映画『ライト/オフ』のあらすじ紹介、解説、考察をしています!
「怖すぎる」と話題になったショートホラームービーを映画化した作品。
レベッカと弟のマーティンが、暗闇の中だけに現れる化け物 ダイアナと戦うお話。
ダイアナを『友達』と言う母 ソフィーとの関係は?
制作年:2016年
本編時間:81分
制作国:アメリカ
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
脚本:エリック・ハイセラー
制作:ジェームズ・ワン
原作:ショートフィルム『LIGHTS OUT』
キャスト&キャラクター紹介

(引用:https://twitter.com)
レベッカ…テリーサ・パーマー
少女時代…アミア・ミラー
ロサンゼルスに住む10代後半の女子。
年の離れた異父弟のマーティンがいる。
彼女の父親はレベッカが10歳のころに失踪した。
母親ソフィーと関係が良くなく、家で起きる不気味な現象もあって16歳で実家を出ている。
友達以上恋人未満の関係になって8か月以上になるブレットに日々求愛されているが、心を開かず1人になりたがる。

© 2017 Warner Bros. Japan LLC All rights reserved.
マーティン…ガブリエル・ベイトマン
ソフィーとポールの子。10歳位。
レベッカとは異父姉弟。
母ソフィーの独り言や、家で人の気配がするのを怖がって家で眠れなくなっている。

(引用:https://www.filmink.com.au)
ソフィー・ロイド…マリア・ベロ
少女時代…エミリー・アリン・リンド
メンヘラ臭ただようレベッカとマーティンの母親。
少女時代にうつ病で入院していた時期がある。
レベッカの父が失踪したあと、マーティンの父ポールと結婚する。
レベッカから見捨てられたと感じていて、今だに和解できていない。
暗闇で独り言を言っては「ダイアナと喋っていた」と言うが、マーティンはダイアナの姿を見たことがない。

