映画『ジョーカー』ネタバレあらすじと感想|ジョーカーとは何者なのか | 映画の解説考察ブログ

映画『ジョーカー』ネタバレあらすじと感想|ジョーカーとは何者なのか

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スリラー

映画『ジョーカー』のあらすじと感想を紹介しています!
バットマンの宿敵ジョーカーがジョーカーになるまでの過程を描いた話題作。
主演ホアキン・フェニックスのアカデミー賞主演男優賞をはじめ、数々の賞を受賞した。
日本アカデミー賞においても最優秀外国作品賞を受賞している。

原題:JOKER
制作年:2019年
本編時間:122分
制作国:アメリカ
監督:トッド・フィリップス
脚本:トッド・フィリップス、スコット・シルヴァー
関連書籍:DCコミックス『バットマン』シリーズ

本作の解説記事はこちらです↓

映画『ジョーカー』ネタバレ解説考察|ラストの意味、犯行動機、ブルース弟説など
ホアキン・フェニックスさん主演の映画『ジョーカー』の解説・考察記事です! 大好きなホアキンさんが演じたジョーカー!不気味なダンス最高でした。 闇落ち系にそこはかとない魅力を感じてしまう筆者が、ジョーカーや周辺人物達の行動理由や心理についての...

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キャスト&キャラクター紹介

ジョーカー
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics
アーサー・フレックホアキン・フェニックス
コメディアン志望の男。ヘビースモーカー。
母子家庭育ちで父親は不明。実家で高齢の母ペニーの介護をしながら暮らしている。
コメディアンとは思えないほど陰鬱な空気を放っている。

 

ジョーカー
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

マレー・フランクリンロバート・デニーロ
人気エンタメ番組の司会者。
アーサーが最も尊敬するコメディアンであり、理想の父親のように思っている。

 

ジョーカー
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics
ペニー・フレック
フランセス・コンロイ
若い頃…ハンナ・グロス
アーサーの母。
要介護者のためアーサーに面倒を見てもらっている。
トーマス・ウェイン邸で働いていた過去があり、生活援助を求める手紙をトーマスに送り、返事を心待ちにしている。

 

ジョーカー
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics
ソフィーザジー・ビーツ
アーサーが一目ぼれした同じアパートに住む一児のシングルマザー。

 

トーマス・ウェイン…ブレット・カレン
ランドル(アーサーの同僚)…グラン・フレシュラー
ゲイリー(アーサーの同僚)…リー・ギル
ホイト・ボーン(アーサーの上司)…ジョシュ・パイス
ソーシャル・ワーカー…シャロン・ワシントン
ギャリティ刑事…ビル・キャンプ
バーク刑事…シェー・ウィガム
カール(アーカムの事務員)…ブライアン・タイリー・ヘンリー
ブルース・ウェイン…ダンテ・プレイラ・オルソン
アルフレッド…ダグラス・ホッジ
弁護士…フランク・ウッド
ジーン・ウフラント(マレーのマネージャー)…マーク・マロン
ドクター・サリー(番組出演者)…ソンドラ・ジェームズ
バリー・オドネル(番組出演者)…マーフィー・ガイヤー
アーカムの精神科医…エイプリル・グレイス
ジジ(ソフィーの娘)…ルッコ・ルナ
マーサ・ウェイン(トーマスの妻)…キャリー・ルイーズ・パトレロ
シャヴィア…ブライアン・カレン ほか

 

あらすじ紹介

コメディアン志望の男

ジョーカー
(マレーの番組を見るアーサーとペニー (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics)

バットマンことブルース・ウェインがまだ幼く、父トーマス・ウェインが新市長候補として世間の注目を浴びていた頃の話です。

10月15日。ゴッサムシティは清掃組合のストライキでゴミ収集が停止されて18日が経過しました。
ゴミと共にネズミが溢れ、普通のネズミよりも強い生命力を持つ『スーパーラット』が現れて市民を困らせています。
経済の循環が滞り、困窮した人々による事件が急増して治安は最悪で、対策が急務となっていました。

コメディアン志望のアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)は、ピエロの派遣アルバイトをしながら母ペニー(フランセス・コンロイ)とふたりで細々と暮らしていました。
ペニーは心疾患を抱え介護が必要なので、アーサーは献身的にお世話しています。
ペニーは今から30年前にウェイン邸でメイドとして働いていた時期があります。
そのせいか、ペニーはトーマス・ウェインに援助を求める手紙を定期的に送っては返事を心待ちにしていますが、返事がきたことは一度もありません。

