映画「帝一の國」ネタバレと感想☆菅田将暉のポテンシャルが半端ない! | 映画鑑賞中。

映画「帝一の國」ネタバレと感想☆菅田将暉のポテンシャルが半端ない!

ヒューマンドラマ(青春)

映画『帝一の國』のあらすじを紹介しています!  

時は昭和。将来は総理大臣になるという夢を持つ高校生の赤場帝一(菅田将暉)が、生徒会長になるべく奮闘する物語。

 

制作年:2016年
本編時間:118分
制作国:日本
監督:永井聡
脚本:いずみ吉紘
原作:漫画/古屋兎丸『帝一の國
 

キャスト&キャラクター紹介

 


(引用:https://www.youtube.com

赤場 帝一(あかばていいち)…菅田将暉
幼少時代…斎藤龍音

一年一組ルーム長。将来の夢は内閣総理大臣になること。
父・譲介は通商産業省の事務次官で、母・桜子はピアニストという裕福な家庭で育ち、ピアノを弾くのが大好き。
ガールフレンドは幼馴染みの白鳥美美子。
中高一貫の超名門校・海帝高校に主席入学し、夢を叶えるための第一歩として生徒会長になることを固く誓った。
夢実現のため、先輩の忠犬になる覚悟を決める。

 


(引用:https://www.suruga-ya.jp

榊原 光明(さかきばらこうめい)…志尊淳

一年一組副ルーム長。帝一の幼馴染みの親友で、側近や秘書のような存在。
女性っぽいところがあり、可愛いもの好きで特に猫が大好き。
幼い頃から帝一が大好きで、誰よりも帝一を信じている。
人並み外れた推察力と状況判断能力で帝一をサポートする。

 


(引用:https://twitter.com

大鷹 弾(おおたかだん)…竹内涼真

一年六組ルーム長。中高一貫の海帝高校に一般試験を経て高校から入学した唯一の生徒。
主席入学した帝一に勝るとも劣らない頭脳を持つ。
正義感が強くリーダーシップがある頼れるお兄ちゃんタイプ。
5人兄弟の長男で、仕事が忙しい母親の代わりに弟たちの世話や家事をしている。
将棋を通じて二年生の森園と仲良くなる。

 

 


(引用:https://www.suruga-ya.jp

東郷 菊馬(とうごうきくま)…野村周平

一年二組ルーム長。帝一の同級生で、父親の代から続く生涯のライバル。
陰湿でずる賢く、得意なことは情報収集。
父親の東郷卯三郎は通商産業大臣で、譲介の上司にあたる。

 


(引用:https://www.suruga-ya.jp

氷室 ローランド間宮祥太朗

二年三組ルーム長。
生徒会長に一番近い存在と言われていて、帝一が忠犬になることに決めた人物。
父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフ。
カリスマ性があり多くの支持者を集めるが、目的のためなら手段を選ばない冷酷なタイプ。

 

 


(引用:https://www.tst-movie.jp

森園 億人千葉雄大

二年六組ルーム長で、ローランドの次に有力な次期生徒会長候補。
冷静沈着&頭脳明晰なタイプでいつもは大人しく周囲を観察しているが、極度の負けず嫌いで、時には周囲が驚くほどのやる気と行動力を見せる。
将棋が好きで、物事の戦略などを考える時は将棋になぞらえることが多い。

 

 


(引用:https://sumabo.jp

堂山 圭吾木村了

現生徒会長。
品行方正で全ての生徒に平等に接する真面目な生徒。
二年の森園億人とは幼馴染みで、同じ将棋クラブに通っていた。

 

・その他のキャスト

赤場 譲介(帝一の父)…吉田鋼太郎
赤場 桜子(帝一の母)…真飛聖
白鳥 美美子(帝一のガールフレンド)…永野芽郁
小学生時代の美美子…安藤美優
川俣 豊治(一年一組担任)…中村育二
東郷 卯三郎(菊馬の父)…山路和弘
根津 二四三(ねづにしぞう、一年二組副ルーム長)…萩原利久 
佐々木 洋介(一年六組副ルーム長)…岡山天音
駒 光彦(二年三組副ルーム長)…鈴木勝大
本田 章太(二年四組副ルーム長)…三河悠冴
古賀 平八郎(生徒副会長)…井之脇海
スティーブ・レッドフォード(ローランドの父)…チャールズ・グラバー
野々宮 幸四郎(内閣総理大臣)…榎木孝明
生徒…中崎敏、重岡漠、大塚健人、菅原健、松本岳、今野誠二郎、品田誠 ほか

