「メアリと魔女の花」ネタバレ解説|ホウキの謎についてなど考察 | 映画鑑賞中。

「メアリと魔女の花」ネタバレ解説|ホウキの謎についてなど考察

ファンタジーアドベンチャー

森の中で「魔女の花」と呼ばれる不思議な力を持つ花に出会った少女メアリが、魔法の世界に触れて少し成長するお話。
監督は「借りぐらしのアリエッティ」(2010)を手掛けた米林宏昌。

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制作年:2017年
本編時間:102分
制作国:日本
監督:米林宏昌
脚本:米林宏昌、坂口理子
原作:児童文学/メアリー・スチュアート『The Little Broomstick

担当声優&キャラクター紹介


(引用:https://www.oricon.co.jp

メアリ・スミス杉咲花

大叔母シャーロットの家に滞在中の11歳の少女。
縮れた赤毛がチャームポイントだが、彼女自身はこの髪質を嫌っている。
活発でおっちょこちょい。

 


(引用:https://renote.jp

ピーター神木隆之介

シャーロットの近所に住む12歳の男の子。
メアリを初めて見た時から『赤毛の子ザル』と呼びからかう。
ティブとギブという2匹の猫を飼っている。

 


(引用:https://maryflower.fandom.com

マダム・マンブルチューク天海祐希

天空にある魔法学校エンドア大学の女校長。
研究中の魔法を完成させるため、魔女の花を探し求めている。

 


(引用:https://www.animatetimes.com

ドクター・デイ小日向文世

変身魔法の研究に没頭しているエンドア大学の教授。
マダム・マンブルチュークと共に魔女の花を探す。

・その他のキャスト

シャーロット大叔母さん…大竹しのぶ
若い頃のシャーロット…満島光
バンクスさん(シャーロットのメイド)…渡辺えり
ゼベディ(庭師)…遠藤憲一
ティブ(黒猫)…大谷育江
ギブ(灰猫)…Lynn
フラナガン(ほうき置き場の管理人)…佐藤二朗 ほか

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あらすじ:起

ある年の夏休み。真っ赤な赤毛が特徴的で活発な11歳の少女メアリ・スミス(杉咲花)は、赤い館村にある親戚のシャーロット大叔母さん(大竹しのぶ)の家に引っ越してきたばかりだった。
彼女の両親は用事があって先にメアリだけを行かせたため、彼女は数日の間、シャーロットとメイドのバンクス(渡辺えり)との3人で暮らすことになっていた。
メアリは何かお手伝いをしようと思い外に出て、庭に現れた2匹の猫を追いかけて家の近くにある森の中に入っていった。
猫について行くと、森の中の一部だけ木も草も枯れている場所があり、メアリはその中央の枯れ木の影に咲いていた一株の美しい青い花を見付けた。

映画『メアリと魔女の花』はニセモノなのか(前編) : 深読み : 読売 ...
(花を見付けたメアリ 引用:https://www.yomiuri.co.jp

メアリはその花をとても気に入り、一輪摘んで帰って庭師のゼベディ(遠藤憲一)に見せて花の名前を聞いた。
ゼベディはメアリに「その花は『夜間飛行』というとても珍しい花だ、私も本物を見たのは初めてだ!
その花は7年に1度しか咲かない花で、かつては魔女が探し求めた『魔女の花』とも言われとる」と教えてくれた。
この時、メアリは彼女が追いかけていた2匹の猫が、この村に住む12歳の男の子ピーター(神木隆之介)の家の飼い猫で、黒い方がティブ(大谷育江)、灰色の方がギブ(Lynn)という名前だということもゼベディに教えてもらった。


(ティブとギブ 引用:https://www.animatetimes.com

その日の夜。寝ようとしていたメアリの部屋の窓から、怯えた様子のティブが突然入ってきた。
メアリはティブを撫でて落ち着かせ「ギブはどうしたの?明日、一緒に探そうね」と声を掛け、ティブと一緒に眠りについた。

