アニメ「かぐや姫の物語」ネタバレ解説|罪と罰の意味とは? | 映画鑑賞中。

アニメ「かぐや姫の物語」ネタバレ解説|罪と罰の意味とは?

ファンタジードラマ

アニメ映画「かぐや姫の物語」について解説・考察しています!

高畑勲監督の最後の作品。
竹取りの翁(おきな)と媼(おうな)の前にある日突然、竹から生まれた女の子の赤ん坊が現れた。
『姫』と呼ばれて大切に大切に育てられた赤ん坊はタケノコのようにすくすくと育ち、やがて美しい少女に成長した。

制作年:2013年
本編時間:137分
制作国:日本
監督:高畑勲
脚本:高畑勲、坂口理子
原作:竹取物語

声の出演&キャラクター紹介

動画】スタジオジブリ最新作『かぐや姫の物語』6分間のプロローグ映像 ...
(引用:http://happyword.net
かぐや姫
/タケノコ…朝倉あき

竹から産まれ、翁と媼に育てられた美しい女の子。
幼少時代は成長があまりにも早かったため、周囲の子どもたちから『タケノコ』というあだ名で呼ばれた。

 


(引用:https://kotoyumin.com

捨丸(すてまる)…高良健吾

かぐや姫と同世代の男の子。
近所のやんちゃな子どもたちをまとめるリーダー。
ちなみに名前の『捨』という字は当時は『広い心を持つように』という意味でよく名前に使われた字で、ネガティブな意味は持たない。

 


(引用:https://www.oricon.co.jp

(おきな)…地井武男三宅裕司

かぐや姫の父親代わりとなった竹取りのおじいさん。
かぐや姫を本当の子供のように大切に育て上げた。

 


(引用:https://renote.jp

(おうな)…宮本信子

翁の妻。翁同様、かぐや姫の母親として姫を可愛がった。
時に姫に対して過保護になる翁をたしなめる。

・その他のキャスト

女童…田畑智子
相模…高畑淳子
斎部秋田(かぐや姫の名付け親)…立川志の輔
石作皇子…上川隆也
阿部右大臣…伊集院光
大伴大納言…宇崎竜童
御門…中村七之助
車持皇子…橋爪功
石上中納言…古城環
炭焼きの男性…仲代達矢
北の方…朝丘雪路 ほか

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あらすじ:起

昔々、竹取りを生業に生活している翁/おきな(声:地井武男)という者がいた。
梅の花もまだ咲かない早春の日、竹林の中にぼんやりと光る一本の竹が見えたので、翁は不思議に思い近づいた。
すると、光った竹の根元から一本の竹の子が生えてきて、その先端が割れると中には小さな手のひらサイズほどのお姫様が座っていた。
翁は驚いて名前を聞くが、姫は喋らず翁に微笑むと、あくびをしてスヤスヤと眠ってしまった。


(竹の中であくびをする女の子 引用:https://twitter.com

翁が近づいてよく見てみると、姫はとても美しかった。
「これは天が私に授けてくれたものに違いない」
そう思った翁は姫をそっと手で救い上げ、自宅に連れて帰った。

翁の妻、媼/おうな(声:宮本信子)に姫を見せると媼はとても喜び「私が世話をします!」と翁の手から救い上げると、姫はたちまち人間の赤ちゃんに姿を変えて泣き出した。
翁と媼には子どもがいないので媼は母乳が出なかったが、その時 不思議と媼の胸が膨らみ、お乳が出るようになった。
媼のお乳を飲んでお腹がいっぱいになった赤ん坊はずっしりと重くなったので、翁と媼は「この子は成長が早そうだ」と笑った。
こうして赤ん坊は竹取の翁と媼の手によって大切に育てられることになった。

赤ん坊の成長は驚く程早く、しばらくするともう歩けるようになった。
近所に住む男の子たちは赤ん坊の成長の早さに驚き『タケノコ』とあだ名をつけてからかった。
そのたびに翁は子どもたちに「タケノコとはなんだ!この子は姫だ!」と怒った。


(初めて立った姫と見守る翁と媼 引用:https://renote.jp

竹林に竹の子が生え始めた頃、姫はやがて言葉を話すようになり、翁の竹の子獲りを手伝ったりするまでになった。
ある日、翁は姫を連れて林に来ていたら良い竹を見付けたので、姫に離れているよう言い、竹を切り始めた。
姫は言いつけ通り翁から遠ざかり散策していると、林の向こうにウリボウを見付けたので近づいて可愛がった。
すると近くにいた親のイノシシが怒って姫に猛突進してきたところを、姫よりも少し年上の青年で、近所のやんちゃ坊主たちの親分でもある捨丸/すてまる(声:高良健吾)に助けられた。
一方、翁は竹林で姫を探していて、姫を見付けた時のように光り輝いている竹を見付けた。
翁が恐る恐る竹を切ってみると、中からたくさんの金の粒が出て来た。

