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1月1日の出来事(ラスト考察)
工藤は何とか生きていて車に乗り、美沙子に電話して「離婚は考え直してほしい やり直したい」と伝えます。
工藤が美沙子と電話を切って一息ついた直後、矢崎が車で追いかけてきて、工藤と矢崎のデスレースが始まります。
矢崎のホラーのような表情や、まだ生きている不自然さからしても、工藤は美沙子との電話を切った後で失血死してしまっていて、その後の矢崎が追いかけてきた瞬間からは死後の世界に切り替わっていると思われます。
昔から知り合いだった仙葉に裏切られ、死んだことにも気づかないまま矢崎との死闘を続けて地獄まっしぐらなのは救いがなさすぎて可哀そうなので、ラストの演出は韓国版の方がまだ希望があって個人的には好きです。
仙葉の言う砂漠のトカゲとは?
仙葉が工藤に言っていた「砂漠に住み、日中は足をずっとぴょこぴょこさせているトカゲ」はアフリカの砂漠に生息するアンチエタヒラタカナヘビのことです。可愛いですよね。
熱い砂の上で休憩するアンチエタヒラタカナヘビ。このカナヘビは真昼のナミブ砂漠を爆走することができますが、熱くなりすぎるとこのように前後の肢を交互にあげて冷却を行います。pic.twitter.com/r9lgefGPST
— エピネシス (@epinesis) March 7, 2021
仙葉は工藤の母と工藤、引いては『満足していない人間全員』をこのトカゲに例えていました。
「砂が熱いなら砂漠から出れば良いのに、砂漠から出る方法を知らない者」のようなたとえでしょう。
トカゲにとっては広大な砂漠から出られる時がきたらそれは奇跡に近いです。
仙葉は「砂漠から出たくはないか?」と手を差し伸べて工藤にとって仙葉が『砂漠の中のオアシス』かのように演じますが、結局仙葉の正体はオアシスの幻でありただの非情なヤクザでした。
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