『見えない目撃者』解説考察|六根清浄について、犯人の目的は?セブンとの関連など | 映画の解説考察ブログ - Part 2

『見えない目撃者』解説考察|六根清浄について、犯人の目的は?セブンとの関連など

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見えない目撃者 クライムドラマ

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ラスト考察:なつめが立ち直れた理由

事件が解決した後、なつめが弟の死から立ち直って元気になれたのは、恐らく六根清浄と関係しています。
六根の聴覚、嗅覚、触覚、味覚、触覚は日下部が既に揃えていて、残るは視覚と意識でした。

なつめと晴馬と吉野刑事が廃墟に押しかけた時、吉野が日下部に頭を真っ二つに切られて殺されました。
さらに、なつめが撃った銃は日下部の眼球に直撃しました。
この時の吉野の脳で『意識』が、日下部の眼球で『視覚』が神に捧げられたことになり、六根清浄は完成していたのです。

その恩恵を受けたのが、最後の視覚を神に捧げたなつめになったと思われます。
そう思うとジワリと来るものがありますね。

 

その他映画との関連

本作には他の映画のオマージュかと思われるシーンがいくつかあったので、筆者が気付いたものだけ書き連ねます。

まず、冒頭のなつめの警察学校のシーンはマーティン・スコセッシ監督の『ディパーテッド』に似ていた気がしました。
ディパーテッドの原作『インファナル・アフェア』は見ていないのですが、もしかしたらインファナル・アフェアに似ているシーンもあったかもしれません。

また、なつめを演じた吉岡里帆は、なつめを演じるにあたって『羊たちの沈黙』のクラリスを参考にしたとインタビューで語っています。
浅香航大による日下部の演技は、勝手に思っただけですが『ターミネーター2』のT-1000を参考にされたんじゃないかな?と感じるような立ち振る舞いでした。

本作はデヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』に似ていると言われています。
『セブン』はキリスト教の七つの大罪を模した連続殺人が起こり、最後はブラピ演じる主人公の刑事が犯人を殺すことで七つの大罪を模した殺人が完成してしまうというラストで、本作もなつめが犯人を殺すことで六根清浄が完成している点や、『セブン』の犯人ジョン・ドゥも本作の犯人 日下部も「社会に絶望している」点が良く似ています。

監督は特に『セブン』との関わりについてコメントはされていないようですが、原作の中国・韓国版の犯人は無差別殺人をしており、儀式殺人は日本版オリジナルの設定のようなので、『セブン』を参考に脚本を練った可能性はありますね!

以上です。この記事がお役に立てていたらハートマークを押してもらえると嬉しいです(^ ^)




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Coeurlien:六根清浄とは仏教の教えの1つ|縁の深いスポットも紹介

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