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あらすじ:承

翌朝。目が覚めるとティブは居なくなっていた。
メアリがティブを探しながらリビングに行くと、メアリはシャーロットから荷物を届けに行くよう頼まれて、届け先の住所と名前が書いた紙を渡された。
外に出てからメモを開けてみると、届け先はピーターの家だった。
ピーターとメアリは昨日知り合ったばかりだったが、ピーターが「赤毛の子ザル」とからかうのでメアリはピーターが嫌いだったが、もう引き受けてしまったので仕方なく紙に書かれている住所の方向へ歩き始めた。
メアリはピーターの家に着く前に、外出していたピーターと出会ったのですぐに荷物を手渡して、その後ピーターと一緒にティブとギブを探しに行くことになった。

その後、2人は道中で喧嘩してしまい、メアリはピーターと別れて1人で霧が立ち込める森の中に入っていった。
しばらく進むと、メアリはティブを発見。
ティブは魔女の花を一輪 口にくわえ、森の奥にある大木の上に登ってメアリを見つめていた。
大木をよく見ると、古そうな1本のホウキがツタにまみれて木に立てかかっているのを見付けた。
メアリがホウキを手に取って見ていると、ティブがくわえていた魔女の花をメアリに向かって放り、花を放られたメアリは花を取ろうとして潰してしまった。
すると、潰れた花は強く青い光を放ち、メアリの両手の平とホウキに染み込んだ。
メアリの両手の平にはピンク色の花のマークが現れ、ホウキは魂が宿ったかのようにひとりでに暴れだした。


(魔女の花を潰した直後のメアリ 引用:https://cinema.ne.jp

ホウキはメアリとティブを乗せて空高く飛び上がり、向こうに見える大きな積乱雲に向かって一直線に進んだ。
積乱雲を抜けると、空に浮いている小島がいくつもある魔法のような景色が広がっていた。
そこには豊かな草木が生え、動物たちが暮らしているようだった。
小さな浮島の中に、ひときわ大きな建物が建っている島があり、ホウキはメアリとティブをそこに連れていった。


(メアリを乗せたホウキが向かった先 引用:https://twilog.org

メアリとティブを乗せたホウキはホウキ置き場に着地し、メアリはホウキ置き場の管理人のフラナガン(佐藤二朗)に出会った。
フラナガンの話を聞いていると、ここは『エンドア大学』という魔法使いと魔女が通う、竜が通う時代から続く由緒ある大学で、メアリのことを新入生と勘違いしているようだ。
フラナガンはメアリとティブを校門まで案内してくれて『不法侵入者は変身の刑に処す』という校訓があることを教えてくれた。
他にも校訓はあるようだったが、フラナガンが説明する前にメアリの前に校長のマダム・マンブルチューク(天海祐希)が現れて、メアリは校内見学をさせてもらえることになった。


(マンブルチュークの登場に驚くメアリ 引用:https://www.sankei.com

校内の不思議な部屋や授業をいくつか見学していると、マンブルチュークはメアリをまじまじと見つめて言った。
「あなたは才能のある魔女のようね!
エメラルド色の目をした黒猫の使い魔と、この素敵な赤い髪は才能のある魔女の証だわ!」
メアリは今まで自分の髪質と色にコンプレックスを抱いていたし、褒められたことがなかったので、褒められて嬉しくなった。
マンブルチュークはメアリを化学の授業に連れていき、そこで大学の教授で研究者のドクター・デイ(小日向文世)と会った。
ドクター・デイもメアリをすぐに気に入り、マンブルチュークとドクター・デイは、メアリを上級生の授業見学に連れていった。
その授業は姿を消す訓練で、生徒たちは水晶を使って姿を消そうと頑張っていた。
ドクター・デイに言われてメアリも訓練をやってみる空気になってしまったので、メアリは恐る恐る水晶に向かって『消えろ、消えろ』と念じてみた。
すると、メアリの手の平にある花の印が光り、メアリは水晶の中に吸い込まれて姿を消すことが出来た。
だが魔法はそれだけでは終わらず、メアリの周りに黒い竜巻が起こった。
怖くなったメアリが念じるのをやめると同時に竜巻は消え、水晶からも出ることができた。
メアリの魔法を見た周囲は彼女に大きな歓声と拍手を贈り、マンブルチュークとドクター・デイは「初めてでここまで出来るなんて!君は100年に1度の天才だ!」と大絶賛した。