それから姫は木地師の捨丸たちと毎日のように遊ぶようになった。


(男の子たちと歩く姫 引用:https://www.1999.co.jp)

翁は姫が楽しそうに遊んでいる様子を見ながら「このままあの子たちと遊ばせていていいのだろうか」と悩まし気な顔をし、媼は「心配要りませんよ」と返した。
この時、翁は竹から出て来た金の粒のことを媼に打ち明けようとしたが、まだ伏せておくことにした。

後日。翁は竹林で再び光る竹を見付けた。
翁が竹を切ると、中から高価な布地が何枚も飛び出してきた。
布を家に持ち帰った翁は、媼に金の粒と布を見せながら「天の思し召しがやっとわかった。
天は姫を、この布に見合うような高貴な姫君にしろとおっしゃっているんだ!
都に屋敷を建てようと思う!」と言った。
媼は賛成も反対もせず、ただ媼の隣ですやすやと眠る姫を見つめた。

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あらすじ:承

次の日から、翁は頻繁に都へ足を運ぶようになった。
しばらくそういう状態が続き、季節は秋になった。
姫は男の子たちの成長を追い越して、捨丸と似たような年の頃になりすっかりお姉さんになっていた。


(盗んだウリを食べる姫と捨丸 引用:https://masamunenet.com

ある日、姫たちが山でヤマブドウの木を見付けて食べていた時、茂みの中からキジが出て来た。
捨丸は見事にキジを捕まえたが、低い崖に落ちて怪我をしてしまった。
この時、姫は捨丸を助けるために崖に降りていて足を滑らせ、その拍子に捨丸は姫の胸に触れてしまった。
捨丸は改めて姫の成長の早さに驚くと同時にドキドキしていた。
捨丸が姫に「お前がこのまま大きくなったら、俺たちとは違う所に行っちまう気がする」と呟くと、姫は「私はずっと捨丸兄ちゃんの手下だよ!」と無邪気に笑った。
崖から上がる途中で立派なキノコも沢山ゲットし、姫と捨丸たちは「明日はキジ鍋をしよう」と約束して別れた。

姫が家に帰ると、正装の翁と媼が出かける支度を整えて姫が帰ってくるのを待っていた。
翁は「今から全員で都に行くんだ」と姫に言った。
姫は「皆とキジ鍋をする約束をしている」と訴えて嫌がったが、姫は媼に連れられて牛車に乗せられ都へ連れていかれた。

翌朝。姫が目を覚ますともう都に到着していた。
姫が車から降りると、屋敷の女房たちと侍女見習の女童/めのわらわ(声:田畑智子)に迎えられて屋敷の中に入れられた。
ある部屋の前に着くと、そこには顔を白く塗り、立派な着物を来た夫婦が座っていた。
良く見るとそれは翁と媼で、翁はつたない都言葉で「ご機嫌うるわしゅう」と姫に話しかけた。
姫は「びっくりした!」と大笑いし、媼は「やっぱり変よねぇ」と苦笑いした。
翁が「今日からここに住むんだ」と言うと、姫は喜んで屋敷中を走り回った。
姫は広い庭の中に池があるのを見つけて「あそこで泳いでいいでしょう?」と言いながら走っていて、そばにいた女性にぶつかった。
女性は「泳ぐなど、滅相もございません」と言い姫の方に向き直った。
この女性は翁が姫の教育係として宮中から呼び寄せた相模/さがみ(声:高畑淳子)という女官だった。
相模は『お行儀』という言葉すら知らなそうな姫の振る舞いを見て「こんなにお育てがいのありそうなお子は初めてでございます。
必ずや、この姫を高貴の姫君として立派に育て上げます!」と翁と媼に宣言した。
その日から、姫は『高貴の姫君』となるべく相模から姫君としてのマナー教育を受け始めたが、姫は訓練の途中で抜け出したりふざけたりするばかりだった。
一方で、姫は翁の前でだけはおしとやかな姫君として完璧にふるまい、まだ教え始めたばかりだった琴も見事に演奏し、相模を唖然とさせた。
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媼はお白いも高価な着物も落ち着かず、結局いつも通りのすっぴんに普段着姿で台所に立ち、裏庭には畑を作り作物を育てた。
翁は「下働きはやめろ」と言ったが、媼は言うことを聞かなかった。