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あらすじ:起

昭和のある春の日。
内閣総理大臣になるのが夢の15歳、赤場帝一(菅田将暉)は、海帝高等学校に主席入学を果たした。
中高一貫校の海帝高校は、多くの政治家や官僚を輩出する超名門校だった。
総理大臣になるための一番の近道は、この海帝高校で生徒会長になり、政界の最大派閥『海帝生徒会長会』に入ることだと言われている。
言い換えると、海帝高校の生徒会長になることが、帝一の絶対に達成しなければならない目標だった。

帝一は海帝中学時代も生徒会長をつとめていたので、すでに周囲から『生徒会長に一番近い男』と言われていた。

帝一がなぜ生徒会長に執着しているのかというと、父親の譲介(吉田鋼太郎)の存在が大きかった。
譲介も海帝出身で、当時の生徒会長選ではライバルの東郷卯三郎(山路和弘)に1票差で敗れて副会長に甘んじたという苦い過去があった。
その後、卯三郎は生徒会長会入りを果たし、現在は通商産業大臣(譲介の上司)になっている。
生徒会長になれなかったことが大人になった今も譲介の出世に影響しているため、譲介は当時のことを現在でも強く根に持っていた。

そのため帝一に過度な期待を寄せており、幼い頃から『海帝高校の生徒会長になることの重要性』を言い聞かせていた。
そんな環境で育った帝一は、海帝高校で生徒会長に異常な執着を持っていたのだ。

幼い頃の帝一は気の弱い大人しいタイプで、母親に似てピアノが大好きだった。
ピアノに夢中の帝一を良く思わなかった譲介は、帝一を滝修行に連れ出そうとして桜子と激しい言い争いになった。
当時、帝一の教育方針に関する譲介と桜子の争いは日常茶飯事で、帝一がピアノに夢中になると必ず争いが起きた。
ある日、帝一は争いに巻き込まれ、ピアノの鍵盤に思いきり後頭部を打ったことがあった。
このとき帝一は『総理大臣になって自分の国を作れば父と母が争うこともなくなり、平和になるはずだ』と思いつき、総理大臣になるまでは譲介の教育方針に従うことに決めたのだった。
帝一はこの時『正々堂々』という言葉を帝一辞典(帝一の頭の中の辞典)から削除した。

帝一には花園女子高生の白鳥美美子(永野芽郁)という幼馴染みのガールフレンドいる。
幼い頃、幼馴染みのライバル東郷菊馬(野村周平)にいじめられた時に助けてくれたのが美美子だった。
「帝一君の弾くピアノが大好き」と言ってくれた美美子と帝一は幼稚園時代から仲良く成長し、自然と恋人になり現在に至っていた。

しかし海帝高校は男女交際禁止のため、帝一は変装して(トレンチコートにサングラス)美美子の自宅前に行き、彼女が2階のバルコニーに立ち、帝一は玄関前に立ったまま糸電話(盗聴・スキャンダル防止対策)で会話するという、逆に目立つ形で交流を続けていた。
「また帝一さんのピアノが聞きたい」と言う美美子に、帝一は「人はいつか、人生をかけて本気で戦う時が来る。それが大学受験の人もいれば、就職試験の人もいるだろう。
でも、僕にとってはそれが『今』なんだ!
だからピアノはその後だ」と答えた。

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海帝高校が定めるルーム長選定の基準は『品行方正であること』、『リーダーシップがあること』、『入学試験の結果が良好である者』とされていたが、実際には保護者からの寄付金の金額で決められていた。
譲介が奮発した多額の寄付金により、帝一は無事に一年一組のルーム長に選任された。
副ルーム長は帝一が選べるため、迷わず榊原公明(志尊淳)を指名した。

公明は、帝一にとって唯一無二の相棒だ。
実家が工場のためマシンに強く、自作の盗聴器などでサポートをしてくれる。
また、帝一以上に周囲の細かい変化に気が付き、数歩先を予測して的確なアドバイスをくれることも、帝一の好きな彼の特技だった。

休憩時間。帝一と公明は、校長室の教師の会話を外で盗聴していた時、校庭で遊んでいた大鷹弾(竹内涼真)と知り合った。
弾は一年六組ルーム長で、帝一の学年で唯一の外部入学生だ。
元々、六組のルーム長は寄付金の額では別の生徒のはずだったが、赴任したばかりの六組担任・黒坂礼子が生徒たちの様子を観察して、弾に変更するよう求めたのだ。
弾は外部入学のため知り合いはいないはずなのに、入学2日目にして六組の大半の生徒と親しくなるほど人望が厚く、人気者でカリスマ性のある人物だった。

