「ライト/オフ」ネタバレ解説|ダイアナの正体は?ラストについても考察 | 映画の解説考察ブログ - Part 2

「ライト/オフ」ネタバレ解説|ダイアナの正体は?ラストについても考察

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ホラー

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あらすじ④:結末

レベッカ、マーティン、ブレットが眠りかけていたとき、この家と近所一体が突然停電しました。
停電にいち早く気付いたレベッカはブレーカーのある地下室に行きますが、電源レバーを動かしても電気はつきません。

少し遅れて目を覚ましたマーティンがレベッカを追って地下室に入った途端、ダイアナが現れて2人を地下室に閉じこめました。
ブレットはレベッカとマーティンを助けようとしますが、ダイアナに襲われると車に乗って走り去ってしまいました。

同じ頃、ソフィーは子どもたちが心配で部屋から出ようとしますが、ダイアナに閉じ込められて気絶させられてしまいました。

レベッカとマーティンは地下室にあった暖炉に火を点け、道具入れからブラックライトを見つけたので地下を見て回ります。
すると、壁にブラックライトで光る文字(恐らく血文字)を発見しました。
壁には『病院と同じだ 暗闇の中に閉じ込められている みんな私からソフィーを取り上げようとする お父さんと同じ ダイアナを忘れてる』などと書かれていました。


(壁に現れた文字 引用:http://behindthelensonline.net

その直後にレベッカはダイアナに襲われ、暖炉の火も消されてしまいピンチに陥ったとき、ブレットが警察を連れて戻ってきてくれました。
レベッカとマーティンは警察官2人に助けられますが、警察官2人はダイアナに殺されてしまいました。

レベッカはダイアナの発言から、レベッカの父親は失踪したのではなくダイアナに殺されていたことを知りショックを受けます。
ダイアナがレベッカに襲い掛かろうとした時、ソフィーが警察の拳銃を拾って自殺しました。
ソフィーの死と同時にダイアナも消滅し、同時に停電が復旧しました。
ダイアナはソフィーにとり憑いて運命共同体のようになっていたのです。

レベッカはブレットに感謝し、真剣交際を始めることにします。
マーティンはソフィーが死んだショックで呆然としています。
3人がいた救急車の中の明かりが不自然に点滅しました。




解説や考察、感想など

よく喋る珍しいタイプのクリーチャーで新鮮でした。
ダイアナが何者なのかなど考えます!

ダイアナの正体について


(引用:https://comicvine.gamespot.com

ダイアナは人の頭に入りこむことができるという特殊能力を持っていたことから、彼女が光の実験で消えた後は、元々入りこんでいたソフィーの頭の中が唯一のダイアナのこの世との繋がりだったと思われます

また、「ソフィーが元気だとダイアナは現れなかった」点と、入院当時にダイアナが「ソフィーを弱らせるために傷つけた」旨の発言をしていたことから、ダイアナは病んでいる人間の心の闇に入り込むという形でしか存在できない特徴があるようです。

レベッカがブラックライトで地下を見回ったときに現れたダイアナの血文字についてです。
病院と同じだ 暗闇の中に閉じ込められている 私からソフィーを皆で取り上げようとする お父さんと同じ ダイアナを忘れてる
と書いてありました。
これは、ダイアナが生前も死後も暗闇の中でしか生きられない悲しみや、死んでもなお大好きなソフィーと引き離される恨みが書かれたものです。

ダイアナを忘れてる』は、恐らくソフィーがダイアナを忘れて元気に生きようとしているのが許せない ということなのかなと思います。

なんとなく、ダイアナの分析をしていて貞子を連想しました。
ダイアナが生きていた時の写真の雰囲気も貞子そっくりなので、もしかしたら貞子はダイアナのキャラクター作りの参考にされていたかもしれません。

 

ラスト考察:ダイアナは消えてない?

ソフィーが死んだと同時にダイアナも消滅しますが、その後でレベッカ、ブレット、マーティンが乗っていた救急車の明かりが点滅します。
この点滅は、恐らくまだダイアナが滅んでいないことを表す伏線です。
ダイアナは『心の闇』に棲みつくので、ソフィーが死ぬ直前に3人のうちの誰かにとりついたのだと思われます。
立て続けに両親を失ったマーティンが狙われやすいのではないかと予想しています。

 

その他感想!

ぐろいシーンが無いのでグロ苦手な方でも見れます。

レベッカの年齢はたしか十代後半の設定でしたが、どう頑張ってもアラサーに見えると思ったらテリーサ・パーマーは本作の撮影時は30歳だったみたいです。

作品中で詳しい年齢は語られていませんが、レベッカの趣味やファッションは若い女性ということを意識させるための演出だったんじゃないかな~と思ってます。
マーティンの父親ポールの会社の従業員として出演していてエスター役のロッタ・ロステンは、本作の監督サンドバーグ氏の妻だそうです。
その他、彼が監督しているその他のショートフィルム等にもほぼ常連で出演しています。

その他個人的な感想としては、あれだけ暗闇を怖がっているマーティンの部屋に、はじめから部屋の電気がなく間接照明だけだったのがとても気になりました。
恐怖心を煽るための演出にしか見えなかったので、残念。
あと、欲を言えばもう少し入院中のソフィーとダイアナの交流とか、ダイアナが生前どんな生活をしていたのか、など知りたかったです。

以上です!読んで頂きありがとうございました。
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