その後も3人は校内を歩き、変身魔法の実験をしているという施設の前に着いた。
施設の入り口には魔法のカギがかけてあり、入り口の前には数匹の怯えた様子の動物たちが魔法の檻に入れられていた。
メアリが不安そうに見ていると、ドクター・デイは「実験に失敗はつきものだ。私は研究に戻る!」と言い、メアリにお別れを告げた。
扉のカギが開くと、今まで大人しかったティブが突然走り出して施設に入っていこうとした。
ドクター・デイはティブを捕まえてメアリに渡すと扉の奥に消えていった。

その後、メアリは校長室に案内された。
校長室には2階があり、そこには数えきれないほどの魔法の道具が置かれていた。
マンブルチュークが入学願書を探している間、メアリは2階の魔法道具を見学し、壁に魔女の花の絵が飾られていることに気が付いた。
メアリが何気なく絵の額縁に触れると、額縁が光って絵が消え、隠し扉の奥に小さな赤い本が置いてあるのが見えた。
驚いたメアリは本を手に取ると、本に書かれていたのはメアリが見たことのない不思議な文字ばかりだったが、メアリには魔女の花の力のおかげでそこに何が書かれているのかが理解できた。
本の表紙には『呪文の真髄』と書かれている。


(呪文の真髄を手に取るメアリ 引用:https://renote.jp

メアリが本を見ていた時、マンブルチュークが入学願書を持って2階に上がってきたので、メアリはとっさに本をバッグの中に隠した。
マンブルチュークはメアリに学級委員長など様々な活動の代表を任せる様子だったのでプレッシャーを感じたメアリは、彼女に全ては青い花のせいだと打ち明けた。
すると、マンブルチュークは花に異常なほど興味を示したので、怖くなったメアリはとっさにピーターの住所が書かれているメモを渡して「この人の花なんです!」とごまかした。
その後、メアリはマンブルチュークとドクター・デイに見送られながらホウキに乗って帰宅した。

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あらすじ:転

晩御飯を食べ終わった頃。ゼベディが現れて、ピーターがまだ家に帰って来ておらず探していることをシャーロットとバンクスに報告した。
ピーターの自転車が森の近くで見つかったものの、本人はまだ見つかっていないそうだ。
メアリと森の前で喧嘩した後、ピーターも恐らく森に入ったのだろう。
メアリが不安を感じていた時、窓からティブが大急ぎで飛び込んで来て、続けて紙で出来たちょうちょのような物体が羽ばたきながら部屋に入ってきた。
ちょうちょのような物体はメアリの部屋の床に着地すると、青い光を放って半透明のマンブルチュークが飛び出してきた。
驚いているメアリに、マンブルチュークは「あなた、よくも私達をバカにしてくれたわね!
あなたは魔女の血なんて1滴も流れていない、ただの人間の小娘じゃない!
そうそう、あなたが教えてくれたピーターって子、誘拐したの。
この子を返して欲しかったら、魔女の花を持って大学に来なさい!
もし持って来なければ、わが校の校則に則ってあなたを『変身の刑』に処します!」
と言うと、紙に吸い込まれるように消えていった。
どうやらマンブルチュークはメアリが彼女に渡したピーターと住所が書かれたメモを見て、メアリに魔法の花を持って来させるために使ったのだ。
つまり、ピーターが誘拐されたのはメアリが原因だった。
罪悪感を感じたメアリは水筒に魔女の花を1房入れ、ティブと一緒にエンドア大学へ飛び立った。

大学に着くと、校舎の前でマンブルチュークとドクター・デイが待ち構えていた。
メアリは魔女の花が入った水筒を見せて「ピーターを返して!」と怒鳴った。
マンブルチュークが無言で指をパチンと鳴らすと、庭の池の縁にあった石像の金魚が動き出し、ふわふわと飛んで水筒をメアリから奪ってマンブルチュークに渡した。
そしてメアリはドクター・デイの手下のロボットに捕まってしまった。
ドクター・デイは「大事な実験材料にするから、傷つけるなよ!」と言いながらマンブルチュークと共に校舎の中に消えていった。
マンブルチュークとドクター・デイは長年研究している変身魔法の実験の成功のため、魔女の花を喉から手が出る程欲しがっていたのだった。

