「ターミネーター」ネタバレ解説考察|元々シュワちゃんはカイル役だった? | 映画の解説考察ブログ - Part 2

「ターミネーター」ネタバレ解説考察|元々シュワちゃんはカイル役だった?

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SF

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あらすじ③結末

その後、T-800は2人が潜伏していたモーテルも特定して襲撃します。
サラとカイルは逃亡の末に工場に侵入しました。

カイルはサラに隠れているよう命じてから、T-800を襲ってマシンのボディに爆弾を仕掛けることに成功します。
しかしカイル自身も爆破をもろに受けて死んでしまいました。

サラはカイルに駆け寄りますが悲しむ暇もなく、T-800は下半身が無くなってもまだサラを追い続けます。

サラは工場の奥に巨大なプレス機を発見すると、T-800を誘導してからプレス機でぺしゃんこに潰してどうにか破壊しました。

サラは駆けつけた救助隊に助けられ、死体袋に入れられて運ばれるカイルを見送りました。

数か月後。サラに妊娠が発覚すると、運命を受け入れて子どもを立派な戦士に育てる覚悟を決めました。

 

感想、解説・考察など

私は子どもの頃に本作より先に『2』を見てシュワちゃんのファンになったんですが、しばらくしてから本作も見て、悪役を演じるシュワ氏が2と全然表情が違ってて驚愕した記憶があります。

本作のシュワ氏は2の時より全然若くて筋肉パンパンで、無表情だとかなり怖いですw
若いと言っても、本作の撮影当時シュワちゃんは37歳だったようです。意外と遅咲きだったんですね。
顔が時たま あからさまな作り物になるシーンに時代を感じますが、それも本作の良さです!

そもそもスカイネットはなぜ人類を滅ぼそうとしているのか?

未来では人類とマシンの戦争が起きているという設定ですが、そもそもなぜ戦争が起きたのか疑問に思った方もいたのではないでしょうか。
作中でカイルがサラッと語っていましたが、まず、人類は本作の舞台となる1984年から数年後に『スカイネット』と呼ばれる画期的な人口知能を開発します。
スカイネットのおかげで人間は今までにないほど便利な生活を手に入れ、やがてそれは世界中に浸透するようになりますが、スカイネットは世界中のネットワークを駆使してあらゆることを勉強し、知識を蓄えていきます。
勉強しまくった結果、スカイネットは『人間こそが地球、自然、生物にとって最も害のある存在だ』と結論付け、絶滅させることに決めます。
そしてスカイネットは核爆弾を秘密裏にアメリカやロシアなど世界の主要都市に投下して戦争を引き起こし、まずは人間同士に殺し合いをさせて数を減らそう、と計画を立てます。
核爆弾を勝手に発射できるほどなので、恐らくスカイネットは各国の軍の武器管理も任されていたのでしょう。
後のシリーズのどれかで誰かが言っていた気がしますが、人類はスカイネットに色々と委ねすぎたためにこの戦争が起きたとも言えます。

 

なぜサラは物騒な夜に1人で出かけたのか

T-800によるサラ・コナー連続殺人事件が起きて、サラは不安な表情を浮かべていたにも関わらず、自宅で過ごさずに映画館に出かけています。
なぜなのか疑問に思ったので考察していきます。

まず1つ目に、これは今の若い方にはあまり理解できない感覚かもしれませんが(私にもあまり理解はできませんが笑)、一昔前の若い人たちにとって金曜日のアフターファイブ(休日前の仕事の後)はリア充を満喫するための時間と言いますか、金曜の夜を1人で自宅で過ごすなんてありえないというような風潮がありました。
それにサラはボーイフレンド候補にフラれた直後でしたし、ルームメイトのジンジャーと彼氏のイチャイチャを見たくないこともあって無理やり出かけたんだと思います。




元々シュワちゃんはカイル役候補だった!

ターミネーター
(引用:https://www.sportskeeda.com

恐怖の殺人マシン役にハマりまくっていたシュワちゃんですが、当初シュワ氏はマシン役ではなく、サラを守るカイル役としてキャスティングに名前が挙がっていたそうです。
それは当初、キャメロン監督が想像していたT-800は『とにかく目立たず特徴のない、殺し屋に最適なタイプの男』で、カイルは『戦士を絵にかいたような筋肉粒々の男』という真逆な映像を想定していたからです。
確かに殺し屋って特徴がない方が目立たず仕事がやりやすいですよね。

そんなわけで、当初の予定ではT-800役にはランス・ヘンリクセンがキャスティングされていたそうです。


(ランス・ヘンリクセン 引用:https://twitter.com

ヘンリクセンさんは刑事役をしていた俳優さんです。
しかし、キャメロン監督はカイル役の候補に挙がっていたシュワ氏を見て、急遽T-800とカイルの外見を逆にすることに決めたそうです。

完全に予測ですが、キャメロン監督はシュワ氏の圧倒的インパクトに魅了されて主要キャストに使いたいと思ったものの、シュワ氏は当時新人で演技力も低く、カイル役は任せられなかったのです。

そこで監督は、台詞も少なく複雑な表情の演技も必要としない殺人マシン役ならと考えて急遽変更したのです。
そうなると、元々T-800役の予定だったヘンリクセンは年齢的に青年兵士のカイル役には当てられず、やむを得ず刑事役に、という流れがあったのではないでしょうか。

眉毛がなくなったシュワちゃんは、子どもの頃に見ていたらトラウマになりそうな位怖かったですww
このキャスティング変更が功を奏してターミネーターシリーズの大ヒットにつながったんですね!

 

無許可で撮影していた場所があるらしい


(引用:https://filmfreedonia.com

作品を見た方はお分かりかと思いますが、本作は制作予算があまりなかったようで、あらゆる工夫を凝らして作られています。
そして予算の影響で、公共の道路でのシーンは実は無許可で撮影されていたそうです。
夜のシーンが多いのはそういう理由もあったんですね!
そういう目線で見ると制作側の努力が垣間見えてくるシーンもあって、見返すのが楽しくなってきます。

以上です!読んでくださりありがとうございました。
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