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サンディとアレクサンドラは別人格?
答えが出ていませんが気になったので残してます。
アレクサンドラの「売春している時は女優の練習と思って別人になり切ろうとした」「これは現実じゃないと思い込もうとした」「サンディは男に抱かれる度に死んでいった」という発言や、左右交互に当たるライトの描写などはサンディが多重人格を発症している暗示っぽくも見えたんですが、性格が豹変するシーンがあるわけでもなく、二重人格だと思うと大げさな気もして微妙な所でした。
エリーが見た夢でサンディが殺されていたのはなぜ?
エリーはハロウィンパーティーの夜に『サンディがジャックに刺し殺される幻』を見ましたが、実際には殺されていたのはジャックでサンディは生きていました。
エリーは母親譲りで霊感が強かったためにサンディやジャックの夢や男たちの幽霊を見てしまったわけですが、恐らくエリーが見たのはサンディの夢(歌手)が死んでいくまで経緯であり、エリーが見てきた若いサンディは『将来の夢や目標』そのものだったのです。
これは復讐者になることにしてからのサンディ(アレクサンドラ)自身が長年抱き続けてきた『悪い大人に将来を奪われたという感覚』を、エリーは見させられていたのではないかと解釈しています。
エリーの夢には真実を訴えようとする顔の無い男たちが大勢登場しますが、彼らの思いがエリーに伝わらなかったのは、死んでいる彼らよりも生きているサンディ(アレクサンドラ)の方が強かったからです。
ラスト考察:鏡にサンディが現れたのは?
ラスト、ファッションショーを終えたエリーの前にサンディの幽霊が現れます。
もしもこの幽霊が『将来の夢や目標を追いかけるサンディの魂』なら、エリーの夢を応援する守護霊のような存在として、エリーを温かく見守ってくれるのでしょう。
彼女がサポーターに付いた(憑いた)ことで、エリーはサンディの持つ『自信』を少し分けてもらえるかもしれません。
しかし、この幽霊が『復讐に燃えるアレクサンドラの魂』だった場合はホラー映画っぽい不穏なラストに変貌します。
エリーはアレクサンドラに憑かれたことで、近い将来夢を忘れて道を踏み外してしまうかもしれません。
挿入局紹介
劇中曲も聴いていてとても楽しかったので、網羅出来ていないかもですが紹介します。
歌:デイブ・ディー・グループ
歌:ピーター&ゴードン(ジョン・レノン&ポール・マッカートニー)
歌:ダスティ・スプリングフィールド
歌:サーチャーズ
歌:ダリル・キリー
演奏:ジョン・バリーオーケストラ
歌:キンクス
『ANYONE WHO HAD A HEART』
『ALFIE』
歌:シラ・ブラック
『OH BABY』
『SPANISH BLUES』
演奏:グラハム・ボンド・オーガニゼーション
歌:ジェームズ・レイ
歌:ペトゥラ・クラーク
演奏:Basil Kirchin
歌:ザ・フー
歌:ロリー・ギャラガー
『ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME』
歌:サンディ・ショウ
歌:ゼム
歌:ウォーカー・ブラザーズ
歌:ディーン・テイラー
歌:スージー・アンド・ザ・バンシーズ
歌:バリー・ライアン
以上です!読んで頂きありがとうございました。
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