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ミステリー作家アリアドニ・オリヴァの目的
オリヴァがポアロを降霊会に誘った目的を振り返ります。
まずオリヴァは直近で執筆した3作品の売れ行きが悪く、次の作品では何としてもリブートしようと考えていました。
そこで、オリヴァはレオナルドの降霊術の噂を聞いてポアロに解けない謎(超常現象)を突き付け、それを「あのポアロが解けなかった謎」として小説のネタにすれば売れるに違いないと思いつきます。
オリヴァはレオナルドに接触して協力者になり、屋敷で起こす心霊現象のトリックに協力したり、ポアロのプライベートな情報をレオナルドに教えました。
レオナルドがカトリーヌの名前を知っていたのはオリヴァが教えたからです。
オリヴァとポアロのボディガードのポルトフォリオがどのような条件で協力し合っていたのかはよくわかりませんでしたが、ポアロに会わせてもらうために事前に買収でもしていたのでしょうか。
この辺も聞き逃した会話があったかもしれません。
ロウィーナに脅迫状を送った犯人は?
ロウィーナに何度も脅迫状を送って金をせしめていたのは、フェリエの1人息子のレオポルドでした。
フェリエ医師は心を病んでいてまともに仕事できない日々が続いていたので、お金に困っていたレオポルドはフェリエが持っていたアリシアの検死結果の資料を見て彼女が毒殺されていたことに気付き、生活費のためにロウィーナを脅してお金をもらっていました。
ラスト考察:ロウィーナを殺したのは誰?
ポアロに全てのトリックを見破られて追い詰められたロウィーナは、バルコニーで女の幽霊らしき何かに足を引っ張られて川に落ちて死にました。
ポアロは女の霊を目撃しましたが、そのトリックはポアロにも解けませんでした。
あの女は恐らく本物の幽霊であり、そうだとしたら言うまでもなくアリシアの亡霊です。
事件解決して解散する時にレオポルドが「アリシアが味方になってくれた」と言っていた点や、アリシアの部屋のティーカップとソーサーが机の上に半分乗っている状態がポアロが自宅でも起きていたのも、アリシアの幽霊がいたことを暗示しています。
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