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加茂はなぜ離婚された?
加茂は奥さんから雇われたという探偵に不倫の証拠写真を撮られて「30万円支払えばなかったことにしてやる」と言われ、加茂は探偵にちゃんと30万円支払っています。
つまり妻は加茂の不倫を知らないけど結局離婚したということです。
加茂は恐らく不倫は関係なく、呆れられた上に借金を知られたため離婚されたと思われます。
自宅の嫌がらせがエスカレートして車を焼かれた時、今まで騒いでいた妻は無反応でした。
この辺りから、妻はもう旦那(加茂)は何もしてくれないと思っていることがわかります。
なので、家庭を守ってくれない加茂に妻の心は離れたのでしょう。
そして探偵を雇いますが、探偵は不倫のことは言わないと約束していますが、借金のことは話題に上がっていません。
つまり、探偵は加茂が闇金から金を借りていることは妻に報告していたと思われます。
嫌がらせの犯人がずっと不明だった原因
加茂の自宅への嫌がらせの黒幕は、加茂が過去に返済をばっくれた金融屋でしたが、加茂は曽我部が犯人だとずっと思い込んでいました。
金融屋はこの嫌がらせを獏木たちに依頼していました。
金融屋はお金を返して欲しいだけですから、嫌がらせするにしても加茂には早めに犯人がわかるように普通ならやるはずですし、逆に犯人を知ってもらえなければ嫌がらせする意味がありません。
なのに、なぜ長い間犯人が曖昧なままになっていたのでしょうか。
この答えは獏木にあります。
獏木は金融屋から金をもらって代理で加茂に嫌がらせをしていました。
もし回収代行料金がお値段据え置きなら、獏木はすぐに加茂に会いに行って金を巻き上げるのがコスパもタイパも最高です。
しかし、獏木がわかりにくい嫌がらせを続けていたということは、おそらく回収代行料は日給制のようになっていて、債務者から金を返してもらえるまでの日数が長ければ長いほど多く稼げたと思われます。
獏木はこの金融屋から最大限儲けるために、加茂に地味な嫌がらせだけを続けて金融屋から金を引っ張り続けていたと思われます。
引っ張りすぎると金融屋に怪しまれるので、ちょうど良い頃合いで加茂を拉致して黒幕を告げたのでしょう。
獏木は映画版にはあまり登場しませんが、名前に動物が入っていますし漫画では主要人物として登場します。
獏木の行動は、今回の加茂の勘違いの連続を引き起こす原因にもなりました。
そして加茂は自宅への嫌がらせ代金も含めた延滞金を要求される羽目になります。
原作との違いは?
こちらも話の流れは原作とほぼ同じですが、かなり簡略化されています。
原作漫画では加茂、曽我部、瑠璃、花蓮、獏木など、それぞれの生活や心情がより細かく描かれています。
こちらも細かい設定が違うだけですが、原作と違っていた部分を挙げていきます。
この脅迫電話をしたは獏木だが、加茂は勘違いして曽我部に30万円払ってしまう。
・加茂が拉致された際、途中で犀原が来て獏木の仕事を奪うが、原作では誰も獏木を止めない。
獏木の仕事に犀原が入ってきたのは、犀原を登場させるためにねじ込んだ感が否めませんでした。
以上です。読んでいただきありがとうございました。
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