映画『ジョーカー』ネタバレあらすじと感想|ジョーカーとは何者なのか | 映画の解説考察ブログ - Part 2

映画『ジョーカー』ネタバレあらすじと感想|ジョーカーとは何者なのか

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スリラー

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大切だった人との別れ

アーサーは土砂降りの雨の中帰宅すると、そのままソフィーの部屋に入ります。
帰宅したソフィーはアーサーに怯えていて、ひどく他人行儀です。
ソフィーの態度から、アーサーは先日のソフィーとのデートや病院に来てくれたことなどが全て妄想だったと悟りました。

翌日、アーサーは病院に行くと、ペニーを枕で窒息死させました。
帰宅した後はマレー・フランクリン・ショーの予行演習に励み、髪の毛を緑色に染めました。

番組出演当日。ペニーの化粧台で顔を白く塗っていたアーサーは、ペニーの若い頃の写真を見付けます。
写真の裏には『素敵な笑顔だ T・W』と書かれていました。

その直後、元同僚のランドルとゲイリーがアーサーに会いに来ました。
ゲイリーは純粋にアーサーが心配で来たようですが、ランドルは『アーサーに渡した銃の件』で職場に警察が来たため、アーサーが銃を何かに使ったかどうかが知りたかったようです。

ジョーカー

アーサー、ランドル、ゲイリー (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

ランドルの態度にイラついたアーサーは、隠し持っていたペティナイフでランドルを刺し、壁に頭を何度も叩きつけて殺しました。
ゲイリーはいつも優しかったため、おでこにキスして解放しました。

その後、ピエロの衣装に着替えたアーサーは外に出て上機嫌で踊っていると、刑事のバークとギャリティが再び聞き込みに現れました。
アーサーは一目散に逃げて地下鉄に乗り込みます。

車内にはデモに向かう途中のピエロ軍団が乗っていて、良いカモフラージュになりました。
電車内で騒動が起こると、アーサーを追ってきたバーク刑事は誤って無関係の市民を撃ってしまい、刑事2人はピエロ軍団に捕まって集団リンチを受けました。




結末

テレビ局スタジオの控室に到着すると、マレーが挨拶に来てくれました。
アーサーはマレーに「前の放送で僕を『ジョーカー』と呼んだだろ?だから今日もジョーカーと紹介してほしい」と頼みました。

ジョーカー

番組出演中のジョーカー (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

番組が始まると、ジョーカーはマレーとのトークの流れで地下鉄殺人の犯人は自分だと自白して会場を凍りつかせます。

ジョーカーは社会に対する不満やトーマス・ウェインへの怒りを訴えると、感情が高ぶって生放送中にマレーを射殺しました。
ジョーカーの行動が引き金になり、世間に不満を持つ市民達が興奮して街に繰り出し、ゴッサムは混乱に陥りました。

逮捕されたジョーカーはパトカーに乗せられて移動中、ゴッサムの至る所で暴動が起きているのを見て嬉しくなります。
そこに、暴走した救急車が突っ込んできてジョーカーが乗っていたパトカーに直撃しました。

救急車を運転していたピエロたちは気絶しているジョーカーをパトカーのボンネットに乗せます。
目が覚めたジョーカーは、自分の周りに信者が集まっているのを見て喜びのダンスを披露しました。

ジョーカー

ゴッサムの暴動を見て喜ぶジョーカー (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

同じ頃、アーサーが踊っている場所付近の路地裏では、外出していたウェイン一家がピエロの仮面をつけた男に襲われてトーマスと妻のマーサが死亡しました。

その後、アーサーは逮捕されてアーカム州立病院に入院させられています。
小さな部屋で精神科医のカウンセリングを受けている途中、アーサーに笑いの発作が起こりました。
医師が「なぜ笑ってるのか教えて」と聞くと、アーサーは「ジョークを思いついただけ。あなたには理解できない」と答えました。
その後、アーサーは医師を殺して診察室から脱走し、追いかけてくるスタッフから楽しそうに逃げ回りました。




『TEMPTATION RAG』Claude Bolling
『ROOFTOP』Hildur Guðnadóttir and Jóhann Jóhannsson
『THE MOON IS A SILVER DOLLAR』Lawrence Welk and his orchestra
『Here Comes The King』Steve Karmen
『Everybody Plays the Fool』The Main Ingredient
『if you happy and you know it』
『Smile』Jimmy Durante
『Slap That Bass』Fred Astaire
『My Name Is Carnival』Jackson C. Frank
『That’s Life』Frank Sinatra
『Send In The Clowns』Frank Sinatra
『Toy Dept (Toy Waltz)』North German Radio Simphony Orchestra 『Rock ‘N’ Roll (Part 2)』Gary Glitter
『Spanish Flea』Ray Davies and His Button Down Brass
『White Room』Cream

 

感想☆

ジョーカー

(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

やっとやっと見れました。
不気味なダンスに選曲のセンスは抜群だったし面白かったですが、全体的に痛々しすぎて笑いどころが少ないのが残念でした。
それこそもう少し喜劇的に描いてくれたらもっと好きになっていた気がしています。
唯一笑えたのは、アーサーが病院の出口専用ドアから入ろうとしてぶつかって、ドアセンサーに手を振ったところくらいです。

主演のホアキン・フェニックスは役作りのために20kg以上もダイエットしたのだとか。
『マシニスト』のクリスチャン・ベイルを思い出すような、浮き出た背骨や肩甲骨の不気味さはさすがです。

思い返せば映画『バットマン』に登場する初めてのジョーカーは薬品タンクに落ちて生まれた怪人でしたが、不可抗力ではなく自らの意思でジョーカーになる過程は断然現実的で楽しめました。

以上です!読んで頂きありがとうございました(^^)




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