映画「私の奴隷になりなさい」ネタバレ解説|イケメン自信家の「僕」が奴隷になるまで | 映画鑑賞中。

映画「私の奴隷になりなさい」ネタバレ解説|イケメン自信家の「僕」が奴隷になるまで

ヒューマンドラマ(官能)

映画「私の奴隷になりなさい」のあらすじと解説を紹介しています!

覆面作家サタミシュウによる同タイトルのSM官能小説を映画化したエロティックドラマ。
主演を大人気グラビアアイドルの壇蜜が演じ話題となった。
監督は、映画『幼獣マメシバ』(2009)の亀井享。
ある男の性奴隷になりMに目覚めた女と、その女に恋をしてしまった男の物語。

 

制作年:2012年
本編時間:96分、111分(ディレクターズ・カット版)
制作国:日本
監督:亀井亨
脚本:港岳彦
原作:小説『私の奴隷になりなさい』サタミシュウ著

私の奴隷になりなさい【電子書籍】[ サタミシュウ ]

感想(2件)

 

キャスト&キャラクター紹介


(引用:https://vb-sp.gsj.bz

真山明大

出版関係社に中途入社した青年。
イケメンで、多くの女性と奔放に関係を結ぶ自信に満ち溢れたプレイボーイ。
絵を描くことが好きで、いつかは仕事にしたいという夢があるものの、失敗を恐れて本気でやろうとしない。
私生活においても本気の恋愛はしておらず、自分に惚れた女を都合の良いように扱かったりと自分勝手な節がある。
周りが見えなくなりやすく、入社早々 香奈を質問攻めにしてKY認定される。

 


(引用:https://www.netflix.com

佐々木香奈壇蜜

僕が入社した会社の先輩で28歳の人妻。
夫は現在 大阪支社に出向していて、週末は新幹線で旦那が暮らすアパートに通っている。
謎の男『先生』の性奴隷。

 


(C) 2012 角川書店

先生板尾創路

香奈を支配している謎の男。
『先生』と呼ばれているが職業柄とは関係なく、全てを見透かすような物言いと話し方などからそう呼ばれている。
香奈と出会ったバーの常連客で、香奈以外にも奴隷がいる。

・その他のキャスト

ミドリ(僕の彼女)…西条美咲
純子(僕が落とした大学の先輩)…美知枝
ヨシユキ(純子の彼氏)…海東健
五十嵐さん(香奈の後輩、僕の先輩)…菜葉菜
マキ君(男性社員)…草野イニ
先生の奴隷…石井明日香〈現 新宮明日香
男性社員…塚本康博
バーの店主…ウダタカキ
僕の上司…高松泰治
バーの客…古舘寛治
バーの客(先生の奴隷)…杉本彩 ほか

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結末までのあらすじ

20代前半の『僕』は今までに狙って落とせなかった女はおらず、男としての自分に自信があった。
ミドリという大学時代の同級生の彼女がいるが、それは彼女が僕を束縛せず都合が良いから別れていないだけで、浮気相手は沢山いた。
浮気相手がだんだん僕に本気になると嫌気が差すので、そういう相手とはすぐに連絡を絶って新しい女性と関係を持った。

そんな僕は転職して、とある出版社に中途入社し、そこで先輩社員の香奈(壇蜜)と出会った。
ただならぬ色気を放つ香奈に強烈に惹かれた僕は、香奈が既婚者であることも構わず猛アピールした。
だが香奈の反応はそっけなく、しまいには「不愉快よ」と怒られてしまった。
初めて女にフラれた僕はショックを隠せなかった。

その後、僕は香奈を口説くのを諦めて大人しくしていたが、ある日、仕事中に突然香奈から『今夜セックスしましょう』とメールが入った。
僕は送信先を間違えたのかと思って直接聞いてみると、間違えていないと香奈は言うが、理由を聞いても何も答えなかった。

僕と香奈は仕事の後に落ち合うと、すぐホテルに入った。
部屋に入ると香奈は、セックスをビデオカメラに撮るように僕に頼んだ。
僕は不思議に思ったが、香奈が「こういうのが好きだから」と言うので、僕はハンディカメラ片手に行為に及んだ。

それから僕は香奈にのめり込んだ。
僕が都合の良い時に連絡しても香奈は構ってくれず、彼女から連絡があった時だけ会えたが、香奈は必要最低限の会話しかせず、会うとすぐに性的な行為を始め、終わるとすぐに帰ってしまった。
僕は次第に、香奈の心に触れられない切なさや苦しさを感じるようになった。

