『シャーロック・ホームズ2』解説考察|モリアーティの計画、ラスト考察、タイトルの意味など | 映画の解説考察ブログ - Part 2

『シャーロック・ホームズ2』解説考察|モリアーティの計画、ラスト考察、タイトルの意味など

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シャーロック・ホームズ シャドウゲーム アクション
©2011 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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アイリーンはわざと手紙をホームズに渡した?

シャーロック・ホームズ シャドウゲーム

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アイリーンは元々モリアーティに「協力しないとホームズを殺す」と脅されて、嫌々協力者になっていました。

オークション会場の件の後、アイリーンがカフェでモリアーティと会った時、モリアーティの「君は自分の身が危険だと感じた だから客が多く行きつけのこの店を選んだ」という発言から、アイリーンは手紙をホームズにとられたことでモリアーティに殺されるかもしれないとすでに予想していたことがわかります。
しかし、ホームズがアイリーンから手紙を奪った時、アイリーンは必死で取り返そうとはしませんでした。
そうなると、アイリーンはホームズにモリアーティを倒す手がかりを与えるためにあえて手紙を取り返さずに去ったのかもしれません。
恐らくアイリーンはあのカフェならモリアーティに命を狙われても生きて逃げきる自信があったのでしょうが、モリアーティの方が数枚上手だったのです。

 

アイリーンは本当に死んだのか?

モリアーティは『証拠はすべて抹消』を徹底することで警察の目から逃れてきました。
使った人間も用が済めば漏れなく殺してしまうので、モリアーティはアイリーンを生かしておくことはないでしょう。

ホームズもモリアーティの性格を知った上でアイリーンは死んだと判断していました。
ただ、アイリーンが死亡する瞬間や、彼女の死体が登場していない点で100%死んだとは言い切れません。
奇跡が起きて次作で生き返ることを願っています!




ワトソンがマイクロフトに打った電報の内容は?

ワトソンがホームズに頼まれてマイクロフトに打った電報は、和平会議は危険だから中止しろという内容でした。
しかし、すでにゲストたちは皆スイスに集まっていたこともあり、下手に中止すると新たな疑惑を生んで戦争が始まる可能性もあったので、マイクロフトは上司に相談した上で和平会議を中止にしませんでした。

 

マイクロフトはなぜ全裸だった?

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マイクロフトはメアリーの前に平然と全裸で現れて恥ずかしげもなく会話するシーンがあります。
マイクロフトは家族の影がない所から明らかに独身で、家に居た年寄りの執事はホームズも子どもの頃から世話になっているような風だったので、恐らくマイクロフトもホームズのさらに上を行く変わり者で女性や体裁には興味が無さそうです。

恐らくマイクロフトはメアリーに裸を見て欲しくて裸だったわけではなく、夜は全裸で寝て朝はそのままリビングに出て来る習慣があり、メアリー(来客)がいたとしてもその習慣を崩したくなかった(それ程の変り者)のではないでしょうか。

ちなみに原作小説のマイクロフトはホームズよりもさらに上を行く推理力を持っていていて、ホームズは「もし兄が探偵だったら私よりも優れていた」と評価していますが、当の本人は探偵業に全く興味がなかったため官庁職員になったとされていますが、性格はほとんど明らかにされていません。

 

ホームズがワトソンに送った小包の意味は?

ホームズの葬儀のあと、ワトソンの新居に酸素吸入器が届きました。
この酸素吸入器はホームズの兄マイクロフトの自宅にあったものですが、ホームズは気に入ってこっそりくすねていたのです。

つまり、ホームズはモリアーティと一緒に滝つぼに落ちた後でこの酸素吸入器に助けてもらい、溺死せずに済んだのだとワトソンに伝えたかったのです。

 

ホームズがワトソンの自宅に忍び込んだ理由は?