やがて姫に初潮がくると、翁は喜び「姫が大人になったお祝いに宴を開こう!」と張り切った。
姫は宴と聞いて「山の皆を呼びたい!」と言ったが、翁は「もう住む世界が違うからダメだ」と答えて行ってしまった。
相模は姫に、成人した姫君の化粧である『お歯黒』と『引眉』をしようとしたが、姫は「歯を見せて笑えなくなる」と言ってとても嫌がった。
相模が「高貴の姫君は歯を見せて笑ったりしません!」とたしなめると、姫は「姫君は人間じゃないのね!」と叫んでその場から逃げ出した。

その後すぐ、屋敷に姫の名付けを頼まれた斎部秋田/いんべのあきた(声:立川志の輔)がやってきて、姫はその美しさから『なよたけのかぐや姫』と名付けられた。
髪上げと裳着の儀式がしきたり通りに行われると、かぐや姫の名付けの宴が盛大に催された。
※髪上げ:髪をおでこの上で束ねて、かんざしで留めること。成人の儀式
※裳着:正装を着ること。成人の儀式

名付けの宴は三日三晩続き、その間、姫は宴の席の奥にある御簾で隔てた場所に1人で座らされていた。
これも宴のしきたりらしい。
姫は「私の名付けの宴なのに私はずっとここに居るなんて、これじゃ居ないのと同じじゃない」と女童につぶやいた。
ある時、宴の客数人が酔った勢いで「かぐや姫様は本当に噂通りの美しさかどうか、一目拝ませてもらってもバチは当たるまい?」と翁に絡むが、翁は「しきたりですので、それだけはご勘弁を」と拒否した。
すると数名が「本物の高貴な姫君でもあるまいに」、「本当はおばけみたいだったりして」と言ってからかった。
これが聞こえていた姫は傷つき、持っていた貝殻を割ると御簾から出て走り出し、着物も脱ぎ捨てて肌着一枚の姿で走り続け、少し前まで3人で住んでいた山の家に戻ってきた。
姫が家に近づくと、見知らぬ子どもと母親が家から出て来た。
姫たちが出ていった後、すでに別の家族が住んでいたのだ。
姫は捨丸たちが住んでいた場所へ行ってみたが、捨丸たちはいなかった。
近くで作業していた炭焼きの男性(声:仲代達矢)に木地師たちがどこに行ったのか聞くと、男は「木地師たちはここらの木を使ってしまったから、他の山へ行った。
10年は戻らないだろう、10年後には、また山が復活するからな」と言った。
姫は枯れた木々を見ながら「でも、山は死んでしまったんじゃないかしら。」と不安げに言うと、男は「死んだんじゃない。木々はもう春の支度をして、春が来るのを待っているんだ」と答え、姫に新芽の生えた木の枝を見せた。
春が再び訪れることを初めて知った姫は驚いた。
姫が山から降りている時、雪が降り始めた。
姫はそのまま歩き続けて、途中で疲れ果てて倒れてしまった。

気が付くと、姫は屋敷に戻っていた。
驚いて辺りを見回すと、脱ぎ捨てたはずの着物も着ており宴も続いていて、飛び出す直前に同じ場所で寝ていた女童もまだ同じ場所で眠っていた。
姫は夢を見ていたのかと思ったが、姫が割った貝殻だけは割れたまま床の上に落ちていた。

それから姫は人が変わったようになり、相模の前でふざけたり逃げたりしなくなり、家でもひとりで静かに過ごすようになった。
それから、屋敷には多くの男性陣からの贈り物が届き、翁は贈り物を姫に見せては「これは姫が高貴の姫君の仲間入りをした証ですぞ!」と嬉しそうに言った。


(引用:http://happyword.net)

春になり、かぐや姫の評判は上がる一方だった。
屋敷にはかぐや姫を引き受けたい(結婚したい)という男たちが毎日溢れていた。
姫はそんな男たちや毎日届く何通もの恋文にも一切興味を示さず、女童が持って帰ってくれた桜の枝の花を眺めた。

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あらすじ:転

かぐや姫の噂はとどまるところを知らず、相変わらずの人気ぶりだった。
そんなかぐや姫に興味を持った石作皇子/いしつくりのみやつこ(声:上川隆也)は名付け役をした斎部秋田を呼び出し、姫の美しさが本当かどうかを聞き出した。
すると斎部秋田は大きな声で「一目見た瞬間、老いたこの身すらブルルと震え、今思い出してもその輝くような美しさたるや、まさに言葉には言い尽くせませぬ!」と熱弁してしまい、すぐ傍にいた男性陣4人、車持皇子/くらもちのみこ(橋爪功)、阿部右大臣/あべのうだいじん(伊集院光)、大伴大納言/おおとものだいなごん(宇崎竜童)、石上中納言/いそのかみのちゅうなごん(古城環)の耳に入った。

