映画『シャッターアイランド』あらすじネタバレと感想紹介 | 映画の解説考察ブログ - Part 2

映画『シャッターアイランド』あらすじネタバレと感想紹介

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サスペンス

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あらすじ④:結末

嵐は去りました。
レイチェルと別れて地上に登ると、車で警備隊長が迎えに来ました。
隊長は「神は暴力が大好き」などと暴力を肯定する発言をテディに浴びせ続け、病院の前で車から降ろしました。

病院でコーリーに「チャックと一緒に帰りたいからフェリーを手配してほしい」と言うと、コーリーは「君は1人でここに来た」と言います。
身の危険を感じたテディがチャックを探して病院内をうろついていると、ネーリング医師(マックス・フォン=シドー)に怪しい注射を打たれかけました。
テディはネーリングを倒し、チャックは灯台に監禁されているに違いないと思いました。
そのとき、妻ドロレスと女の子の幻覚が現れて必死にテディを止めますが、テディは2人を無視して灯台に行きました。

テディは警備員から猟銃を奪い、心の底からこみ上げる『嫌な予感』を無視しながら灯台の中を捜索していると、最後の部屋にコーリーが居ました。
コーリーはテディが来るのを待っていたかのように振舞うので、テディは事態が飲み込めません。
さらに、コーリーがレイチェルの担当医シーアン医師を呼ぶと、現れたのはチャックでした。

テディはコーリーとシーアン(チャック)から、テディの本名はアンドリュー・レディスで、テディと言う名前自体がテディの作り出した偽名だと告げられます。
テディは2年前からここアッシュクリフの患者で、シーアン(チャック)はテディの主治医だと言われますが、テディには全く意味がわかりません。

コーリーとシーアンいわく、数年前にテディ(レディス)の妻ドロレスは心を病んで3人の子どもを溺死させてしまい、レディスはドロレスを射殺して逮捕されました。
その後、レディスも心を病んで現実逃避のために子どもがいたことも妻を殺したことも忘れ、エドワード・ダニエルズ(通称テディ)という偽名を自分の名前と信じ込み、保安官時代の自分になりきって『妻を殺した犯人探し』を続けていたのです。

シャッターアイランド

© 2012 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.

コーリーはテディの妄想の証拠を示すように、エドワード・ダニエルズ(EDWARD・DANIELS)は、アンドリュー・レディス(ANDREW・LADDIS)、レイチェル・ソランドー(RACHEL・SORANDO)はドロレス・シャナル(DOLORES・CHANAL)をアナグラム的に文字を入れ替えた名前だと説明しました。
テディは信じようとしませんでしたが、3人の子ども達の遺体の写真を見せられると全ての記憶が戻りました。

コーリーとシーアンの説明によると、レディス(テディ)は患者としてアッシュクリフに来た時からずっとレイチェルとレディスを探していました。
今回のように真実を説明して子どもの写真を見せると思い出しますが、しばらく経つとまた全て忘れてテディになり、レイチェルとレディスを探していたと言います。

元軍人で元保安官のレディスは訓練されているので、暴れられると非常にやっかいで手に負えない危険な患者でした。
レディスへのロボトミー手術が検討される中、ロボトミー反対派だったコーリーは、最後のテストとして彼自身の治療方針である『現実と直面させる治療法』をレディスに行っていたのです。
コーリーは「これで君が現実を受け入れてレディスのままで居られれば、手術をせずに済む」と告げました。

数日後。シーアンがレディスの様子を伺ってみると、レディスはまた『保安官テディ』に戻っていました。
シーアンがコーリーに目でサインを送ると、正式にレディスの手術が決定しました。

レディスは別れ際、シーアンに「善人のまま死ぬか、モンスターとして生きるか」と最後の言葉を残しました。
この発言でシーアンはレディスがテディに戻ったフリをしている(治療が効いている)ことに気付きますが、レディスが手術を望んでいることも察します。
シーアンは警備員に連れて行かれるレディスを複雑な気持ちで見送りました。




感想

シャッターアイランド

© 2012 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.

なぜかクリストファー・ノーラン監督作品だと勘違いしていた作品です。

主人公のテディが精神崩壊に至る過程や最後の決断が悲しすぎますが、そこも含めて大好きな作品です。
何となく複雑ですが1回観るだけでちゃんとわかるようにはできていて、2回目以降は全く違う視点で周囲のキャラの反応を見て楽しめるのも好きなところです。

夢と現実のごちゃごちゃ感や、テディが完全に幻覚見てるあたりから結末は何となく読めてしまいますが、テディが正常だと信じたい気持ちと疑う気持ちの葛藤が楽しめるのも良かったです。

伏線はわかりやすいのが多かったですが、警備隊長なる人物や、テディの最後の決断が誘導されてのものかそうでないのかが曖昧なのが悔しい部分です。

個人的に好きなシーンは、お墓チェックした後に雨宿りした場所で、テディが口から吐いたタバコの煙を全部鼻から吸い込んでるとこです(笑)

以上です!読んで頂きありがとうございました(^^)




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