映画『踊る大捜査線3』事件と犯人まとめ、日向真奈美(小泉今日子)の目的と動機を解説考察① | 映画の解説考察ブログ

映画『踊る大捜査線3』事件と犯人まとめ、日向真奈美(小泉今日子)の目的と動機を解説考察①

※この記事にはPRが含まれています。
※この記事にはPRが含まれています。
踊る大捜査線3 日本映画
この記事は約8分で読めます。

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』で起きた事件の概要、犯人と犯行動機についてまとめています。

観賞済みの方向けの記事なので、まだ見ていない方はご注意ください。

制作年:2010年
本編:141分
監督:本広克行
脚本:君塚良一
主題歌:『Love Somebody』唄/織田裕二

この映画の関連商品(楽天)

映画観るなら<U-NEXT>

キャスト紹介

青島俊作…織田裕二
湾岸署刑事課の係長。湾岸署の引越しに伴い引越し対策本部長を任される。

恩田すみれ…深津絵里
青島の同僚の盗犯係の女性刑事。

室井慎次…柳葉敏郎
警察庁長官官房審議官・警視監
捜査一課の審議官として本庁での幹部会議に参加するまでに出世している。

鳥飼誠一…小栗旬
捜査一課管理補佐官
本庁と所轄の意見の衝突をうまくまとめる調整役。
室井が嫌いらしく「所轄を信じすぎる傾向が強く、あまり賢いと言えない」と批判する。

・湾岸署員
神田総一朗(署長)…北村総一朗
秋山晴海(副署長)…斉藤暁
袴田健吾(課長)…小野武彦
魚住二郎(強行犯係部長)…佐戸井けん太
栗山巡査(強行犯係)…川野直輝
和久伸次郎(強行犯係・和久平八郎の甥)…伊藤淳史
中西警部補(盗犯係長)…小林すすむ
森下孝治(盗犯係)…遠山俊也
緒方薫(強行犯係)…甲本雅裕
篠原夏美(強行犯係)…内田有紀
王明才(研修生)…滝藤賢一
真下正義…ユースケ・サンタマリア ほか

・警視庁・警察庁・その他関係者
池上静夫(警察庁長官)…津嘉山正種
町屋忠正(警察庁次長)…辻萬長
一倉正和(捜査一課管理官)…小木茂光
小池茂(交渉課課長)…小泉孝太郎
木島丈一郎(SIT)…寺島進
浅尾(SIT)…東根作寿英
草壁中隊長(SAT)…高杉亘
眉田克重(爆発物処理班)…松重豊
捜査員…遠藤要、迫田孝也
交渉課…ムロツヨシ、石田剛太 ほか

・その他
日向真奈美(猟奇殺人犯)…小泉今日子
須川圭一(ノライヌ)…森廉
瀬川クミ(ロールパン)…時任ぁみ
上村和彦…近藤フク
小柴亮平…札内幸太
稲田茂光…飯泉学
リポーター…皆藤愛子、貞包みゆき
バス運転手…永野宗典
医師…古舘寛治
増田喜一…岡村隆史
佐藤秀明(内閣官房副長官)…大鷹明良
都知事…阿部秀司
クラッカー…岩井秀人
三井一郎(赤い服の男)…三井市朗 ほか

湾岸署管轄内で起きた事件、犯人、動機を整理

作中で発生した事件のまとめから、被害者、そしてすべての元凶となった真犯人の狙いまでを解説します。

1・金庫破り、バスジャック事件

湾岸署管轄内の銀行から通報が入り、恩田すみれ刑事(深津絵里)たちが現場に行きますが、銀行では金庫室の施錠ドアが何者かに解錠されたものの、盗まれたものはありませんでした。

