映画『東京リベンジャーズ』『東リベ』のネタバレ紹介、解説考察をしています!
冴えない元ヤンフリーターの花垣武道が、タイムリープの力を手に入れて運命を変えるため奮闘する。
鑑賞済みの方のための考察記事です。
まだ観ていない方はネタバレにご注意ください(__)
主要キャスト
花垣 武道…北村匠海
27歳の冴えない独身フリーター。
10年前にタイムリープできる能力が覚醒し、17歳の高校時代に戻って未来を変えるために奮闘する。
佐野 万次郎…吉沢亮
半グレ集団『東京卍會』の総長。武道より1歳年上。あだ名はマイキー。
背は低めだが誰よりも喧嘩が強く、純粋な野心を持つ。
龍宮寺 堅…山田裕貴
『東京卍會』の副総長。あだ名はドラケン。
万次郎の相棒で東卍のブレーンとも言える存在。
いつもは控えめだが、必要な時は万次郎に総長としての在り方や大人の対応を教えてサポートする。
橘 直人…杉野遥亮
武道の元彼女 日向の弟。
タイムリープのトリガーの役目を果たす。
少年時代は気弱ないじめられっ子タイプだったが、タイムリープした未来の武道から叱咤激励を受けて意識が変わり、2020年時点では刑事になっている。
東京卍會を消すため武道に東京卍會幹部の殺害を依頼する。
橘 日向…今田美桜
武道の元同級生で高校時代の唯一の彼女。
武道とは高校時代に別れてから交流は無く、2020年に東京卍會の抗争に巻き込まれて死亡するが、武道がタイムリープで彼女の運命を変えようとする。
千堂 敦(あっくん)…磯村勇斗
武道の高校時代の不良仲間『溝高5人衆』の1人。
タイムリープで運命が変わった人物の1人。
タイムリープ前は高校時代に東京卍會の下っ端を刺殺して刑務所に入っていたが、タイムリープで運命が変わってからは東京卍會の幹部の1人になっている。
稀咲 鉄太…間宮祥太朗
2020年時点では『東京卍會』の副総長。
2010年時点では東卍と敵対する『愛美愛主』の幹部であり、当時の副総長だった龍宮寺堅を暗殺しようと画策する。
三ツ谷 隆…眞栄田郷敦
半間 修二…清水尋也
パーちん…堀家一希
長内 信高(メビウス総長)…湊祥希
山岸 一司(溝高5人衆)…藤堂日向
鈴木マコト(〃)…髙橋里恩
山本タクヤ(〃)…田川隼嗣
キヨマサの仲間…伸哉
被害者の母…篠原ゆき子 ほか
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※このページの情報は2022年7月時点のものです。最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
あらすじ紹介
あらすじ①:初めてのタイムリープ(7/2)
2020年7月2日。生きる希望が見出せない27歳フリーターの花垣武道(北村匠海)は、その日の朝のニュースで高校時代の元彼女 橘日向と弟直人が半グレグループ『東京卍會』(以下『東卍』)の抗争に巻き込まれて死亡したことを知りました。
アルバイトの帰り、武道は駅のホームから誰かに突き飛ばされた直後、気が付くと17歳の高校生時代にタイムリープしていました。
武道がワープしたのは、現在からちょうど10年前の2010年7月2日でした。
武道は、当時つるんでいた不良仲間4人との再会に感動しますが、その日は他校のヤンキー集団と喧嘩をして負けた最悪の日でした。
今回も武道は10年前と同じようにコテンパンにやられます。
その後、橘日向に会いに行った武道は、日向が10年後に死んでしまうことを思い出して心苦しくなりました。
日向と別れた後、武道は公園でヤンキー2人に絡まれていた日向の弟 直人を助けます。
武道は直人に「10年後にお前と日向は東卍の抗争に巻き込まれて死ぬ。死なないためにお前が強くなって日向を守れ」と頼みました。
直人と握手した瞬間、武道は元の2020年7月2日に戻っていました。
