『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』ネタバレ解説考察|血の誓いの謎、クリーデンスなど | 映画の解説考察ブログ - Part 2

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』ネタバレ解説考察|血の誓いの謎、クリーデンスなど

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クリーデンスがグリンデルバルドを裏切った理由

クリーデンスは1作目『魔法使いの旅』の段階で一度グリンデルバルドに裏切られていて、疑いをぬぐえないまま仲間になっていました。
グリンデルバルドが使っていたドクロの煙の影響もあり、『認められたい』という期待を抱いていたのかもしれません。

しかしグリンデルバルドが優しいのは仲間になる前後だけで、後は道具のように扱いクリーデンスを傷つけました。
また、ダンブルドアがクリーデンスと直接話したことも大きかったと思われます。

クリーデンスは精神的にも大人に近づきつつあったので、グリンデルバルドとダンブルドア(悪と正義)の両方と接し、どちらが信用できるか考えた結果としてグリンデルバルドに歯向かったのではないでしょうか。

 

帰ってきたクイニー

一度はグリンデルバルドの信奉者になったクイニーでしたが、ちゃんと戻ってきてくれて本当に安心しました。

麒麟の赤ちゃんを殺してゾンビにしたことや、クリーデンスの憎しみを煽る行為を目の当たりにして徐々に目が覚めて行く様子が繊細に描かれていました。

クイニーが戻ってこれたのは、グリンデルバルドがジェイコブに対して『このマグルは魔法使いと結婚して純血を汚そうとした悪党だ』と言い放って『クルーシオ(磔の呪文)』をかけたこと(前作での愛と自由を重んじる云々とは真逆の行動)が決定打だったと思われます。

この行為は前作『黒い魔法使いの誕生』でグリンデルバルドがクイニーに語った『種族関係無く愛し合える世界を作ろう』などの発言とは全く矛盾するので、これもクイニーの目が覚める大きな要因になったと思われます。




アリアナ・ダンブルドアの死因

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
(引用:https://blackgirlscreate.org

本作ではダンブルドアとアバーフォースの妹アリアナが死んでしまった原因があかされました。

ダンブルドアは若かりし頃にグリンデルバルドと駆け落ちしようとした時、アバーフォースに見つかって喧嘩になりました。
2人は激しく口論していてアリアナが近づいていることに気付かず攻撃魔法を使い、それが彼女に当たってしまいました。

アリアナは兄弟げんかに巻き込まれて死んでしまったようで、端的に言うとアリアナを殺したのはダンブルドアとアバーフォースだったのです。

ニュートは驚くべき告白に狼狽しつつ慰めようとすると、ダンブルドアは「私を失望させるな」と答えました。
ダンブルドアは心にもない慰めは一番聞きたくなかったのでしょう。

 

ダンブルドアとグリンデルバルドが戦えた理由

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
(引用:https://screenrant.com

2人には血の誓いのせいで直接対決は出来ないと言う設定があったものの、直接対決していました。

これについて、ダンブルドアは「あいつは殺そうとし、私は守ろうとしたから戦えた」と言っていました。
これはお互いがお互いを殺そうとする戦いは出来ないけれど、2人の間に守るべき対象などが挟まっていれば(間接的にであれば)戦えるということを意味します。

クリーデンスは一度ダンブルドアを殺そうと挑戦しましたが、その勝敗は明らかでダンブルドアの方が何枚も上手でした。
前作の段階ではクリーデンスはダンブルドアを殺せる位戦闘能力が高いのかもしれないと思っていましたが、この様子だとグリンデルバルドは恐らく最初からクリーデンスを利用してダンブルドアと直接対決するつもりだったのかなと感じました。

 

ネックレスは何故壊れた?

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
(引用:https://fsawtft.com

ネックレスを持っていたダンブルドアは、グリンデルバルドと戦うことを想像しただけでもネックレスから罰を受けていましたが、直接対決が始まった直後にネックレスは壊れました。

ダンブルドアは血の誓いを交わした理由について「若気の至り」と発言していたように、ダンブルドアとグリンデルバルドは若さゆえの感情の高まりで血の誓いを交わしたようです。

若気の至りで作ってしまった代物なのに簡単に壊せなかったのは恐らく、ダンブルドアがグリンデルバルドを密かに愛し続けていたからです。

ネックレスが壊れた理由としては『意図せずダンブルドアとグリンデルバルドの魔法がぶつかって戦いが始まってしまったから』という意見が多いですが、個人的には『ダンブルドアのグリンデルバルドに対する未練のような感情が、クリーデンスが殺されかけた時に消えたから』ではないかと解釈しています。

若者による未熟な魔力で作られたネックレスのはずなのに今まで壊せなかったのは、ダンブルドアがグリンデルバルドに対して抱いていた強い思いのせいだったので、壊れるのもまた感情からではないかという推測からです。

言い換えると、血の誓いを破れなかったのはダンブルドアだった、ということではないかと思っています。

 

ラストについて

物語の最後、ダンブルドアはニュートにお礼を言うと、ニュートは「何に対するお礼ですか?」と聞き、ダンブルドアは「好きに受け取ってくれ」と答えました。

世界を救って魔法界を正しい方向に導いたお礼、逃げ出さず率先して協力してくれたお礼、色々あるでしょうが、ダンブルドアが一番お礼を言いたかったのは恐らくニュート達の協力のおかげで血の誓いのネックレスを破壊できた(ダンブルドアがグリンデルバルドに対する思いを断ち切れた)ことに対してではないでしょうか。

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