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あらすじ⑩:2つ目の星
残りの燃料などの関係で、1つの星にしか行けないことが判明しました。
クーパーは距離の近さと信頼度の高さからマン博士の星を推しますが、アメリアはエドマンズ博士の星を推しました。
クーパーは、エドマンズがアメリアの恋人であることを見抜いて「男に会いたいだけだ」と咎めます。
アメリアは「愛と直感を信じたい」と訴えますが2人に響かず、結局マン博士に決まりました。
マン博士の星は氷に覆われた星です。
冬眠カプセルから目覚めたマン博士(マット・デイモン)は、クーパー達を見て号泣しました。
マンは、この星の表面は氷とアンモニアに覆われているが、地底には酸素と有機物が豊富にあり、居住可能だと告げました。
しかし、まだサンプルは採取できていないと言います。
マンに同行していたAIマシンKIPPが壊れていたのでTARSは直そうとしますが、マン博士は「直さなくて良い」と指示しました。
同じ頃、ブランド教授が老衰で亡くなりました。
ブランドは死の床にマーフを呼ぶと「人類にはプランBしか残されていないと、本当はクーパーが宇宙に行く前から分かっていた。済まない」と謝罪して息を引き取りました。
マーフはすぐにクーパーとアメリアにブランド教授の死と遺言についてメッセージを送信します。
ブランド教授の遺言を知ったアメリアとクーパーは愕然としますが、マン博士は「プランAの計算には、ブラックホールにの中にある『特異点の情報』が必要だが、それを得る方法が無くずっと黙っていた。希望を捨てさせないためだ」と説明しました。
あらすじ⑪:マン博士の目的
(マン博士 引用:https://medium.com)
クーパー達は手早く居住区域の確認などを済ませて地球に帰ろうとしていました。
マンはクーパーを「居住可能な区域に案内する」と言い、谷の間にある巨大な穴の前に連れて行くと、突然クーパーに襲い掛かりました。
マン博士はこの星が『居住不可能』なことを知りながら、助けに来てもらうために偽の情報を送信し続けていたのです。
『地下に酸素と有機物がある』というのもウソでした。
マンは死ぬ覚悟で宇宙探査に来たものの、生存本能に駆られて気付いたらシグナルを送信していたとを打ち明けました。
もみ合いの末に、マンはレインジャー号を奪って母船に向かってしまいます。
クーパーはアメリアに助けてもらって急いでマンを追いかけました。
マンのベーステントには爆弾が仕掛けられていて、近くに居たロミリーが死亡しました。
マンに母船を乗っ取られてしまうと詰みます。
マンは慌てていて、ちゃんとドッキングしないまま母船に入ろうとしました。
母船に通じるハッチを開けた瞬間に急激な減圧が起こり、マンは宇宙に放りだされてレインジャー号は大破、母船の一部が破損しました。
母船は急な減圧の影響で加速しましたが、クーパーは危険を冒して何とか母船を取り戻しました。
あらすじ⑫:結末
その頃、地球にいるマーフはプランAに関する手がかりを探すため、友人のゲティ医師と共に例の本棚のある実家に行きました。
現在実家にはトムの3人家族が暮らしています、マーフの部屋は当時のままです。
実家に着いて早々、ゲティがトムの妻ロイスと息子クープが砂が原因の病気にかかっていることを見抜きました。特にロイスは深刻です。
一刻も早く病院に連れて行こうとしますが、トムは「誰も連れて行かせない」と怒り出しました。
諦められなかったマーフは、トムのトウモロコシ畑の一角に火を放ちました。
トムが消化作業に追われている間に、ロイスとクープを車に乗せます。
マーフは時間が無い中、本棚で手がかりを探しました。
すると、クーパーがくれた腕時計の秒針が不思議な動きをしています。
マーフは腕時計を見た瞬間、今までの本棚の異常や砂の暗号も、全てクーパーの仕業だと直感しました。
一方、クーパーとアメリアは、地球に戻るよりも受精卵と共にエドマンズの星に行く方が良いと判断しました。
燃料はごくわずかしか無いため、このまま母船でガルガンチュアに突っ込んで、重力を利用してターン&一気に加速でエドマンズの星まで行くことにします。
クーパーはレインジャー2号に乗ってターンの微調整を行いました。
ガルガンチュアで遅い時間軸に入ったため、たった数分で地球時間の50年が経過しました。
ターンと加速に成功すると、クーパーはTARSが操縦するランダー号と彼自身の乗るレインジャー2号を切り離しました。
軽くすればするほど、アメリアがエドマンズの星に無事に着く可能性が高まるからです。
クーパーはガルガンチュアに吸い込まれ、レインジャー2号からも脱出して身一つになると、無数の部屋が幾重にも連なる不思議な空間に迷い込みました。
部屋の中をよく観ると、クーパーが要るのはマーフの部屋の本棚の裏側でした。
部屋に10歳の頃のマーフが見えたクーパーは、死に物狂いで「俺を宇宙に行かせるな(STAY)」とメッセージを送りますが、当時のクーパーは過去に起きた通り宇宙に行ってしまいました。
(本棚の裏でマーフを見つめるクーパー 引用:https://www.slashfilm.com)
本棚や砂の跡の怪奇現象を起こしたのはクーパー自身だったのです。
無数の本棚の裏側でTARSと再会したクーパーは、ここが『彼らが作った5次元の空間』だと悟りました。
そこでは時間も自由に移動可能です。
Aプランの実現可能な方法を導きだしたのは大人になったマーフで、クーパーは彼女の計算に必要な『特異点の情報』を伝えるためにここに導かれたのです。
クーパーはTARSに『特異点の情報』を暗号化させると、大人のマーフが本棚の前に居る時間軸で腕時計の秒針を動かして暗号を送りました。
マーフは秒針の揺れがクーパーからのシグナルと気付き、喜んで解読に取り組みました。
送信し終わると、5次元の世界が消滅し始めました。クーパーの役目は終わったのです。
次の瞬間、クーパーはワームホールの中にいました。
目の前には母船エンデュランス号が見えます。
母船の中に、ワームホールで別の銀河に向かう途中のアメリアが見えました。
クーパーが手を差し伸べると、アメリアは驚きつつ握り返しました。
次に意識を取り戻した時、クーパーは病院のベッドに居ました。
クーパーは地球時間では124歳になっていますが、見た目は33歳のままです。
人類はマーフの功績でプランAが実現して現在はスペースコロニー『クーパー・ステーション』に移住していたものの、居住可能な星はまだ確定していません。
クーパーはマーフが老衰で危篤状態と知り、急いで彼女の病室に行きました。
マーフはクーパーに「帰ってくると信じてた」と嬉し涙を流し、その後すぐに息を引き取りました。
その後、クーパーはアメリアが1人でエドマンズの星にいて救助を待っていると知ると、すぐに探査船で彼女の救助に向かいました。
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※本ページの情報は2021年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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