弾と喋り終わった後、公明が弾を褒めたので、帝一は嫉妬から弾をライバル認定した。

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その日の放課後。帝一と公明は弾の自宅に遊びに行くことになった。
弾の家は帝一の家とは比べ物にならないほど古いボロ家だった。
弾は五人兄妹の長男で父親は既に他界し、母親が女手一つで子育てしていて、弾は放課後や休日は家事をしたり兄妹の面倒を見ているそうだ。
弾が作った夕飯をごちそうになった2人は、その美味しさに感動した。
この時、帝一に疑問が沸いた。
海帝高校は毎年高額な授業料などでお金がかかるが、弾の家庭はどう見てもそんな余裕は無さそうだった。
帝一が疑問を正直にぶつけると、弾は海帝高校を受験した経緯を教えてくれた。

元々弾は中学卒業したら働くつもりでいたが、中学三年当時の担任から「試験の成績によっては奨学金制度で学費を払わずに高校に通える」と、海帝高校の受験を勧められた。
弾は試験を経て授業料免除を受けることができたので、入学を決めたと語った。

帝一は驚いた。
海帝に外部入学の上に授業料の免除を受けるのは、試験の成績が相当良くないと実現しないからだ。

弾の家からの帰り。美美子の家に寄った帝一は、弾への嫉妬心から「ああいう野心がなさそうな奴が、実は恐ろしく計算高いんだ」と毒づいた。
美美子が「帝一君、変わったわね」と悲しそうに言うと、帝一は「変わったんじゃない、強くなったんだ!」と言い返した。


(美美子と糸電話する帝一 引用:https://www.crank-in.net

その後、弾への嫉妬が収まらなかった帝一は弾と学力勝負をしようと思い立ち、担任の川俣(中村育二)に「父のコネでモンゴメリの展覧会を日本で開くよう働きかけます」と提案し、見返りに外部入学試験の問題と解答、そして大鷹弾の外部入学試験の点数が書かれた書類を手に入れた。
※川俣は無類のモンゴメリ好き

その日の夜。帝一はさっそく自室にこもり、実際に行われた試験と同じ時間配分でテストを実施した。


(試験の難しさに動揺を隠せない帝一 引用:https://ciatr.jp

テストが終わると朝方になっていた。
採点を譲介に頼んでしばらく待つと、結果が発表された。
結果、総合得点は帝一が弾に2点差で勝利し、歓喜の雄叫びを上げた。
「僕は負け犬にはなりたくありません!」と興奮している帝一に、譲介はビンタをお見舞いして「いや、お前は『犬』になれ!そして、『勝ち犬』になるのだ!」と叫んだ。

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あらすじ:承

 


(勝ち犬になれと言われた時の帝一 引用:https://twitter.com

海帝高校の生徒会長は『評議会』で行われる選挙で決められる。
評議会とは、全クラスのルーム長、副ルーム長と各部の部長の合わせて六十人で結成されている会だ。
生徒会長が『次期生徒会長候補』の3名を選び、その3人だけが生徒会長選挙に参加できる
帝一が譲介から命じられたミッションは『次期生徒会長になる人物を見極めて、その生徒の派閥に入り、忠犬になること』だった。

公明は二年のルーム長6人を調べ上げ、現生徒会長の堂山(木村了)が選びそうな3名を帝一に教えてくれた。
それは、二年四組 本田章太(三河悠冴)、二年五組 森園億人(千葉雄大)、二年六組 氷室ローランド(間宮祥太朗)だった。

公明の調査によると、1人目の本田章太は政治家の息子でポテンシャルはあるが、極めて大人しく引っ込み思案のため、トップに立つことに適しているかどうかは微妙。
2人目の森園億人は、海帝中学時代から常に成績トップの秀才な上、堂山会長とは同じ将棋クラブに所属していた幼馴染みで仲が良いため、かなりの有力株だ。
最後の氷室ローランドはアメリカと日本のハーフで、その見た目と優れた身体能力で運動部の生徒からカリスマ的人気がある上に、喧嘩が強く学校のヒーロー的存在になっている。

氷室ローランドを本命に決めた帝一は、早速会議の席で氷室を見つめて舌を出し『犬アピール』を開始した。
一方で、ローランドも自分の派閥に入れるべき優れた後輩を探していて、優等生の帝一、情報収集が得意な菊馬、人気者の弾に目をつけていた。