その後、メアリとティブは昼間訪れた変身魔法の実験施設に閉じ込められた。
周囲を見回すと、小さな檻に閉じ込められた動物と植物、動物と爬虫類が合体したような奇妙な生き物で溢れている。
ドクター・デイは昼間「実験に失敗はつきものだ!」と言っていたが、彼らはその『失敗』なのだろう。
メアリは胸が締め付けられる思いがした。


(捕えられた動物たちを見つめるメアリ 引用:https://blog.goo.ne.jp

動物たちの中にティブがすり寄っている生き物がいたのでよく見てみると、それは猫より一回り大きい位のヤモリのような姿に変えられてしまったギブであることがわかった。
その直後、メアリは同じようにここに閉じ込められていたピーターと再会。
ピーターを見るなりメアリは抱きつき「ごめんなさい!」と泣いて謝った。

メアリがここに至るまでの経緯をピーターに話すと、ピーターは「ギブじゃなくて、俺を魔法で大人にしてくれたら良かったのに。魔法があったらどんなに楽かしれないよ」と呟いた。
ピーターは母子家庭のため、早く働いて母親に楽させてやりたいという思いが強いようだ。

その後、メアリは『呪文の真髄』をバッグに入れっぱなしだったことを思い出し、本をめくって使える呪文はないか探した。
やがて『全ての魔法を解く』という呪文を見つけると、手のひらをかざして魔法を使った。


(魔法の本に手をかざすメアリ 引用:https://twilog.org

本はメアリを吸い込んで赤い光を放ち、地下室にいた全ての動物たちの檻が壊れて元の姿を取り戻し、さらに出入り口となる扉にかけられていた魔法も解けた。
沢山の動物たちが元いた場所へ帰ろうと一斉に動き出した。
メアリとピーターは元の姿に戻ったギブと再開を喜んだ後、動物たちに付いて行きながら帰り道を探した。

動物たちの足音で異変に気付いたマンブルチュークは、メアリが『呪文の真髄』を持っていることに気付き激怒した。
メアリとピーターがホウキに乗って大学から飛び立とうとした時、マンブルチュークの魔法にピーターが捕まってしまった。
メアリは必死にピーターの手を掴んだが、ピーターは「お前だけでも逃げろ!」と言ってメアリの手を振りほどき、ピーターとギブはドクター・デイの魔法ロボットに連れ去られた。

メアリとティブはホウキが進むままに空を飛んでいると、海にポツンとある小島にたどり着いた。
メアリはホウキに付いて行って海岸沿いの小さな一軒家に近づくと、玄関と家の中の明かりがひとりでに点き、火の玉のような姿の精霊が現れて「おかえりなさいませ、正直、もう帰っていらっしゃないかと思っておりました」と告げた。
ホウキが玄関横に落ち着いたのを見て、メアリはここがホウキと持ち主の家で、精霊はメアリを持ち主と勘違いしているのだと気付いた。
そっと入ってみると、中は北欧風のお洒落なインテリアが飾られている可愛いお家だった。
壁には写真が何枚か飾られていて、その中の1枚に若かりし頃のマンブルチュークとドクター・デイが写っていたのでメアリは驚いた。
この家の持ち主はエンドア大学の生徒だったようだ。
さらに机の上に目を向けると、開きっぱなしのノートに書かれていたのは変身魔法の実験の記録(主にイラスト)だった。
1番最後のページには人間で実験した記録もあったので、メアリは恐怖を感じた。
その時、どこからかメアリに語りかける女の声が聞こえてきて、それはリビングにある鏡から発せられていた。
鏡を覗いていると、中にシャーロット(メアリの大叔母)の姿が写ったのでメアリは驚いた。
実はこの家とホウキの持ち主はシャーロット、つまり彼女は魔女で、若い頃はエンドア大学に通っていたのだそうだ。
当時マンブルチュークとドクター・デイは心優しく生徒思いの優しい教師だったが、ある日、シャーロットが森で魔女の花を見つけて2人に渡してから、2人の性格は変わってしまったのだそうだ。


