ディズニー映画『リメンバー・ミー』のあらすじを紹介しています!
ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意ください。
制作年:2017年
本編時間:105分
制作国:アメリカ
監督:リー・アンクリッチ
脚本:エイドリアン・モリーナ
声優&キャラクター紹介
©2019 Disney/Pixar
ミゲル…アンソニー・ゴンザレス、石橋陽彩
1921年創業のリヴェラ靴店の息子。
音楽と歌手のエルネスト・デラクルスをこよなく愛する男の子。
死者の日にお供え物のギターを借りようとして呪いをかけられて、死者の世界に迷い込んでしまった。
©2019 Disney/Pixar
ヘクター…ガエル・ガルシア・ベルナル、藤木直人
ミゲルがあの世で出会った死者。
発言がいい加減でいつもヘラヘラしている。
どうしても現世へ行きたいようだが、現世へ行くための条件を満たしていないため、あの世にとどまっている。
デラクルスの知人らしいが、真偽は不明。
©2019 Disney/Pixar
エルネスト・デラクルス…ベンジャミン・ブラット、橋本さとし
ミゲルが大好きなメキシコで一番有名な男性歌手。
1942年、ライブ中に鐘に潰されて死亡した。
歌手で成功して数々の映画にも出演し、明朗で男らしい人柄が多くの人々の尊敬を集め、死後もメキシコの偉人として称えられている。
(引用:https://www.animatetimes.com)
ママ・イメルダ…アラナ・ユーバック、松雪泰子
あの世にいるミゲルの曾曾祖母で、『リヴェラ一家は音楽禁止』を定めた人物。
あの世に迷い込んだミゲルに音楽禁止を誓わせた上で生き返らせようとしている。
©2019 Disney/Pixar
ペピータ
ママ・イメルダによくなついているアレブリヘ。
虎の体に羊の角、猛禽類の翼と足を持ち、蛇のしっぽが生えている。
ママ・ココ(ミゲルの曾祖母)…アナ・オフェリア・ムルギア、大方斐紗子
幼少時代のママ・ココ…リベルタ・ガルシア・フォンシ、中村優月
エンリケ(ミゲルの父)…ハイメ・カミーユ、横山だいすけ
ルイサ(ミゲルの母)…ソフィア・エスピノーサ、恒松あゆみ
ロシータ(ミゲルの先祖)…セレーネ・ルナ、雨蘭咲木子
パパ・フリオ(ミゲルの曾祖父、ココの夫)…アルフォンソ・アラウ、多田野曜平
オスカル&フェリペ(ミゲルの先祖の双子)…ハーバート・シグエンサ、佐々木睦
ヴィクトリア(ミゲルの先祖、ココの娘)…ディアナ・オルテリ、冠野智美
あの世の出国係官…カーラ・メディナ、森千晃
あの世の入国係官…オクタビオ・ソリス、佐々木啓夫
ファン・ハノキョーセー(死者)…ジョン・ラッツェンバーガー、立木文彦
あの世の事務官…ガブリエル・イグレシアス、チョー
あの世の刑務官…チーチ・マリン、丸山壮史
あの世の警備員…サルバドール・レイエス、松田健一郎
フリーダ・カーロ(あの世の演出家)…ナタリア・コルドバ=バックリー、渡辺直美
グスタヴォ(死者のマリアッチ)…ロンバルド・ボイヤー、坂口候一
チチャロン(ヘクターの知人)…エドワード・ジェームズ・オルモス、宝亀克寿
あの世のコンテストの司会者…ブランカ・アラセリ、魏涼子
ロス・チャチャラコス(あの世の音楽団)…シシド・カフカ、茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ)
ベルト(ミゲルの伯父)…ルイス・バルディーズ、西村太佑
マリアッチの1人…ロンバルド・ボイヤー、坂口候一 ほか
あらすじ:起
舞台は音楽の都メキシコのサンタセシリアです。
ずっと昔、ある男はミュージシャンの夢を叶えるために家族を置いて都会に行ってしまい、二度と帰ってきませんでした。
残された男の妻ママ・イメルダ・リヴェラは娘を育てるために靴職人になり、たったひとりで娘を育て上げました。
