あらすじ後半※ネタバレ注意
10月24日 あと6日
ポメロイは校長から突然「今週いっぱいでクビだ」と解雇されてしまいます。
理由を尋ねますが、校長は何も話してくれません。
一方、学校の活動でダンスをしているドニーの妹サマンサが、ロサンゼルスで行われる全米ダンス大会に出場が決まりました。
しかし、ダンスクラブの顧問ファーマーは、ダンス大会よりもカニングハムの釈放運動を選びました。
ファーマーから「ダンス大会の付き添い役を代わって欲しい」と頼まれたドニーの母ローズは、ファーマーの熱意に負けて引き受けることにします。
ローズとドニーの関係は最近険悪でしたが、ダンス大会前夜、2人は仲直りしました。その後、ドニーはロバータ・スパロウに手紙を書きました。
10月26日 あと4日
ポメロイは退職する日、黒板に『Collan Door(地下室の扉)』と書きました。
これは、ある有名な言語学者がすべての英単語による組み合わせの中でも最も美しいと断言した言葉です。
ドニーはサーマン医師による催眠療法で、学校を水浸しにしたのも、校庭の銅像にイタズラしたのも、カニングハム宅に放火したのも、全てフランクに言われて自分がやったと告白しました。
催眠状態のドニーは『あと数日で世界が終わる 逆らったら孤独になる そしたら彼らの計画がわからずじまいになる』と言います。
サーマン医師が「世界が終わっても、あなたは孤独になる」と諭すと、ドニーは「孤独は嫌だ」と子どものように泣きました。
10月29日 あと1日
ドニーの姉エリザベスがハーバード大学に進学が決まりました。
ローズとサマンサはダンス大会に出発し、父エディは出張で不在です。
ドニーとエリザベスは両親が居ないのを良いことに、ハロウィーンパーティーを自宅で開きました。
パーティーが始まった頃、サーマン医師は何かの急用でダーコ宅に電話しますが、誰も電話に気付きせんでした。
そんな中、グレッチェンが焦った様子でドニーに会いに来ました。
彼女の母親が突然いなくなったと言います。
グレッチェンは、母が義理の父にさらわれたのかもしれないと思い警察に電話すると、警察に「安全な場所に避難しなさい」と言われてここに来たと語りました。
10月30日 あと6時間
2階から1階に降りたドニーはめまいに襲われて、また『矢』が見えました。
冷蔵庫に貼られたメモには『フランク参上 ビールをゲットしに行く』と書かれています。
ドニーはロバータ・スパロウの自宅に『地下の扉(Collan Door)』があるのではと思い、グレッチェンと一緒にスパロウの家に忍び込みますが、同じように不法侵入していた不良2人組にドニーとグレッチェンは襲われてしまいます。
ドニーは不良2人と喧嘩になり、グレッチェンは殴られて気絶してしまいます。
その直後、1台の車が猛スピードで近付いてきました。
パトカーだと思った不良2人は逃げますが、それは警察ではなくフランクと友人が乗っていたスポーツカーでした。
フランクはドニーの居る場所に近付いてくると、道路の真ん中に倒れていたグレッチェンに気づかず轢いてしまいました。
驚いて車から降りてきたフランクはウサギの着ぐるみ姿で、ドニーが今まで見ていた幻覚のフランクそのものです。
ドニーは怒り任せに、持っていた銃でフランクを撃ち殺してしまいます。
ドニーが撃った銃弾はフランクの右目を貫通しました。
その後、グレッチェンを抱えて自宅に戻ったドニーは、親の車の後部座席にグレッチェンを乗せた後、念力で自宅の真上にタイムトラベルの穴を作りました。
(自宅に向かって伸びる『穴』を見つめるドニー 引用:https://inews.co.uk)
ドニーは車を運転し、自分の町が見下ろせる人けのない山道に来ました。
ドニーはグレッチェンの遺体に「過去に戻って楽しい思い出だけで満たすんだ」と語りかけます。
その時、幻覚フランクの声が「28日6時間42分12秒経った。帰ろう」と言います。
同じ頃、ローズとサマンサが乗っていた飛行機が、ドニーが作った時空の穴に吸い込まれてしまいました。
時空の歪みの中で飛行機は分解し、エンジンが外れ、本体とは違うトンネルに入りました。
1988年10月2日に戻る
次の瞬間、ドニーは10月2日の飛行機エンジンが墜落した日の夜に戻っていました。
前回ドニーは夢遊病で外に居ましたが、今は自宅で安心して眠っています。
やがて、時空の穴からエンジンが落ちてきてドニーの部屋に墜落しました。
同じ頃、ドニーと関わりのあった人達(ドニーの家族、サーマン医師、フランク、カニングハムなど)は、何かを思い出したようにハッとしました。
翌日、ドニーの死体が自宅から運び出されました。
引っ越してきたばかりのグレッチェンは、ドニーの自宅で起きた不思議な事故の詳細を近所の少年から聞きます。
10月2日時点のグレッチェンはまだドニーと知り合っていませんでしたが、グレッチェンは他人事とは思えずドニーを気の毒に思います。
数メートル向こうに、たばこを吸って落ち着こうとしているローズがいました。
グレッチェンとローズは話したこともありませんが、なぜかお互いに親しみを感じて手を振り合いました。
感想!
映画の鑑賞履歴には2015年に観た記録があるものの全く思い出せず、この度見てみたんですがやっぱり思い出せないので多分初鑑賞でした(笑)
まず、本作の主人公がジェイク・ギレンホールだったことに今更のプチ驚き、しかも実姉のマギー・ギレンホールと姉弟役で共演していてこれまた今更の驚きでした。
今はそんなに似てると思わなかったけど、若い頃はよく似てますね~。
学生時代、ドニーが着ていたような骸骨のツナギを友人が「欲しい」と言いだして、一緒に古着屋さんとかロック系の服屋さんなんかを1日中探し回ったけど見つからず、何とか上半身だけドクロになれるパーカーは発見したのでそれで妥協していたのを思い出しました。
今思えばネットで探した方が確実だし早かったですよね(笑)
脱線すみません。前情報全く入れずに鑑賞して、これはドニーが死の直前に見た走馬灯的な物語(もし死を回避していたら的なifの世界)かなと思ったんですが、見終わった後に解説記事を6記事位読ませていただいて、意外と設定がきっちり作られていたことがわかってなんだかモヤモヤしました。
公開当時は公式HPに世界感の説明があったみたいですが、現在はもう削除されているみたいで残念です。
難解さ漂う作品だと思いましたが、どちらかというと何回も映画館で観て欲しくてあえて難しく作られていたようにも感じます。
制作側からすれば当然の発想なんですが、難しさのベクトルを間違えていたようにも思えます。。
気に入ったシーンはラスト付近の『マッド・ワールド』が流れるところと、パトリック・スウェイジさん演じるカニングハムの『恐怖克服セラピービデオ』の絶妙な胡散臭さ、ペイシェンス・クリーヴランドさん演じる死神おばばの素敵な髪型でした。
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地下の扉は「Cellar Door」ではないでしょうか?