ホームズがワトソンの部屋に忍び込んでいたのは、ホームズの死でワトソンがどれ位落ち込んだり悲しんだりするのかを直接見たかったからに違いないです。

ワトソンを愛するホームズは、自身の死を利用してワトソンの愛を確かめていたのです。
いじらしいですね(笑)
また、ホームズがワトソンの作った文章の最後に『?』を入れるのは、次作が検討されていることを暗示してます。
3の監督はガイ・リッチーから『ボヘミアン・ラプソディー』のデクスター・フレッチャーに変わることと、舞台が『2』の10年後となる1901年になることくらいしかまだわかっていません。
一日も早く日本に来てくれることを期待してます。

元々コナン・ドイルは『最後の事件』でシャーロック・ホームズを終わらせるためにモリアーティ教授にホームズと同等の頭脳を持たせ、相討ちエンドにするつもりだったようですが、シャーロック・ホームズはあまりにも好評で、ファンからの『ホームズを殺さないで』という声が多かったため、次の『シャーロック・ホームズの帰還』ではホームズが生きていたことにしたそうです。

 

タイトル『シャドウゲーム』の意味

本作には沢山のシャドウゲーム(水面下の戦い)が登場します。

まずモリアーティは影で軍事産業を牛耳り、戦争のきっかけも作り出すほどの偽装工作を計画するなど水面下の戦いを得意としていました。

ホームズも、モリアーティの赤い手帳をこっそり盗んでレストレード警部とワトソンの妻メアリーに託すことでモリアーティを出し抜きました。

さらに、ホームズの隠しきれないワトソン愛とメアリーへの嫉妬と対抗心もシャドウゲームのひとつだったように思います。

 

原作小説との関係は?

この映画はコナン・ドイルの有名小説シャーロック・ホームズシリーズの『最後の事件』を元に作られています。
原作小説では明かされていない、ホームズがモリアーティの組織を壊滅させた具体的な方法が盛り込まれているところは特にホームズファンの心を掴んだのではないでしょうか。

ここで『最後の事件』のあらすじを簡単に紹介します。

「最後の事件」はワトソンが書いています。
ある日の夜、ワトソンの診療室に興奮気味のホームズが訪れます。
ホームズはモリアーティ教授が天才的な犯罪者だと気付き、モリアーティから世界を救う方法を模索して、あと3日経てばモリアーティの悪事が明るみになり破滅させられる仕掛けをしてきたが、モリアーティに気付かれて命を狙われているので、あと3日を生き延びるために逃亡旅行に同行してほしいとワトソンに頼みます。
この夜の間にホームズの自宅は放火されて燃えてしまいました。

ワトソンは快諾し、翌早朝にヴィクトリア駅の列車で合流して旅が始まります。
モリアーティはホームズを殺そうと追ってきているので、ホームズは予想されにくい行動をとりながら、3日目にはフランスのストラスブールに居ました。
4日目の朝にホームズは警察から「モリアーティの組織は壊滅させたが、モリアーティだけは取り逃がした」と報告を受けます。
うかつにロンドンに戻れないと思ったホームズとワトソンは旅を続行し、ジュネーブで渓谷散策を楽しみながらアルプスにある小さな村にたどり着きました。

2人はその村で宿を取って外を散策していると、美しく巨大な滝つぼがありました。
その時、ワトソンは走ってきた1人の青年からメモを渡されます。
そのメモは宿の主人からで「病人を診てほしいから今すぐ戻ってほしい」と書かれていて、ホームズも了承したのでワトソンは1人で宿に戻りますが、病人はいませんでした。
モリアーティがワトソンをホームズから引き離すために仕掛けた小細工だと気づいたワトソンは慌てて滝つぼに戻りますが、ホームズとモリアーティはどこにもおらず、ホームズの登山杖とワトソン宛ての手紙と、2人の人間が争ったような足跡だけが残っていたことから、ホームズとモリアーティが戦った末に滝つぼに落ちたのだとワトソンは悟りました。
ホームズの手紙には『この手紙はモリアーティに時間をもらって書いている 青年のメモは嘘だとわかっていたが、君を危険にさらしたくなかったのであえて行かせた 私はモリアーティと対決して死ぬ覚悟ができた』というようなことが書かれていました。
滝つぼでの人間捜索は難しく、ホームズとモリアーティどちらの生死も確認できないままワトソンはロンドンに戻りました。

ワトソンはホームズの葬式が終わった後、モリアーティ信者がホームズの悪評を流し始めたので、対抗するために事実を記したこの文章を出版すると注意書きを添えて世間に公表しました。

また、ホームズがモリアーティを「犯罪界のナポレオン」と言い表す所や、ホームズの「あなたを破滅させられるなら、私も破滅しても構わない」という台詞も原作小説と同じです。

 

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