やがて娘が成長して新しい家族が増えていき、イメルダはようやく幸せを手に入れます。
一方でイメルダは音楽を嫌悪して一族全員に音楽を禁じ、一族全員が靴職人にならなければいけないと掟を決めました。
現在イメルダは亡くなっていますが、その意思は彼女の孫エレナが受け継いでいます。
今も残っているイメルダの写真には夫が写っていますが、その顔は破り取られていました。
(祭壇に飾られているイメルダ、夫、ココの写真 引用:https://disney-fun.xyz)
そんなリヴェラ家に生まれた男の子のミゲルは音楽が大好きです。
しかし家族に音楽禁止ルールがあるため、屋根裏の隠れ家にこっそり音楽を楽しめる設備を整えています。
ミゲルは特にサンタセシリア出身の、今は亡き超有名ミュージシャン、エルネスト・デラクルスの大ファンでした。
そんなある日、ミゲルは年に1度の『死者の日』に、広場で『死者の日の音楽コンテスト』が開催されることを知り、家族に内緒で出場することにしました。
死者の日の朝、ミゲルは先祖イメルダの家族写真に写る男性がデラクルス愛用のギターを持っていることに気づきます。
ミゲルは興奮のあまり家族に音楽コンテストに出ることを喋ってしまいました。
すると家族全員大反対し、祖母エレナは怒ってミゲルのギターを壊してしまいました。
傷ついたミゲルはイメルダの家族写真をポケットに入れ、絶縁覚悟で広場に走りました。
もう音楽コンテストは始まっています。
ミゲルは出場に必要な楽器を持っていなかったため、デラクルスのお墓にあるギターを借りることにしました。
(デラクルスのギターを鳴らすミゲル 引用:https://eiga.com)
大きなデラクルスの お墓で、ミゲルはデラクルスのギターを弾いてみます。
すると次の瞬間、ミゲルは透明人間のように誰からも見えなくなり、生きている人の体に触ることもできなくなってしまいました。
そんな中、ミゲルに懐いている野良犬のダンテだけにはミゲルが見えていることがわかります。
その後、ミゲルは既に亡くなった先祖たちの幽霊と出会い、ママ・イメルダに会うために、死者の日にだけ現れる「あの世」と「この世」を繋ぐ特別な橋を渡ってあの世に行きました。
ママ・イメルダがまだあの世にいた理由は、今年だけなぜか橋を渡れないからなのだそうです。
あらすじ:承
ミゲルがご先祖たちやダンテと一緒にあの世へ繋がる橋を渡ると、橋の周辺にはメキシコの有名な幻獣アレブリヘ(カラフルな動物の怪獣)が飛び回っていました。
アレブリヘは死んだ人をあの世へ案内する『魂のガイド』です。
橋を渡った先には死者専用の受付がありました。
この時ミゲルは、死者の日に祭壇に写真を飾ってもらえない死者は橋を渡れない(現世に行けない)ルールがあることを知ります。
イメルダが橋が渡れなかった原因は、ミゲルが祭壇にあったママ・イメルダの写真を持ち出してしまったからでした。
(死者の国に入国するミゲルと家族たち 引用:https://eiga.com)
ミゲルは『家族再会案内所』の担当者から、ミゲルは死者のお供え物(デラクルスのギター)を盗んだために呪いがかかり、半分生きていて半分死んでいる状態になっていると説明されました。
呪いを解くには家族の誰かに許しをもらう必要があり、もし夜明けまでに許しがもらえなければミゲルはこのまま本当に死んでしまうそうです。
ミゲルはイメルダに許しを貰おうとしますが、イメルダは「二度と音楽をやらないなら許す」と条件を付けてきました。
納得できなかったミゲルは、あの世のどこかにいるデラクルスに許しをもらおうと決めて再会所を飛び出しました。
ミゲルは現世の祭壇に写真がないのに橋を渡ろうとして捕まった男 ヘクターが、刑務官に「デラクルスは俺の友人だ」と話しているのを聞きました。