(評議会に参加中のローランド 引用:https://ciatr.jp

その日の会議の議題は、数日後に行われる生徒総会の役割分担についてで、帝一は校旗の上げ下げをする『校旗掲揚係』という、一年生の仕事の中では最も重要な大役を任せられることになった。

その日の放課後、校旗掲揚係を帝一に取られた菊馬は父・卯三郎に叱られた。
追い詰められた菊馬は「生徒総会で帝一を”架空切腹”にしてやります!」と約束した。
架空切腹とは海帝高校生徒会に代々伝わる言葉で『大きな失敗をして生徒会で干されること』を意味していた。

生徒総会は、堂山会長が全校生徒の前で部活動や委員会の予算承認を行う生徒会の大舞台で、一年の生徒会役員にとっては初仕事の場となる。
生徒総会当日。役員は全員インカムを付けて総会に挑んだ。
帝一の仕事は具体的には、校歌斉唱に合わせて校旗をステージ中央に降ろし、堂山会長の話が終わると同時に校旗を巻き上げるというものだ。
菊馬は照明、弾は音響の役についていた。

やがて校歌斉唱が始まると、帝一はシミュレーションを繰り返していたおかげで完璧な仕事をし、ローランドに褒められた。
だが喜びもつかの間、堂山会長のスピーチ中に、校旗を吊るすためのワイヤーを菊馬が切ってしまうという緊急事態が発生した。
帝一がピンチに陥った時、事態に気付いた弾が駆けつけて助けてくれて、無事に総会が終わった。

その後の反省会で、氷室は帝一を抱きしめて褒め、持ち場を離れていた菊馬と弾を叱った。
反省会の後、帝一は弾に「この借りは必ず返す!」と約束した。

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半年後。堂山会長から発表された生徒会長候補の3人は、公明の予測通り、本田章太、森園億人、氷室ローランドだった。
指名された3人は、その場で生徒会長候補としての決意表明を行った。

森園は、生徒を能力主義で評価し、部活動では、前年度で好成績を収めた部に予算を増やすこと、成績が振るわなかった部にも、新入生の能力を加味して『期待予算』を計上すること、そして生徒会は、現在の『指名制』を撤廃して『立候補制』にし、投票は生徒会役員だけでなく全校生徒で行う、と表明した。
つまり、今まで一部の生徒にしかなかった投票権を全生徒に与えて、生徒会内の派閥をなくすということだ。
森園の決意表明には、その場に居た全員が驚いた。
この時、弾は森園の意見に共感し、菊馬は「派閥をなくすなんて机上の空論だ」とつぶやいた。

氷室の決意表明では、今まで全ての部に公平に配分してきた部活動の予算を、スポーツでも海帝高校の名を広めるために運動部のみ大幅に増額すると表明し、最後に、森園のように海帝高校の歴史・伝統を変えることは先輩、後輩に対して無責任だと意見して締めくくった。
帝一、菊馬、その他大勢は氷室の決意表明に大きな拍手を送った。

評議会の後、帝一は弾を氷室の派閥に誘ったが、弾は「政治に興味ないし、森園先輩も捨てがたいから」と断ると、足早に帰ってしまった。
こうして生徒会長選挙が始まり、帝一、菊馬は氷室の派閥に入り、弾は森園に共感を示したものの、誰の派閥にも属さなかった。
後日行われた海帝新聞による世論調査で、ローランドの支持率が圧倒的だという結果が掲載されて、帝一たちは歓喜した。

後日。もうすぐ行われる『海帝祭』で、帝一は開会式の出し物を、菊馬は閉会式の出し物を任されることになった。
帝一は、生徒会役員と運動部の生徒たちがふんどし一丁で太鼓を叩く『裸太鼓』を提案し、ローランドを中心に演技を行った。
来客の女子は大歓声を上げ、中には失神する者が出るほどの成功ぶりだった。
帝一の真の狙いは、太鼓の練習で氷室と運動部部長たちの結束力を強めることで、これも思惑通りになった。


(裸太鼓の様子 引用:https://www.cinra.net

開会式の後、ローランドは帝一の尻をピシャリと叩いて「裸太鼓はナイスアイディアだった」と褒めた。
その後、ローランドが「弾も俺の派閥に入れたい」と帝一に相談すると、帝一は知っている限りの弾のプライベートな情報を全て喋った。
弾の家庭事情を知ったローランドは不敵な笑みを浮かべると、さっそく弾のいる屋上に向かった。