(魔法の花に夢中のマンブルチュークとドクター・デイ 引用:https://blog.goo.ne.jp

それからマンブルチュークとドクター・デイは魔女の花の種作りと変身魔法の実験に没頭するようになり、やがて大学の生徒に変身魔法をかけて強大な魔力を持たせようとした。
だが実験は失敗して生徒は恐ろしい姿に変わり力を暴走させ、大変な騒ぎになった。
シャーロットは花を2人に渡したことを後悔し、実験室にある花の種を盗んで大学から逃げ出した。


(種を持って大学から逃げる学生時代のシャーロット 引用:https://twilog.org

シャーロットはマンブルチュークとドクター・デイの追跡から何とか逃げ切り、それからは魔女の力を封じて普通の人間として今の土地で生きてきたのだそうだ。
メアリが見つけた魔女の花は、シャーロットがこの土地に逃げてきた時に落としてしまった種が根付いたものだった。

シャーロットは自宅の階段に落ちていた魔女の花(メアリが大学に行く前に落としたもの) をメアリに渡して「あなたにはもう魔女の力はほとんど残ってない。これで家に帰ってきなさい。」と言うと、メアリは「1人じゃ帰れない、ピーターと一緒に必ず帰って来ます!」と答えた。
その時、メアリから『呪文の真髄』を取り戻そうとマンブルチュークが現れた。
メアリは花をポケットに入れると、ティブとホウキと一緒に大学に飛び立った。

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あらすじ:結

大学の手前でメアリはマンブルチュークに追いつかれ、本が入ったバッグと花を取られてしまった。
そしてマンブルチュークが出した魔法の鳥にホウキをついばまれ、ホウキは力を失って森の中に落下した。
メアリもティブも無傷だったが、ホウキは折れてしまった。
メアリがショックで泣きだすと、ホウキは最後の力を振り絞るかのように大学の方向に少し動くとまた動かなくなり、メアリの手のひらから花のマーク(魔力)も消えてしまった。
ホウキを見てメアリは「最後まで諦めちゃだめ!」と自分に言い聞かせ、歩いて大学へ向かった。
道中、メアリが解放した動物たちが現れてメアリに協力してくれたので、無事に目的地に着くことができた。


(動物たちとメアリ 引用:https://twilog.org

ドクター・デイの実験は大学のそばの小さな島に生えている大木の中で行われているようだ。
メアリとティブに気付いて来てくれたギブに案内してもらい、ピーターのいる所へ向かった。

ピーターは魔法の液体のようなものに包まれていて、メアリがそこに着いた直後に実験が始まった。
するとピーターは大人に成長し、背中に美しい七色の蝶の羽が生えたと思ったらすぐに水色のスライムのような物体に変わった。


(実験が始まってすぐのピーター 引用:https://twilog.org

スライムは液体が満たされているガラスを割り、溶け出して外に出てきた。
マンブルチュークとドクター・デイの様子を見ると実験は失敗しかけているようだ。
マンブルチュークは意を決したように『呪文の真髄』を取り出すと『すべての魔法を解く魔法』を使おうとしたが、スライムに襲われて魔力を吸い取られてしまった。
メアリは落ちた本を拾うと、マンブルチュークに奪われた魔女の花の最後の1輪を探した。
魔女の花はすぐに見つかったが、魔法がかかったガラスで守られていて簡単には取り出せそうにない。
そこにスライムが現れて、中からピーターの手が出てきてメアリに「早く逃げろ!」と訴えた。

(スライムの中から手を伸ばすピーター 引用:https://twilog.org

ピーターの手のひらに花のマークがあるのを見て、メアリは素早く『すべての魔法を解く魔法』のページを開くと、ピーターの手を掴んで本に手をかざさせた。
みるみる魔法が解けていき、ピーターは元に戻り、ドクターの手下は物に、魔法で作ったマシンも動かなくなった。