ほぼ同時刻、レインボーブリッジ付近でバスジャック事件が発生し、青島刑事(織田裕二)たちが現場に向かうと、バスは河川敷に停車していました。

バスの中には人質となっていた乗客と運転手が無傷で座っており、犯人たちは逃げた後でした。

犯人は覆面をした5人グループで、バスジャックの際には手術用のメスを持って乗客を脅しました。

2・拳銃3丁盗難事件

湾岸署の引越し作業中、作業着を着た怪しい5人組が新湾岸署内に入り込み、署内のパソコンのデータと拳銃3丁が盗まれました。

拳銃は青島すみれ、研修生の(滝藤賢一)のものです。

拳銃が盗まれたことを知った神田署長北村総一朗)は、責任から逃れるため盗難を隠蔽しようとします。

しかしその後、犯人たちはネット掲示板に拳銃紛失の暴露情報を流し、世間に向けて警察に対する不信感を煽ります。




3・連続殺害事件と犯人解放要求の経緯

翌朝、レインボーブリッジ付近の東京湾で射殺体が発見されました。
死体の顔面には、新湾岸署から盗まれた王刑事の拳銃が置かれていました。

湾岸署に捜査本部が立てられ、一倉管理官小木茂光)が主導となり捜査が始まります。

殺された被害者は上村和彦25歳で、湾岸署の引越し作業員として働いた人物でした。
被害者の上村は重度のネットゲーマーでした。

交渉人の小池(小泉孝太郎)が、ネットゲーム内で上村の知り合いを探したところ、ノライヌというハンドルネームの人物が接触してきました。

ノライヌは、自分たちが拳銃を盗んだ犯人だと告げ、青島が過去に逮捕した犯罪者9人を解放するよう要求しました。

その9人とは、
現金輸送車強盗犯の芦田満(古田新太・歳末特別警戒SP)
柏木雪乃の元恋人で麻薬所持の岩瀬修(布川敏和・ドラマ第6話、第7話)
猟奇殺人犯の日向真奈美(小泉今日子・映画「湾岸署史上最悪の3日間!」)
強盗殺人犯の鏡恭一(稲垣吾郎・歳末特別警戒SP)
放火殺人未遂の柏田郁夫(宮藤官九郎・秋の犯罪撲滅SP)
副総監誘拐の坂下始(北山雅康・映画「湾岸署史上最悪の3日間!」)
吸血鬼男の増田喜一(岡村隆史・映画「レインボーブリッジを封鎖せよ!」)
柏木雪乃の父を殺した田中文夫(近藤芳正・ドラマ第1話)
すみれのストーカーと強盗の野口達夫(伊集院光・ドラマ第5話、弁護士 灰島秀樹)です。

その日の夜、ノライヌたちは2度目の殺人を犯しました。

2人目の被害者も湾岸署の引越し作業員であり、被害者の顔面には恩田すみれの拳銃が置かれていました。

その後、ノライヌの正体は須川圭一(森廉)という青年だと判明しますが、本部は須川の口車に乗せられて新湾岸署の要塞モードを誤作動させてしまい、署には防護壁が張られ、すみれら大勢の警察官が署内に閉じ込められました

閉じ込められずにすんだ青島は須川の自宅を調べ、無期懲役刑の猟奇殺人犯・日向真奈美(小泉今日子)からの大量の手紙を発見します。

一方、警察幹部は犯人の要求通り犯罪者を釈放する流れになり、反対していた室井も上から強引に承諾させられました。

犯罪者9名の内5名はすでに刑期を終えており対象外、
残る4人のうち釈放に承諾したのは、日向真奈美と吸血鬼男の増田喜一(岡村隆史)の2人でした。
※残る2人の鏡恭一は宗教的な理由、野口達夫は重度の精神疾患のため病院が許しませんでした。

幹部陣は、2人を新湾岸署内で解放し、須川が納得した直後に射殺する想定で準備を始めます。

室井は最後の頼みの綱である青島に、日向真奈美の移送に付き添うことを命じました。

青島と真奈美の会話で、今回のバスジャック、金庫破り、銃盗難、連続殺人は全て、須川圭一を真奈美が洗脳して行わせた犯行だったことが明らかになります。

真奈美は医療刑務所で当時ソーシャルワーカーだった須川に出会い、数年かけて洗脳し、事件を起こすよう促しました。

須川はネトゲや匿名掲示板で出会った若者を集め、5人で一連の事件を実行しました。
須川の仲間は瀬川クミ上村和彦小柴亮平稲田茂光です。

真奈美は行き先変更を要求し、移送車は旧湾岸署に到着しました。
真奈美は旧湾岸署に爆弾を仕掛けており自殺を試みますが、青島に保護されて確保されました。

同じ頃、湾岸署員の栗山刑事(川野直輝)が、匿名掲示板から犯人の1人と見られる人物を見つけ発信元を特定し、ネットカフェにいた須川ら実行犯3人を逮捕しました。(実行犯5人のうち、2人は東京湾と河川敷で殺された人物です)




4・青島に腫瘍?