武道は線路に落ちた後、警察官に成長していた直人に助けられてしばらく気を失っていたのです。
直人が生きているのはタイムリープによって未来が変わった証拠でしたが、日向の未来は変わっていませんでした。
『直人との握手』がタイムリープのトリガーとなると知った武道と直人は、日向の未来を変えるためにタイムリープに再挑戦することにしました。
あらすじ②:2回目(7/7)
7月7日。武道は直人の自宅に呼び出されます。
直人の話では、2010年時点の東卍はただの典型的な暴走族でしたが、総長の佐野万次郎(吉沢亮)が、後に副総長となる稀咲鉄太(間宮祥太朗)と出会ってから半グレ化したそうです。
直人は「佐野万次郎と稀咲鉄太の出会いを阻止すれば、姉の未来は変わる」と言って武道を過去に送ります。
武道が着いたのは2010年7月7日でした。
前回の喧嘩に負けたせいで武道たちは3年生ヤンキーの清水将貴(鈴木伸之)の奴隷にさせられ、この日は喧嘩賭博に強制参加させられた日でした。
武道の知る過去では、この時に不良仲間のあっくん(磯村勇斗)がナイフで清水を刺して少年院送りになりました。
武道はあっくんを止めて清水に喧嘩を吹っ掛けますが、結局ボコボコにされてしまいます。
その時、皆の前に東卍の総長『マイキー』こと佐野万次郎と、当時副総長だった『ドラケン』こと龍宮寺堅(山田裕貴)が現れました。
マイキーは清水に「喧嘩賭博とかダサ過ぎるからやめろ」と告げて殴り倒した後、なぜか武道に「友達になろう」と言って立ち去り、喧嘩賭博は解散になりました。
帰り道、あっくんに感謝された武道は生まれて初めて真の友情を感じます。
その後、武道は日向と直人と一緒に花火大会に行き、直人と手を握って2020年に戻りました。
今回のタイムリープで『10年前の同じ日にしかタイムリープできない』こと、『2020年の武道は、タイムリープ中は眠り続けていて仮死状態に近い』ことが判明しました。
武道が直人に「佐野とは会えたが稀咲とは会えなかった」と報告すると、直人は「次のタイムリープで佐野万次郎を殺してください」と無茶な指示を出しました。
あらすじ③:3回目(7/8)
再びタイムリープした武道はマイキーとドラケンと交流し、2人が悪人ではなくむしろ『良い奴』だとわかってとても殺す気にはなれませんでした。
マイキーは「俺は『はみ出し者』が生きれる場所を作りたくて東卍を作った。俺は不良の時代を復活させる」と語り、武道に東卍に入って欲しいと言いました。
その後、2020年に戻った武道は「マイキーは悪い奴じゃないから殺す必要はない」と訴えますが、直人は聞きません。
武道は真相を確かめるために現代のマイキーに会う方法を探り、あっくんが東卍の幹部になっていることを知って会いに行きました。
大人になったあっくんは東卍のフロント企業のキャバクラオーナーになっていました。
金回りも良さそうで武道にはあっくんが『成り上がりに成功したカッコイイ男』に見えましたが、あっくんは全然幸せそうではありません。
あっくんは武道を屋上に連れ出すと、2020年7月2日に武道を線路に突き飛ばしたのはあっくん自身だったと打ち明けました。
あっくんは、東卍の副総長が稀咲鉄太になってから稀咲の奴隷同然になってしまったと語ります。
この時、武道はドラケンがこの10年間の間に死んでしまい、それからマイキーが変わってしまったことを知りました。
あっくんは「過去に戻れるなら皆を救って欲しい」と言い、屋上から飛び降り自殺してしまいました。
あらすじ④:4回目(7/12~13)
武道はドラケンの死を阻止しようとしますが、情報収集する前に直人と握手してしまい2010年7月12日に飛んでしまいます。
武道は一度2020年に戻ろうと直人の実家に行きますが、直人は修学旅行でハワイに行っていて会えませんでした。
武道は7/13に東卍が敵対組織の『愛美愛主(メビウス)』と喧嘩することを知り、マイキーとドラケンに「喧嘩をやめて欲しい」とお願いしますが、誰も武道の話を聞きません。