その後、5人の公たちは争うように翁の屋敷に求婚にやってきた。
申し分ない身分の男性陣が5人も求婚に来たことを知った翁は大喜びかつ大急ぎで相模に助けを求めた。
相模は姫に男たちが書いた5通の恋文を見せ、どの男と結婚するか選ばせようとした。
だが姫は「私はまだ、どなたとも添うつもりはありません」と言うと、相模は「高貴の姫君ならばできるだけ早く、然るべき方に添わなければならないのです。
それこそが姫君としての幸せ、何を迷うことがありましょうか?
どなたをお選びになっても姫様の幸せは約束されております!」と言い聞かせた。
姫が立ち上がり部屋から出て行こうとすると、相模は「お父上さまがどんなに悲しみますことか。
まるで自分のことのようにお喜びあそばしているというのに・・・」と情に訴えかけてきた。

姫は仕方なく、高貴の公5人と会うだけ会ってみることにした。
公達は全員、かぐや姫を『手に入らない幻の宝物”が手に入った時のように大切にする』と訴えかけ、姫を宝に例えながらそれぞれが愛を語った。
姫は彼らの言葉に感謝を述べた後、れぞれ例えに出した宝を実際に持ってくるよう要求した。
車持皇子は”蓬莱の玉の枝”、石作皇子は”仏の御石の鉢”、阿部右大臣は”火鼠の皮衣”、大伴大納言は”龍の首の玉”、石上中納言は”つばめの子安貝”だった。
突然の姫の要求に驚いた相模と翁は大慌てでやめさせようとしたが、姫は引かなかった。
5人の公達は「必ずや姫様の前に宝をお持ちします」と約束すると、かぐや姫の声と琴の音にうっとりしながら屋敷を後にした。(姫は御簾の向こう側にいたので、5人には姫の姿は見えず声だけしか聞いていない)
高貴な5人が正門から出てくるのを見てから、門前の男たちはパタッと居なくなった。
※今まで門前に群がっていた男たちは5人の公よりも身分が低かったので、門から出てきた5人を見てかぐや姫を諦めた。

姫は女童をお花見に誘い、翁と媼にも声をかけるよう命じた。
相模は姫が5人からの求婚を断ろうとしていることを悟り、もう手に負えないと屋敷から去ろうとしていた。
翁は去られては困ると止めたが、相模に宮中に帰ってしまった。

姫、媼、女童は車に乗り、山にお花見に出かけた。
久しぶりに外に出た姫は、再びやってきた春に心を躍らせた。
途中、一本の大きな桜の木を見付けて、姫は木の下から桜を眺めた。
姫が桜の下ではしゃぎ回っていた時、平民の幼児とぶつかった。
すると幼児の家族がすぐに出てきて震えながら姫にひれ伏して謝った。
姫はひれ伏されたことに驚き、自分が周りにいる庶民たちにとても気を遣わせる存在なのだと悟り落ち込んだ。
遅れて合流した媼と女童は持参したお弁当を持って姫に追いついたが、姫は「帰りましょう」と言い、花見をやめて帰路についた。

車で町中を通っている時、外から騒ぎ声が聞こえ、その声の中に「捨丸」という名前が聞こえた。
姫が急いで外を見てみると、にわとりを抱えた捨丸が牛車の合間をすり抜けて追っ手から逃げているところだった。
捨丸は数人のグループで盗みを働いたようだ。
姫が御簾を開けて捨丸を呼ぶと、捨丸は姫を見て呆然とし、にわとりを抱えたまま立ち止まった。
その隙に捨丸は追っ手に捕まってしまった。
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それから3年ほど月日が流れ、姫はまだ誰とも結婚せずに屋敷に居た。
姫は捨丸が捕まったのを見てから一度も外出せず、はたを織ったり、裏庭の畑に、3人で住んでいた山の家を再現したミニチュアの家や水車を飾って媼と一緒に眺めて楽しんでいた。
そこに翁が大慌てでやってきた。
なんと車持皇子が”蓬莱の玉の枝”を持って屋敷に来たという。
翁は結婚話がまだ生きていたことを喜んだが、姫はまさか戻って来ると思っていなかったので驚いた。

車持皇子は旅人の格好で屋敷に現れ、約3年探してようやく見つけたという、光り輝く蓬莱の玉の枝を見せた。
それは美しく見事なものだった。
車持皇子がこの木を見つけるまでの様子を事細かに語っていた時、職人と名乗る侵入者が現れて「車持皇子に頼まれて玉の枝を作ったが、料金をまだもらっていないから追いかけてきた」と訴えた。
車持皇子の話が全てウソで、玉の枝も作り物だったことが明らかになると、車持皇子は玉の枝を持って逃げるように屋敷を出ていった。
姫は笑って翁に「職人たちに十分に褒美をを差し上げてあげてください」と言った。

