「T2 トレインスポッティング」ネタバレ解説|名言紹介と感想 | 映画の解説考察ブログ

「T2 トレインスポッティング」ネタバレ解説|名言紹介と感想

※この記事にはPRが含まれています。
※この記事にはPRが含まれています。
ヒューマンドラマ

映画「トレインスポッティング2」の解説・考察、名言紹介を書いてます。

鑑賞済みの方のための考察記事です。まだ見ていない方はネタバレにご注意ください。

原題:T2 trainspotting
制作年:2017年
本編時間:117分
制作国:イギリス
監督:ダニー・ボイル
脚本:ジョン・ホッジ
原作小説:アーヴィン・ウェルシュ著『T2トレインスポッティング
出演者:ユアン・マクレガー(マーク・レントン)、ジョニー・リー・ミラー(サイモン)、ユエン・ブレムナー(スパッド)、アンジェラ・ネディヤルコーヴァ(ベロニカ)、ロバート・カーライル(ベグビー) ほか

映画『T2 トレインスポッティング』関連商品を楽天で検索する!

映画『T2 トレインスポッティング』は〈楽天TV〉で見られます!月額利用料無し、単品レンタル可能です。
※このサイトの情報は2025年9月時点のものです。最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。

404 NOT FOUND | 映画の解説考察ブログ
映画の解説・考察を思いのままに書いてます。

名言紹介

名言紹介

観ていて名言だと感じたセリフを抜粋しました。

「体から毒を出したってなんの意味もないさ。頭から毒を追い出せ。」

人生に絶望して麻薬中毒から脱出できずにいるスパッドを、レントンはランニング(登山)に誘い、2人は頂上にたどり着きました。

久しぶりに体を動かして気持ちよくなり、前向きになったスパッドが「体から毒を出して薬断ちする!」と決意表明します。
そんなスパッドにレントンがかけた一言です。

その後、再び弱気になったスパッドに、レントンは「何かに夢中になれば克服できる。夢中になれることを探せ」とアドバイスしています。

 

あと30年はもつらしい。でも何をする?
2、3年なら何とかなる、暇をつぶして暮らすさ。
でも30年だぜ?何すりゃいい?なんて惨めな46歳だ!

離婚と失業と病気に同時に見舞われて不幸のどん底にいたレントンが手術の末、医者から「あと30年は大丈夫」と言われたことを嘆いている、悲観的な名ゼリフです。

病気がほぼ治ったということなので喜ばしいことのはずなのに、レントンはみじめさを感じています。

大事なものを失って希望の無い人間にとって長生きには何の魅力もないのでしょうね。

 

選べ。ブランド物の下着を。むなしくも愛の復活を願って。
ハンドバッグを選べ。ハイヒールを選べ。
カシミヤを選んでニセの幸せを感じろ。
過労死の女が作ったスマホを選び、劣悪な工場で作られた上着に突っ込め。
フェイスブックやツイッターやインスタを選び、赤の他人に胆汁を吐き散らせ。
プロフィール更新を選び、””誰か見て””と朝メシの中身を世界中に教えろ。
昔の恋人を検索し、自分の方が若いと信じ込め。
初オナニーから死ぬまで全部投稿しろ。人の交流は今や単なるデータ。
世界のニュースよりセレブの整形情報。
異論を排斥 レイプを嘲笑 リベンジポルノ 絶えぬ女性蔑視。9.11はデマ。事実ならユダヤ人のせい。
非正規雇用と長時間通勤、労働条件は悪化の一途。子どもを産んで後悔しろ。
あげくのはて、誰かの部屋で精製された粗悪なヤクで苦痛を紛らわせろ。
約束を果たさず人生を後悔しろ。過ちから学ぶな。
過去の繰り返しをただ眺め、手にしたもので妥協しろ。
願ったものは高望み。不遇でも虚勢を張れ。失意を選べ。愛する者を失え。
彼らとともに自分の心も死ぬ。
ある日気付くと、少しずつ死んでた心は空っぽの抜け殻になってる。
未来を選べ、ベロニカ、人生を選べ。

ベロニカとレントンが食事に行き、
「サイモンがよく格好つけて『人生を選べ(Choose life.)』と言うの」
と笑うベロニカに、レントンが付け加えた言葉です。

当時ポスターでよく見かけた薬物乱用防止ポスターの標語をパロって遊んだとレントンが語っています。

この20年で世界は劇的に変化しました。
その数々の変化や出来事を皮肉的に言い表している言葉です。
また、レントン自身が歩んできた人生にも添っている言葉があります。
『子どもを産んで後悔しろ』は、前作で亡くなってしまった赤ちゃんを示唆していると思われます。
『粗悪なヤクで苦痛を紛らわせろ』はレントン自身の過去のこと。
『願ったものは高望み 不遇でも虚勢を張れ』は、前作では当時高校生だったレントンの元恋人(?)のダイアンが、今では弁護士として立派な人生を歩んでいます。
そんな彼女と一緒にならなかったことに対する少しの後悔を指している気がします。
『失意を選べ 愛する者を失え』は、母親の死に目に会えず、後悔しているレントンの気持ち。
そして、少しずつ死んでいっているレントン自身の心を表しています。

 

その他考察や感想など

『トレインスポッティング』には『麻薬中毒者』という意味のほかに
『些細な事、つまらないことに夢中になる』という意味もあります。
レントンとかつての仲間たちは、それぞれが些細な事に夢中になる様子が20年前と変わっていないことが示されてから物語が始まります。

名作の続編はハズレが多いとされていますが、本作は全然そんなことなく素敵だったと感じました。
まず、20年経ってるのにキャストが変わってない!
マクレガーから仲間たちから、作者のウェルシュ氏までそれぞれの20年後の姿を見せてくれました。

1で女子高生だったダイアンは大人になって、印象変わりすぎててなかなかわかりませんでした。。
スパッド(ユエン・ブレムナー)変わらないフォトジェニックさで嬉しくなりました。
レントンのまくしたてるような喋り方ももちろん健在で、あれカッコ良くて好きです。

監督さんも同じでテンポもノリも前作同様で、たまに出てくる1の回想シーンで前作の内容も思い出しやすいし、レントンがスコットランドに帰って昔を思い出し、過去の自分に戻る様子もわかりやすかったです。

ストーリーの展開は予想できてしまったけど、演出が良いから全く飽きたりせずに見れました。
特にトイレでレントンとベグビーが再会するまでのシーンが面白かった!
見ながらニヤニヤしてしまいました笑

お金がなくても『平凡』こそが幸せなんだと思わせてくれる映画でした!

読んでいただきありがとうございました。
この記事がお役に立てていたらハートマークを押してもらえると嬉しいです(^^)




映画『T2 トレインスポッティング』関連商品を楽天で検索する!

・関連記事

404 NOT FOUND | 映画の解説考察ブログ
映画の解説・考察を思いのままに書いてます。

前作↓

感想などお気軽に(^^)

タイトルとURLをコピーしました