ある日の土曜日。その日は僕の誕生日だった。
香奈に招かれたので喜んで彼女の自宅に行くと、着いたとたんに香奈は僕を置いて夫のいる大阪に行ってしまった。
香奈が「家に居てもいいし、帰ってもいい」と言うので、僕は香奈の家でプレゼントのDVDを見ることにした。
そこには、香奈が過激な姿で『先生』と呼ぶ男(板尾創路)とのプレイの一部始終や、香奈が先生に「君の会社のしつこい男(僕のこと)とセックスして、それをビデオに撮ってきなさい」と命令されている場面、香奈から先生への感謝のメッセージなどが収められていた。

香奈が他の男の性奴隷だったこと、そして自分と関係を持った理由を知った僕は、傷ついて香奈の家を飛び出した。
男としてのプライドを傷つけられ、こみ上げる寂しさと切なさと嫉妬心を埋めるためにミドリを呼び出して抱こうとしたが、ミドリに気持ちを見透かされて逆に別れを告げられてしまった。

数日後。僕が香奈に呼びだされたバーに行くと、そこに香奈は現れず、やって来たのは『先生』だった。
僕は先生にこみ上げる怒りをぶつけたが、先生に僕自身の不甲斐なさを指摘されると何も言い返せなかった。

翌日の昼間。その日は仕事中だったが、また香奈にメールで呼び出された。
香奈は先生に命じられて僕にメールを送っていることは想像がついたが、僕は仕事もほっぽり出して指定されたバスに乗った。
車内には香奈と先生が少し離れた席に座っていた。
先生は小さなスイッチを持っていて、それをオンにすると、香奈の股間に仕込まれているバイブが震え、香奈は周囲の乗客に悟られないように静かに悶えていた。
僕は2人のプレイに巻き込まれたのだ。
先生は「私はなぜ君を呼んだと思う?君はなぜ来た?」と聞く。
僕が答えられずにいると、先生は「君に宿題を出そう」とつぶやき、僕にスイッチを渡してバスから降りていった。
困り果てて香奈の隣に座ると、香奈は僕が持っていたスイッチを自らオンにして切なそうな顔で僕にすがってきた。
異常さに耐えられなくなり、僕はバイブのスイッチと香奈を置いてバスを降りた。
帰り道、僕は道端で嘔吐した。

1週間後。僕はバーに行き、先生に「香奈さんのことを教えてください」と頼み込んだ。
先生は、今からおよそ1年前にこのバーで香奈と出会い、それから香奈が先生の性奴隷になるまでの話を聞かせてくれた。
先生と出会う前の香奈は、仕事熱心で男遊びもしない堅実なタイプだったそうだ。
会社の愚痴ばかりこぼす香奈は、先生に「つまらない女だ」と罵られてショックでうつむいた。
先生が「綺麗になりたいか?」と聞くと、香奈は黙ってうなずいた。

香奈はその日の夜に先生と肉体関係を持ち、それからはタガが外れたように先生とのプレイにのめり込んだ。
SMを好む先生のプレイは次第に過激になっていき、先生が首輪を渡した時、香奈は先生の奴隷になった。
そして今の香奈は、先生の要求なら何でも喜んで聞く立派なドMへと進化を遂げたのだと語った。

先生は「絶対的な主従関係は美しさを生む」と持論を展開した後、「君は※フランシス・ベーコンに学びなさい」と僕にアドバイスするとバーから立ち去った。
※フランシス・ベーコン(1561~1626):『知は力なり』の名言で知られるイギリスの科学者であり哲学者。『実際に経験することが最も重要である』という経験論哲学を説いた。

その後も香奈が忘れられなかった僕は、再び先生に連絡して香奈に会わせてもらうことにした。
指定された部屋へ行くと、先生はソファに座り、その隣には香奈が全裸で正座していた。
僕が「宿題の答えは、香奈さんを解放するために、僕を導いた」と告げると、先生は納得した。
先生は「香奈が好きだということを、私に証明しなさい」と言い、先生の目の前で香奈とセックスするように僕に命じた。
僕は少し考えた後、香奈をベッドに連れていき、抵抗はしないが明らかに嫌がっている香奈を抱いた。
香奈は始終、「先生!」と小さく叫びながら涙を流した。
耐えられなくなった僕は、行為の途中で香奈から離れ、壁の方を向いて泣き崩れた。