次に屋敷に現れたのは”火鼠の皮衣”の阿部右大臣だった。
阿部右大臣は「やっと探し出した。こんな高価な結納は他にありますまい」と言いながら、きらきらと輝く布を出して姫と翁に見せた。
すると姫は「本物なら燃やしても燃えないはずだ」と言い出し、右大臣に布を燃やすよう命じた。
右大臣は火鉢を用意させて皮衣をくべると、布はあっけなく燃えてしまった。
右大臣は慌てて火鉢から布を取り出したが、布は燃え尽きて灰になってしまった。
右大臣は姫に「これがどれだけ高価だったかわかっているのか!」と怒り、燃えてしまった布に怒りをぶつけて屋敷から出て行った。
姫は「私はあの人たちにとって、偽物の宝と同じなんだ」と女童に嘆いた。
女童は「大伴大納言さまは、龍の首の玉を探すために本当に船を出したそうですよ。
それに、石作皇子さまは姫様をお迎えするために妻である北の方を追い出して、部屋を新たに作らせているそうですよ」と励ました。
姫は、自分が出した無茶な要望がこんな事態を招いたことに驚いていた。
だが大伴大納言は船が嵐にみまわれてすっかり怯えてしまい、何も得ぬまま帰ってきてしまった。

次に屋敷に現れた石作皇子が持ってきたのは”仏の御石の鉢”ではなく、一輪のレンゲの花だった。
石作皇子は「3年前のあの日から必死に鉢を探したが見つからず、疲れ果てて腰を下ろしたとき『私の姫に対する気持ちは、人知れず野に咲くこの花のようなものなのだ』と思い、姫が求めているのは宝などではなく、私の真心なのだと悟ったのです。
どうか私の真心を受け取っていただけないでしょうか。
私と一緒に行きましょう、ここではないどこかへ!」と語った。
石作皇子は感情が高まって、喋りながらかぐや姫の前にかかっている御簾を上げて姿を見ようとした。
だが御簾を上げるとそこに居たのは、石作皇子から屋敷を追い出された北の方(声:朝丘雪路)だった。
石作皇子は真っ青になり、北の方は「あなたの甘言にだまされて屋敷を去った女が何人いることか!」とこんこんと説教を始めた。

5人の中の最後の1人の石上中納言は”つばめの子安貝”を手に入れようとツバメの巣の中を自ら探し回り、事故で高所から落ちて亡くなってしまったそうだ。
このことを女童から聞いた姫はひどく自分を責め、庭のミニチュアの家や水車を「全部ニセモノだ!私もニセモノだ!」と叫びながら壊してしまった。
媼は優しく姫を止め「あなたのせいではない」と言うと、姫は子どものように泣き崩れた。

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あらすじ:結

高貴の公を5人も弄んだ話は宮中まで届き、ついに御門/みかど(声:中村七之助)までもがかぐや姫に興味を示した。
御門は『あの5人の結婚話を断ったということは、姫は私の元に来たがっているに違いない』と考え、使いにかぐや姫を宮中に呼び寄せるよう命じ『宮仕えを受けてくれた際には翁に官位を授けよう』と伝えた。
※宮仕え:御門の妻の1人になること
※官位:役職

御門が姫を宮中に呼んでいることを知った翁は大喜び、媼は「もういい加減にしてください!姫の気持ちがまだわからないのですか!」と怒ったが、翁は「お前こそわかっておらん!
今までのことは全てこのためだったんだ、女としてこれほどの幸せがあろうか!
これでようやく姫様を幸せにすることが出来る!」と涙した。

翁が御門のご要望を伝えると、姫は「せっかくですが、お断わりしてください」と答えた。
翁は驚いて「この国の者ならば、御門の言うことを聞かないわけにはいかない」と粘った。
すると姫は「位を授かることがお父様の幸せになるのなら、私は行きます。
位を授かるのを見届けてから死にます」と返した。
翁はどうしようもなくなり、御門に断る旨の返事をするよう使いに伝えた。

申し出を断られた御門はますます興味が湧いて、ついに御門の方からかぐや姫に会いに翁の屋敷へ行く決意をした。
御門は翁の屋敷に着くと、すぐに御簾の隙間からこっそり姫の姿を確認した。
御門はかぐや姫の美しさに心を奪われ、すぐに姫に近づいていきなり後ろから抱きすくめた。


