映画『ナイトミュージアム2』のあらすじと感想を紹介しています!
前作の出来事から2年後。アイディア家電の会社を再び立ち上げて大成功していたラリーは夜間警備員を数か月前に退職、現在は会社の社長として忙しい毎日を送っていた。
そんなある日ラリーは、自然史博物館のリニューアルに伴って、展示物のほとんどがスミソニアン博物館の地下倉庫に移動、永久に眠らされることを知る。
制作年:2009年
本編時間:105分
制作国:アメリカ
監督:ショーン・レヴィ
脚本:ショーン・レヴィ、クリス・コロンバス、スティーヴン・ソマーズ
原作小説:ミラン・トレンク著『夜の博物館』(英題『The Night at the Museum』)
エンドロール曲:『Fly With Me』Jonas Brothers
キャスト&キャラクター紹介
(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX
ラリー・デイリー…ベン・スティラー
バツイチ独身の中年男。別れた妻エリカとの間に一人息子のニックがいる。
2年前から自然史博物館の夜間警備員をしていたが、再び始めた家電事業が大成功し、数か月前に警備員を退職。
現在は自身の会社『デイリー発明社』のCEOを務めている。
(引用:https://www.pixfans.com)
カームンラー…ハンク・アザリア
古代エジプトの王族でアクメンラーの兄。
父親が弟のアクメンラーがお気に入りで王位もアクメンラーに継がせたため、アクメンラーに敵対心を抱いている。
石板の力で世界征服を企む。
(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX
ジェデダイア・スミス…オーウェン・ウィルソン
アメリカの西部開拓時代(1860~1890年頃)を再現したジオラマミニチュア人形の一体、カウボーイ。
同じミニチュア人形のガイウスが親友。
博物館の改装に伴ってお払い箱に入れられた。
(引用:https://www.cinematoday.jp)
テディ・ルーズベルト…ロビン・ウィリアムズ
アメリカ合衆国の第26代目の大統領セオドア・ルーズベルト等身大の蝋人形でラリーの相談役。
アメリカ原住民のサカジャウィアが恋人。
(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX
ジョージ・カスター…ビル・ヘイダー
アメリカの南北戦争で活躍したアメリカ陸軍の軍人。
気性が荒く派手好き。
自身のブロンドロングヘアがお気に入り。
(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX
デクスター
いたずら好きな希少種のオナガザル。普段は人形。今回はアクメンラーの石板を盗んでしまう。
マクフィー博士(博物館長)…リッキー・ジャーヴェイス
ニック・デイリー… ジェイク・チェリー
アッティラ(フン族の男)…パトリック・ギャラガー
フン族…ランディ・リー、ダリル・クォン、ジェラルド・ウォン、ポール・チー・ピン・チェン
サカジャウィア…ミズオ・ペック
アクメンラー…ラミ・マレック
オクタヴィウス…スティーヴ・クーガン
モアイ像…声:ブラッド・ギャレット|吹き替え版:玄田哲章
ネアンデルタール人…ケリー・グラインド、マシュー・ハリソン、リック・ドブラン
スミソニアン博物館の案内人…ミンディ・カリング
ブラゥンドン(スミソニアン博物館の警備員)… ジョナ・ヒル
”勝利のキス”のナース…アルバータ・メイン
”勝利のキス”の船乗り…クリフトン・マレー
”勝利のキス”の船乗りの青年…ジェイ・バルチェル
イワン雷帝…クリストファー・ゲスト
ナポレオン…アラン・シャバ
アル・カポネ(ギャング)…ジョン・バーンサル
中年のアル・カポネ…ジョッシュ・バイヤー
愛の天使…歌:ジョナスブラザーズ
考える人…声:ハンク・アザリア|吹き替え版:岩崎ひろし
オスカー(セサミストリート)…声:キャロル・スピニー|吹き替え版:大川透
リンカーン大統領…声:ハンク・アザリア|吹き替え版:石田圭祐
アインシュタイン…声:ユージン・レヴィ|吹き替え版:岩崎ひろし
飛行機とロケットの指揮官…クリント・ハワード、マティ・フィノーチオ
ウィルバー・ライト…トーマス・レノン
オーヴィル・ライト…ベン・ガラント ほか
あらすじ前半
前作の出来事から2年後。
夜間警備員のおかげで働く楽しさを思い出したラリー(ベン・スティラー)は、アイディア家具の会社を再び立ち上げて夜間警備員は卒業していました。
博物館にいる彼らからヒントを得て開発した商品は大成功し、現在は警備員を辞めて『デイリー発明社』のCEO(社長)を本業にして、警備員だった頃と比べると暮らしは格段に良くなりました。
一方で、ラリーは忙しくなって息子ニック(ジェイク・チェリー)の相手がまともに出来ず、2人の間に溝ができつつありました。
ある日、博物館が改装する噂を聞いたラリーが久しぶりに博物館を見に行くと、展示物のほとんどが木箱に収納されていました。