(禅と話しに来たローランドに同行した帝一 引用:Twitter

ローランドの父親の会社は、貧困者を救済する財団を持っていた。
ローランドは「父親に頼んで、弾の家庭に援助金が支払われるようにするから、俺の派閥に入れ」と取り引きを持ち掛けた。
承諾しようとしない弾にしびれを切らした帝一は「僕が生徒会長になった暁には、副会長に君を指名してやる」と上から目線のさらなる取り引きを持ち掛けた。
悲しげに「お前は友達だと思ってた」と嘆く弾に、帝一は「僕はそんな風に思ったことは一度もない!」と怒鳴った。
その後、しつこい勧誘にキレた弾はローランドを殴り、森園億人の派閥に入ると宣言した。

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あらすじ:転

ローランドと弾の喧嘩の後。
菊馬は「弾の勧誘に失敗したのは、帝一がむやみに弾を挑発したからです」とローランドに吹き込み、さらに、帝一の父親とローランドの父親には仕事上の確執があるという情報も提供した。

帝一とローランドはお互い知らなかったが、ローランドの父親は世界最大の外国車メーカー 『HM社』の日本支社長で、外国車を日本に広めようと奮闘していた。
一方で『日本車優遇措置法』を成立させようとしている譲介は、HM社の日本参入を拒絶していたのだ。
このことを知った氷室は激怒して「帝一め、雑巾のように使って捨ててやる!」と毒づき、情報提供した菊馬を抱きしめて褒めた。

同じ頃。帝一も、譲介から父親同士の確執話を聞いてショックを受けていた。
譲介から「お前は捨て犬になる」と告げられた帝一は、ショックのあまり切腹しようとした。


(切腹の準備をする帝一と驚く譲介 引用:https://ciatr.jp

譲介が慌てて刃物を取り上げると、帝一は「僕は生徒会長に、総理大臣になれなければ、生きてる意味が無いんです!」と泣き崩れた。
譲介は「ならば、残された道は一つしかない!」と叫んだ。

海帝祭の閉会式は、菊馬が父親に頼んで用意してもらった花火師による花火大会で幕を閉じた。

翌日。帝一は譲介のアドバイス通り森園派に鞍替えして、ローランドを失脚に追い込むことを決意した。

帝一は律儀にローランドに決別状(お別れの手紙)を渡すと、公明と一緒に森園組の活動部屋に乗り込み、過去に森園を見下すような発言をしたことや、弾のプライベートをローランドに喋ったことを土下座して謝罪し、森園派に入れ欲しいと頼み込んだ。
帝一が良い駒になると考えた森園は快く帝一を受け入れ、弾も謝った帝一を笑顔で許した。
この時、帝一は『プレゼント』として、次期生徒会長候補の本田と副ルーム長を森園派に入るように事前に説得して連れて来ていた。
本田は「僕は会長選を辞退して森園君を応援する!」と宣言し、会長選は森園とローランド2人だけの戦いになった。


(森園に忠誠を誓う帝一 引用:https://www.cinemacafe.net

同じ頃。ローランドは運動部の全部長から『票をローランドに入れる』と約束を取り付け、森園に圧倒的勝利をするため文化部に目を向けていた。
ローランドは文化部の部長たちに実弾(賄賂のこと)を渡した上で「俺に投票してくれたら、活動費を増額してやる」と約束して回った。
これらは菊馬の考えた案だったが、この約束は実現が非常に難しく、ほとんど詐欺のようなものだった。
なぜなら、実現するには部活動の全体予算そのものを増やさなければいけないことになる。
しかし、過去の生徒会長達が予算の増額を教師に交渉し、実際に増額できたことは一度もなかった。

さらに、賄賂の金の出どころは、学校に出入りしている業者を「来年から業者を変える」と脅して得た金で、これも菊馬の提案だった。

副ルーム長の駒光彦(鈴木勝大)は「やりすぎだ」と責めたが、ローランドは聞こうとしなかった。

ローランドが実弾を使っていることを知った帝一も実弾で対抗しようと思い、譲介に金を無心をしたが、譲介は「金は災いをもたらすからダメだ!」と反対した。
代わりに、彰義隊が新政府軍に負けた理由が『旗』だったことを例に挙げて『森園派を官軍、氷室派を賊軍というイメージを全校生徒に植え付けろ』と帝一にアドバイスした。
彰義隊は、時代が明治に代わった1868年に結成された旧幕府軍(江戸幕府軍)の部隊で、新政府軍(明治政府軍)にたった一日で撃破されている。
新政府軍は戦陣に錦の御旗(天皇軍の旗)を掲げて、自分たちが官軍(天皇・朝廷に属する正規の軍隊)で、彰義隊が賊軍(天皇に背いている軍)であるという印象を植え付け、心理作戦を有効に使って勝利したことで有名な話だ。