(帝に抱きすくめられたかぐや姫 引用:https://anime-rinrin.xyz

姫は突然のことに驚き「なぜこんなことをするのですか?」と聞くと、御門は「私がこうして嫌がる女はいない。
さぁ宮中へ参ろう、そなたは私のものになるのだ」と言い、無理やり姫を連れていこうとした。
その瞬間、姫は御門の腕から魔法のようにするりと抜けて姿を消した。
御門は驚いて慎重になり「ことを急いてすまなかった、今日は帰ることにしよう。
だからもう一度姿を見せておくれ」と頼んだ。
すると姫はまた魔法のように部屋の中央に現れた。
御門は再び正面からかぐや姫をまじまじと見つめ、その美しさにため息を漏らし「そなたが私のものになることが、そなたの幸せになるはずだ」と言い帰っていった。

この日の晩から、姫は月の出ている日は必ず釣殿/つりどの/に出て月を眺めるようになった。
媼はそんな姫の様子を見て、ただ事でない雰囲気を感じ取っていた。

ある晩、媼と翁は、姫に最近様子が変なのはどうしてなのかと聞いた。
姫最初は「何でもない」と言っていたが、媼が姫を優しく抱き寄せると、姫は目に涙をためて「月へなんか帰りたくない!」と叫んだ。
翁と媼が驚いて説明を求めると、姫は彼女自身が『月から下ろされた者』であり、今月の15日に月に戻らなければならなくなったこと
月からその知らせを受け取ったのは御門が来た日の夜で、この時姫は自分が月から来ていたことを初めて知ったこと
この地に居たいとお願いしたが無理だったことを翁と媼に打ち明けた。
翁が「なぜですか?私どもは今まで姫の幸せだけを願ってきましたのに…」と言うと、姫は、翁の言う『幸せ』、つまり結婚の話が姫にとってはとても辛く、御門に抱きすくめられた時、無意識に本気で助けを願ってしまい、迎えが来ることになってしまったと打ち明けた。
さらに「月にいたことを思い出したとき、なぜ地上に降りて来たのかも思い出した」と言った。
姫は鳥や獣などの動物ように『ただ生きるため』に生まれて来たのだと言う。
翁はなんとしても姫を月の迎えから守ろうと、対策を考えるために人を呼びに行った。

翌日から、翁は姫を守るための防護壁の建築を始めた。
媼と姫は、姫が誰にも教わっていないのに、子供の頃から何故か覚えていると言う歌を一緒に歌った。
姫は歌の続きに、メロディの音程と歌詞を変えた歌を歌うと、媼は驚いて「そんな続きがあったの?」と言った。
姫が月にいた頃、地上に居たことのある天人がこの歌を歌いながら涙していたのを見たそうだ。
『月の羽衣』をまとうと、地上でのすべての記憶も悩みも消えるはずなのに、あの天人はこの歌を歌って涙を流していた。
当時はそれがとても不思議だったが、同時に姫は地上へ強い憧れを抱いたそうだ。
そして『地上に憧れた罰』として、姫は地上に降ろされたという。

その日のうちに媼は誰にも知られることなく車の手配を頼み、姫に自由を与えた。
生まれた山に着いた姫は、竹林を抜けて野原に降りた。
同じころ、捨丸たちも姫が産まれたこの山に戻ってきたところだった。
捨丸も、当時は幼かった男の子たちも成長していて、捨丸には妻と子どもがいた。
捨丸たちが休憩していた時、彼だけにふと、林の奥の方から何かが聞こえた。
気になって捨丸が野原の方に行ってみるとそこにはかぐや姫がいた。
捨丸は驚いていると、姫は「捨丸兄ちゃん、会えてよかった!」と笑った。
捨丸が「ここに?都で幸せに暮らしてたんじゃなかったのかよ、良い暮らしして、うまいもん腹いっぱい食って。」と言うと、姫は「都に来てからも、ずっとこの山と皆のことを考えてた。
捨丸兄ちゃんとなら私、幸せになれたかもしれない…」と答えた。
驚いた捨丸は「冗談だろ、お前に俺たちみたいな暮らしが出来るわけない!
こんなボロ着て、時には草の根もかじって、泥棒まがいのこともするんだぜ?」と言うと、姫は「きっと出来た、できたじゃない!子どものとき!
そう、何でもないわ、生きている手ごたえがあれば、きっと幸せになれた!」と答えた。
捨丸が姫の肩を掴むと、姫は悲しい顔をして「でも、もうダメなの、遅いのよ」と言った。
捨丸は姫の手を取り「逃げよう、ここから!
俺、お前を背負って全速力で走るよ!
俺はお前と逃げたいんだ!」と叫んだ。
姫と捨丸は手を取り合って走り出し、やがて空を飛んだ。


(空を飛ぶかぐや姫と捨丸 引用:https://anime-rinrin.xyz

しばらくは楽しく飛んでいたが、やがて2人の前に巨大な月が現れた。
姫は「もう少しだけここにいさせて!生きている幸せと喜びをもう少しだけ感じさせて!」と月に向かって叫んだ。
姫は捨丸に抱き着いた。
捨丸が不思議そうにしていると、姫は気を失い、捨丸の腕からするりと抜け落ちてしまった。
姫はそのまま海に落ち、辺りに妖精が舞った。