その一方で、アーサーも脳と脳神経に障害を抱えており、それに伴う鬱症状などに苦しんでいました。
特に困っていたのは『緊張すると笑ってしまう発作』が出ることです。
『笑うのは許して 病気です』と書かれたカードを常備して、不適切な場面で笑ってしまう時は人に見せて理解をあおぎますが、それでも気味悪がられてしまいます。

問題を起こして精神病院に強制入院させられた時期もありましたが、なぜ入院したのかアーサー自身も覚えていません。
アーサーは向精神薬に依存し、定期的にソーシャルワーカー(シャロン・ワシントン)のカウンセリングを受けながら何とか毎日をやり過ごしていました。

アーサーとペニーは『マレーフランクリン・ショー』という生放送のエンタメ番組の大ファンで、毎週放送を楽しみにしていました。
いつか観客としてスタジオに行き、司会のマレー(ロバート・デニーロ)にハグしてもらうのもアーサーの夢のひとつです。




アーサーと銃

ジョーカー

公衆トイレで踊るアーサー (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

翌日。出勤したアーサーは、ピエロ仲間の同僚ランドル(グラン・フレシュラー)から「身を守るために持っておけ」と銃を渡されました。
アーサーは銃の許可証を持っていませんが、心配してもらえたことが嬉しくて笑顔で受け取ってしまいます。

夜になり、帰宅したアーサーは同じアパートに住むソフィー(ザジー・ビーツ)と娘のジジと知り合いました。
アーサーは気味悪がらずに話してくれたソフィーを好きになります。

数日後、アーサーは小児病棟に派遣されて踊っていた時、ランドルからもらって護身用に隠し持っていた銃をはずみで落としてしまいます。
とっさに取り繕ったつもりでしたが、その日の内に上司ホイトからクビを宣告されてしまいました。

ピエロ姿のままで呆然と電車に乗ったアーサーは、酔っ払いの若いサラリーマン3人組に絡まれて暴行を受けました。
切れたアーサーはとっさに銃を取り出し、気付くと3人とも撃ち殺していました。
アーサーは駅から逃げて公共トイレに駆け込みむと、何とも言えない爽快感と高揚感に包まれて、トイレの中で喜びのダンスを踊りました。

それからもアーサーは興奮冷めやらず、ソフィーに会いに行くと彼女を押し倒し、そのまま男女の仲になりました。

翌日。アーサーは職場に私物を取りに行き、出ていく時にタイムカードの打刻機を破壊して、出入口に貼られている『Don’t Forget To Smile!(笑顔を絶やさない)』と書かれた社訓ポスターにイタズラして『Don’t Smile!(笑うな)』に書き換えました。

自宅に戻ると、ニュースでアーサーの『地下鉄殺人』が取り上げられていて、あの時の3人組はウェインの会社の社員だったとわかりました。
事件の目撃者は「犯人はピエロの仮面をつけた男だった」と証言しています。
(実際には仮面ではなくペイントですが)
ニュースに出演していたトーマス・ウェインは事件について「仮面無しでは人を殺せない卑怯者だ。自分よりも恵まれた人を妬んでいる。彼らが改心しない限り、我々が築いたこの社会で彼らのような敗者はただのピエロだ」とコメントしました。
アーサーは3人の若者の死をウェインが悲しむ様子に苛立ちました。

翌日。ソーシャルワーカーの定期カウンセリングに行ったアーサーは、市の予算削減で今後カウンセリングが利用できなくなり、薬の処方もできなくなると告げられます。
アーサーのような精神に深刻な問題を抱える低所得者は市からも見放されてしまいました。

その日の夕方、アーサーはいきつけのコメディバーで初めてステージに立ちました。
ネタの途中で笑いの発作が出てしまい全くウケませんでしたが、観客からは暖かい拍手をもらいました。

ステージの後は、ショーを観に来てくれていたソフィーとデートしました。
ソフィーは地下鉄殺人事件の犯人を「彼はこの街のヒーローよ!」と言うので、アーサーは嬉しくなりました。

 

