映画『非常宣言』ネタバレ解説|ウィルステロはなぜ起きた?犯行動機を考察 | 映画の解説考察ブログ - Part 2

映画『非常宣言』ネタバレ解説|ウィルステロはなぜ起きた?犯行動機を考察

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非常宣言 クライムドラマ

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あらすじ③:結末

一方、KI501機内ではヒョンス副操縦士が機長となって操縦し、副操縦士の席にはジェヒョクが座っていました。
ジェヒョクは元々航空界ではかなり有名なパイロットでしたが、数年前の飛行機事故が原因でPTSDを発症しいました。
ジェヒョクはその事故で乗客から死人は出ませんでしたが、客室乗務員だったヒョンスの妻が亡くなっていました。

ジェヒョクとヒョンスは事故以降絶縁状態でしたが、事故当時の気持ちを打ち明けあったことでお互いを許し、仲直りできました。
数時間が経過して韓国までもうすぐという所まで来ましたが、ヒョンスが体調的に限界を迎えてしまいます。
ヒョンスは日本の成田空港に緊急着陸を要請しますが、日本もまたアメリカと同じ理由で拒否し、ヒョンスが無理やり着陸しようとすると自衛隊が派遣されて威嚇射撃されてしまいました。
ヒョンスは仕方なく着陸を諦めたものの、そのまま倒れてしまったので、操縦はジェヒョク一人で行うことになりました。

ジェヒョクが操縦するKI501便は無事にソウル市の上空に到達しますが、韓国でも着陸反対運動が起こっていることを知ると、飛行機の搭乗者は家族と国民のためを思って全員一致で着陸しない選択をしました。
ジェヒョクが海の方向に向かって飛び始めた直後、ク刑事にワクチンが効いたという情報が入り、キム大臣が着陸を許しました。

KI501便の人々は嬉し涙を流してキム大臣にお礼を言い、無事韓国に着陸しました。

1年後。ジェヒョクとスヨンはワクチン摂取の効果で元気を取り戻し、元の生活に戻っていました。
ク刑事は医療スタッフがワクチンの投与量を間違えていたため脳に後遺症が残り、喋ることも自力での呼吸もできなくなっていましたが、後遺症は少しずつ改善しつつあるようです。
KI501便に乗っていたク刑事の妻は後遺症もなく元気に生活しています。
ク刑事は元気そうなジェヒョクとスヨンを見ると嬉しそうにしました。




考察や感想など

ちょこちょこ「なんでこの人はまだ生きてるの?」「この人は死ぬの早すぎじゃない?」と疑問が浮かぶところは多少ありましたが、ノンストップハラハラで楽しめました!

アメリカと日本に着陸拒否されるシーンは隠れたメッセージがあったのかわかりませんが、なんとも言えない気持ちになりました(笑)

ソウルでの着陸を巡るシーンではコロナ感染者に対する差別をなくそう的なメッセージを感じましたが、純粋に大きな意味での差別意識についてだったかもしれません。
韓国のコロナ事情を私は全然知らないので、内情を知っている人とそうでない人で見え方が違ってくるシーンだとは思います。

 

犯人リュ・ジンソクの犯行動機は?

非常宣言

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また、ジンソクは死ぬ前に「やりたくてやったんじゃない」など意味深な発言をしていましたが、真相はわからないままでした。

言葉通りに受け取ると、ジンソクは他の誰かに指示されてバイオテロを実行していて真犯人は別にいたことになりますが、他に怪しい人物や組織は登場しませんし、生い立ちの話になってくるのでやはりジンソクの単独犯だったと思われます。

裁判の場では中年男性が「ジンソクは母親を亡くしてアイデンティティーを失い、犯行に及んだという意見が多い」みたいなことを言ってましたが、キム大臣は「それは誰にもわからない」と答えました。

中年男性の意見を取り入れるとジンソクは母親に認められたくて頑張ってきたけれど、母親が死んで生きる意味を失い、自暴自棄になって大規模な集団自殺をしようとしたというのもなんとなく頷けますが、そうなると「やりたくてやったんじゃない」の意味がわからなくなりますが、コロナを意識して作られているので、あえて動機をあやふやにしているのかもしれません。

以上です。読んで頂きありがとうございました。
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