「ダークナイト」解説|ジョーカーのその後、手紙を燃やした理由など8の考察※ネタバレありき

この記事は映画「ダークナイト」のストーリーについての疑問を解説、考察しています。
話の展開に疑問があった方は目を通してみてください(^^)

原題:DARK KNIGHT
制作年:2008年
本編時間:152分
制作国:アメリカ、イギリス
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ノーラン
原作:ボブ・ケイン/『バットマン』シリーズ(DCコミック)

ダークナイトのあらすじはこちら↓

解説・考察

ストーリー展開についての疑問などを解説、考察しました。

ブルースがバットマンを辞めようか悩んでいた理由

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(引用:http://blog.livedoor.jp

ブルースがバットマンをやめるべきか悩んでいた理由は、バットマンの存在が本当に街のためになっているのかを疑問に感じたからです。
今までブルースは街の平和のために奮闘し、レイチェルと「街がバットマンを必要としない日が来たら結婚する」という約束を実現するため、悪を根こそぎ街から排除しようとしていました。

しかし、そんなブルースのやり方が強引すぎたため、切羽詰まった悪人たちはジョーカーと手を組むという強引な方法でバットマンに対抗し、治安はさらに悪化してしまいました。
今までは殴り合いで戦っていたけれど、相手が銃を使うならこちらも銃で対抗しなければ、みたいな感じです。
自分がしたことの結果を見たブルースはバットマンのあり方を見つめ直し『バットマンが居ない方が平和になるのではないか』と悩んだのでしょう。

 

ハービーがバットマンに「正体を明かすな」と言ったのは

ブルースがバットマンの正体を明かすことを決めてそれをハービーに告げた時、ハービーは「明かしてはいけない!」と叫びます。
ハービーがバットマンの正体を明かすことに反対した理由は、正体を明かすこと自体がジョーカーの要求を呑む(屈する)ことになるからです。
それに、正体を明かしたからといってジョーカーの狂気が止まるわけではないことは、ジョーカーの性格からして明らかです。
だからハービーはバットマンが正体を明かすのを食い止めようとしました。

 

ジョーカーがハービーとレイチェルを別々の場所に監禁した理由

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(引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

ハービーがバットマンだと思い込んでいたジョーカーは、ハービーとレイチェルを誘拐して別々の場所に拘束します。
ジョーカーはこのとき拘置所にいましたが、彼の元々の目的はラウ税理士を拘置所から脱出させることでした。
なので、2人をさらった元々の理由はゴードンを拘置所から出させるためだったのだと思われます。

しかしバットマンはジョーカーの前に現れたので、これはこれで面白いと思ったジョーカーは、バットマンに「どっちを助ける?」と聞きます。
これはバットマン(ブルース)にとっては『街の正義(ハービー)』を守るか『個人的に大切な人(レイチェル)』を守るかという選択になりましたが、ブルースはあっさりレイチェルを選び、ハービーの救出はゴードンに任せて現場に向かいます。
このブルースの選択は、彼が『正義のヒーロー』ではないことを表していると言えます。
彼が本当にゴッサムの平和を一番に考えている正義のヒーローであれば、恐らくハービーを救いに行っていたでしょう。
そしてブルース(バットマン)がレイチェルを選ぶことはジョーカーに見透かされていたのか、ジョーカーはあべこべの住所を教えてバットマンにハービーを助けさせます。
ジョーカーがハービーを助けさせたのは、2人に愛する人を失わせて絶望している様子を楽しみたかったからです。

 

レイチェルがハービーとの結婚を選んだ理由

レイチェルの手紙とアルフレッドの行動

(引用:https://filmest.jp

レイチェルは「ハービー・デントと結婚します」という手紙をブルースに残し、その後ジョーカーの罠にはまって死んでしまいました。
レイチェルはブルースを愛していたはずなのに、どうしてハービーと結婚することにしたのでしょうか。

