映画『ライト/オフ』のあらすじ紹介、解説、考察をしています!
「怖すぎる」と話題になったショートホラームービーを映画化した作品。
「ダイアナの正体」「壁の文字の意味」「ラストの光点滅の意味」などについて書いてます。
鑑賞済みの方のための解説記事です。まだ見ていない方はネタバレにご注意ください。
制作年:2016年
本編時間:81分
制作国:アメリカ
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
脚本:エリック・ハイセラー
制作:ジェームズ・ワン
原作:ショートフィルム『LIGHTS OUT』
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※このページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
キャスト&キャラクター紹介
© 2017 Warner Bros. Japan LLC All rights reserved.
レベッカ…テリーサ・パーマー
少女時代…アミア・ミラー
ロサンゼルスに住む10代後半の女子。
年の離れた異父弟のマーティンがおり、レベッカの父親は彼女が10歳のころに失踪している。
母ソフィーと関係が悪く、家で起きる不気味な現象もあって16歳で実家を出ている。
友達以上恋人未満の関係になって8か月以上になるブレットに日々求愛されているが、心を開かず1人になりたがる。
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マーティン…ガブリエル・ベイトマン
ソフィーとポールの子。10歳位。レベッカとは異父姉弟。
母ソフィーの独り言や、家で人の気配がするのを怖がって家で眠れなくなっている。
(引用:https://www.filmink.com.au)
ソフィー・ロイド…マリア・ベロ
少女時代…エミリー・アリン・リンド
メンヘラ臭ただようレベッカとマーティンの母親。
少女時代にうつ病で入院していた時期がある。
レベッカの父が失踪したあと、マーティンの父ポールと結婚する。
レベッカとは喧嘩中で今だに和解できていない。
暗闇で独り言を言っては「ダイアナと喋っていた」と言うが、マーティンはダイアナの姿を見たことがない。
© 2017 Warner Bros. Japan LLC All rights reserved.
ダイアナ…アリシア・ヴェラ=ベイリー
少女時代…エヴァ・カントレル
ソフィーが『友人』と語る謎の存在。
ソフィーが幼少時代に入院していたときに出会ったという、不思議な力を持つ女。
(引用:https://twitter.com)
ブレット…アレクサンダー・ディペルシア
レベッカの『友達以上恋人未満』のバンドマン。
レベッカにボーイフレンドとして認められようと努力するが、彼女の自宅に泊まることはおろか私物すら置かせてもらえず悩んでいる。
・その他のキャスト
ポール(マーティンの父)…ビリー・バーク
エスター(ポールの秘書)…ロッタ・ロステン
エマ…アンディ・オショー
ブライアン(警察官)…ローランドー・ボイス
ゴメス(警察官)…マリア・ラッセル ほか
あらすじ紹介
あらすじ①:謎の化け物ダイアナ
(引用:https://hiddenremote.com)
アメリカのロサンゼルスでポールという男性が『暗闇だけに現れる謎の女』に襲われて死亡しました。
ポールの妻ソフィー(マリア・ベロ)と小学生の息子マーティン(ガブリエル・ベイトマン)は、突然の出来事に戸惑うばかりです。
事件から数後日。1人暮らし中のソフィーの娘レベッカ(テリーサ・パーマー)に、児童福祉局から連絡が入りました。
福祉局は「マーティンが最近学校で寝てばかりで心配だから保護者と話したいが、母親と連絡が取れないのであなたと話したい」と言います。
レベッカとマーティンの母ソフィーは心の病気で、レベッカはソフィーの真剣に治療しようとしない態度にも腹が立って家を出ています。
レベッカはすぐ学校に行き、数年振りにマーティンと再会しました。
マーティンは「家が怖くて寝れない 帰りたくない」と言いますが、レベッカはなだめて家まで送ります。
実家に行くと、ソフィーは家にいましたが、レベッカが話そうとしても上の空で、処方薬も飲んでいませんでした。
腹が立ったレベッカは「薬をちゃんと飲むまでマーティンは預かる」と告げ、泣いて嫌がるソフィーを無視してマーティンをレベッカのアパートに連れて行きました。
