映画「アリーテ姫」ネタバレあらすじと感想|生きる意味を探す少女と生にしがみつく少年 | 映画鑑賞中。

映画「アリーテ姫」ネタバレあらすじと感想|生きる意味を探す少女と生にしがみつく少年

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ファンタジー

アニメ映画『アリーテ姫』あらすじを紹介しています!

生きる意味を探し続けるアリーテ姫と、生きることに執着する引きこもりの魔法使いボックスの物語。

制作年:2000年
本編時間:105分
制作国:日本
監督・脚本:片渕須直
原作小説:ダイアナ・コールス『アリーテ姫の冒険』

アリーテ姫の冒険(通常版) [ ダイアナ・コールス ]

価格:1,650円
(2021/12/1 11:58時点)
感想(1件)

解説・考察記事はこちらです↓

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声の出演・キャスト


(引用:https://t.livepocket.jp

アリーテ姫…cv桑島法子
人間の国のお姫様。
いつからかお城の別棟に幽閉状態で暮らしている。
誰にも知られていない秘密の通り道を開拓して、夜になるとよくお城から抜け出して冒険している。

 


(引用:https://blog.goo.ne.jp

ボックス…cv小山剛志
少年のボックス…cv陶山章央

魔法使いの一族の生き残り。
巨大なお城に1人ぼっちで住んでいる孤独で卑屈な男。
魔法の水晶玉から『アリーテ姫に殺される』というお告げを受け、何とかしようとアリーテ姫の花婿候補に名乗りをあげた。
とにかく生き残ることに執着しているため、危険を避けてお城から出ることは滅多にない。
身の回りの世話は全て手下のグロベルに任せ、食事はお城の近くの村人アンプルに作らせて運ばせている。

 

アンプル高山みなみ
ボックスのお城の近くの村に暮らす女性。
ボックスとグロベルに毎日食事を運ぶ給仕係を何年も続けている。

 

アンプル(城に食事を運ぶ村人)…高山みなみ
グロベル(魔法で人に変えられたカエル)…沼田祐介
魔女…こおろぎさとみ
ダラボア(姫の花婿候補)…竹本英史
金髪の騎士(花婿候補)…森訓久
王様…長嶝高士
老臣…石森達幸麻生智久高塚正也
衛兵…永野善一小和田貢平
侍女…進藤尚美
仕立て屋の親方…西松和彦
仕立て屋の従弟…天神有海小谷伸子
ナレーション…佐々木優子 ほか

 

あらすじ前半

アリーテ姫のあらすじを紹介します。

幽閉された姫と花婿候補


(引用:https://tokushu.eiga-log.com

アリーテ姫はある国の王様の一人娘です。

アリーテはお城の中に幽閉状態で暮らしていて、基本的に外出が許されない生活を送っています。
姫は自分の部屋の暖炉から外に続く秘密の抜け道を作っていました。
出たい時は抜け道からこっそり町に出て、町の人々の観察をしたり、自然を見たり冒険を楽しみます。

その日もアリーテは朝から町に出て、お昼ご飯の時間に合わせてお城に戻りました。
昼食の最中外を見たアリーテは、自分の花婿を決めるための『宝探し大会』が行われていることを知りました。
旅から帰ってきた花婿候補の男たちが、各々手に入れた宝物を持って城に入っていきます。
候補者がお城に集まると、お宝収集が大好きな王様の前で宝物のお披露目会が行われました。
初めて見る不思議な物や動く宝箱など、さまざまなお宝に王様は喜びます。

その日の夜。重臣たちは、集まった魔法の道具や宝石を見て「これでしばらく金に困ることはなさそうだ」とほくそ笑みます。
アリーテはタイミングを見計らって秘密の通路から外に出て宝物がしまわれた倉庫入りました。
宝箱を開けると、中には輝く金銀財宝に、動く魔法の宝石箱などもあります。
アリーテはその中にあった『魔法の本』に惹き付けられ、こっそり持ち出しました。