こちらは事件ではなくサイドストーリーですが、青島は健康診断の結果で医師に呼ばれ、心臓付近に影が映り込むレントゲン写真を見せられて「腫瘍かもしれない」と告げられます。

青島の腫瘍の件は瞬く間に湾岸署内に広まり、青島は「もうすぐ死ぬ人」扱いされ、青島自身も死ぬ気で仕事をしますが、その後、医師から「写真の影はこちらのミスだった 青島は健康だ」と謝罪の電話が入りました。

この件は神田署長の思惑でしばらく事実は伏せられますが、事件解決直後に真実を告げられた青島は、安心感からか放心状態になります。

日向真奈美はなぜ事件を起こし、なぜ死のうとした?

ここで死にたかったのにお前らに捕まった
明日から新しい湾岸署になる ここで死ぬには今日しかない
脱獄が目的じゃない この命を断つこと 湾岸署とともに
自由な世界の幕開けだ 私は湾岸署と共に死ぬ
死も爆発も美しい
私の死は世界に伝わる それを見て人は覚醒する
死にたがっている者は死に、人を破壊したい者は殺し始める
私の終わりは新しい世界の始まり
私は死んで たくさんの私が生まれる

日向真奈美の旧湾岸署内でのセリフです。

真奈美の目的は、世間から注目を浴びながら湾岸署で爆死することで、新しい世界に変えることだったと思われます。

ちなみに真奈美は医療刑務所にいたので、恐らく精神疾患の診断が出て無期懲役の入院状態でした。
病名が明かされないので断定できませんが、誇大妄想的な発言が目立つので、統合失調症などの妄想を伴う精神疾患者です。

真奈美が美人だったことや、猟奇殺人者として報道されたことでファンができ、誇大妄想だったものが現実になってしまったのがすごいです。

それと観賞中は、なぜ洗脳した須川を5年も温めたのかと疑問でしたが、症状や妄想の内容により行動に矛盾が生じるのが精神疾患者なので、ここ5年はもしかしたら須川とお忍びお出かけなどの遊びはしていたものの、精神状態は落ち着いていたのかもしれません。

そんな中で「湾岸署の引っ越し」情報を知ったことが、過去にやりたかったことなどを思い出すトリガーとなり、事件を起こしたと考えるとしっくりくる気がします。

須川の力を借りれば、「脱獄して湾岸署に行き自殺するだけ」なら恐らく簡単でした。
しかし真奈美は「自分の美しい死に方をみんなに見て欲しい(見るべきだ)」と思ったので、世間の注目を集めるために、須川に事件を起こしてもらい、マスコミに事件を広めてもらい、警察を翻弄していたと思われます。

また、「最初の2件はプロローグ」という発言は、バスジャックも金庫破りも須川たちの犯行だと示す発言ですが、犯罪を犯したことのない初心者集団(多分)が、これから銃を盗み殺人を行うなどの本格的な犯罪行為をするための予行演習だったと思われます。

そして、須川たちが殺した2人が仲間5人の中の2人だったのは、恐らくその2人は日向真奈美のファンサイトで須川が見つけた自殺志願者であり犯行に協力的な人物だったのではと推測しています。

記事②に続きます!




・こちらの記事も読まれています

映画『踊る大捜査線3』ラストの鳥飼の目、誇りがないの意味、伏線回収など解説考察②
「室井が釈放に反対した理由」「君には誇りがないの意味」「君どこかで?の意味」「鳥飼の目つきが悪い理由」「要塞を木の杭で叩いた理由」「へっちゃまげなの意味」「つまらない、ひどいと酷評される理由」「伏線おさらい」「コートをダンボールに入れたのは誰?」「和久さん名言紹介」など書いてます。

踊る大捜査線シリーズの関連記事はこちらから

この映画の関連商品(楽天)

感想などお気軽に(^^)

タイトルとURLをコピーしました