映画「大脱出」の疑問について解説・考察しています!
「マンハイムが探されていた理由」「ロットマイヤーが正体を隠していた理由」「ロットマイヤーがブレスリンに近づいた理由」「ヒポクラテスの誓い」「クラーク社長の目的、なぜ殺されたのか」について書いてます。
鑑賞済みの方のための考察記事です。まだ見ていない方はネタバレにご注意ください。
制作年:2013年
本編時間:116分
制作国:アメリカ
監督:ミカエル・ハフストローム
脚本:マイルズ・チャップマン、アーネル・ジェスコ
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※このページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
主要キャスト紹介
©Motion Picture Artwork ©2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
レイ・ブレスリン…シルベスター・スタローン
刑務所からの脱獄を実践して刑務所の弱点を指摘する民間のセキュリティ会社所属の『脱獄のプロ』。
周囲を観察して規則性を見付けるのが得意。
CIAからの依頼で試験運営中の非合法刑務所の脱獄を実践させられる。
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エミル・ロットマイヤー…アーノルド・シュワルツェネッガー
レイが刑務所で出会った囚人。
刑務所運営のスポンサー達が捕まえたがっている謎の犯罪者マンハイムを知る唯一の人物。
(引用:http://kisaraginotubo.blog.fc2.com)
ホブス所長…ジム・カヴィーゼル
刑務所の所長。冷徹で残酷で支配欲が強い。
蝶の標本作りが趣味で、仕草や行動がどこかオネエっぽい。
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ジャベド…ファラン・タヒール
麻薬の売人だった囚人。
ブレスリンとロットマイヤーを目の敵にしている。
イスラム教信者で、朝晩のお祈りが欠かせない。
ハッシュ(ブレスリンの仲間の社員)…50セント(カーティス・ジャクソン)
レスター・クラーク(社長)…ヴィンセント・ドノフリオ
ジェシカ・マイヤー(CIAの弁護士)…カトリーナ・バルフ
最初の刑務所の所長…グレアム・ベッケル
ローグ(最初の刑務所の看守)…マット・ジェラルド
会社の受付の女性…リディア・ハル
ドレーク(刑務所看守)…ヴィニー・ジョーンズ
バブコック(看守)…クリスチャン・ストークス
ブレスリンに殴られた囚人…ブライアン・オアリー、ジェフ・チェイス、マイケル・パパジョン
ヘリのパイロット…アレック・レイム ほか
あらすじ紹介
ロサンゼルスにある特殊なセキュリティ会社で働くレイ・ブレスリン(シルベスター・スタローン)は、刑務局などから依頼を受けて指定された刑務所に実際に囚人として入り、脱獄して見せて刑務所の弱点を報告するプロの脱獄屋です。
ある日ブレスリンは、CIAに雇われた弁護士ジェシカ・マイヤーから『テスト運営段階の非合法の刑務所』での脱獄を依頼されました。
それはスポンサーを募って民間で運営しようとしている刑務所(牢獄)ですが実際には法律ではさばけない悪人を社会から排除して一生閉じ込めておくために作られようとしている『墓場』と名付けられた『違法刑務所』でした。
『墓場』の運営者は本当に脱獄不可能であることをスポンサーに示すため、ブレスリンに依頼が来たのです。
ジェシカの説明を聞いたブレスリンのサポート役アビゲイル(エイミー・ライアン)とハッシュ(50セント)は危険を感じて反対しますが、高額報酬に目が眩んだクラーク社長(ヴィンセント・ドノフリオ)が強引に依頼を受けてしまいました。
ブレスリンは刑務所に入る際に使う偽名と犯罪歴を与えられた後、黒服の男たちに拉致され投獄されました。
そこはガラス張りの囚人用の個室がいくつも連なり、看守は全員覆面をしていて顔が見えません。
ブレスリンはすぐ所長に本当の身分を明かして刑務所から出してもらおうとしますが、誰にも助けてもらえません。
それは、ブレスリンがここから出るには脱獄しか方法がなく、脱獄出来なければ一生閉じ込められることを意味していました。
(ブレスリンの行方を探すアビゲイルとハッシュ 引用:https://www.naoraou.com)
解説、考察や感想など
なぜスポンサーたちはマンハイムを捕まえたがっていた?
(部下の頭をなでなでするホブス 引用:https://twitter.com)
マンハイムは汚い稼ぎ方をする悪質な富豪から金を根こそぎ盗み、貧困者に分け与えることで有名なねずみ小僧的な泥棒です。
つまりマンハイムは悪い富豪たちにとっては『墓場』のような監禁場所があるなら入れておきたい危険因子だったのです。
ところで、ホブス所長さん意外と良いキャラしてましたよね(笑)
潔癖なのかなーと思ったら部下の坊主頭をお触りしていたり、本をパラパラしてページの隙間に目にもとまらぬ速さで指を差し込んでいたり、ちょっとツボでした(笑)
何気に小指が立っているシーンもあったのでウケ狙いのゲイっぽいキャラだったのでしょうか。
なぜロットマイヤーは正体を隠していた?
マンハイムは恐らく普段からロットマイヤーとして生活していたのではないかと思われます。
マンハイムは有名になりすぎて敵も多過ぎるので、身を隠さずに生活するのは難しかったのです。
なので、マンハイムは『マンハイムと近しい人物ロットマイヤー』として生活していましたが、『墓場』の関係者はマンハイムが見つからなかったのでロットマイヤーを捕まえて、ロットマイヤーからマンハイムの情報を聞き出そうとしていたのです。
ロットマイヤーとマンハイムは同一人物なので、『マンハイムの居場所をしる唯一の人物』だと思わせていた方が殺されたりする心配がないですし、自分の言動で周囲(特にホブス)が翻弄されているのを見るのが面白かったかもしれません。
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次はロットマイヤーがブレスリンに近づいた理由、クラーク社長の目的です。
感想などお気軽に(^^)