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ダイアナ…アリシア・ヴェラ=ベイリー
少女時代…エヴァ・カントレル
ソフィーが『友人』と語る謎の存在。
ソフィーが幼少時代に入院していたときに出会ったという、不思議な力を持つ女。
(引用:https://twitter.com)
ブレット…アレクサンダー・ディペルシア
レベッカの『友達以上恋人未満』のバンドマン。
レベッカにボーイフレンドとして認められようと努力するが、彼女の自宅に泊まることはおろか私物すら置かせてもらえず悩んでいる。
・その他のキャスト
ポール(マーティンの父)…ビリー・バーク
エスター(ポールの秘書)…ロッタ・ロステン
エマ…アンディ・オショー
ブライアン(警察官)…ローランドー・ボイス
ゴメス(警察官)…マリア・ラッセル ほか
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あらすじ起:謎の化け物ダイアナ
(引用:https://hiddenremote.com)
アメリカのロサンゼルスで、ポールという男性が『暗闇だけに現れる謎の女』に襲われて死亡しました。
ポールの妻ソフィー(マリア・ベロ)と小学生の息子マーティン(ガブリエル・ベイトマン)は、突然の出来事に戸惑うばかりです。
事件から数後日。ロサンゼルスで1人暮らし中のレベッカ(テリーサ・パーマー)に、児童福祉局から異父弟のマーティンについて連絡が入りました。
福祉局は「マーティンが授業中居眠りが多く心配だから保護者と話したいが、自宅に電話しても繋がらないので、あなたに学校に来てほしい」と言います。
レベッカは学校に行き、児童福祉局のエマに「ソフィーはうつ病だから、今は調子が悪いのかも」と事情を説明した後、数年振りにマーティンと再会しました。
マーティンは「家が怖いから帰りたくない」と嫌がりましたが、レベッカはマーティンをなだめて家まで送ることにしました。
実家に行くと、ソフィーの様子はレベッカが家を出る前と変わっていませんでした。
レベッカが話そうとしてもソフィーは上の空で、処方薬も飲んでいません。
いら立ったレベッカは「薬をちゃんと飲むまでマーティンは預かる」と告げると、泣いて嫌がるソフィーを置いてマーティンをレベッカのアパートに連れて行きました。
その日の夜。レベッカの部屋で何かを引っかくような音と、謎の女の影が現れますが、部屋の電気をつけると女はすぐに消えました。
翌朝。ソフィーから通報を受けた児童福祉局が現れて、マーティンは強制的に連れ戻されました。
その後、レベッカは昨夜、女がカリカリしていた辺りの床に『ダイアナ』と文字が彫られていることに気付きます。
(レベッカの自宅の床に掘られた文字 © 2017 Warner Bros. Japan LLC All rights reserved.)
この『ダイアナ』は、レベッカが実家を出ることにした理由の1つでもありました。
『ダイアナ』が気になったレベッカは、手がかりを探るためにボーイフレンドのブレットと一緒に実家を調べることにしました。
あらすじ承:ダイアナとソフィーの関係
レベッカとブラットはソフィーが外出している隙に家に上がり込み、ポールの部屋で2人の少女の写真を見付けました。
写真の裏には『ソフィーとダイアナ マルベリー・ヒル病院』と書かれています。
ダイアナらしき少女は傘を差していて顔は見えないものの、明らかに異様な雰囲気です。
さらに、本棚からダイアナに関する音声データと当時の新聞記事を発見しました。
音声データには『1984年10月6日 患者は独特の皮膚疾患を持ち、光に猛烈な過剰反応を示す。
問題行動が多く、暴力を振るう。最近は入院患者のソフィーに固執している。』など病院でのダイアナの様子が吹き込まれていた他、『なぜ、友達のソフィーに暴力をふるうの?』という質問に対し、ダイアナが『回復していたから』と答える音声が残されていました。
新聞記事には、医師らが試験的にダイアナに『光療法』が施した結果、彼女が『診察台の上から消滅した』と不思議な内容が書かれていました。
実験でダイアナが消えたのは、ソフィーとダイアナが出会った翌年でした。
(ソフィーとダイアナの写真 引用:http://freaknco.blogspot.com)
この後、レベッカは突然暗闇に現れたダイアナに襲われます。
「出ていけ、ソフィーは離さない!」という声が響いた直後、レベッカは浮き上がるほどの力で髪の毛を掴まれました。
ブレットに助けられたレベッカは、ダイアナの資料を持って家から飛び出しました。
その日の夜。ソフィーとマーティンは仲良く映画を見ていましたが、しばらくするとソフィーは部屋の電気を全部消してしまいます。
怯えるマーティンに、ソフィーは「私にはダイアナという特別な友達がいるの。一時期は離れていたけど、今はいつも一緒にいる。彼女は光を怖がるから、もう明かりを点けないで欲しい」と話しました。
マーティンはすぐ近くにダイアナがいることに気付き、家を飛び出しました。
あらすじ転:ソフィーの救助
マーティンはレベッカのアパートに逃げ込みました。
レベッカはマーティンと一緒にダイアナの資料を見ることにします。
資料によると、ダイアナは13歳の時に施錠された地下室で発見されて、彼女の父親は自殺していました。
壁には父親が死ぬ前に書いたであろう『頭に娘が入り込む』という謎のメッセージがありました。
ダイアナは先天性の皮膚病で周囲から不気味がられていた上に、『人の頭に入り込み、性格を変えてしまう』という超能力を持っていて、当時は陰で『悪魔の子』と恐れられていたようです。
レベッカとマーティンは、ダイアナはすでに死んでいて、悪霊のようにソフィーに憑りついているのではないかと推理しました。
マーティンの父ポールは、恐らくダイアナをソフィーから引き離そうとして殺されたのです。
また、ソフィーが元気になるとダイアナが姿を見せなくなる傾向から、ソフィーの鬱病の原因もダイアナなのではと判断しました。
その日の夜、マーティンがダイアナに襲われて怪我をしました。
ダイアナを倒すしかないと考えたレベッカとマーティンは、ブレットと3人でソフィーの家に行くことにしました。
(ダイアナに襲われた直後のレベッカとマーティン 引用:https://radio.wosu.org)
ソフィーの家に着いたレベッカは、ソフィーにダイアナから離れるように説得しますが、ソフィーは自室にこもってしまいました。
今夜はひとまず泊まることにした3人は、ダイアナ対策として家中の電気のスイッチをオン状態で固定したり、懐中電灯を各所に配置などしてからベッドに入りました。
この日の夜レベッカは、怪奇現象にも逃げ出さず懸命に守ってくれようとするブレットに心打たれました。
その後レベッカは、泣きはらした顔のソフィーからこっそり紙を渡されました。
その紙には『助けて』と書かれています。
レベッカはこのメモを見て初めて、ソフィーはダイアナから離れたくても離れられなかったのだと知りました。
結末と考察は次のページです!
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