アーサーとウェイン家の関係

上機嫌で帰宅したアーサーは、ペニーが新しく書いたトーマス・ウェイン宛ての手紙を興味本位で読んでみます。
すると、そこには『あなたの息子と私は困っています』と書かれていました。
混乱したアーサーがペニーを問い詰めると、ペニーは「ウェインさんには妻がいたけれど、私たちは恋に落ちた。『問題になる前に別れよう』と言われて書類にサインした」と涙声で打ち明けました。

翌日。アーサーは特急電車に乗ってウェイン邸に行ってみることにしました。
ウェイン邸の塀の外から中を見ると、トーマスの1人息子のブルースがこちらを見ています。

ジョーカー

ブルースを無理やり笑顔にしようとするアーサー (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

アーサーがブルースにマジックを披露していると、執事のアルフレッド(ダグラス・ホッジ)が駆けよってきました。
アーサーは「俺はペニー・フレックとウェイン氏の息子だ。ウェイン氏に会わせてくれ」と要求しますが、アルフレッドは「2人の間には何もなかった。全て彼女の妄想だ」と追い返されてしまいました。

アーサーが帰ると、ペニーが倒れて救急車で搬送されているところでした。
アーサーは動揺しながら救急車に付き添いました。

病院の外でペニーの治療を待っていた時、刑事のギャリー(ビル・キャンプ)バリー(シェー・ウィガム)がアーサーに会いにきました。
刑事2人は「無許可の銃を持ってると聞いたが本当か?ピエロの仕事はなぜクビになった?」などと聞いてきたので、アーサーは必要最低限の返事だけすると逃げるように病院に入りました。

その後、病室にはソフィーも駆けつけてくれました。
部屋にあったテレビで『マレー・フランクリン・ショー』を見ていると、突然テレビ画面にコメディ・クラブでネタを披露した時のアーサーの映像が流れます。
アーサーは大喜びしたものの、期待した内容とは違っていました。
マレーはアーサーが大スベりしているボケに冷酷なツッコミを入れて観客の笑いを取ったのです。
大好きなマレーに大恥をかかされたアーサーはテレビ画面をにらみつけました。

ジョーカー

テレビ画面をにらむアーサー  (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

その日の深夜。テレビで、ゴッサムの市民がピエロ姿で上流階級に対する抗議デモを起こしている様子が流れました。
トーマス・ウェインの『地下鉄殺人事件』についてのコメントが『市民をピエロ呼ばわりした』と捉えられて、反感がさらに高まってデモが起きたのです。

アーサーは、ピエロ姿で『金持ちを殺せ!』とデモする人々を見て笑顔になりました。
同じニュースで、明日のウェイン・ホールでの慈善イベントにトーマス・ウェインが参加することを知りました。




ウェイン氏との対面、アーサーの過去

ジョーカー

トーマスに会いに来たアーサー (C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

翌日、アーサーはウェイン・ホールのトイレでウェインに話しかけて真相を問い詰めました。
するとウェインは「ペニーはうちで働いてた頃に君を養子にしたんだ。君の父親は当然私じゃないし、本当の父親が誰かも知らない。彼女は昔から言動がおかしかった」と言います。

アーサーは涙目で「なぜそんな嘘をつく?」と訴えますが、ウェインはアーサーを殴りつけて行ってしまいました。
アーサーは帰宅すると、泣きながら冷蔵庫に閉じこもりました。

翌朝。マレー・フランクリン・ショーの番組担当者から電話があり、アーサーは番組出演のオファーを受けました。
その後アーサーは、ウェインの発言の真偽を確かめるために、ペニーが一時期収容されていたアーカム州立病院に行き、ペニーの診断書を奪って逃げました。

ペニーの診断書には以下の内容が書かれていました。

・ペニーの『妄想性精神症、自己愛性人格障害』の診断結果
・ペニーがアーサーに対する虐待とネグレクトで逮捕された履歴
・当時幼かったアーサーがボロアパートでヒーターに縛られた状態で発見されたと書かれた資料
・保護された当時のアーサーは極度の栄養失調にあり、頭部にはひどい外傷があり、全身に殴られたアザがあったことなどの証拠写真
・捨て子(アーサー)とペニーの養子縁組の書類

書類に目を通したアーサーは、アーサー自身の『脳および脳神経の損傷』と笑いの発作の原因は、幼少時の虐待にあると確信しました。

なお、実際にアーサーを虐待していたのは当時のペニーの恋人で、ペニーの逮捕は『アーサーを虐待から救おうとせず黙認していた罪』だと記録にありました。

次のページに続きます!

次はあらすじ後半と感想です。




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