映画「御法度」の解説・考察をしています!
「加納と田代に何があったのか」「戦いの時、加納は何と言ってた?」について書いてます。
ネタバレありきの考察記事です。まだ見ていない方はご注意ください。

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解説、考察や感想など
加納と田代に何があったのか

©1999 松竹/角川書店/IMAGICA/BS朝日/衛星劇場
最初、加納は田代を拒絶していたのに どうやって田代が加納を落としたのかは描かれませんでした。
めちゃ気になる・・・(笑)
恐らく田代は脅迫に近い形で加納に関係を迫り、加納は仕方なく受け入れてしまったような気がします。
個人的には、加納は入隊前から人殺しだったようなので、そのことを知った田代が「付き合わないとバラす」と脅した説が濃厚かなと思ってます。
加納と田代の入隊当初、土方はそれぞれと稽古して『剣術の腕は田代よりも加納の方が上』だと判断します。
しかし入隊から数か月後、加納と田代の剣術稽古では田代の気迫に押されて加納が負けるという事態が起きました。
土方はこれを見て加納と田代がデキていると確信します。
外見からも何となくわかりますが、加納は恋愛関係では女性的な立場になります。
そして稽古で加納が田代にひるんで負けるということは、プライベートにおいても田代が加納を支配していることが想像できます。
しばらくして、加納は湯沢(田口トモロヲ)とも関係を持つようになります。
セフレ状態が続いたようですが、次第に湯沢に嫉妬心や独占欲が芽生え、加納に「田代と別れろ」と迫ります。
それに対して加納は「縁は切れない」とつまらなそうに答えています。
これは加納が田代を好きだからというよりは、田代が怖くて自分から別れを切り出せないと加納が思っていることを示します。
そういったやり取りの数日後、湯沢は加納に殺されます。
面倒臭くなって殺したのか、湯沢が無理心中しようとして、もみ合う内に湯沢が死んでしまったとかも考えられますが、何が起きたのかはわかりません。
また、加納と田代の戦いの際、加納は剣を抜いて笑ったり、田代を何度か斬りつけていたことから、加納は田代を殺したいほど嫌っていて、むしろ殺すことを楽しんでいる様子が見て取れます。
田代との一騎討ちで加納はピンチになったとき、土方と沖田には聞こえない小声で田代に何か囁いていました。
これ、音をかなーり大きくしたら「もろともに」と言っていたのが聞き取れました。
『もろともに』は『一緒に』という意味です。
この時は「一緒に死のう」という意味になり、加納に惚れていた田代が考え込んでしまうのもわかります。
沖田が言っていたように、閨での睦言(ねやでのむつごと※H中にかけ合う言葉)としても普段から言っていたのでしょう。
ちなみにその時には「一緒に果てよう」的な意味になります。
解説考察②に続きます。読んで頂きありがとうございました。
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