気が付くと、捨丸姫と再会した野原にひとりで倒れていた。
捨丸は夢だったのかと思い直し、迎えに来た息子を肩車して木地師の仲間たちの所へ戻っていった。
同じく意識を取り戻した姫は牛車に乗っており、ゆっくりと都へ戻っていた。

とうとう、8月15日がやってきた。
女童も武装して姫の部屋の前に座り、男たちは全員武装して屋敷の者たち全員が月を見張っていた。
するとやがて月が強く光り、屋敷全体が月の光で白んだ。
どこからともなく音楽が聞こえてきて、月から雲に乗った月の民たちが屋敷に向かってきた。
屋敷で構えていた男たちは雲に向けて矢を放ったが、矢は雲に近づくと可愛い花に変わってしまった。
優雅な音楽は雲に乗っている者たちが演奏しており、中央には仏のような姿の者が立っていた。
雲が屋敷に近づくと、武士たちは次々に倒れて眠りはじめてしまった。
唯一まだ意識があった翁は急いで姫を守りに行こうとしたが、仏が手を振るとぱたりと気を失ってしまった。
雲は釣殿の前の池の上で止まった。
屋敷の中の者たちも全員倒れている中、月の妖精が屋敷の中を探し回り、姫と媼を見付けた。
妖精が近づくと姫は媼の腕を自分から離れて導かれるように、月の民が待つ場所まで出てきた。
姫は釣殿からふわりと浮かび、雲の上の仏の前に立った。
仏の隣に控えていた女官が、姫に冠と羽衣を差し出すと、姫は無表情のまま冠を手に取って頭に乗せた。
その時、女童と子どもたちの歌声で翁と媼は目を覚まし、姫の元へ走った。
媼が「姫!行かないで!」と叫ぶと、姫は正気を取り戻して羽衣を着せようとする従者の手をさえぎって翁と媼に抱きついた。
媼が「姫、私たちも一緒に連れていっておくれ!」と頼むが、姫は「お許しください、とと様、かか様」と泣くばかりだった。
羽衣を持った女官が姫に近づいてきて「さぁ参りましょう、清らかな月の都へお戻りになれば、そのように心ざわめくこともなく、この地の汚れも拭いされましょう」と声をかけた。
姫が「汚れてなんかいない!」と反論している間に、女官は姫に羽衣を着せてしまった。
すると姫の目から輝きが消え、翁と媼から離れて女官に連れられて仏の隣に座った。
仏の合図で再び演者たちが演奏を始め、雲は月に向けて動き始め、姫は一度も翁と媼を返り見ることなく行ってしまった。
翁は「私を許しておくれ…」と呟き、媼と泣き崩れた。

姫は地球から離れた時、一度だけ地球を振り返り、その目には涙をためていた。
月の一行が見えなくなった後、大きな満月に赤ちゃんが映し出された。

主題歌:二階堂和美『いのちの記憶』

解説・考察や感想など

かぐや姫が歌っていた歌の歌詞

作中に何度も登場した歌の歌詞を載せます。

♪まわれ まわれ まわれよ 水車まわれ
まわってお日さん呼んでこい
まわってお日さん呼んでこい
鳥 虫 獣 草 木 花
春 夏 秋 冬 連れてこい
春 夏 秋 冬 連れてこい

↑これはかぐや姫が子どもの頃に男の子達と一緒に歌っていたものです。
誰にも教わっていないのに姫がこの歌を歌えたので周囲が疑問に思っています。

♪まわれ めぐれ めぐれよ 遥かなときよ
めぐって 心を 呼びかえせ
めぐって 心を 呼びかえせ
鳥 虫 獣 草 木 花
人の情けを はぐくみて
まつとしきかば 今かへりこむ

↑ひとつ上の歌を歌った直後にかぐや姫が続けて歌った分です。
音程も変わり、歌詞も捨丸達は知らなかったようで不思議そうにしていましたね。

♪まわれ まわれ まわれよ 水車まわれ
まわってお日さん連れてこい
鳥 虫 獣 草 木 花
咲いて 実って 散ったとて
生まれて 育って 死んだとて
風が吹き 雨が降り 水車まわり
せんぐり命がよみがえる
せんぐりいのちがよみがえる