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数日後。ローランドが文化部員に実弾を渡したことが運動部の生徒に知られ、実弾をもらっていない生徒が抗議しに来た。
ローランドは文句を言う運動部員にも仕方なく金を渡したが、次々に金目当ての生徒が来て金が足りなくなった。
困ったローランドは実弾作戦を提案した菊馬に「どうにかしろ!」と命じたが、菊馬にもどうすることもできなかった。

同じ頃、帝一は森園派の主要メンバー8人を集めて校庭で校旗を掲げ、マイムマイムの曲を流して輪になって踊り始めた。
森園たちのダンスに気付いたローランドは「負けるからってヤケになってやがる」とバカにしたが、音楽に連れられて集まる生徒たちでマイムマイムの輪はどんどん大きくなっていった。
幼い頃から染みついているマイムマイムのメロディに、生徒たちは踊らずにいられなくなったのだ。
ダンスの輪の中央に森園が立ち、踊っている生徒たちを笑顔で眺めている。
輪に加わって楽しそうに踊る生徒が増える一方で、ローランドから実弾をもらった生徒は後ろめたさから輪に加われずにいる様子が目立ってきた。
帝一が考えたこの作戦は、後に『マイムマイム事変』と呼ばれて後世に語り継がれた。
ローランドに金をたかりに来ていた生徒たちは、森園のマイムマイムを見てトボトボとどこかに消えていった。


(マイムマイムを踊る生徒と中央に立つ森園 引用:https://www.bb-navi.com

後日の海帝新聞の世論調査で、森園とローランドの予想獲得票数が互角に並んだので、帝一たちは大喜びした。
森園は帝一を「マイムマイム作戦のおかげだ!」と褒め、帝一は森園にひざまずいた。

その日の夜。生徒会長選の途中経過を知った卯三郎は菊馬をきつく叱りつけ「親子共々、調子に乗りやがって!」と怒りに震えた。
先日、卯三郎は個人的な理由から『日本車優遇措置法』を諦めるよう譲介に命じたのだが、譲介は命令を無視していたのだ。

ある日の休日。帝一は高級料亭の個室で美美子とデートした。
個室を選んだのは帝一がスキャンダルを恐れたからだったが、隠れてデートするのが不満だった美美子は「そんなに総理大臣になりたい?私はただ帝一君のピアノが聞きたいだけよ!」と文句を言った。

帝一の國』あらすじ・感想!超豪華キャスト陣の校内政権闘争バトル ...
(個室デートが不満な美美子 引用:https://mirtomo.com

帝一が「大事な選挙の前にピアノの話はするな!」と怒鳴ると、美美子は帰ってしまった。

月曜日。教室にいた帝一の所に、担任の川俣が血相を変えてやって来た。
譲介が収賄の容疑で逮捕されたそうだ。
これは、卯三郎が仕返しのために仕組んだ冤罪で、譲介は無実だった。

譲介の面会に行った帝一は「何でいつも僕の邪魔をするんだ!」と怒りをぶつけた。
譲介の逮捕が海帝の生徒に知られれば、森園のイメージダウンに繋がるからだ。
帝一は「僕は誰にも邪魔されずにピアノを弾くために総理になると誓ったのに、これじゃいつまでたってもピアノが弾けないよ!」と、本音を明かし、涙を流した。
実は、帝一は総理大臣になると誓った日から、大好きなピアノを一度も弾かずに我慢していたのだ。
譲介は黙って帝一に頭を下げた。

生徒会長選挙の日が訪れた。
選挙は放課後に行われる予定だが、帝一は全てを諦めて学校も休んで部屋に閉じこもっていた。
放課後、弾と公明は帝一に投票させるため学校に連れていこうとしたが、何を言っても帝一は部屋から出ようとしなかった。
弾と公明が諦めて学校に戻った後、美美子が部屋のドアを蹴り飛ばし、帝一に思いきりビンタした。