ミゲルは解放されたヘクターを追いかけて事情を説明して「僕にはデラクルスしか家族がいないから彼の所へ連れていってほしい」と嘘を交えて頼むと、ヘクターは「君が生き返った後、俺の写真を祭壇に飾ってくれるなら協力する」と答えました。
ミゲルは生者だとバレるのを防ぐため、ヘクターに死者風メイクをしてもらってからあの世の街を歩きます。
あの世でも死者の日を祝う祭りが開かれていて、デラクルスは毎年夜明け前にコンサートを開くそうです。
ミゲルはリハーサル会場に連れて来てもらうと、音楽コンテストに優勝者すればデラクルスの隣で歌えることを知って参加を決意しました。
ヘクターとミゲルはギターを持っている老人の家に来ました。
その老人はすでに死人なのにひどく具合が悪そうです。
ヘクターが老人のために歌を歌うと、老人はオレンジ色に光って消えてしまいました。
これは『二度目の死』と呼ばれていて、死んだ人間が生きている人から完全に忘れ去られると、もう一度死んであの世からも消えてしまうのだそうです。
ミゲルとヘクターは老人が持っていたギターで音楽コンテストに出場します。
会場に行く途中、ヘクターは「俺はデラクルスの音楽の師匠で、昔はデュエットを組んでたんだ!」と語りました。
ミゲルはヘクターが嘘をついていると思い冗談半分に聞きながしました。
あらすじ:転
(ウン・ポコ・ロコを披露するミゲルとヘクター 引用:https://eiga.com)
ミゲルは無事コンテストに出場し、デラクルスの曲『ウン・ポコ・ロコ』をヘクターと一緒に演奏すると会場は大盛り上がりしましたが、優勝は出来ませんでした。
歌い終わった直後、ミゲルを見付けたママ・イメルダとアレブリヘのペピータが現れます。
ミゲルがデラクルス以外に家族がいることを知ったヘクターは「お前はウソつきでわがままだ!他の家族に許してもらえ!」と怒りだしました。
ミゲルはヘクターと決別して1人でデラクルスに会いに行くことにします。
その後、ミゲルはママ・イメルダに見つかってしまい「私は家族を選び、夫だった男は音楽を選んだ。あなたも家族か音楽か選びなさい!」と言われます。
ミゲルは「選べない!」と叫んで逃げました。
ミゲルはデラクルスがパーティーを開いている巨大なビルに忍び込みます。
ミゲルはとうとうデラクルスに会えて自分が子孫だと伝えると、デラクルスは「俺に孫の孫がいたとは!」と大喜びしました。
(パーティーを楽しむミゲルとデラクルス 引用:https://www.animatetimes.com)
パーティーで楽しいひと時を過ごしてからミゲルがデラクルスに『呪いを解くための許し』をもらおうとした時、ヘクターが現れました。
ヘクターは祭壇に飾ってもらうための自分の写真をミゲルに渡しに来たのです。
デラクルスとヘクターは本当に知り合いだったようですが、因縁があるらしく口論になりました。
この時の喧嘩で、ミゲルが嘘だと思った「2人が昔デュエットを組んでいた」のは本当で、デラクルスの数々のヒット曲は全てヘクターが作った曲であり、さらにデラクルスは、ヘクターの作曲ノート欲しさにヘクターを毒殺していたことも判明しました。
ヘクターはデラクルスに殴りかかり、警備員に連れていかれてしまいました。
デラクルスはヘクターの生前の写真をポケットにしまうと、「秘密を知ったお前を生き返らせるわけにはいかない」と言いミゲルもヘクターと同じ洞窟に閉じ込めました。
あらすじ:結
ミゲルとヘクターは洞窟でお互いの家族について話すうちに、ミゲルの本当の曾曾祖父はデラクルスではなくヘクターだったことが判明しました。
ヘクターの娘がミゲルのひいおばあちゃんのココだったからです。
ココが歌うのでミゲルもよく知る曲『リメンバー・ミー』は、ヘクターがココのためだけに作った特別な曲でした。
幼いココと生前のヘクター © 2017 Disney/Pixar.