十数分後。いつの間にか気を失っていたメアリが意識を取り戻すと、大木の幹の上にいた。
ピーターが無事に元に戻ったことを喜んだ後、どうやって家に帰ろうか考えていると、フラナガンが「ホウキを置きっぱなしにしちゃダメじゃないか!」と叫びながらシャーロットのホウキと一緒に現れた。


(メアリにホウキを返しに来たフラナガン 引用:https://sibafu.hatenablog.com

フラナガンは折れたホウキを修理してくれていて「ホウキに対する愛情が足りん!」とぶつぶつ言いながらどこかに飛んで行った。
メアリとピーターはフラナガンにお礼を言うとホウキに乗ってシャーロットの家に向かった。

飛行中、魔女の花の最後の1輪が髪の毛に付いていることに気付いたメアリは「私にはもう必要ない!」と言いながら花を空に放り投げた。

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解説や感想など

今更ながら見ました。
ストーリーは可もなく不可もなく無難な印象で、所々に現れるジブリ感のソースを探しながら見終えました。
フラナガンの日常、大学の様子、ピーターの普段の様子などもう少し見たかったです!
以下はストーリーで気になった点を考察していきます。

メアリが永遠に帰れなくなりそうだったのは何故か


(引用:https://twitter.com

シャーロットが魔女時代に住んでいた家にメアリが行った際、シャーロットはメアリに魔女の花を渡して「これで家に帰ってきなさい、そうしないと永遠に戻れなくなるわ」と言っていました。
シャーロットの口調からしても『魔法の力が無いと帰れない』というニュアンスが感じられたので、恐らくメアリが元いた人間の世界と、エンドア大学やシャーロットの前の家がある上空の世界は全く別物で、魔法を使うことでしか行き来出来ないのだと思われます。

メアリ達が赤い館村に帰れた理由


(引用:https://kotoyumin.com

物語の終盤、メアリとピーターは『すべての魔法を解く魔法』を使って魔法実験騒動を解決します。
しかし、その後メアリ達はフラナガンが持ってきてくれたホウキに乗って村に帰りました。
全ての魔法が解けたはずなのに、メアリがまだホウキで飛んでいるのって不思議に感じた方が私も含めて多かったのではと思います。

不思議に感じる理由は、メアリがピーターを助けるために大学に来て森に落ちた時、ホウキは魔力を失って普通のホウキに戻っていたのに何故復活しているのか、という点だと思います。
これには思い浮かぶ答えがふたつあって、1つはホウキの番人フラナガンが折れたホウキを治してくれた際に魔力をわけてくれた可能性があります。
フラナガンがホウキを見つけた時、ホウキは折れた普通のホウキになっていたはずなので、哀れに思ったフラナガンが対応してくれた、と考えるのは自然な流れだと思います。
ちなみに、フラナガンは立ち振る舞いなどは人間そのものなのに姿は動物だったことや、彼の会話の中で元は教師だったのに今は管理人をしていることなどから、フラナガンはマンブルチュークとドクターから変身魔法をかけられているのでは?とも思いました。
メアリが困っているタイミングでどこからともなく現れて、しれっとメアリを助ける(マンブルチュークとドクターの邪魔をしている)ことなども、フラナガンとマンブルチューク、ドクターが暗に対立しているのではないかということを匂わせている気がします。
フラナガンは一見ホウキにしか関心が無いように見えますが、実は彼なりに魔法に対する信念があって行動しているのかもしれません。
人間関係の詳細は明かされていないので答えは謎ですが、こんな風に考えを巡らせてみるのも楽しいです。

そしてもう1つは、メアリが実は魔女の力を持っていた可能性です。
物語の後半でメアリの大叔母であるシャーロットが魔女だったことが明かされます。
つまり、メアリ自身にも少なからず魔女の血が流れているということです。
魔法の存在を知り、血縁者にも魔女がいると知った時、メアリに眠っていた魔女の力が少なからず目覚めたと考えるのも不自然じゃないと思います。
最後の最後にメアリが「私にはもう必要ない!」と言って魔女の花を投げた後、花が破裂していたのもメアリが魔力を持ったことの伏線だったように感じます。

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