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ラスト考察:とりま先生はなぜ泣いた?
瑤子先生は教壇に立って一樹たちの顔を見た時、なぜか涙がこぼれました。
その後、一樹は瑤子先生の涙を『ファントムペインみたいなもの』と説明しています。
『ファントムペイン』は日本語で『幻肢痛(げんしつう)』とも呼ばれ、何かで手足などの体の一部を失った後、もう無いはずのその箇所に痛みを感じる不思議な現象です。
『一樹たちと異世界で過ごした記憶』を失ったことで瑤子先生の心が痛くなり、あふれた涙だったのではないでしょうか。
それは頭では忘れてしまっても魂は覚えている証拠でもあり、瑤子先生にとって一樹たちとの時間が貴重な体験だったことを意味する涙でもあります。
店主が『おばけずかん』を作ろうとしていた理由
一樹たちのおばけずかんが完成した後、古書店の店主(神木隆之介)は『満願成就』について触れていました。
『満願成就』は、神仏に祈った願いが叶うことだったり、四国八十八か所などの日本に点在する札所を全て廻りきることを意味します。
古本屋の店主もまた何かの目的があって、一樹たちのような『神仏に願う気持ち』を集め、おばけずかんを集めることでその目的を達成しようとしていたのでしょう。
目的の中身は明かされませんが、原作絵本同様シリーズ化しそうな雰囲気だったので、店主については次回作以降で明らかにしてくれるのではないでしょうか。
楽しみです!
以上です。読んで頂きありがとうございました。
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参考サイト様
一日一生 仏陀のことば:「満願」
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