部屋に戻って本を開くと、人間が魔法を当たり前のように使っていた時代のことや、様々な便利な魔法が書かれていました。

その時、花婿候補の1人ダラボアが、アリーテ姫とお近づきになろうと憲兵の目を盗んで窓から侵入してきました。

ダラボアは、自分がいかに男らしく勇敢かをアピールするために『魔法の水晶玉』を手に入れたいきさつを語りますが、アリーテ姫は、ダラボアが水晶玉を異国の村から力づくで奪ってきたことや、本来なら大人しいはずの魔物を怒らせて殺したことなどを知って嘆きます。
アリーテがそれらを指摘すると、ダラボアは苦笑いしながら出ていきました。

 

アリーテ姫と魔女

やっと静かになってアリーテが安心していると、今度は秘密の暖炉の抜け道から、杖をついて歩く子どもが現れます。
その子は見た目は子どもだけれど、振る舞いや喋り方がまるで老人だったので、アリーテはこの子どもが魔女だと気が付きました。

魔女は昔、子供に変身して遊んでいる間に『魔法の源』を盗まれて、元の姿に戻れなくなってしまったのだそうです。
そして、このお城に『盗まれた宝物』が集まっていると聞いて来たと語りました。
しかし、ここにも『魔法の源』は無かったとがっかりしています。

魔法使いは『魔法の源』を失くすと永遠の命を失ってしまうのです。
魔女はアリーテ姫がそれらしき物を見ていないと知ると、暖炉の抜け道から出ていきました。

魔女と話して生きる意味を知りたくなったアリーテ姫は旅の準備を始めました。

 

花婿候補の魔法使いボックス


(引用:https://blog.goo.ne.jp

翌朝。アリーテのお城にボックスと名乗る初老の魔法使いが突然現れて「アリーテ姫を嫁に欲しい」と告げました。

魔法使いの生き残りはとても珍しいので、お城の重臣たちが唖然としていると、ボックスは王様に「魔法使いと結婚すれば、私の魔法がこの国の発展にも役立つ」、「現在は老人の姿だけれど、結婚すれば若返る」と結婚のメリットを語りました。
すると、重臣も王様も喜んでアリーテ姫とボックスの結婚に賛成しました。

その頃、アリーテ姫は既に家出して旅に出た後でしたが、すぐに見つかってお城に連れ戻されてしまいます。

アリーテが成長した姿はお城の中でも限られた召使いしか知らなかったので、家来や重臣達は、初めて見る姫があまりに平凡な顔立ちなので「これは何かの呪いじゃないか?」とひどいことを言います。

アリーテ姫が「私はお姫様じゃない何かになりたかった」と打ち明けると、王様は「娘よ、お前は従うしかない」と答えます。

その時、ボックスが「姫の呪いを解くことが出来る者こそが、姫の婿である証だ!」と叫び、丸い水晶のついた杖をアリーテ姫に向けました。
すると、アリーテ姫はたちまち美人に変身しました。

美しくなったアリーテ姫にボックスがプロポーズすると、アリーテ姫はあっさり受けいれました。
家臣は感心して「これこそ本当の姫君だ!」と叫び、広間に歓声が上がりました。
アリーテ姫はボックスに『美人で馬鹿になる魔法』をかけられてしまったのです。

 

アリーテ姫とボックスの結婚

Princess Arete
(引用:http://blog.alltheanime.com

それからすぐにアリーテ姫とボックスの結婚式が行われました。
アリーテ姫の身支度には子どもの従者が集められていて、その中に昨日の魔女が紛れていました。
魔女は、アリーテ姫が魔法をかけられたことに気付きます。

「私はこの城を出たら普通の人間として生きていくことになる。これも、もう要らぬ」と言い、アリーテ姫に3つの願いが叶う魔法の指輪をプレゼントしました。

アリーテ姫はしばらくの間ボックスのお城で暮らすことになり、ボックスの小さな飛行船(イメージはレオナルド・ダ・ビンチのヘリコプターをご参照ください)に乗せられました。

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ボックスに捕まったアリーテ姫


(引用:https://tokushu.eiga-log.com

飛行船は野を超え山を越えて、ボロボロの廃墟のようなお城にたどり着きました。
ここがボックスのお城です。
すると、ボックスはカエルによく似た少年に姿を変えました。

今までのボックスは偽物で、手下のグロベルが変身していたのです。
グロベルはボックスに魔法で人間の少年に変えられたカエルです。
本物のボックスはずっとお城でグロベルがアリーテ姫を連れてくるのを待っていたのです。