美美子が「自分の国を作るんでしょ!?あの2人にもいっぱい助けてもらったんでしょ!?なら、帝一君も助けてあげなきゃ!」と叫ぶと、目が覚めた帝一は美美子と一緒に走り出した。

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あらすじ:結

帝一と美美子が校庭にたどり着くと、菊馬が待ち構えていた。
菊馬は少しでも森園の票を減らすため、帝一が投票するのを阻止しようとしているのだ。
菊馬は帝一と美美子を見て「父上に頼まなくてもスキャンダルだけでいけたな」とつぶやいた。
この言葉で譲介の逮捕が菊馬の仕業だとわかった帝一は、菊馬と殴り合いの喧嘩になった。
選挙結果を外で待っていた生徒たちは、珍しく喧嘩が起きていることに気付き、やがて2人の周りに人だかりができた。
菊馬は「俺はお前のせいで、いつも家では怒鳴られっぱなしだ!
お前は成績も一番、ピアノも一番、おまけに美美子まで…、お前に俺の気持ちがわかるか!」と叫んだ。
帝一は「家で自由にピアノも弾かせてもらえなかった俺の気持ちがわかるか!」と言い返した。


(殴りあう帝一と菊馬 引用:https://twitter.com

その頃、生徒会室では既に投票が始まっていた。
1人ずつ係の生徒に投票用紙を渡し、その生徒が誰に投票したのかがその場で読み上げられる形式だった。
まずは各部の部長の投票から始まった。
部長の票はほとんどローランドが買収したはずだったが、ローランドと森園の獲得票数はほぼ互角だった。

次は二年ルーム長と副ルーム長が投票する番になった。
この時、ローランドの相棒(副ルーム長)の駒が森園に票を入れたことで、一同騒然とした。
ローランドが問い詰めると、駒は「俺に喧嘩を教えてくれたヒーローはもういない。お前は生徒会長になっちゃいけない!」と叫び、キレたローランドは駒を殴った。

最後は一年ルーム長と副ルーム長の番だ。
この頃、まだ帝一は菊馬と喧嘩していて生徒会室に到着しておらず、棄権とみなされてしまった。
次々に投票が進み、一番最後に投票した弾は白票(無効票)を提出したので、再び会場がざわめいた。
弾は「個人的には森園先輩が好きだけど、好き嫌いで決めていいのかわからなかった。
ここに入学したとき、俺以外の生徒は全員お坊ちゃまで、悩みも無さそうに見えたし、生徒会なんて正直お遊びだと思ってた。
でも違った。みんな一生懸命、何かと戦ってるんだってわかった。
俺はまだ、何かを決定できる器じゃない」と説明して壇上から降りた。

弾は森園に白票を出したことを謝ると、森園は「謝る必要ないですよ。僕の方こそ巻き込んじゃってすいません」と謝った。
弾が白票だったことで氷室と森園の票は同数になり、決定権は生徒会ルールに従って堂山会長に委ねられた。
堂山はローランドに「お前がいなかったら、俺は生徒会長になれなかっただろう。
そのことは感謝しているが、お前の排他的な選民思想は危険だ」と言った。
ローランドは堂山に泣きついて慈悲を求めたが、堂山の意見は変わらなかった。

堂山は「1人の絶対的な力を持つ男と、すべての駒を使って王手を目指す男、どちらが会長にふさわしいかは考えるまでもない!」と言い、森園を次期生徒会長に任命すると発表した。

選挙が終わった頃、帝一は気を失って倒れていた。
菊馬はかろうじて立っていたが、美美子が回し蹴りを食らわせてとどめを刺した。
やがて帝一が意識を取り戻すと、美美子は「よくがんばったね!」と笑い、帝一も少年のような笑顔を見せた。

その直後、選挙のことを思い出した帝一は美美子を放置して走り出し、森園が当選したことを知った帝一は大喜びで公明と抱き合った。
置いてけぼりにされた美美子はふてくされた。

その頃、落選したローランドは絶望し、学校の屋上から飛び降り自殺を図っていた。
ところが地面には何故か体育で使うマットが敷いてあり、ローランドは死ななかった。
もしも選挙に森園が負けたら帝一が自殺するかもしれないと思った公明が、事前に校舎の周囲にマットを敷きつめていたおかげだった。


(屋上から飛び降りたローランドを見た帝一と公明 引用:https://www.cinematoday.jp

マットの上に落ちたローランドに真っ先に駆けつけた駒に、ローランドが「俺たち、友達だよな?」と聞くと、駒は「当たり前だろ!次は別のてっぺんを目指そう!てっぺんは星の数ほどある!」と笑った。
その後、ローランドと菊馬は誰かが呼んだ救急車に乗せられて病院に搬送された。
ローランドが起こした自殺未遂はマスコミなどに大きく取り上げられて問題となり、生徒会長会という派閥自体が解体された。


