ディズニー「アラジン」ネタバレ解説考察|本作のテーマ、原作のあらすじ紹介など! | FILM LAB|映画の解説考察ブログ

ディズニー「アラジン」ネタバレ解説考察|本作のテーマ、原作のあらすじ紹介など!

SF・ファンタジー
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ディズニー長編「アラジン」のあらすじ紹介、解説・考察をしています!
「込められたメッセージ」「ランプ以外に触れたらダメなのはなぜ?」「アラジンがジーニーの自由を約束した理由」「宮殿を移した理由」「隠れキャラ紹介」など書いてます。

原題:Araddin
制作年:1992年
本編時間:90分
制作国:アメリカ
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
脚本:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ、テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
原作児童文学:『千夜一夜物語』より『アラジンと魔法のランプ』

🏆受賞タイトル
・第65回アカデミー賞:作曲賞(ホール・ニュー・ワールド)
・第50回ゴールデングローブ賞:作曲賞(ホール・ニュー・ワールド)、特別功労賞(ロビン・ウィリアムズ)
・第21回アニー賞:長編アニメーション作品賞
・第20回サターン賞:ファンタジー映画賞、助演男優賞(ロビン・ウィリアムズ)、若手俳優賞(スコット・ウェインガー)

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声優&キャラクター紹介

アラジン
@1992 Disney
アラジン…羽賀研二(1993年版)、三木眞一郎(2003年版)、石井一孝(歌)
英語版…スコット・ウェインガー
アグラバーの街に住む、心優しく貧しい18歳の青年。
お金がないときは食べ物を盗むことがあり、『ドブネズミ』や『小僧』と呼ばれ煙たがられている。
いつかお金持ちになって宮殿に住むことを夢見ている。
アラジン
@1992 Disney
ジーニー…山寺宏一
英語版…ロビン・ウィリアムズ
ランプの魔人。陽気な性格で冗談やダジャレ、歌にダンスが大好き。
ランプをこすった人物を主人とし、願い事を3つ叶えてくれる。
願い3つを叶えた人物とは主従関係がなくなり、また別の人間がランプをこするまで封印される。
アラジンがランプをこするまで、1万年封印されていたと本人が語っている。
『ランプに囚われている魔人』でもあり、いつか「ジーニーをランプから解放すること」を願い事にしてくれる主人が現れることを夢見ている。
アラジン
@1992 Disney
ジャスミン王女…麻生かほ里
英語版…リンダ・ラーキン
アグラバーの王女でサルタン国王の娘16歳。
動物好き、知的で好奇心旺盛。
母親は早くに亡くなっている。
法律で王子と結婚することが決められていて、何人もの王子とお見合いさせられるが、好きになれない相手ばかりでうんざりしている。
法律や規則に縛られた王宮での生活に嫌気が差している。
アラジン
@1992 Disney
ジャファー…宝田明
老人変装時…大木民夫
英語版…ジョナサン・フリーマン
アグラバーの国務大臣。年齢は作中で語られないが、ハゲていることなどからアラフィフと推測される。
国王になってアグラバーを支配することが目標で、そのために伝説の魔法のランプを探し求めている。
形式上サルタン国王に忠誠を誓っているが、本当はいつも呑気な国王が大嫌い。
多くの魔法道具を集めており、人の心を操るコブラ蛇の形の魔法の杖をいつも持ち歩いている。
ジャファーの肩に乗っているのは相棒のイアーゴ。
アラジン
@1992 Disney
アブー…フランク・ウェルカー
アラジンの相棒の小猿。
言葉は少しだけ話せるが、主にジェスチャーでコミュニケーションを取る。
アラジンが大好きなので、ジャスミンに嫉妬したり、役に立ったのに褒めてもらえないと不機嫌になる。
欲望に忠実で、宝石やお金によく誘惑されている。
アブーの声は原作版を流用し、所々アブーが日本語を話す場面はウェルカー氏本人に特別に収録してもらったとのこと。
アラジン
@1992 Disney
魔法の絨毯
魔法の洞窟の中にいた空飛ぶ絨毯。
喋れないのでジェスチャーで感情や考えていることを伝える。
洞窟でアラジンと出会い、仲間になる。
アラジン
(引用:https://twitter.com)
イアーゴ…神谷明
英語版…ギルバート・ゴットフリード
画像はジャファーのに載っているので割愛。
ジャファーの相棒で相談役。
人間並みに言葉が話せる。
声真似が得意で、物音や人の声などをそっくりに真似る。

