映画『億男』のあらすじ紹介、解説・考察をしています!
「九十九はクラブで何をしていた?」「ラスト、九十九はどこに行ったのか」について書いています。
鑑賞済みの方のための記事です。まだ見ていない方はネタバレにご注意ください。
本編時間:116分
制作国:日本、モンゴル
監督:大友啓史
脚本:渡部辰城、大友啓史
原作小説:『億男

主題歌:『話がしたいよ』BUMP OF CHECKEN
出演者:佐藤健(大倉一男)、高橋一生(古河九十九)、黒木華(大倉万左子)、北村一輝(百瀬栄一)、藤原竜也(千住清人)、沢尻エリカ(安田十和子)、池田エライザ(あきら)、木村了 ほか
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あらすじ
(福引を引く一男 引用:https://www.oricon.co.jp)
主人公の大倉一男(佐藤健)は、蒸発した兄の借金3000万円を肩代わりさせられ、
働きづめで体も心も限界が来ています。
そんなある日、一男は商店街の福引でもらった宝くじで1等が当たり、3億円を手に入れました。
喜びと興奮に浸っていた一男でしたが、
冷静になると借金返済して手元に残る2億7千万円の使い道がわからなくなります。
一男は大学時代の親友で、大成功した若手起業家の古河九十九(高橋一生)に相談することしました。
九十九は一男に3億円を現金化させると、
「まずは使ってみろ」と言い、適当に人を集めて豪華なパーティーを開きました。
一男はパーティーで酔いつぶれて寝落ちしました。
翌朝。一男が目覚めると、3億円と九十九が消えていました。
一男はまだ借金の返済すらしていなかったので、大慌てで九十九を探します。
解説・考察・感想など!
気になった点などを解説・考察していきます!
九十九はクラブで何をしていた?
十和子の過去の回想で、クラブで派手に着飾った十和子が何人もの男に口説かれていて、
その十和子の姿を九十九が少し離れた場所から見ているシーンがあります。
作中では明確にされませんが、十和子と九十九は元恋人で、
原作小説ではお金絡みで破局したと書かれています。
九十九は恐らく、十和子と一緒にお金の正体を知るための実験のようなものをしていたと思われます。
十和子を金持ちが集まるクラブに1人で行くように指示したのは九十九で、
九十九は十和子をエサにして男たちに十和子を口説かせて、『女と金(と男)』の関係を探ろうとしていたのでしょう。
恐らく十和子はどこかに盗聴器を付けていて、
九十九は男たちと十和子の会話を盗み聞きしていた図だったと思われます。
そしてこの実験は十和子の考え方に影響を与えてしまったらしく、
十和子は『男の金銭感覚』のみで結婚相手を決めました。
作中の言葉を借りて言うと、よくも悪くも十和子の中にもお金が住みついてしまったのでしょう。
最後、九十九はどこに行った?
物語のラストの後、九十九はモロッコへ行ったと思われます。
靴の中に忍ばせていたのも多分モロッコの紙幣でしたし、モロッコは一男にとってもですが、九十九にとっても特に思い出深い場所です。
お金についての答えを見つけた後で旅するモロッコは、九十九に当時とはまた違う景色を見せてくれるのではないでしょうか。
②に続きます。
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