(飛び降りたローランドに駆け寄る駒 引用:https://vod-halloffame.com

それから1年後。帝一は2年生になり、帝一たちの代の生徒会長選挙が始まった。
森園が生徒会長になったので、会長選挙は2年生であれば誰でも立候補できるようになり、選挙は全生徒による投票に変わった。

帝一は『みんなのために働くみんなの犬、赤場帝一に清き一票を』というキャッチコピーで自己PRビデオを撮影し、学校で派手に宣伝を行った。
帝一のライバルとなる他の候補者は、東郷菊馬と大鷹弾だった。

同じ頃、譲介はまだ収賄事件の裁判が終わっていないものの、ようやく釈放が認められた所だった。
譲介を迎えに来た車には野々宮総理大臣(榎木孝明)が同乗していて、譲介に「裁判は任せておけ」と言ってくれた。
帝一の部屋で見付かった盗聴器には東郷卯三郎の数々の不正の証拠が残されていて、総理の知るところとなったので、譲介が裁判に勝つのは確実になった。

数日後。会長の森園、副会長のローランドが見守る中、全校生徒による選挙が始まった。
選挙は3つに区切られたスペースに、それぞれ会長候補生が立ち、生徒は投票したい生徒が立っているスペースに入るという方式で行われた。
この頃には卯三郎の不祥事が公表されていたため菊馬は全く票が集められず、選挙は帝一と弾のほぼ互角の勝負になっていた。

菊馬は当選を諦めて、二四三(菊馬の相棒)と共に帝一のスペースに立ち、「帝一に票を入れる」とアピールをした。
菊馬と二四三の票が入れば、帝一は弾に1票差で勝てるとこほだが、これは菊馬の最後の嫌がらせで、制限時間の直前に弾のスペースに滑り込みして帝一をぬか喜びさせてから負かすつもりでいたのだ。
だが、帝一は菊馬が悪だくみしているのはもうわかっていたので「どうせ負けるなら」と帝一自身が弾に投票し、弾に生徒会長の座を譲った。

驚く弾と全校生徒の前で、帝一は「これで借りは返した!この学校を変えられるのは君のような人間だ!
僕は君にいっぱい助けてもらったから、今度は僕が助けたいんだ!」と叫んだ。
弾は「ありがとう!お前は副会長になって俺を支えて欲しい。
あと、俺の就任式でピアノ弾いてくれよ!」と答えた。
帝一と弾のやりとりに全校生徒が拍手を送り、森園は「赤場君、成長したね」と微笑んだ。

弾の就任式の日。帝一は公明と一緒に国会議事堂を見に来ていた。
帝一が生徒会長を弾に譲った本当の理由がまだわからなかった公明に、帝一は「全て計算してやったことだ」と明かした。
帝一が弾に投票したのは、菊馬にしてやられてただ『負ける』よりも『自ら身を引いて弾を勝たせてやる』方が見栄えが良いととっさに判断したからだと説明した。

就任式でのピアノ演奏で、帝一はリストの『ため息』と、ローデの『マリオネット』を披露した。
生徒達が帝一のピアノの腕に感心する中、帝一はマリオネットを弾き終えると同時に「君たちのことだよ」とつぶやきニヤリと笑った。

 

主題歌:クリープハイプ『イト
オープニングテーマ:FLATBACKER『ハード・ブロウ

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感想☆

原作漫画を中途半端にしか読めていないですが、かなり漫画に忠実に再現されていたと思います。

約2時間があっという間で、こんなにキャストもハマっていて素直に面白いと思えるコメディ邦画は久しぶりでした!
そして、私はどうやら野村周平さんの演技が苦手だということに気付き、間宮祥太朗さんが好きということに気付きました笑

帝一演じる菅田将暉と、譲介演じる吉田鋼太郎のやり取りがいちいち面白くて最高でした。(テストの点数発表のシーン)
元々映画やドラマが面白いと思ってもほとんど表情は変わらないタイプなんですが、久しぶりにニヤニヤしました(笑)

菅田将暉さんのそこはかとない演技力のポテンシャルを感じたので、次はシリアスなのも観てみたいです!
あざとくBL感を匂わせている感じもこの作品の見どころです!

 

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