登場人物たちのその後
公式サイトには、主宇宙で起きたその後の出来事が新聞記事形式で掲載されていて、何人かの登場人物のその後の運命が書かれていたようです。
内容抜粋します。
・ロバータ・スパロウ(死神おばば)は101歳で老衰にて死亡しました。
・モニトフ(科学教師)はドニーが死んでから11年後にひき逃げに遭い死亡しました。
・カニングハム(愛と恐怖)は、ドニーが死んだ約10日後の10月12日、児童ポルノ関連の収集品を始末してからゴルフ場で拳銃自殺しました。
カニングハムは『逮捕の夢』が忘れられなかったのかもしれません。
その他の細かな疑問
内容の細かい部分で疑問に感じたことや考えたことを書いています。
ドニーに見えた『矢』は何だったのか
ドニーだけに見えた胸から出る『矢』については『タイムトラベルの哲学』のサイトで言及されていませんでした。
作中に本の挿絵が出てきますが、唯一読めた文字は『付録B』だけで他の文字は小さすぎて読めず手がかりは得られませんでした。。
肝心の絵も『矢についての絵』と言うこと位しかわからずです。
『矢』の特徴から考えると、矢は出ている人物の意識が向いている方向に向かって動いていました。
『タイムトラベルの穴』が水で出来ていることと、『矢』が液体だったことは関係ある気がしますが、手がかりが少なすぎてわかりません。
何か思いつくことがあれば更新します。
ポメロイが解雇されたのはなぜか
英語教師のポメロイは校長から突然解雇されてしまいました。
原因は恐らくポメロイがキティ・ファーマーから嫌われたことです。
彼女が『破壊者』を授業で扱ったことがキティ・ファーマーの怒りを買い(彼女の教育理念にポメロイが合わないと判断された)、彼女が裏で校長に働きかけた結果だと思われます。
恐怖克服セラピー
ドニーはカニングハム主催の恐怖克服セラピーに嫌悪感を抱いていました。
セラピーの内容自体はそんなに悪くはない気がしましたが、恐らくドニーはセラピーの内容ではなくてカニングハムから漂う犯罪者臭のようなものに直感的に嫌悪感を感じていたのでしょう。
カニングハムに心酔していたファーマーの、「大切なのは『愛』です」と言いながら、生徒を脅して言うことを聞かせようとしていてかなり『恐怖』側に寄っている人物という矛盾が印象的でした。
彼女がカニングハムに熱中していたのは心に問題を抱えていたからなんでしょうね。
そんな胡散臭さ満点のセラピーでしたが、内容そのものは皮肉的にもドニーがまさに真剣に取り組んだ方が良いような内容でした。
ドニー自身が『恐怖心』に囚われて『愛』に飢えていたのは明らかだったからです。
不良がスパロウの自宅にいた理由
不良生徒のセスとマックスがスパロウの自宅に潜んでいた理由は、恐らく誰かから「スパロウは実は金持ち」という話を聞きつけて、金目の物を探しに泥棒に入っていたのでしょう。
ドニーの父親の世代の間では有名な話だったようなので、親の会話や教師同士の雑談を盗み聞いた可能性が高いです。
ドニーが書いた手紙
著書を読みました。たくさん質問があります。
でも答えが怖いです。すべて現実だと言われたらと思うと…
だから答えは夢で聞かせてください。
世界に終わりが来たら安心したいと思います。
楽しみなことが沢山あるから。
ドニーがスパロウに手紙を書いた理由は、『タイムトラベルの哲学』を書いてくれたお礼の気持ちが大きかったと思われます。
恐らくドニーはこの本が無ければ自分の使命に気付けなかったのではないでしょうか。
また、同じ使命を与えられた者同士、ドニー自身は運命に従って死ぬことをスパロウに知らせたかったのでしょう。
リビングレシーバーとしての話はスパロウとしか出来ないですし。
それに、スパロウはいつも郵便受けに何かが入るのを待っているので、郵便受けに何か入れてあげたい親切心も沸いたのかもしれません。
以上です!読んで頂きありがとうございました。
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