ラリーが館長のマクフィー博士(リッキー・ジャーヴェイス)に理由を聞くと、理事会で改装に伴い展示物を一新することが決まり、展示物のほとんど全てを別の展示物と交換することになったそうです。
木箱に入れた展示物はワシントンにあるスミソニアン博物館の地下倉庫に移送された後、永久に保管されると言います。
それは、移送された展示物たちはもう動き回れなくなることを意味しています。
数少ない居残り組に選ばれたのはルーズベルト大統領(ロビン・ウィリアムズ)と、アクメンラー王(ラミ・マレック)と魔法の石板だけで、他の皆とは永遠にお別れです。
ラリーは最後の夜を博物館で過ごして皆に別れを告げ、翌朝、彼らがトラックに積まれてワシントンへ旅立つのを見送りました。
(移送用木箱の縁に立つジェデダイアとガイウス 引用:http://blog.livedoor.jp)
その日の夜。ラリーの自宅に突然ミニチュアカウボーイのジェデダイア(オーウェン・ウィルソン)から電話がかかってきました。
なんとオナガザルのはく製デクスターが魔法の石板を盗んでスミソニアン博物館に持ってきてしまい、スミソニアン博物館の展示物たちが動きだして現在はアクメンラーの兄カームンラー(ハンク・アザリア)という男に襲われているらしいです。
皆がピンチだと知ったラリーは、仕事の約束をほっぽり出してニックと一緒にワシントンに飛びました。
翌日。スミソニアン博物館の地下倉庫は一般客は立ち入り禁止だったので、ラリーは警備員のブラゥンドン(ジョナ・ヒル)から従業員IDを盗んで地下倉庫への侵入しました。
あらすじ後半
(ブラゥンドンに接近してIDカードを盗むラリー (C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX
ラリーが地下倉庫に入ると、展示物たちが自由に動き回ってそのまま朝が来たような状態で固まっていて、石板を持っているデクスターたちはカームンラーらしき古代エジプト人風の集団に追い詰められていました。
ラリーが石板を手にしたと同時に太陽が沈んで展示物たちが動き出したので、ラリーはとりあえず石板を持ってカームンラーから逃げました。
逃げている際、ラリーはアメリカ軍人のジョージ・カスター(ビル・ヘイダー)と、世界初の女性飛行士アメリア・イアハート(エイミー・アダムス)と出会います。
冒険好きな2人はラリーの仲間に加わりました。
カームンラーは石板を手に入れるために、ロシア帝国時代の暴君と恐れられたイワン雷帝(クリストファー・ゲスト)、フランスの独裁者ナポレオン(アラン・シャバ)、伝説のギャングのアル・カポネ(ジョン・バーンサル)と手を組みました。
ラリーはナポレオンに捕まって石板を奪われてしまいますが、石板にはロックがかけられていて、解除のために『パスワード』が必要だと判明します。
カームンラーもパスワードを知らなかったため、ラリーはジェデダイアを人質に取られて1時間以内にパスワードを特定しなければならなくなりました。
ラリーは別館に天才博士アインシュタインがいたことを思い出してアメリアと一緒に別館へ行くと、アインシュタインは、答えが「円周率」に関わる数字だと教えてくれます。
ラリーはパスワードと引き換えにジェデダイアを取り戻すと、カームンラーは黄泉の国に通じる扉に石板をはめてパスワードを押しました。
すると、開いた扉から無数のホルス(頭部が猛禽類の男)が現れて、ラリーたちは殺されそうになりました。
その時、巨大な石像のリンカーンが現れてホルスを数体なぎ倒すと、残りのホルスたちは回れ右して一斉に黄泉の国に逃げ帰っていきました。
リンカーンはラリーに「分裂は国を滅ぼす」とアドバイスして元の展示場所に戻っていきました。
(ラリーを助けに来たリンカーンの石像 引用:http://blog.livedoor.jp)
その直後、ジョージ・カスター率いるラリーの仲間たちが現れてカームンラー軍団との戦いになり、ラリーとアメリアはタッグを組んで再び黄泉の国の扉を開き、カームンラーを黄泉の国に閉じ込めました。
カームンラーを倒したことで石板を巡る争いは終わりますが、ラリーの本当の目的はここからでした。
ラリーはアメリアに頼んで飛行機を飛ばしてもらい、自然史博物館にいた仲間たちを石板と一緒にスミソニアン博物館から自然史博物館に運びました。
アメリアとラリーの間には恋が芽生えていましたが、叶わないことを理解していた2人は最初で最後のキスを交わすと、アメリアは飛行機で飛び立ちました。
(アメリアがどうなったのか描かれないが、恐らく灰になった。)
アメリアから『好きな人と好きなことを仕事にする』ことの大切さを学んだラリーは会社を売却し、匿名で「今までの展示物もすべて今まで通り展示すること」を条件に博物館に多額の寄付を行い、夜間警備員に戻りました。
リニューアル後の博物館は夜も一般公開することになり、夜は『動く展示物が見られる博物館』として人気になりました。
ラリーはたくさんのお客さんの中にアメリアそっくりの女性客を発見すると、笑顔で近づいていきます。
考察と感想は次のページです。
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