その日の夜。レベッカの部屋で何かを引っかくような音や謎の女の影が現れますが、部屋の電気をつけると女はすぐに消えました。
翌朝。ソフィーから通報を受けた児童福祉局が現れて、マーティンは強制的に連れ戻されてしまいます。
その後、レベッカは昨夜、女がカリカリしていた辺りの床に『ダイアナ』と文字が彫られていることに気付きました。
この『ダイアナ』は、レベッカが実家を出ることにした理由の1つでもありました。
『ダイアナ』が気になったレベッカは、手がかりを探るためにボーイフレンドのブレットと一緒に実家を調べることにしました。
あらすじ②:ダイアナとソフィーの関係
レベッカとブラットはソフィーが外出している隙に家に上がり込み、ポールの部屋で2人の少女の写真を見付けました。
写真の裏には『ソフィーとダイアナ マルベリー・ヒル病院』と書かれています。
ダイアナらしき少女は傘を差していて顔は見えないものの、明らかに異様な雰囲気です。
さらに、本棚からダイアナに関する音声データと当時の新聞記事を発見しました。
音声データは1984年10月のもので、ダイアナは特殊な先天性の皮膚疾患により光に当たると焼けてしまうため光を怖がることや、性格は問題が多く暴力的で、ソフィーに異常な執着があると医師による分析が吹き込まれていました。
さらに、看護師の『なぜソフィーを殴るの?』という質問に対し、ダイアナが『回復していたから』と答える音声が残されていました。
新聞記事には、医師らが試験的にダイアナに『光療法』が施した結果、彼女が『診察台の上から消滅した』と不思議な内容が書かれていました。
実験でダイアナが消えたのは、ソフィーとダイアナが出会った翌年でした。
この後、レベッカは突然暗闇に現れたダイアナに襲われます。
「ソフィーは離さない!」という声が響いた直後、レベッカはダイアナに思い切り髪の毛を掴まれました。
そこにブレットが助けにきてくれて、レベッカはダイアナの資料を持って家を飛び出しました。
その日の夜。ソフィーとマーティンは仲良く映画を見ていましたが、しばらくするとソフィーは部屋の電気を全部消してしまいます。
怯えるマーティンに、ソフィーは「私にはダイアナという特別な友達がいる。彼女は光を怖がるから、もう明かりを点けないで欲しい」と言います。
マーティンはすぐ近くにダイアナがいることに気付き、恐怖で家を飛び出しました。
あらすじ③:ソフィーの救助
マーティンはレベッカのアパートに逃げ込みました。
レベッカはマーティンと一緒にダイアナの資料を見てみると、ダイアナは13歳の時に施錠された地下室で発見され、彼女の父親は自殺していました。
ダイアナは皮膚病で周囲から不気味がられていた上に『人の頭に入り込み、性格を変えてしまう』という超能力を持っていて、当時は陰で『悪魔の子』と恐れられていたようです。
資料を読んだレベッカとマーティンは、ダイアナはすでに死んでいて、悪霊のようにソフィーに憑りついているのではないかと推理しました。
マーティンの父ポールは、恐らくダイアナをソフィーから引き離そうとして殺されたのです。
また、ソフィーが元気になるとダイアナが姿を見せなくなる傾向から、ソフィーの心の病気の原因もダイアナではないかと判断しました。
その日の夜、マーティンがダイアナに襲われて怪我をしました。
ダイアナを倒すしかないと考えたレベッカとマーティンは、ブレットと3人でソフィーの家に行くことにしました。
(ダイアナに襲われた直後のレベッカとマーティン 引用:https://radio.wosu.org)
ソフィーの家に着いたレベッカは、さっそくソフィーにダイアナと決別するように説得しますが、ソフィーは自室にこもってしまいました。
今夜はひとまず泊まることにした3人は、ダイアナ対策として家中の電気のスイッチをオンの状態で固定したり、懐中電灯を各所に配置するなどします。
このときレベッカは、怪奇現象にも逃げ出さず懸命に守ってくれようとするブレットに心打たれました。
その後レベッカは、泣きはらした顔のソフィーからこっそりメモを渡されました。
その紙には『助けて』と書かれています。
ソフィーはダイアナに監視・束縛され続けていて、ずっと離れたくても離れられなかったのだとわかりました。
結末と考察は次のページです!
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