(引用:https://girlschannel.net)
サルタン国王…あずさ欣平
英語版…ダグラス・シール
アグラバーの王様でジャスミンの父親。
平和主義でいつものほほんとしている。
ジャファーの悪だくみに全く気付いておらず、むしろ信用している。
事あるごとにジャファーに魔法の杖で洗脳され操られている。
国の規則と、何よりも自分自身が安心したいため、ジャスミンに早く結婚してほしいと思っている。

・その他のキャスト
ガジーム(ジャファーが雇った盗賊)…山下啓介
魔法の洞窟…飯塚昭三
アクメッド王子(ジャスミンの婿候補)…安原義人
ラジャー(ジャスミンのペットの虎)…アーロン・ブライズ ほか

あらすじ紹介

あらすじ①:

アグラバーの征服を企む国務大臣のジャファーは、魔法の洞窟の中にあるという魔法のランプを探し求めていました。

しかし、魔法の洞窟には『心にダイヤの原石のような輝きを持つ男』しか入れないため、ジャファーは洞窟に入る事ができません。
ジャファーが魔法の水晶に「洞窟に入れる男」を訊ねると、水晶はアラジンという名の青年を映し出しました。

アグラバーで暮らす貧困層の青年アラジンは、たまたま街で見かけた美女ジャスミンに一目ぼれします。
実はジャスミンはアグラバーの王女ですが、父親のサルタン国王と喧嘩して家出して、生まれて初めて宮殿の外に出て町をさまよっていました。

アラジンとジャスミンはお互いに惹かれ合い、すぐに恋に落ちます。
その時、突然ジャファーの家臣が現れて、アラジンを強制的に宮殿に連行しました。
この時にアラジンはジャスミンが王女だと知って驚きました。

あらすじ②:

投獄されたアラジンは、牢屋で出会った謎の老人に頼まれて魔法のランプ探しに協力することにします。
この『謎の老人』の正体は、変装したジャファーです。

アラジンは洞窟に入ってランプを手に入れますが、ペットのアブーが『ランプ以外の宝に触れてはいけない』ルールを破ったため、洞窟は崩壊してマグマに飲み込まれていきます。

アラジンとアブーは洞窟で出会った魔法の絨毯に乗って出口にたどり着きますが、待ち構えていたジャファーはアラジンからランプを奪い、洞窟に突き落としました。

洞窟が消滅した後、ジャファーはランプが手元に無いことに気付きます。
アラジンを洞窟の底に蹴り落とした時にアブーが盗んでいたのです。

ジャファーは悔しがりますが、ランプを諦めてジャスミンと結婚して次期国王の座を手に入れる計画を企てました。

あらすじ③:

洞窟に閉じ込められたアラジンは、ランプに刻まれた文字を読もうとしてランプをこすり、陽気なランプの魔人ジーニーと出会いました。
ジーニーは『願い事を何でも3つだけ叶えてくれる』といいます。

悪知恵を働かせたアラジンは、ジーニーを口車に乗せて『願い事』を使わずに洞窟の外に出してもらいました。
騙されたジーニーは怒りますが、渋々「騙された俺が悪かった」と諦めました。

その後、ジーニーの願いが『魔法のランプから解放されて自由になること』だと知ったアラジンは、騙したお詫びに『3つ目の願いでジーニーを解放してあげる』と約束しました。

アラジンはジャスミン王女に恋していることをジーニーに打ち明け、1つ目の願いを『王子になること』にしました。
アグラバーには『王女と結婚できるのは王子だけ』という法律があるからです。
アラジンは魔法で王子に変身すると、ジャスミン王女のいる宮殿に行きました。

アラジンはジーニーが用意してくれた派手なパレードで宮殿に現れてジャスミンにプロポーズすると、サルタン国王はアラジンを気に入って大歓迎しました。
ジャスミンはアラジンが王子だったと知り喜びますが、アラジンは彼女を騙していることに複雑な感情を抱きました。

その日の夜、アラジンとジャスミンの結婚を阻止したいジャファーは、アラジンを縄で縛って海に落とします。
アラジンが海に沈んだことに気付いたジーニーは、独断で2つ目の願いを使って命を助けました。

宮殿に戻ったアラジンは、サルタン国王に「ジャファーに殺されかけた」と話します。
この時ジャファーはアラジンがランプを持っていることに気付き、ランプを盗んで姿をくらましました。

あらすじ④:結末

ジャファーはジーニーの新しい主人になり、1つ目の願い『アグラバーの支配者になること』と、2つ目の願い『世界一の魔法使いになること』を願ってアグラバーの新国王に君臨します。
アラジンはジャファーを止めようとしますが、ジャファーの魔法が強力で歯が立ちません。