グロベルは、アリーテ姫が持っていた魔法の本をボックスに渡しました。
ボックスは「これで運命に逆らって辛い思いをすることもない。お前は幸せ者だ」と皮肉を言いますが、アリーテ姫には真意がわからずうなずくだけでした。

その後、グロベルはアリーテ姫を汚い地下室に閉じ込めてしまいます。

ボックスの本当の目的はアリーテ姫と結婚することではなく、アリーテ姫から知性を奪って死ぬまで監禁しておくことでした。
その理由は、先日ボックスの魔法の水晶玉が『アリーテ姫に寿命を縮められる』と予言したからでした。

アリーテ姫は地下室で、自分が今どういう状況にあるのか考えようとしますが、魔法の力が邪魔をしていつもの論理的な思考ができませんでした。

 

1つ目の魔法

『悪い魔法使いに捕まったのなら、王子様が助けに来てくれるまで、ここで待つことにしよう』と思ったアリーテ姫が部屋を見渡すと、地下室にはベッドもなくボロボロで、ネズミがそこらじゅう走り回っています。

その時、アリーテ姫が指にはめていた魔法の指輪がこすれました。
すると、ネズミがいなくなり、ボロボロだった壁は星がちりばめられた美しい夜空の模様に塗り変わり、天蓋付きベッドと椅子が現れました。

魔法を目撃したグロベルが慌ててボックスに報告すると、ボックスは「あの指輪か。せっかくの願いを部屋の掃除に使うとはな!しかし、これは魔法が効いている証拠だ」と呟きました。

 

ボックスの願い

ボックス達魔法使いの種族は、貪欲な人間に永遠の命と魔法を奪われて絶滅しかかっていました。
ボックスは、また魔法使いを増やして、魔法が普通に使われていた時代を取り戻したいと願っています。
そのために、自分だけは生きのびて文明を長らえさせて、いつか仲間が助けにきてくれる日を待ち続けていました。

グロベルは「おとぎ話でもあるまいし、『助けに来る』なんて、いくら待ったって来やしないものを!」とアリーテ姫の悪口を言ったつもりでしたが、ボックスは自分のことを言われたように感じて機嫌が悪くなりました。

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ボックスの日常と2つ目の願い


(刺繍するアリーテ姫 引用:https://www.videx.jp

その後、アリーテ姫は地下室で王子様が助けに来てくれるのを静かに待ち続け、ボックスとグロベルは城にこもりっきりの日々が続きます。
お城に来るのは食事を運んできてくれるアンプルだけです。

翌朝。グロベルは昨夜地上に落ちた流れ星のカケラを見付けてボックスに見せました。
それは壊れた魔法の水晶と隕石が合体したようなものだったので、ボックスはショックを受けます。
カケラは、やがて砂になって消えてしまいました。

ボックスは魔法の本を読み、壊れたままになっていた飛行船を魔法で直そうとしてみます。
しかし、魔法が上手く使えず直せないので「ただ退屈しのぎに試してみただけさ」と自分に言い訳しました。

そこにグロベルがアリーテ姫の様子を報告しに来ました。
アリーテ姫は、王子様が来てくれた時にプレゼントする刺繍を縫うために、魔法の指輪を使って刺繍キットを出したそうです。
グロベルは「明日をも知れぬ身なのに退屈しのぎだとさ!自分の状況がわかってないんですかね?」と言います。
ボックスはまた自分のことを言われた気がして「黙れ!」とグロベルに怒鳴りました。

その日の夜。眠れなかったボックスはアリーテ姫の地下室を覗いてみました。
姫がまだ起きていたので、ボックスは「助けがくると本当に信じているのか?お前の城の者たちでさえ誰も来ないではないか。一体何を待っている?」と聞いた。
アリーテ姫は「来ないということは、望みを抱き続けていられるということ。私はその長い時間を、刺繍に針を刺して過ごしましょう。あなたは何を待っているの?」と聞き返しました。
ボックスは心を見透かされた気がして気分を害しました。

後半と感想は次のページです。

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