映画「アリーテ姫」ネタバレあらすじと感想|生きる意味を探す少女と生にしがみつく少年 | 映画鑑賞中。 - Part 2

映画「アリーテ姫」ネタバレあらすじと感想|生きる意味を探す少女と生にしがみつく少年

ファンタジー

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結末


(金色のワシ 引用:https://www.cinematoday.jp

数か月後。豊富な水のおかげで農作物は順調に育つようになり、枯れた大地だった原っぱには草が青々と茂りました。
一方で、ボックスは失くした魔法の水晶をまだ探し続けていました。

アンプルが「水晶を見付けてどうするんだい?村人を全員カエルに変えるのか?」と聞くと、ボックスは「俺は生涯をかけて水晶を探す!」と怒鳴ります。
アンプルが「永遠の命を持ってた魔法使いなんて、もうみんな滅んだんだよ!」と現実を突きつけるていると、アリーテ姫が現れました。

アリーテ姫は「別の魔法があるわ。目を閉じて、思い浮かべてみて。一番行きたいと願う場所を」と言うと、ボックスは「一番楽しかった場所だ。一度だけ海に行ったことがある。子供の頃に母と行ったんだ」と懐かしそうに答えました。
アリーテは「海辺にいた時のその思いを、未来に向けることだって出来る」と訴えます。
ボックスはあの時に海に来たのは、ここから他の星に飛び立つ船を見送るためで、いつか自分もあの船に乗って星を旅するのが夢だったことを思い出しました。
アリーテ姫は「同じ魔法はあなただけでなく、全ての人に備わっていることを忘れないで」と言い、旅に出るために歩きだしました。
アンプルは「いつでも帰って来るんだよ!ここはもうあんたの村だ!」と言い、アリーテ姫を見送りました。

その後、アリーテ姫はボックスが言っていた【魔法で飛ぶ金色のワシ】がいるという岩山の頂上にたどり着きました。
アリーテ姫が空を見渡すと、金色のワシは本当に飛んでいました。
アリーテ姫は、誰が何のためにこのワシを作ったのかわかりませんでしたが、それはとても美しく、アリーテ姫は心から笑顔になりました。

その後、アリーテ姫は岩山から下りて港町にたどり着き、旅をしながら生きていくことを決意しました。
ボックスは水晶を探すのを止めて自分の両手を見つめながら、草原に立ち尽くしました。

主題歌:大貫妙子『金色の翼』

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感想!

何となく大人向けのお話でした。
お姫様が可愛くないというのも珍しいし、登場人物の何気ない発言まで印象的で心に残る作品です。

あまり抑揚がない淡々とした作品なので、ジブリ作品のようにもう少しファンタジー要素が多ければヒットしたような気がしますが、片渕監督はあえてそういうことをしなかったんだそうです。片渕監督らしいですね。

アリーテ姫とボックスの対比が素晴らしい

お城に閉じ込められても自分の力で抜け道を開拓して、生きる意味を貪欲に模索し続けるアリーテ姫と、魔法が使えていつでも好きな所に行けるのに、いつまでも来ない助けを待ち続け、危険を恐れてひたすらお城に引きこもるボックスの対比が良かったです。

アリーテ姫にかけられた魔法を解くのが『王子様』ではなく彼女自身だった点にも、アリーテ姫の強さが感じられました。
一般的に浸透している『お姫様像』や『女性像』からの脱出がテーマでもあったそうです。
3つの願いが叶う魔法の指輪も、願い事の使い方が残念だったのがアリーテ姫の性格を表しているようで逆に印象的でした。

ボックスは精神的に子どものまま年老いてしまった魔法使いでしたが、お城を「最もくだらないもの」に変える魔法をかけたとき、お城が彼自身になってしまったシーンは切なくなりました。。
ボックス自身も、動かなければ何も始まらないことが心のどこかではわかっていたんでしょうね。

原作が海外だからか、海外アニメを思わせる絵のタッチも好きでした。
原作小説とはまた印象が違っているみたいなので、いつか読みたいです。

以上です!読んでいただきありがとうございました(^^)

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