生前のヘクターを覚えている唯一の生存者ココは、もう高齢で認知症も進行していて、いつヘクターを忘れてもおかしくない状態です。
ミゲルが早く生き返らないとヘクターにも「二度目の死」が来てしまいます。
洞窟から出られず途方に暮れていたミゲルとヘクターの前に、ミゲルの匂いを嗅ぎつけたダンテとペピータ、ママ・イメルダが来てくれました。
ミゲルとヘクターはペピータの背中に乗って洞窟から脱出しました。
この時ダンテは体の色が変わって背中に羽が生え、アレブリヘに変身しました。
ダンテは死者の世界に長く居すぎたためアレブリヘになってしまったようです。
アレブリヘになったダンテ © 2017 Disney/Pixar.
イメルダと仲直りしたミゲルは、ヘクターが音楽をやめてイメルダの所に帰ろうとしていた時に殺されてしまったことを説明し、デラクルスに取られたヘクターの写真を取り戻してから生き返りたいと頼みました。
デラクルスのコンサートは超高層ビルの中で行われます。
ミゲルたちはスタッフに成りすまして会場裏に忍び込み、デラクルスから写真を取り返すと、デラクルスは猛反撃します。
ミゲルは高所から投げられてダンテとペピータに助けられますが、ヘクターの写真を失くしてしまいました。
デラクルスがミゲルを高所からわざと落とした瞬間の映像が生配信されていたため、デラクスルは大ブーイングを受けた末にペピータに蹴り飛ばされて広場の巨大な鐘に激突しました。
気が付くとヘクターはオレンジ色に光り、今にも消えそうになっていました。
もう朝陽が昇りかけていて写真を探す時間はありません。
ヘクターは「ココに愛していると伝えてくれ」と言うと、ミゲルに許しを与えて生き返らせました。
現世に戻ったミゲルはまっすぐココの所に行き、ヘクターを思い出してもらうためにリメンバー・ミーを歌います。
すると何年も無表情だったココの目に生気が戻り、リメンバー・ミーを口ずさみました。
ココは引き出しをごそごそして写真の切れ端をミゲルに渡します。
それはイメルダの家族写真から破りとられていたヘクターの顔の部分でした。
1年後の死者の日。1年の間にデラクルスとヘクターの関係は世界中の人々に知られ、ヘクターは幻の作曲家として知名度を上げました。
一方でデラクルスは生者からも死者からも嫌われて広場にあったデラクルスの石像は撤去されました。
リヴェラ一家の音楽禁止令は撤廃され、ミゲルも家族も自由に音楽活動ができるようになりました。
その日の夕暮れになると、死者の国からやって来ヘクター、イメルダ達がリヴェラ家に集まり、家族全員と一緒に過ごせる年に一度の日を楽しみます。
『Remember Me』アンソニー・ゴンザレス FEAT ナタリア・ラフォルカデ
(日本語版:『リメンバー・ミー』シシド・カフカ FEAT 東京スカパラダイスオーケストラ)
(日本語版:『リメンバー・ミー』橋本さとし|藤木直人&中村優月|石橋陽彩&大方斐紗子)
『UN POCO LOCO』アンソニー・ゴンザレス&ガエル・ガルシア・ベルナル
(日本語版:『ウン・ポコ・ロコ』石橋陽彩&藤木直人)
『Everyone Knows Juanita』ガエル・ガルシア・ベルナル
(日本語版:『愛しのジュリア―タ』藤木直人)
『The World Es Mi Familia』アンソニー・ゴンザレス&アントニオ・ソル
(日本語版:『音楽が僕の家族』石橋陽彩)
『La Llorona』アラナ・ユーバック&アントニオ・ソル
(日本語版:『哀しきジョローナ』松雪泰子&橋本さとし)
『Proud Corazon』アンソニー・ゴンザレス
(日本語版:『音楽はいつまでも』石橋陽彩)
以上です。読んでいただきありがとうございました。
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