解説や感想など
伝えたい教訓
一番大事な教訓はラリー自身が語っていましたが「本当に大切なことを見極めること」です。
ラリーは立ち上げた会社が成功して、長年の夢を叶えることが出来ました。
しかし、社長になったラリーは忙しすぎるせいなのか全然楽しそうではありませんでしたね。
数か月振りに展示物たちと触れ合ったラリーは、大好きなことを仕事にして大成功した女性パイロットのアメリアと出会い、本当にやりたいことは何なのかを考え始めます。
そしてカームンラーからジェデダイアを助けたとき、自分が好きで本当にやりたいのは博物館の皆と一緒にいて、彼らを守ることなのだと確信します。
ラリーは最終的に会社を売却して警備員に戻ります。
ラリーは今回のことでお金を稼ぐことよりも博物館の仲間たちを守ることの方が大切だと実感したのです。
2つ目の教訓はリンカーンが教えてくれた「分裂は国を滅ぼす(敵同士を仲違いさせれば滅ぼすのは簡単だ)」です。
ラリーはリンカーンの言葉を生かしてイワン雷帝、アル・カポネ、ナポレオンに「誰がリーダーなのか」を問いかけて喧嘩させていましたね。
その他感想など
前作の恋愛話はルーズベルトとサカジャウィアでしたが、今回は主人公のラリーとアメリアの恋愛模様でしたね。
結局人間と人形の壁は越えられず結ばれなかった2人ですが、最後にアメリアの生まれ変わりと思われる女性が登場して安定のハッピーエンドでした。
前作はアメリカ自然史博物館の中も忠実だったようですが、今回のスミソニアン博物館は実際には展示されていないキャラクターが結構いたようですね、タコさんとか。
スケールが大きくなったのは良かったのですが、その分キャラクター1人1人の描き方が雑になった印象があって残念でした。
新キャラさんたちの性格が良くわかる場面をもう少し掘り下げてくれるともっと楽しめそうでした。
以上です。読んでいただきありがとうございました。
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