↑終盤の方に女童と子どもたちが歌っていた分です。

姫が捨丸と遊ぶのを翁が良く思わなかった理由

姫が毎日のように捨丸や他の子どもたちと遊ぶようになった時、翁はどことなく不満ありげでした。
この時、不思議な出来事が続き多くのお金を手に入れていた翁は、姫を本物のお姫様にしてやりたいと考えるようになりました。
なので翁は、姫は捨丸たちのようないわゆる『一般庶民』と付き合うよりも、もっと身分の高い人たちと付き合う方が良いと考えるようになったからです。
この時媼はお金のことをまだ知らないので翁の真意に気付いていませんが、彼女は性格的にも付き合う人間を身分で分けるようなことはしないと思います。

月に操られていたであろう出来事

かぐや姫がいつの間にかワープしていたり、時間が遡っていたり、現実とは思えないような場面がちょこちょこあります。
具体的にあげると
・姫が宴の途中、屋敷を抜け出して山に行ったのにいつの間にか屋敷に戻っていて時間も経っていなかった場面

・捨丸と一緒に逃げようとしたが、月に見つかった場面

の2回ですが、両方の場面で姫が雪の上で倒れたときと、捨丸と逃げている途中気絶して海に落ちた後、月の妖精が姫の周りを飛んでいます。
このことから、姫が屋敷から飛び出したのも、捨丸と逃げようとしていたのも恐らく現実だったものの、いずれも月に見張られていて不思議な力で時間を戻されたり引き離されたりして無かったことにされたこではないかと思われます。
姫も捨丸も記憶は残っていたので、記憶をいじることまではできなかったのでしょう。

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・かぐや姫の罪と罰とは?

かぐや姫が媼に「月にいた天人を見て地球に興味を持ったことが自分の罪だ」と話をしていた場面がありましたが「なんで興味を持っちゃいけないの?」といまいちピンと来なかった人もいたはずです。私もその一人だったので調べました。

原作の竹取物語が書かれた頃の日本は仏教の影響を強く受けていました。
仏教を信じる者が目指すのは、涅槃/ねはん/です。
涅槃とは仏教用語で『悟りの境地』を意味し、煩悩や感情に支配されることなく、悩みや苦しみの一切ない、完全に穏やかで安楽な世界にたどり着くこと、それが仏教の最終目的です。

人間がただ生きていくことすら難しかった当時、生きることは苦しみそのものと考えられていて、修行に励めば地上で輪廻転生を繰り返すことから脱却し、涅槃へ行くことができるとされていました。
竹取物語では、この涅槃の世界が月であるという風に描かれています。
つまり月に住む者たちは皆、地上での修行に励み、涅槃にたどり着いた者たちの世界なのです。
月に住む者たちから見れば、地上は未熟者の集まる場です。
修行の末に涅槃に至った月の者が、未熟者が集まる地上に対して興味を持ったりすることは、そのこと自体が未熟者の証となり、罪になるのです。
これがかぐや姫の罪でした。
そしてかぐや姫に与えられたは、もう一度地上で生活することでした。
地上で様々な感情に支配され、思う通りに生きられない苦しみを味わうことが、かぐや姫に与えられた罰でした。
地上で再び苦しめば、煩悩・感情からの脱却を望むようになり、心を再び涅槃に向かわせるというのが月の狙いでした。

こうしてみると、かぐや姫は地上に憧れたのに、罰が地上に行くことなのは変な感じというかむしろご褒美のような気がしますが、姫が愛した両親や捨丸と引き離されて、人生の途中で再び月に戻されることも含めて罰だったのでしょう。

しかし、こんな酷な罰だと かぐや姫は地上に対する思いは逆に強くなって、かぐや姫が話していた泣いていた天人のようになってしまう気がします。
それも含めてすべて罰ということなのかどうかはわかりませんが、この辺の解釈は人それぞれですね。

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かぐや姫が月に戻っているとき、地球を振り返った場面

かぐや姫が月に戻っていく時、画面から色味がなくなりセピア調になります。
これは羽衣をまとった姫が記憶と感情を失くしていく様子が表現されたものです。
姫が地球を振り返った時だけ、ほんのり画面に色が戻り、姫は地球を見て目に涙をためますが、姫が再び月の方を向き直ったとき、再び画面から色がなくなり、姫は地球で感じた”彩り”をなくした状態になったことを表しています。

最後に月に赤ちゃんが映る場面

最後に月に赤ちゃんが映し出されるのは、姫が「月では地球の記憶を失っているのに、歌を歌いながら地球を見て涙を流していた天人がいた」と言っていたことから、姫も地上での記憶はなくしたけれど、人間の心は完全に忘れてはいないということを示していると思われます。
作品主題歌『いのちの記憶』とも関連を感じます。
かぐや姫が月に帰る途中で地球を見て目に涙をためていたことから、かぐや姫は月に帰ってからも地球を見るたび、なぜか悲しくなりあの天人のように涙を流すようになるのでしょう。

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