そうこうしているうちに、メビウスの集団がマイキー達の前に現れて喧嘩が始まってしまいます。
この時、メビウスの総長 長内が割れた酒瓶でドラケンに襲い掛かりますが、武道が危険を知らせて難を逃れました。
この喧嘩はマイキーとドラケンが長内を倒し「メビウスは今後東卍の傘下とする」と宣言したことで決着がつきました。
あらすじ④:結末
翌日。ドラケンを死の危険から救えたと思った武道が日向とお祭りデートしていると、メビウスの数人が人けの無い神社に入っていくのを見かけました。
メビウス陣はキヨマサにナイフを渡して「これからドラケンとマイキーを引き離してドラケンを襲う。弱ったところを殺せ」と依頼していました。
キヨマサは東卍を破門になった後、稀咲に誘われてメビウスの一員に寝返っていたのです。
武道はドラケンの所に行こうとしますが、捕まって殴られて縛られてしまいました。
武道が諦めかけた時、日向が見つけてくれて拘束を解き、頑張れと言ってくれました。
やる気を取り戻した武道はドラケンを探して走り続けてやっと見つけますが、駆けつけた直後にドラケンはキヨマサに刺されてしまいました。
既にマイキーと部下達は現場に駆けつけていて、メビウスと激しく戦っています。
マイキーに「ドラケンを頼んだ!」と言われた武道は、救急車を呼んでからドラケンをおぶって安全な場所に移動しようとしますが、そこにキヨマサが立ちはだかりました。
ドラケンは死を覚悟して「ありがとう。俺をここに置いて行け」と言いますが、武道は果敢にキヨマサに飛びかかります。
キヨマサが圧倒的に優勢かと思われましたが、武道は必死で戦ってキヨマサを気絶させることに成功しました。
ドラケンは救急車で病院に運ばれ、手術の末に一命をとりとめます。
東卍のメンバーが抱き合って喜ぶ中、マイキーは少し離れた場所で必死に涙をこらえながら安堵していました。
こうして武道は本当にドラケンの死を食い止めました。
2020年に戻った武道は、皆の運命が変わったかどうか確認するため急いで直人の家に走ります。
ドラケンが死ななかったことであっくんも運命が変わり、美容師になる夢を叶えていました。
武道が直人の自宅のチャイムを押すと、出てきたのは運命が変わった日向が出てきました。
泣きそうになる武道に、日向は不思議そうにほほ笑みました。
解説・考察など
めちゃくちゃどうでも良い感想ですが、冒頭に出て来る溝高5人衆のプリクラが、あの有名な『チャリで来た』プリクラを模倣してたとこにニヤリとしてしまいました。
以下、気になる点や疑問など考察します。
あっくんはなぜ武道を線路に突き落とした?
冒頭で武道を線路に突き落としたのはあっくんだったことが判明します。
個人的にはこの時に武道が「なぜ突き落としたか」あっくんに聞かなかったのがモヤります。
あっくんは武道を突き飛ばしたと言いましたが、あっくん自身が武道を恨んでいる様子は無かったので、恐らくあっくんは稀咲に命令されて武道を殺そうとしたのです。
あっくんが稀咲からリンチを受けて「役立たず」と言われていたのは、武道が生きていたからなのでしょう。
稀咲が武道を殺す動機はタイムリープの件しか考えられませんが、まだタイムリープが起きていない段階でなぜ稀咲がタイムリープの件を知っているのかは謎のままです。
あっくんはなぜ自殺した?
あっくんが自殺してしまったのは、稀咲の奴隷であり続けることに耐えられなくなったからです。
あっくんが武道を線路から突き飛ばしたのは稀咲に逆らえなかったからですが、それは言い換えると自分の身を守るために友人を殺そうとしたことになります。
あっくんはそんな風になってしまった自分自身に絶望し、死を選んでしまったのではないでしょうか。
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