アニメ映画『パプリカ』ネタバレあらすじと感想|夢なのか現実なのかわからないから面白い | 映画の解説考察ブログ - Part 2

アニメ映画『パプリカ』ネタバレあらすじと感想|夢なのか現実なのかわからないから面白い

※この記事にはPRが含まれています。
※この記事にはPRが含まれています。
SF

あらすじ結末

パプリカ
(パプリカの中から出てきた敦子 © 2006 Madhouse, Inc. and Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All Rights Reserved.

小山内は「パプリカじゃなく、ありのままの君を愛してる」と囁きパプリカの皮膚を破ると、中から敦子が現れました。
すると、小山内の内側から乾が現れて敦子を殺そうとするので、彼女の生死をめぐって小山内と乾が争います。

その頃、島は敦子を助けようとDCミニを着けて眠ろうとしますが、モニターが気になってしまい眠れませんでした。
乾と小山内が争っている間に、粉川はスクリーンを突き破って部屋に侵入して敦子を救出しました。
夢の仕組みを知らない粉川は、島のアドバイスに従って粉川の夢の中に逃げ、追ってきた小山内を拳銃で撃ち殺しました。

犯人を倒して正義のヒーローになった粉川は、どさくさに紛れて敦子にキスをしました。
劇場では多くの観客に紛れて、亡き親友が拍手を送っています。

キスで覚醒した敦子は、粉川にビンタを食らわせようとして、島にビンタをお見舞いしてしまいました。

時田はまだ目覚めません。
事件の真相を整理していた敦子と島の前に、亡霊のように半透明になった小山内が現れて血まみれで倒れました。


(死んだ小山内を追いかける乾 © 2006 Madhouse, Inc. and Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All Rights Reserved.

同じ頃、小山内は夢の中で死亡してしまい、床の底に沈み始めました。
乾は焦って沈む小山内を追いかけました。
下半身不随の乾は、健康で若い小山内の体を乗っ取って新しい身体を手に入れるつもりだったのです。

嫌な予感がした敦子と島は粉川に応援を頼み、急いで乾の自宅に行こうとしますが、2人の前に巨大な日本人形が現れました。
夢と現実が混ざり合っているようです。
人形に襲われて敦子と島がピンチに陥った時、パプリカが現れて「乾の所に連れて行く」と言います。
敦子とパプリカは同一人物のはずなので、2人同時に現れるのはおかしいですが、考える暇もなく3人は走ります。

馬で移動しようとした時、3人の前に、夢に囚われたままロボットになっている時田が現れました。
パプリカは「こんな奴ほっといて早く行こう!」と言いますが、敦子は時田を放っておけませんでした。
敦子は必死で時田に語り掛け、そのまま時田に飲み込まれてしまいました。

パプリカと島が粉川と合流した直後、街の中に空いた巨大な穴から巨大な乾が現れました。
乾は小山内の身体を手に入れることに成功し、2本足で立っています。
乾は足を手に入れたことに歓喜して、現実の世界を夢で飲み込もうとしていました。

パプリカは乾の発言で何か閃いて、敦子を飲み込んだ時田ロボットの中に入ると、巨大で半透明な赤ん坊の敦子が出てきました。
敦子は乾の夢を飲んで徐々に成長していきます。
そして巨大な乾も飲み物のように吸い込んでしまうと、雲が割れて青空がのぞき、彼女の現在の年齢まで成長しきって消えました。
乾と敦子が消えると、夢から出てきたパレードのおもちゃ達も消えてなくなりました。


(呆然とする粉川、島と消えていく時田ロボット © 2006 Madhouse, Inc. and Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All Rights Reserved.

時田は無事に夢から目覚めると、敦子に「スゲー夢見た!」と無邪気に報告します。
敦子は時田をずっと愛していたことをようやく認め、彼の手を握りしめました。
島は粉川に「フラれちゃった」とぼやきました。

粉川は外に出た時、窓ガラスに死んだ親友が映っているのが見えました。
親友は「気にすることなかったんだぜ!お前は映画を実現して刑事になったんだ!すごいじゃないか!」と笑いました。

その後、粉川はパプリカから、敦子と時田が結婚することと、『夢見る子どもたち』という映画がオススメだとメッセージを受け取りました。
粉川は久しぶりに映画館に足を運び、パプリカにオススメされた映画を観ることにします。

エンディング曲:『白虎野』平沢進
挿入曲:『パレード』平沢進
パプリカ オリジナルサウンドトラック(楽天)




感想

大好きな作品のひとつで、夢を題材にしてる系の初めて見た作品でした。
声優さんも豪華で絵もきれいで何回でも飽きずに見れます。

初めて見た時は、「なんかすごいのを見てしまった」感覚がすごくて、冒頭の島所長の支離滅裂な言動、情報量が多すぎるパレードと平沢進さんの曲の独特な雰囲気に度肝を抜かれました。
音楽が印象に残り過ぎて『パレード』など平沢さんの曲は何曲か今もスマホに入れてます。

パレードや遊園地のシーンは何回見ても新しい発見があって大好きです。

細かい内容や仕組みの説明なんかはよくわからんかったものの、見終わった後に振り替えると話の筋が通っている気がする不思議。実際に通っているんでしょうけど。

欲を言えば、乾の手下だった小山内の印象が薄すぎたのでもう少し詳しく知りたかったです。
さらっとパプリカが暴露していた「肉体と引き換えに氷室からDCミニを手に入れた」の詳細や、乾の手下になるまでの経緯などなど。

改めて見るとノーラン監督の『インセプション』にも類似点があって、影響を受けてたんだろうなというのもよくわかりました。
今インセプション観たら再発見がありそうな気がします。

以上です!読んで頂きありがとうございました。
この記事がお役に立てていたらハートマークを押してもらえると嬉しいです(^^)




≪U-NEXT≫で『パプリカ』が見られます! 31日間無料キャンペーン実施中。  
※本ページの情報は2022年2月時点のものです。最新の配信状況はサイトにてご確認ください。

・関連記事

感想などお気軽に(^^)

タイトルとURLをコピーしました