あらすじ後半
あらすじ⑤:再びマトリックスへ
トリニティの所に向かう途中、ネオ達はスミスとエグザイルに居場所がバレて襲われながらも、何とかトリニティの自宅に到着します。
ネオがトリニティと話をしようとした所に、突然ネオのセラピストが現れて邪魔をしてきます。
このセラピストが実は、新しいマトリックスの支配者アナリストでした。
アナリストが『バレットタイム』を発動させると、全てがスローモーションになります。
アナリストはバレットタイム中でも自由に動き回れますが、ネオは力を取り戻していないのでスローになっていまします。
このときアナリストはネオとトリニティを蘇生させた理由を明かしました。
・ネオの死体を研究したアナリストは、ネオの持つ『救世主の力』を電力に変えることを思いついた。
・研究の過程でネオが力を発揮するのは『トリニティを守るため』だとわかったので、トリニティも蘇生してポッドに入れた。
・2人を蘇生するために『スーツ』という謎の人物または組織に依頼して、膨大な費用がかかった。
・ネオとトリニティが恋愛関係になると、電力供給の観点からは力が大きすぎたので、パワーを抑えるために2人の記憶をいじって『たまに会うだけの関係』にレベルを下げていた。
・トリニティの名前を変えたのは、ネオの過去の記憶への信ぴょう性を下げるため(過去が妄想だとより強く思わせるため)。
・ネオが精神的に苦しむことで電力的には絶妙な力加減になるので、あえて過去の記憶を消さずに苦しめていた。
説明が終わると、アナリストは「ポッドに戻らないとトリニティを殺す」と脅して立ち去りました。
一時マトリックスから撤退したネオは預言者からアドバイスをもらおうと、アーキテクトとオラクルが可愛がっていたプログラムのサティー(プリヤンカー・チョープラー)に会いに行きます。
(成長したサティー 引用:https://ew.com)
ネオが前回サティーと会った時、彼女はまだ幼い少女でしたが、今は大人に成長しています。
サティーと再会したネオは、彼女がマトリックスでのネオと一緒に働いていた同僚社員の1人だったことを思い出しました。
サティーはマトリックスでネオを見守ってくれていたのです。
ネオは少し考えて、もしもトリニティがマトリックスに残りたがったら(ティファニーとしてマトリックスで生きることを望むなら)、無理やり連れて行くことはせず、トリニティの選択次第ではネオもポッドに戻ることに決めました。
結末
ネオは仲間と共にマトリックスに入り、トリニティをシミュラテに呼びました。
一方サティーはモーフィアスとバッグスを連れてトリニティのポッドに行き、赤い薬を使わなくてもマトリックスからすぐに出られるように準備して待機します。
シミュラテでネオとトリニティ(ティファニー)は再会しますが、周囲には2人をいつでもリセットできるように、アナリストとエージェント達が完全包囲しています。
ネオがティファニーを説得していた時、ティファニーの家族が彼女を連れ戻しに来ました。
子どもの1人が事故に遭って病院に運ばれたから病院に来てほしいと言います。
動揺したティファニーは、ネオの誘いを断ってシミュラテから出ようとしますが、エージェントに取り押さえられるネオを見た瞬間、家族が人間ではなくプログラムだったことに気付きました。
ティファニーは記憶を取り戻してトリニティに戻り、ネオを助けようとします。
アナリストはトリニティの操作に失敗したので、無理やり2人を殺してリセットしようとしています。
バレットタイムを発動させて2人とも殺そうとした時、どこからかスミスが現れてアナリストに襲い掛かりました。
特殊なプログラムであるスミスはアナリストと同様、バレットタイムに影響を受けない存在です。
スミスは記憶を取り戻した後、彼が独立したプログラムになれたのはネオと戦って救世主の力の一部を取り入れたおかげだったことに気付き、ネオを助けてくれました。
バレットタイムを回避したネオとトリニティはオートバイで逃げますが、ビルの屋上に追い詰められます。
ネオはイチかバチか、2人一緒にビルの屋上からダイブします。
すると、空を飛べたのはネオではなくトリニティでした。
救世主の力がトリニティに宿ったのです。
2人はそのまま空を飛び、マトリックスから脱出しました。
その後、完全に記憶を取り戻したトリニティはネオと共にアナリストに仕返しに行きます。
アナリストは女性蔑視者(ミソジニスト)だったらしく、トリニティに女性蔑視的な暴言を吐いた挙句、性的マイノリティに対する差別発言もかましました。
トリニティはアナリストを殴って黙らせると「次のチャンスをくれてありがとう」と言い捨て、マトリックスをより良い世界にするためネオと共に飛び立ちました。
感想
一言で言うと面白かったです(語彙力)
マトリックスシリーズは難解なイメージがあるので話についていけなかったらどうしようと思いながらの鑑賞でしたが、過去作の映像を駆使して振り返りシーンを設けてくれていたので何とかついていけました。
意味がわからんカタカナも結構出てきましたが、会話から意味を推測しながらなんとか置いていかれることなく鑑賞できました。
元々のスミス役のヒューゴ・ウィービングはスケジュールが合わずキャストが変わってしまったようで残念でしたが、新しいスミスのジョナサン・グロフもシュっとしてたし容姿にクセがなくエージェント(プログラム)らしさが引き立っていた気がします。
名言「アンダーソン君!!」も決まってました。
モーフィアスは過去3作に登場するモーフィアスではなかったので、あえてのキャスト変更でよりわかりやすかったという意味で良かったです。
マティーン2世のオレンジ色のスーツ最高に似合ってました。
強いて言うなら「クジャク」という名のマシンが全然孔雀っぽくなかった(特にカラフルでもなく鳥っぽくも無く)のでネーミングセンスが理解できませんでした(笑)
軽快な台詞などが多くて私は楽しめましたが、新しい独創的なキャラクター(リローデッドの双子みたいな)は登場しないし、アクションもわりと控えめ、さらにウケを狙った台詞が過去作と比べて多かったので、真新しさや真剣味を求める方には物足りなさを感じるかな~と思いました。
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