ジャスミンがジャファーに殺されかかってピンチに陥ったとき、とっさにアラジンは「”ランプの魔人”にならないとジーニーより強くなれないぞ」とジャファーをそそのかし、ジャファーは最後の願いを使ってランプの魔人になりました。

ジャファーが魔人に変わった瞬間、アラジンは「ランプに戻れ!」と命じ、ジャファーはイアーゴと共にランプの中に封印されました。
ジャファーのランプはジーニーの魔法ではるか遠くの洞窟の奥深くに封印され、アグラバーに平和が戻りました。

アラジンがジャスミンに「僕は本当は王子じゃないから君と結婚する資格がない」と打ち明けると、ジーニーは「最後の願いを使って本物の王子になればいい」と言います。
アラジンはジーニーに感謝しつつ、約束通り3つ目の願いを使ってジーニーをランプから解放して自由にしました。

2人のやり取りを見ていたサルタン国王は感動し、『王女と恋に落ちた男は誰でも結婚して良い』と法律を変えてくれました。
こうして無事にアラジンとジャスミンは夫婦になり、自由になったジーニーは世界中をめぐる旅に出ました。

・主題歌
『ホール・ニュー・ワールド』(歌:アラジン、ジャスミン)

・挿入歌
『アラビアン・ナイト』(歌:行商人の男、オープニング)
『ひと足お先に』(歌:アラジン、パンを盗んで逃げる時の歌)
『フレンド・ライク・ミー』(歌:ジーニー、ジーニー登場の歌)
『アリ王子のお通り』(歌:ジーニー、王子になったアラジンが宮殿へ向かう時の歌)
『アバヨ、王子様』(歌:ジャファー、ジャファーが魔法を手に入れたときの歌)
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解説、考察や感想など

見ていて気になったシーンや作品が伝えたいことなどをまとめました。

本作が伝えたかったこととは?


(引用:https://vivofficial.com)

アラジンに込められている教訓は、
『自己犠牲の精神を忘れなければ、いつか必ず報われる』
『嘘は周りからの信用を無くし、自分自身も嘘に翻弄される』
『見栄を張ったりせず、”身の丈”を知ることが大切』
ということでしょうか。

アラジンは自分が必死で盗んだパンも、貧しい子どもたちを見ると迷わずあげてしまうような優しい心の持ち主です。
しかし、ジャスミン王女に恋をしたアラジンは、ジャスミンと釣り合う男になるために王子に扮したり、がっかりされないために嘘を重ねていき、やがて精神的にも辛くなり、良心の呵責に苦しみます。

そしてジャスミンと結婚が決まると、アラジンはそこでようやく王女と結婚すること=次期国王になることだと気が付きます。

貴族とは無関係な育ちのアラジンは国王になる責任とプレッシャーに苦しみ、ジーニーに「君が居ないとやっていけないから、やっぱり自由にはできない」と告げます。

約束を破られたジーニーは怒り、そこでアラジンは自分の見栄や嘘に自分自身が振り回されていることにやっと気がつきます。

そして、ジャファーを封印した後、アラジンはサルタン国王が法律を変えてくれたことでジャスミンと結婚できるようになります。

アラジンはジャスミンと結婚する資格がないことを告げると、ジーニーがすかさず「最後の願いを使って王子になれば良い」とアドバイスします。
ジーニーはアラジンとジャスミンは結ばれるべきだと思い、自分との約束を無しにして、アラジン自身のために使うように勧めたのです。
それでもアラジンは最後の願いでジーニーを自由にします。

ジーニーの思いやりに感動したアラジンがジーニーを自由にし、そのアラジンの思いやりに感動したサルタン国王がアラジンのために法律を変えました。
この辺りが、アラジンとジーニーの自己犠牲の精神が報われている場面です。

魔法の洞窟でランプ以外に触ってはいけなかった理由


(引用:https://surprise-shinpu.net)

アラジンが魔法の洞窟に入るとき、洞窟は「ランプ以外には触れるな」と忠告します。
なぜランプ以外に触ってはいけなかったのでしょうか?
これは、洞窟に入った人物がランプを手にするのにふさわしいかどうかを試す試練だったのだと思います。

洞窟の中にあふれていた金銀財宝は、後でジーニーに頼めばいくらでも手に入ります。
目先の利益に囚われたりせず、誘惑に負けない強い心を持った人物だけがランプを持つのにふさわしいとされていたのではないかと推測しました。

ちなみにですが洞窟の中で、アラジンは宝石には触れていないけど魔法の絨毯には触ってますよね。
絨毯も『ランプ以外』だけど大丈夫なの?と幼少時代に見ていて思った記憶があります。

次のページに続きます!




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