先生はベッドに座ると「情が移ってしまったからこそ、香奈を解放するのだ」と明かし、香奈を抱いた。
僕はその場にしゃがみこんで嫉妬に震えながら、香奈と先生のセックスを見ていた。
その後、先生は彼女の手を振りほどいて出て行った。

先生がいなくなると、香奈はもう先生への未練を断ち切ったかのように、冷めた表情で僕を見つめて「まだ私のことが好き?」と聞いた。
僕が迷わず「はい」と答えると、香奈は「じゃあ、私の奴隷になりなさい」と告げた。

主題曲:壇蜜『fade』
挿入歌:彩月『蜜月の赤糸』

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解説、考察や感想など

本作の主な見どころは壇蜜さんの美しすぎるボディが堪能できることですが、それ以外の作品としての見どころなどを解説しようと思います。

”先生”と香奈に変えられていく”僕”の性格

作品の前半で描かれている『僕』は常に自信満々で、何人もの女性と心向くままに関係を持っています。
言葉では語られていませんが、僕は今まで女性に困ったことがなく、落とせない女性はいなかったのでしょう。
女性に自分からセックスを迫っておいて、彼女が生理だと知るとあからさまに気分を害したり、目の前の女性で性欲が満たせないとわかると、すぐ近くにいた別の女性を口説くという自分勝手な性格も描かれています。

そんな僕が転職先で香奈と出会い、彼女が一目で気に入った僕はいつものように、積極的にアプローチします。
香奈が結婚していることを気にもせず、夫が単身赴任していることを知ると、寂しさに付け込もうとしたりして何とか自分が入る隙間を探ろうとします。
やがて僕の勘違いぶりにうんざりした香奈は、僕に直接怒りを伝えます。
この時、恐らく僕は初めて女性から拒絶され、ショックを受けて大人しくなりました。

それからすぐ、突然香奈から僕に夜の誘いのメールがありました。
香奈の行動が理解できないながらも、僕は内心舞い上がって香奈の誘いに乗り、ホテルで関係を持ちました。
それからというもの僕は香奈に夢中になりますが、香奈は僕の誘いには乗らずいつも一方的で態度もそっけなく、必要最低限の言葉しか交わさず、ただ性的な行為だけをして僕の前からいなくなります。
いつも多くの女性から愛情を受けてばかりだった僕は、このとき初めて女性の心が手に入れられないむなしさを味わいます。

僕の誕生日の日、僕の男としての自信が崩れ去るような事件が起きます。
香奈がプレゼントにくれたDVDには、香奈が他の男の性奴隷であり、僕を誘ってきた経緯が収められていました。
僕はプライドを傷つけられ、香奈が先生に見せる態度が自分と全然違うのを見て傷つき、寂しさに襲われます。
この時に僕は、香奈のことが本当に好きになっていたことを自覚します。
このDVDも、先生の指示で香奈が用意したのでしょう。
香奈を手に入れられない寂しさを紛らわすために、僕の彼女であるミドリを抱こうとしますが、ミドリには僕の心を見透かされ、別れを告げられてしまいます。

すっかり落ち込んでしまった僕でしたが、香奈のことを忘れられず、再び香奈から呼び出されると会いに行ってしまいます。
このときに現れたのが、香奈ではなく先生でした。
先生が香奈に命じてメールさせたのです。
先生は僕と初めて会ったにも関わらず、僕は僕自身がぬるく生きていることも見透かされ、指摘されてしまいます。
こうして男としても人間としても先生にかなわなかった僕は、絶望感に打ちひしがれます。
この頃には、かつての自信満々な僕の姿は消えてしまいました。

傷つけられても、先生に香奈との羞恥プレイを見せつけられても、まだ香奈が好きだった僕は先生に連絡を取り、香奈のことを教えてほしいと頼み込みます。
そしていつの間にか、僕は先生に操られるようになっています。

このように、徐々に香奈と先生に操られて性格が変わっていく僕の様子が楽しめます。
書いていて思いましたが、あらすじを復習してるだけの文章になってしまっています。すみません(訂正はしません←)

先生すごすぎでしょ(笑)
先生役の板尾創路の『先生』っぽさが意外にハマっているのも見ものです。
余談で、僕役の真山明大を本作で初めて拝見したんですが、しばらくディーンフジオカだと思い込んでいて、なんか豪華だな~と思っていたらキャストで違う人物だと知って逆に驚きました(笑)

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・参考記事

現代ビジネス:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49007

 

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