、今までのシリーズでの過去や未来とは違う出来事が起こっており、新しいストーリーが展開されています。

 

サラがジョンが本物かどうか疑うシーンについて

これは私が個人的に疑問を感じた展開で、解説ではありません。

2017年の警察病院で、カイルとサラの前にジョンが現れます。
この時、サラはジョンが本物かどうか疑い、証明させようとします。
ジョンは「あなたは子守歌が大嫌いで、いつもエルトン・ジョンの歌を子守歌として聞かせてくれたけど、死にそうな猫のような声で歌っていた」と言い、サラは「本物なのね!」と笑顔を見せています。

エルトン・ジョンが好きなのは当たっていたんでしょうが、この時のサラはまだジョンを産んでいないし妊娠すらしていません。
だから子守歌を歌うという行為自体、この時のサラはしたことがないはずです。
それなのに、この『エルトン・ジョンの子守歌』話でジョンが本物だと確信するサラが理解出来ませんでした。




名言やオマージュシーン、その他気付いた事など

本作に登場するセリフで、過去作のオマージュのシーンやセリフを紹介します。

There is no fate but what we make for ourselves.」(運命は自分で作る)

毎回出てくる有名なセリフです。
本作では、未来のジョンから過去のサラへのメッセージの中でこれを言っています。

 

「Come with me if you wanna live.」(生きたければついて来い)

これも毎回出てくる有名なセリフです。
本作では、T-1000に襲われたカイルをサラが助け出す際に、サラが言っています。

 

装置で電磁波を発生させる

警察病院でT-800とジョンの戦闘になった際、サラは押し負けていたT-800を置いて行けず、医療機器に電磁波を発生させてジョンを磁石のように張り付けにして動けないようにします。
これはT3の空軍本部でジョンがT-Xから逃げる際、電磁波を使ってT-Xを動けなくした方法と同じです。

 

「I’ll be back.(すぐ戻る)」

画像関係なくてすみません。この定番の作り笑いが好きでどこかに入れたかったんです!

これも有名なセリフですね。
サラとカイルとT-800がヘリコプターでサイバーダイン社へ向かおうとしたとき、ジョンは3人を追いかけて止めようとします。
T-800はジョンを破壊すべくジョンが乗っていたヘリに突撃しますが、ヘリから飛び降りる前にサラにこのセリフを伝えます。

この決め台詞に対してサラが「what?」とツッコミ(?)を入れて、コメディ感のある演出になっていて笑っちゃいました。

 

ジョンとT-800の戦闘シーン

T-800に追われたジョンはT-800に冷気のガスを浴びせ、凍らせて動きを止めます。
これはT2で使われていた方法で、T4にも登場していました。

 

カイルが死なない

カイルはタイムスリップしてから48時間以内に死亡するはずでしたが、本作でカイルは命を落とささないまま物語は終わります。
未来も過去も変わったから死ななかったということなんでしょうが(まだジョン作りもしていませんし笑)、真相は語られていません。

 

エミリア・クラークとジェイソン・クラークについて

本作のキャストを見ていて気になったのが、サラ役のエミリア・クラークとジョン役のジェイソン・クラークのファーストネームが一緒という点です。
上の写真だと一番左がジェイソンで、真ん中の白黒ドレスを着ているのがエミリアです。
役柄的にも一応親子の関係だからなにかあるのかも?!と思って調べましたが、2人はたまたま苗字が一緒だっただけで、親戚や夫婦などではないようです。
特にジェイソンは今までにも映像作品に多数出演している名わき役的な俳優さんだったようですが日本での知名度はあまりなく、本作で一気に知名度が上がりました。
私も彼が出演している作品はいくつか見たことがあったものの、本作を見るまで顔と名前が一致していませんでした。。

 

登場した曲

最後に、作中で流れていた音楽も紹介しておきます。

・Ramones『I wanna be sedated

・OneRepublic『Love Runs Out』

・Inner Circle『Bad Boys』

・Jane Zhang ft. Big Sean『Fighting Shadows』(エンドロール挿入歌)

以上です。読んでいただきありがとうございました。
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前作↓

参考記事

http://mgdb.himitsukichi.com

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