映画『シャーロック・ホームズ』解説考察|ブラックウッドのトリック、モリアーティの暗躍など | 映画の解説考察ブログ

映画『シャーロック・ホームズ』解説考察|ブラックウッドのトリック、モリアーティの暗躍など

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シャーロック・ホームズ アクション

ロバート・ダウニー・Jr.主演の『シャーロック・ホームズ』の解説考察をしています!
考察内容はブラックウッド卿の生き返りトリック、ターゲットの決め方、モリアーティ教授の狙いは?などです。

鑑賞済みの方のための記事です。まだ見ていない方はネタバレにご注意ください。

シャーロック・ホームズ

英題:Sherlock Holmes
制作年:2009年
本編時間:129分
制作国:アメリカ
監督:ガイ・リッチー
脚本:マイケル・ロバート・ジョンソン、アンソニー・ベッカム、サイモン・キンバーグ
原作小説:アーサー・コナン・ドイル著『シャーロック・ホームズ 』シリーズ

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解説・考察

ロバート・ダウニー・Jr.とジュード・ロウを堪能できて私のようなファンにはたまらない作品です。
制作が延期され続けている『シャーロック・ホームズ3』の日本公開が待ち遠しいです。

この記事ではブラックウッド卿の犯行やトリックのおさらい、モリアーティ教授の行動を振り返ります。

原作小説との関係は?

この映画はコナン・ドイルの有名小説シャーロック・ホームズシリーズの世界観を元に作られていますが、事件内容やキャラクターの性格などはオリジナルです。
原作小説由来の人物は、私が知る限りではホームズ、ワトソン、アイリーン、レストレード警部、モリアーティ教授、ハドソン夫人で、本作の犯人ブラックウッド卿、クラーキー巡査などは小説には登場しません。

 

ブラックウッド卿の魔法のタネをおさらい

ブラックウッド卿は黒魔術の儀式を行い、魔法のような現象を起こすことで信者からの厚い信頼を得ていましたが、実は全て科学の応用だったことをホームズは見抜きました。
ブラックウッド卿の犯行と行動を振り返ります。

ブラックウッド卿はどうやって生き返った?

絞首刑は、首に縄をかけて吊るすことで首に体重がかかり脳に酸素が行かず死ぬか、または吊るした時の衝撃で首の骨が折れて死ぬかのどちらかです。
ブラックウッドは刑務所の看守にも信者が元からいたか、新たな信者を作り、特別なベストとフックを使って絞首刑をクリアしました。
ブラックウッドはそのベストを着て、信者の看守がフックでベストと首縄を繋ぐと、吊るされても体重は首にかからず腹部にかかるので死なずに済みます。

絞首刑の後の死亡確認は、シャクナゲの葉から抽出した成分を飲んで一時的に仮死状態になる方法を使いました。
ブラックウッドは絞首刑になる直前にシャクナゲの薬を飲んで仮死状態になり、ワトソンの死亡確認をクリアして棺に入れられました。
シャクナゲは、棺に入っていた男リオドンの自宅で見つかっています。

棺の中で目覚めたブラックウッドは棺から出て、代わりにリオドンを殺して死体を棺に入れました。
ブラックウッドの墓石が内側から破壊されていたのは、事前に墓石を一度壊してからハチミツ糊でくっつけ、ブラックウッドが生き返った後にもう一度壊しました。
ハチミツ糊もリオドンの自宅で見つかっていたので、恐らくリオドンは生き返ったブラックウッドを迎えに行って殺されてしまったと思われます。




ロザラム(父親)を殺したトリック

シャーロック・ホームズ

©2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

ブラックウッドは事前にロザラムの自宅に忍び込み、特殊な薬品をバスタブに塗っていました。
バスタブの銅と薬品が混ざると人体が麻痺する成分が作られ、ロザラムがお風呂に浸かると、皮膚や呼吸で薬品を吸い込んで体が痺れてしまい、動けなくなっておぼれ死んでしまいました。

 

米国大使スタンディッシュの自然発火のトリック

シャーロック・ホームズ

©2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

ブラックウッドは信者に無臭で可燃性の高い液体を用意させ、スタンディッシュが修道会本部に来た時に雨に見せかけてその液体を浴びせました。
さらに、スタンディッシュの銃は発砲した時に火薬が飛び散りやすくなるように細工をしておいて、発砲したらスタンディッシュに火が燃え移るようになっていました。

スタンディッシュが燃えるのを目の当たりにした修道会員たちは、ブラックウッドが魔術を使ってスタンディッシュを殺したと思い込みました。

 

国会議事堂で政治家たちを毒殺するトリック

ブラックウッドはリオドンと首の骨を折って死んだ工場勤務の男が作った『青酸ガス発生装置』を国会の地下に運び入れました。
ブラックウッドがスイッチを押すとマシンが青酸ガスを精製し、換気口に送り込むと、政治家たちを閉じ込めた広間にガスが充満する仕組みです。

ブラックウッドは信者と交わす盃に解毒剤を混ぜていて、同じ部屋にいても信者だけが生き残る仕組みになっていました。

 

ターゲットの決め方

ブラックウッドが5人の女を殺したのは、魔術の儀式に使用する五芒星の頂点の数だけ生贄が必要だったからだとホームズは語っていました。
ブラックウッドは逮捕と死刑も計画の内だと言っていたので、6人目の女は儀式とは関係なく警察に捕まるために利用したと思われます。

ブラックウッドは生き返った後にも儀式のための殺人を続行します。
以降の殺人はスフィンクスの特徴「人間の頭、鷲の翼、ライオンの足、雄牛の尾」になぞらえてターゲットが選ばれました。

1人目の被害者リオドンは『人間』の生贄にされ墓地で殺されました。
2人目のロザラムは雄牛の指輪を持っていたことから『雄牛』の生贄にされ、自宅で殺されました。
3人目のスタンディッシュはアメリカ人だったことから『鷲』の生贄にされ、テンプル修道会の本部で殺されました。
※アメリカは国章のモチーフに鷲を採用しており、広い意味でアメリカ人の象徴は鷲だからです。

シャーロック・ホームズ
アメリカ国章(引用:Wikipedia

最後の『ライオン』はイギリスの国章に描かれていて、王冠をかぶっています。
イギリス国章のライオンは国家権力や守護者を象徴し、国を守るために働く政治家に直結します。

シャーロック・ホームズ
イギリス国章 (引用:https://www.wikiwand.com

ブラックウッドは信者以外の政治家を皆殺しにすることで儀式を完成させて自らが『ライオン』となり、ロンドンを支配するのが最終目的でした。

次のページに続きます!

2ページ目は『ブラックウッドの予言の意味』、『ファラオとスフィンクス』、『モリアーティの目的』などです。




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