答えは手紙にも書いてありましたが、街がバットマンを必要としなくなる日(ブルースがバットマンを卒業できる日)が来ることはないとレイチェルは確信したからです。
ブルースを愛しているなら他の誰かと結婚せずに、ずっと待っていればいいのに、とも思いますが、レイチェルも人並みの幸せを望む1人の女性だったのでしょう。
そんなレイチェルの前に現れたのがハービー・デントでした。
ハービーはバットマンのような『正体不明の自警市民』ではなく、ブルースの言葉を借りると『堂々と顔を出して悪と戦う本物の正義のヒーロー』です。
そんな2人の違いというか、『どちらと結婚すれば、より不安の少ない暮らしが送れるのか』ということも、レイチェルは比較してしまったのかもしれません。

 

ブルースがレイチェルに選ばれたと思い込んでいた理由

レイチェルの死後、ブルースはアルフレッドに「レイチェルが選んだのは俺だった」と発言しています。
しかし、真実はレイチェルはハービーを選んでいました。
ブルースはなぜレイチェルが自分を選んだと勘違いしていたのでしょうか。

バットマンの引退を決意した時、ブルースがレイチェルに「バットマンをやめたら結婚する約束はまだ有効?」と聞くと、レイチェルは「有効よ」と答え、2人はキスを交わしました。
この時のキスが、ブルースがレイチェルから選ばれたと思っていた理由です。
この後にレイチェルが「でも正体を明かしたら結婚は夢よ」というような発言をします。
この発言が、翌日の記者会見でハービーがバットマンの身代わりになった時に、ブルースがハービーを止めなかった理由に繋がります。

 

イタリアンギャングのボス マローニがゴードンにジョーカーを売ろうとした理由

ハービーがやけどを負って入院した後、ゴードンの前にマローニが現れてジョーカーの居場所を教えます。
マローニがジョーカーを売ろうとしたのは、マローニがジョーカーの異常さが本気で怖くなったからだと思われます。

ジョーカーの次のターゲットがレイチェルだとわかり、ゴードンがマローニに詰め寄った時、マローニは「ジョーカーが怖くて誰も奴を売らない」と答えています。
しかし、ジョーカーの行動を見ていたマローニは、ジョーカーに忠誠を誓うことは意味がないことをマローニは悟ったのでしょう。
マローニは自分がジョーカーの標的になる前に警察に訴えて、ジョーカーを排除(身の安全を確保)しようとしたのだと思われます。

 

アルフレッドがレイチェルの手紙を燃やした理由

©2008 Warner Bros. Entertainment Inc.

ブルースの執事アルフレッドは、レイチェルがブルースに宛てた手紙を燃やしました。
それは「レイチェルは自分を選んだ」とブルースが勘違いしていたままの方がブルースにとって良い、真実を知らせるべきではないとアルフレッドが判断したからです。
ブルースの親代わりでもあるアルフレッドにとって一番大切なのは、ブルースの心の安定を保ってあげることです。
もしもブルースが真実(最愛の女性を失くし、しかもフラれていた)を知ってしまえば自暴自棄な行動に出てしまう可能性もありますから、ブルースの身を案じてのことだったのでしょう。
だから手紙を見せず、燃やしてしまい真実を闇に葬りました。

最愛の女性レイチェルと頼れる友人ハービーを失くした今、ブルースにとっての唯一の救い、原動力は「レイチェルが選んだのは自分だった」ということです。
たとえそれが真実ではなかったとしても、その幻想を信じることが彼の精神的な支え、救いになります。
それは皮肉にも、バットマンの「真実だけでは人は満足しない、幻想を満たさねば」という言葉とも繋がります。

 

ジョーカーのその後は?

イメージ 2

(引用:https://blogs.yahoo.co.jp

バットマンがジョーカーを宙吊りにして動きを封じた際、精神病院に入る話が出ています。
原作でも、ジョーカーが逮捕後に精神病院に入れられるストーリーがあるので、ジョーカーは病院行きでほぼ間違いないでしょう。

ちなみに原作コミックでは、後にジョーカーは精神病院から脱走して再びバットマンは彼と戦うことになります。
ジョーカーはバットマンを『お気に入りのおもちゃ』のように思っているので、ジョーカー的に言えば『バットマンと遊ぶ』ことになるでしょうか。

以上です!
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